岸和郎が自身の書籍『重奏する建築 文化/歴史/自然のかなたに建築を想う』について語っている動画です。
建築的知性をアーカイブする書き下ろしの建築書シリーズ、 「TOTO建築叢書」の第2弾、『重奏する建築』が9月24日に刊行されます。 世界の構造、価値観が根底からゆらいでいる現在において、 いまなお「建築的価値」を語ることは可能か……? こうした重いテーマを引き受けた建築家・岸和郎氏は、 混沌とした世界にあって唯一信じられる「自分の肉体が感じたこと」を手がかりに あえて”私的”な観点から、歴史、都市、自然、そして建築を語ります。 さらに、そうした世界の私的な読み解きが、自身の建築設計にどう反映されたのか、 赤裸々なまでに明らかにされます。 一般論ではない、岸氏の肉体化した言葉からあぶりだされる「建築」とは……? 建築に関わりをもち続けることの喜び、そして悦楽を教えてくれる一冊です。