永山祐子 / 永山祐子建築設計による千葉・八千代の店舗兼住宅「勝田台のいえ」
写真家・安村崇の展覧会が東京・東神田のgallery αMで開催中

写真家・安村崇の展覧会が東京・東神田のgallery αMで開催されています

写真家・安村崇の展覧会が東京・東神田のgallery αMで開催されています。会期は、2014年2月1日まで。

安村崇は、既成概念を切断することを促すような写真作品をわれわれに提示してきた。例えば「日常らしさ」という作品シリーズでは、一見、さりげない日常的な光景が写し出されている。同シリーズの「キンチョール」(2004)という作品は、衣装ダンスの上にその殺虫剤が置かれた光景を撮影した作品である。その光景は日常的な光景として実見する可能性はあるだろう。そのような意味では意外性は無いのかもしれない、と思わせる。しかしながら、大判カメラで克明に写し出される対象となることは、少なくともこれまで無かったであろう。その作品を純粋造形的な観点から見れば、室内のオーカー色の背景やタンスのブラウン色と対照的にタイトルとされた殺虫剤の人工的な白・赤・青の対比は見事に鮮やかに構成されている。とは言え、その批判的観点の欠如したかのように見える色彩の組合せが示しているのは、この日本という国の平均的な人々の暮らしの無秩序な状況を具現化するかのよう表したものであるのだろう、等と当初は考えた。しかしながら、例えば、安村がカラー写真を手掛けるきっかけとなった1970年代のアメリカでカラー写真の時代を作り出したウィリアム・エグルストンによる透明感を持った明るい調子の作品は、アメリカ南部独特の日常的な光景を鮮やかに表し出したものであることに対して、安村の作品が、同様に21世紀初頭の日本の日常的な光景を体現しているのかと問われた際に、首肯することは難しいだろう。もちろん、安村自身、そのような不確実とも言えるような表現に為っていることに対して自覚的であることは、「日常らしさ」というシリーズ名に示されているだろう。その語尾は、〜の様子である、〜の感じがする、というニュアンスを含んでいる。要するに、安村は、典型的な日本の日常的光景を体現しているかのような振りをしながら、アメリカのコンテンポラリー・フォトグラフの系譜を意識し、さらには自らの美意識のようなものを体現しているのである。

末光弘和+末光陽子 / SUEP.による東京・世田谷の住宅「光壺の家」の写真 五十嵐太郎・藤村龍至・天内大樹の鼎談「“1995”以降の都市・建築を俯瞰する」 ザハ・ハディド事務所でのBIMの活用事例を紹介しているレポート記事

ザハ・ハディド事務所でのBIMの活用事例を紹介しているレポート記事がken-platzに掲載されています

ザハ・ハディド事務所でのBIMの活用事例を紹介しているレポート記事がken-platzに掲載されています。記事の執筆はザハ・ハディド事務所のスタッフが担当しているようです。

シェアハウスに新種続々、水まわり専有や超大型など(ken-platz) コリンズ・アンド・ターナーによるオーストラリア・シドニーのユースセンター「Waterloo Youth Center」の写真

コリンズ・アンド・ターナーによるオーストラリア・シドニーのユースセンター「Waterloo Youth Center」の写真がarchdailyに掲載されています

コリンズ・アンド・ターナーが設計したオーストラリア・シドニーのユースセンター「Waterloo Youth Center」の写真が27枚、archdailyに掲載されています。

パトリック・ブランに、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計の「ペレス・アート・ミュージアム・マイアミ」での植栽について聞いているインタビュー動画

パトリック・ブランに、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計の「ペレス・アート・ミュージアム・マイアミ」での植栽について聞いているインタビュー動画がdezeenに掲載されています

パトリック・ブランに、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計の「ペレス・アート・ミュージアム・マイアミ」での植栽について聞いているインタビュー動画がdezeenに掲載されています。

ビャルケ・インゲルス(BIG)のスタジオや進行中のプロジェクトの模型写真など ザハ・ハディドによる北京のオフィス・店舗の複合施設「wangjing SOHO」の外観写真

ザハ・ハディドによる北京のオフィス・店舗の複合施設「wangjing SOHO」の外観写真がdesignboomに掲載されています

ザハ・ハディドが設計して建設が進められている北京のオフィス・店舗の複合施設「wangjing SOHO」の外観写真が16枚、designboomに掲載されています。

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