髙木貴間建築設計事務所による、北海道の既存農家を改修した「富良野の異形屋根」と論考「北海道民家のマニエリスム」
髙木貴間建築設計事務所による、北海道の既存農家を改修した「富良野の異形屋根」と論考「北海道民家のマニエリスム」 photo©Ikuya Sasaki

髙木貴間建築設計事務所による、北海道の既存農家を改修した「富良野の異形屋根」です。

1974年に建てられ、2度の増改築を経て現在の形となった住宅を二世帯にリノベーションする計画である。異形屋根と称するこのような住宅は、北海道では馴染み深いが美しいとも言い難く、道外では見たことがない。ともすればバナキュラーでアノニマスなデザインであるようにも思えた。

北海道近代民家史を簡単に振り返ると1950−60年代に三角屋根(※1)の様式が確立し、後を受けた異形屋根(※2)の時代は60年代から10年ほど続いた。異形屋根様式は様々な視点から分類可能であるが、様式変化の理由について調べると肝心の動機がわからない。

建築家によるテキストより
宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「よもぎ台の家」
宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「よもぎ台の家」外観 正面。 photo©Benhosking

宇野友明が設計した、愛知・名古屋市の住宅「よもぎ台の家」です。

施主は壮年期を迎える単身者の男性です。将来の結婚を見据えて予算計画を立て、土地探しから始まりました。紆余曲折ありながら途中中断もありながら、結局、土地が決まるまでに1年ほどかかりました。敷地は名古屋市中心部から車で東に20分ほど行った閑静な住宅です。間口は8m、奥行きは28mほどの細長い敷地で奥が1mほど上がった緩やかな傾斜地でした。施主の印象から丹精で気品のあるものにしようということは決めていました。しかし、それが具体的にどういうものかはなかなか答えを見つけられませんでした。結局、日本建築の中でも土着的な民家というより社殿にヒントを得て計画を進めました。細い柱、梁の中にすべての要素を組み入れて破綻なく合理的に納めることには大変 苦労しました。

建築家によるテキストより

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