創造系不動産による、建築家住宅の中古流通市場の改革を目標とする不動産サイト「建築家住宅手帖」がオープン
創造系不動産による、建築家住宅の中古流通市場の改革を目標とする不動産サイト「建築家住宅手帖」がオープンウェブサイトのトップページ。

創造系不動産による、建築家住宅の中古流通市場を改革を目標とする不動産サイト「建築家住宅手帖」がオープンしています。募集中の建築家住宅の写真などが、一般的な不動産サイトとは異なる視点のもので紹介されています。本サイトは、クラウドファウンディングで資金が募られ、目標額を越える340万円の支援を受け完成したサイトです。その目標とはこちらのページに詳しく記載されています。簡潔に言えば不動産流通市場における建築家設計の住宅の価値を広く認知してもらい、それを高めることを目標としているようです。また、現状は取材記事の掲載のみですが、今後はこのサイトを通して売却・賃貸出来る物件が増えていく予定との事。

建築家住宅をもっと身近に。〜めぐる、であう、つなぐ〜

人のライフスタイルは、多種多様です。しかし、その舞台となる住宅建築は、まだまだ画一的ではないでしょうか。
オーダーメイドの家づくりは、贅沢に思われ、選択肢にさえあがらないこともあるようです。しかし、建築家と一緒に自分に合った住宅を建てて住んでいる人たちもたくさんいます。

「建築家住宅手帖」は、建築家によって生み出された住宅を専門に扱う不動産サイトです。
これからはより多くの方が、建築家設計のこだわりの家に住む事ができるようになります。

「建築家住宅手帖」は、そんな「誰かのために建てられた家を、別の誰かが住み継ないでいく世界」を実現するために、取材を通じて、その住宅の価値を様々な観点からお伝えするメディアでもあります。

私たちは元々、建築の設計者でした。だからこそ、今の不動産市場で埋もれてしまっている建築家住宅の価値に、気付く事ができます。
その価値を、次の住まい手に丁寧に届ける。良質なものを活かし、残す。気持ちいい空間の中に住む。それは何物にも代えがたい、豊かさです。

建築家住宅がもっと身近になることで、自分に合う空間に住まう豊かさを感じて頂きたい。
それが私たちの想いです。

妹島和世が出演するドキュメンタリー「建築と時間と妹島和世」の予告動画と追加イメージが公開。ホンマタカシが監督・撮影を務めたもの

妹島和世が出演するドキュメンタリー「建築と時間と妹島和世」の予告動画と追加イメージが公開されました。本作は、ホンマタカシが監督・撮影を務めたもので、妹島和世建築設計事務所が2018年に完成させた「大阪芸術大学 アートサイエンス学科棟」の完成までに密着したドキュメンタリー映像です。2020年10月に渋谷のユーロスペースでロードショー。同建築はアーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介しています。

大阪芸術大学アートサイエンス学科。
アートとサイエンスとテクノロジーを柔軟に連携させて、
これまでになかった研究と教育を行う新校舎に、
妹島和世が込めた思いは「公園のような建物」。

妹島和世。
金沢21世紀美術館やルーブル美術館ランス別館などを手がけ、
建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を受賞した建築家。
彼女は新校舎の設計・建築にあたり大切にしたことを3つ挙げている。
一つは、建物が立つ「丘」に合せた外観であること。
それは周辺の環境と美しく調和する、有機的なフォルムを導き出した。
さらに、建物が「開かれている」こと。
様々な方向からの出入りでき、様々な方向への視界が確保できるような、
内と外との自然なつながりを実現した。
そして、そこが人々の「交流の場」となること。
まさに、誰もが立ち寄れる、見晴らしのいい丘の上の「公園」である。

その構想から完成までの、3年6か月という時間を追ったドキュメンタリー。
一人の建築家の一つの建築に向き合う姿を鮮明に描き出している。
監督・撮影は、ル・コルビジェ、丹下健三など
数々の建築物を撮影してきた写真家 ホンマタカシ。
90年代に妹島と出会い、それ以来妹島建築を撮影してきた。
その彼の映像の力が、妹島の作品を通して「もう一つの作品」を作りあげた。

【引用元サイト名】

以下は、新しく公開された、ホンマタカシによる写真。

今津康夫 / ninkipen!による、大阪市のベーカリー「panscape 大阪靱公園店」
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市のベーカリー「panscape 大阪靱公園店」 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市のベーカリー「panscape 大阪靱公園店」 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市のベーカリー「panscape 大阪靱公園店」 photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!が設計した、大阪市のベーカリー「panscape 大阪靱公園店」です。店舗の場所はこちら(Google Map)

京都に本店を構えるベーカリーの大阪店である。

キヨスクのような3坪の店内からは、サンドウィッチとコーヒーが提供され、併設されたカリモクのショールームの一部をイートインスペースとして使用出来る。

外観は既存のアルミサッシをオークと真鍮の枠に置き換え、ピクチャーウィンドウとして厨房の風景を印象的に開放し、街との連続を図った。受け渡しカウンターはショールーム側に設け、ビル全体を覆うアルミダイキャストの立体的なファサードと呼応するように、オークとステンレスを組み合わせた多角形のガラスフレームで構成している。

建築ではあるが、家具のように思わず触ってみたくなるような解像度で描きたかった。パンと家具と手触りが連続した店になることを願っている。

建築家によるテキストより

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