西田庸平+ヤン・クウォン・ティン・トミー / YNYによる、神奈川の「川崎のリノベーション」です。
広いLDKのある住まいが欲しい、それがクライアント夫婦からの要望だった。奥様は自宅で子供達のために英語教室を開いている。そこで、私たちは可動間仕切りとして機能する「大きな扉」を提案した。
0度(閉じた)の状態は日常での大きな扉の位置で、空間を広いLDKと物置に分ける。
90度回転させると広いLDKは二等分され、英語教室とダイニングキッチンとなる。つまりプライベートとセミパブリックな空間に分かれる。
150度回転させると庭とつながるサンルームとLDKとなる。旦那様がリビングでゆったりとくつろいでいても、奥様はサンルームで作業に集中することができる。
大きな扉の回転角度を変えることで、クライアントのさまざまな生活シーンに合わせて空間を変形させることができる。