デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介

26,858.60 デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介

デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介 photo©Simon Menges
デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介 photo©Simon Menges
デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介 photo©Simon Menges
デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介 photo©Simon Menges

デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」です。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介します。また、別の写真家による写真も2021年1月の工事完了時の記事で閲覧可能です。

こちらは、建築家によるテキストの翻訳

ベルリンの新国立美術館は、20世紀の建築の象徴です。1963年から1968年にかけて計画・建設された鉄とガラスでできたこの建物は、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエがアメリカに移住した後、ヨーロッパで設計した唯一の建築物です。

約50年に渡って使用されてきたこの建物は、全面的な改修が必要でした。既存の建物は、オリジナルの外観を損なうことなく、現在の技術水準に合わせて改修・アップグレードされています。機能的・技術的なアップグレードには、空調設備、人工照明、セキュリティ、クロークやカフェ、ミュージアムショップなどの来場者用施設のほか、障がい者用アクセスや美術品の取り扱いの改善などが含まれます。

鉄筋コンクリートの骨組みを大規模に修復し、技術的な建物サービスを完全に更新する必要があったため、綿密な調査が必要となりました。骨組みの構造を明らかにするために、石材のクラッドやすべての室内備品など、約35,000のオリジナルの建物部品が解体されました。必要に応じて修正した後、元の位置に正確に取り付けられました。

このプロジェクトの複雑な計画プロセスの鍵となったのは、記念碑の保存と建物の現代的な博物館としての使用の適切なバランスを見つけることでした。このプロセスでは、オリジナルの組織への介入が避けられないため、オリジナルの物質をできる限り保存することと両立させなければなりませんでした。肝心の増築部分は、既存の建物のデザインには従属しているものの、現代的な要素として目立たないようになっています。この改修プロジェクトは、新しい解釈ではなく、インターナショナル・スタイルのこのランドマーク的な建物を尊重して修復しています。

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OSTR / 太田翔+武井良祐と村上郁による、既存建物を改修した設計者の自邸「毛馬の住宅」。写真家 大竹央祐による、改修前から竣工後までを一連の流れとして捉えた写真で紹介

3,011.26 OSTR / 太田翔+武井良祐と村上郁による、既存建物を改修した設計者の自邸「毛馬の住宅」。写真家 大竹央祐による、改修前から竣工後までを一連の流れとして捉えた写真で紹介

OSTR / 太田翔+武井良祐と村上郁による、既存建物を改修した設計者の自邸「毛馬の住宅」。写真家 大竹央祐による、改修前から竣工後までを一連の流れとして捉えた写真で紹介 photo©大竹央祐
OSTR / 太田翔+武井良祐と村上郁による、既存建物を改修した設計者の自邸「毛馬の住宅」。写真家 大竹央祐による、改修前から竣工後までを一連の流れとして捉えた写真で紹介 photo©大竹央祐
OSTR / 太田翔+武井良祐と村上郁による、既存建物を改修した設計者の自邸「毛馬の住宅」。写真家 大竹央祐による、改修前から竣工後までを一連の流れとして捉えた写真で紹介 photo©大竹央祐

OSTR / 太田翔+武井良祐と村上郁が設計した、大阪市の、既存建物を改修した設計者の自邸「毛馬の住宅」です。写真家の大竹央祐が撮り下ろした、建築の改修前から竣工後までを一連の流れとして捉えた写真で紹介します。

建築家によるテキストより

様々な環境がひとつながりとなった空間の中で、日々考え、選択しながら住まう住居としました。

両隣と壁を共有しているため1階がとても暗く、50㎡程度しかない長屋に対して、床にいくつもの孔をあけ、立体的な広がりをつくっています。一部床が必要な箇所もルーバーにすることで面積と明るさを確保しています。
北側のファサードは、人通りが比較的少ない私道を内部まで引き込むような形で新たに大きな開口を設けました。小さな住宅ですが、住まい手の領域をまちにまで拡大するような感覚をつくりだしています。

全てを更新するのでも、 0か100で手を入れるのでもなく、既存と新たに手を加えたものがグラデーション上になるように検討していきました。既存の量産品クロス、ラワン合板、自分たちで施工したセラミックタイルや珪藻土、サイディングなど、いろいろな仕上げを試して小さいながらも情報量の多い空間とし、領域ごとの場所性を感じられる設えにしています。

建築家によるテキストより

写真家によるテキストより

この〈毛馬の住宅〉の設計者であり、施主でもある建築家の太田さん(OSTR)とは、彼が設計し運営している〈本庄西の現場〉というシェアオフィスで仕事場を共にしている。

その太田さんがこの物件を購入し改修をして住むというお話を伺ったとき、以前から建築が出来上がるまでの過程を見て建築について勉強したいと考えていたことに加え、工事中の現場風景に対して魅力を感じていたこともあり、建物の既存状態から竣工までの期間を通して撮影させてもらうことにした。

既存建物である長屋は丁寧に暮らされていた痕跡があり、照明のない空間に差し込む純粋な光は、どこか懐かしい当時の風景を感じさせた。
この風景がどのように変わっていくのか、その変化を撮っていくことで竣工時の撮影にどのような変化が起こるのか。

写真家によるテキストより
SANAAの設計で2022年末の完成を目指す、オーストラリアの、美術館の増築計画「シドニー・モダン・プロジェクト」。妹島と西沢のインタビュー動画も掲載

2,797.26 SANAAの設計で2022年末の完成を目指す、オーストラリアの、美術館の増築計画「シドニー・モダン・プロジェクト」。妹島と西沢のインタビュー動画も掲載

SANAAの設計で2022年末の完成を目指す、オーストラリアの、美術館の増築計画「シドニー・モダン・プロジェクト」。妹島と西沢のインタビュー動画も掲載Image of the Sydney Modern Project as produced by Kazuyo Sejima + Ryue Nishizawa / SANAA © Art Gallery of New South Wales, 2021
SANAAの設計で2022年末の完成を目指す、オーストラリアの、美術館の増築計画「シドニー・モダン・プロジェクト」。妹島と西沢のインタビュー動画も掲載Image of the Sydney Modern Project as produced by Kazuyo Sejima + Ryue Nishizawa / SANAA © Art Gallery of New South Wales, 2018
SANAAの設計で2022年末の完成を目指す、オーストラリアの、美術館の増築計画「シドニー・モダン・プロジェクト」。妹島と西沢のインタビュー動画も掲載Image of the Sydney Modern Project as produced by Kazuyo Sejima + Ryue Nishizawa / SANAA © Art Gallery of New South Wales, 2021

SANAAの設計で2022年末の完成を目指して建設が進められている、オーストラリア・シドニーの、ニューサウスウェールズ美術館の増築計画「シドニー・モダン・プロジェクト」です。妹島と西沢のインタビュー動画も掲載します。プロジェクトの公式サイトはこちら

こちらは、建築家によるステートメントの翻訳です

ニューサウスウェールズ美術館は、シドニーのドメインパークランドの緩やかな斜面に位置し、王立植物園に隣接してシドニー湾を見渡せる素晴らしい場所にあります。アートギャラリーは、過去100年の間に徐々に成長し、多様化するアートコレクションに対応するために、何度も増築を重ねてきました。シドニー・モダン・プロジェクトは、既存のギャラリーの建物の北側、いくつかの重要な経路が交差する場所に、独立した新しい建物を建設します。歩行者はこの場所を通って街を行き来し、車は眼下の高速道路を走っています。

敷地内の地形は多様です。港からアートギャラリーロードまでは20メートルほどの高さがあり、そこにギャラリーの正面玄関があります。ギャラリーに隣接しているのは、ギャラリーとボタニック・ガーデンをつなぐ陸橋、敷地の最下層には、第二次世界大戦中に使用されていた2つの廃油タンクがあります。これらのタンク、道路、そして陸橋は、すべてシドニーの歴史の一部です。

新しい建物は、様々なサイズのパヴィリオンとギャラリーのボリュームで構成されており、これらの要素を軽やかに乗り越えています。低い屋根は、既存の重要な樹木、視線、そして敷地の輪郭を維持するために、この地形に沿って緩やかに変化しています。

既存のギャラリー棟と新しいギャラリー棟をつなぐのは、市民のための広場である「ウェルカムプラザ」です。この広場は、多くの活動が同時に展開できる大きなオープンスペースです。来場者や学校のグループが気軽に集まり、新しい人と出会い、ギャラリーを訪れる準備ができる空間をイメージしています。エントランスパヴィリオンの中からは、アトリウムを見下ろすことができ、その先にはアートやアクティビティ、ランドスケープが垣間見えます。

展示スペースは、建物のさまざまなレベルに広がっています。エントランス階には、アボリジニとトレス海峡諸島民のギャラリーがあり、既存の建物に面したガラス張りの壁と、港の景色が見える窓があります。最下層には、南側の石油タンクが保存されており、主要なアート作品を収めることができます。来場者は、敷地内をゆっくりと下っていき、港に近づいていきます。

中央の3つの屋根はアクセス可能で、テラスを繋ぎ、周囲を見渡せるようになっています。屋内外の回遊性は、既存の地形と共鳴する有機的な経路に沿っています。アートと敷地の地形、そして周囲の景観を融合させることで、シドニーならではのギャラリー体験を実現したいと考えています。

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