永山祐子建築設計が入居している杉並区のオフィスを、居抜きでの借主を募集しています。2020年6月末までに契約を締結できる方に限るようです。写真なども紹介されています。
※タイトルが誤認しやすいとの指摘を頂き修正しました
ご紹介するのは4Fにある一室で、現在は著名な建築家、永山祐子氏のオフィスとして使われている空間。ぐるっとガラスで囲われる円弧の間取りと、抜群の眺望という、元々のポテンシャルも高い作りだが、その空間をさらにうまく使いこなしていた。空間からその先の景色への意識も高めるように、入り口の方から外に向かって走る家具のレイアウトや、目線の流れと合わせた蛍光灯の配置。家具も低く抑えられ、打ち合わせスペースもガラスで仕切ることで、空間の抜けの良さを損なわれていない。色のトーンを家具と天井を揃えることで、全体の気配を繋げており、外の景観と空間の特性を最大限に生かしたプランニングだと感じた。北向きの窓なので、日中もカーテンなどで閉じる必要もなく、常にこの開放的な風景を眺めながら仕事は気持ち良いだろう。夕方には遠くの地平線に沈む夕日がとても美しく、昼夜問わず、ずっといても飽きない居心地のいい空間だった。