奥和田健建築設計事務所が設計した、兵庫・川西市の住宅「さかのさんのいえ」です。
兵庫県東部の私鉄の駅「川西能勢口」から少し北へ上がった住宅地に「さかのさん」は敷地を購入された。 家族5人が集まり暮らす住宅をつくること、それが主たる目的であった。
設計中、さかのさん家族と食事など様々な時間を共にしていると、親子5人が仲良く、個々の状況を家族で共有しながら問題を解決し、生活を楽しまれている様子が伺えた。この家族の為の住宅であれば、大きなワンルームの構成でも良いかと思えたが、お子さんが成長し、特に男女を認識する時期になると、幾分かのプライバシーは必要にも思い、隔たりなく暮らせる「回遊の場」と、少し個を感じられる「隔ての場」とを併せ持つことが「さかのさん」にとって良いのではと思い、住居を考えた。