松尾宙+松尾由希 / アンブレ・アーキテクツによる、福井・鯖江の、事務所+納屋「鯖江の軸組」
松尾宙+松尾由希 / アンブレ・アーキテクツによる、福井・鯖江の、事務所+納屋「鯖江の軸組」 photo©鈴木研一

松尾宙+松尾由希 / アンブレ・アーキテクツが設計した、福井・鯖江の、事務所+納屋「鯖江の軸組」です。

神奈川県と福井県鯖江市に拠点がある企業のサテライトオフィス+宿泊室+納屋の計画。年間の1/3程度の期間、神奈川よりスタッフが鯖江に赴き、1週間程度宿泊しながら業務を行う。本計画では、左記の機能の他、スタッフが使用しない期間の施設利用の検討、将来的な住宅利用への対応、多雪地域であることから、雪下ろしの必要ない無落雪型の建物とすることが求められた。周辺は北陸地方特有の切り妻屋根の木造民家が多く建ち並び、昔ながらの町並みを色濃く残す地域である。無落雪屋根はRCの陸屋根とすることが容易であるが、上記の町並みの中では好ましくないと判断し、木造切り妻屋根を踏襲して無落雪屋根を実現することとした。結果として現れた木造軸組みの骨格は、様々な使い方を許容できる力強くおおらかな空間を内外に創り出している。

藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」
藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」 photo©Takashi Kato

 
藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」が、ensembleに掲載されています

藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」が、ensembleに掲載されています。写真とテキストは、デザインジャーナリストの加藤孝司です。

近年都市はさまざまな問題を抱えている。交通問題、環境問題はいうに及ばす、高齢化問題、福祉問題、都市の過密化とスポンジ化などその問題は多岐に渡る。
建築家藤村龍至氏と出会ったのは10年程前。スクラップアンドビルドを絶え間なく繰り返し、懐かしい風景が消えていく東京という街に生まれて、風景をつくる建築家という存在について思いを巡らせていた時だった。
建築から都市へ、そして再び建築へと向かっているようにみえる藤村さんの活動は、この10年でさらにフィールドを大きく拡張している。批判的工学主義からAIにおける設計まで、藤村龍至氏の現在について話をうかがった。

ムトカによる、東京・恵比寿のギャラリー「Arts and Creative Mind Gallery」が明日オープン

村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所が設計した、東京・恵比寿のギャラリー「Arts and Creative Mind Gallery」が明日(2018/8/30)オープンするそうです。こちらのクライアントのブログにも写真が3枚掲載されています
場所はこちら(Googleマップ)

ムトカ建築事務所にて設計監理を行いました「Arts and Creative Mind Gallery」が8/30に恵比寿にオープンします。本ギャラリーはアウトサイダーアートを取り扱う小さなコマーシャルギャラリーです。福祉の世界から一歩踏み出して、彼らの作品がアートとしてきちんと評価されるような場所をつくりたいというクライアントの思いを形にしました。恵比寿駅から徒歩3分ととても行きやすい場所です。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-4-11-1F

開廊日時:水-日・祝 12:00~19:00

佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」
佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」 photo©studioCIRCLE

佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」です。

奈良県の近鉄生駒駅から徒歩数分にある既存建物を改修したプロジェクトである。
クライアントは、生駒市内で美容室を経営しており、生まれ育った生駒のまちを盛り上げたいという思いから、コーヒーとコッペパンの店を新規事業としてスタートさせた。

既存建物は、2階部分に連続するアーチのある外観が特徴的な建物で、周辺には市役所・保育園・病院などがある比較的に人通りの多い場所にあり、2~3階建ての住居や店舗が建ち並ぶ中に建っている。

アーチのような意匠は、場所・様式・時代など様々なことを連想しやすいものであるが、この地域に突然現れたものだろう。長年存在し続けたアーチは、この地域に根付き、ある種のランドマークにさえなっているように見えた。そこで、今回の改修では、この「アーチ」を生かす方法を選択した。

「日本人率いる建築事務所チーム、スイスの空港改装プロジェクトで優勝」(swissinfo)

「日本人率いる建築事務所チーム、スイスの空港改装プロジェクトで優勝」という記事が、swissinfoに掲載されています。

『人気インスタグラマー「建築の正面写真」撮影の裏側』(Swissinfo) ネリ&フーへの、日本語で読めるインタビュー記事「装飾も空間にまつわるストーリーの一部」

ネリ&フーへの、日本語で読めるインタビュー記事「装飾も空間にまつわるストーリーの一部」がhouzzに掲載されています。

村野藤吾による、福岡・北九州市の「八幡市民会館」が保存されることに 元木大輔 / DDAAによる、テーブルウェア「Stacking Pots」
元木大輔 / DDAAによる、テーブルウェア「Stacking Pots」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、テーブルウェア「Stacking Pots」 photo©長谷川健太
元木大輔 / DDAAによる、テーブルウェア「Stacking Pots」 photo©長谷川健太

元木大輔 / DDAAがデザインした、テーブルウェア「Stacking Pots」です。

適当さを楽しむかたち
ふつう、テーブルウェアのスタッキングは大きい器の上に小さな器が重ねられる。つまり整理整頓というコンセプトに基づいた行為だ。それは機能的だし良いと思うのだけど、適当にスタッキングしても大丈夫な「途中の状態」を楽しむ形を作ることができないだろうか。適当さや雑さ、というものをデザインの問題として扱うことで、完成した後もデザインやモノのかたちによって、人の生活に少しだけ良い影響をあたえたりできないだろうか。ピシッとキマった状況だけが「正しいふるまい」ではなく、もう少し適当さを許容できるようなデザインのあり方を考えてみたい。
この器は、○△□をモチーフにした壺をちょうど中心の水平ラインでカットした形をしている。それぞれの器のへりは同じ直径になっているので、適当に使った順番のままコケシやトーテムポールのようなかたちにスタッキングすることができる。「正しい順番」というものはなく、どんな組み合わせでもスタッキングすることができる。きれいに片付けるだけではない整理の方法によって、テーブルの上の雰囲気を日替わりで楽しめたり、片付け方そのものを考えるきっかけになるといいと思う。

建築家のケリー・ヒルが亡くなりました SDレビュー2018の入選作品の画像と、入選者のプロフィール

SDレビュー2018の入選作品の画像と、入選者のプロフィールが公式サイトに掲載されています。また、東京と京都で展覧会も企画されています。日程等の詳細はこちらでどうぞ

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