加瀬谷章紀+綱川大介 / I.R.A.が設計した、千葉・柏市の、専用住宅・ダンススタジオ「静と動」です。
新興住宅地に建つ、夫婦2人の為の住宅である。
施主はダンススタジオを営み、個人レッスンが出来るスタジオと専用住宅、そしてプライベートな庭を強いて要望していた。ダンススタジオと住居といった多様なコンテクストは、建築を構成する上で多くのプログラムを必要とすること、機能的、導線的な面を考慮すると建築そのものを、あるいは空間自体を分離することが考えられるが、限られた敷地やコスト面からのボリューム制限から、それぞれが対ではなく、同一建築物内に計画することが求められる。
両機能それぞれのプライベートとパブリック、つまり静と動の起点は同一となりえるが、両空間の状態が変化する過程は全く違う環境であることに注目し、お互いに円を描き、交じり合う様な導線計画と共に、その過程としてのプログラムを順に配置した。