妹島和世・藤本壮介・佐藤可士和が評価委員を務める、2025年日本国際博覧会の「迎賓館」「大催事場」「小催事場」の設計プロポが開催

妹島和世・藤本壮介佐藤可士和が評価委員を務める、2025年日本国際博覧会の「迎賓館」「大催事場」「小催事場」の設計プロポーザルが開催されます。

「迎賓館」、「大催事場」、「小催事場」の設計者を募集します

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場において主要な施設である、国内外からの賓客が訪れる「迎賓館」、様々なイベントが催される「大催事場」、「小催事場」について、それぞれ基本設計業務を行う設計者を募集します。

本公募では審査を行う評価委員については、建築・デザインなどの各分野に精通した専門家として、下記の方々にご協力いただくこととしています。
若手を含む、柔軟な発想力や豊かな創造力、高い技術力を持つ、意欲ある建築家の方、ぜひご応募ください。

藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」 photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」 photo©平桂弥(studioREM)
藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所による、兵庫の「姫路の家」 photo©平桂弥(studioREM)

藤原慎太郎+室喜夫 / 藤原・室 建築設計事務所が設計した、兵庫の「姫路の家」です。

坂道を登っていくと、四角い穴の開いた四角い建物が現れる。

建築家によるテキストより

敷地は姫路市の住宅地。山裾に位置する高台であり、市内から住宅地へと向かう登り坂が折れ曲がるコーナー部分に位置する。敷地からは姫路市が一望できる。
この敷地で建築主が希望したことは、まずなによりも南西の方角に広がる山裾の眺望だった。一方で、卓球ができるスペースが欲しい、という要望もあった。比較的大きなスペースが必要となる。この2つを如何に調停しながら豊かな空間を作るかが課題となった。

建築家によるテキストより

これに対して、眺望を望む南西の方角にあえてフロアレベルをずらした大きな開口部を設けた。内部空間にも様々なフロアレベルを設け、この開口部を通じて様々な景色の見え方が存在する多様な空間を構成した。また、1階の大きな土間や開口部に設けた外部デッキ、その下の中庭など明確な目的を設けない余白としての空間を挿入し、空間の境界線を曖昧にすることでより多様性を喚起できる仕掛けとした。

建築家によるテキストより
ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」
ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」 photo©木田勝久 / FOTOTECA
ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」 photo©木田勝久 / FOTOTECA
ジャクエツ + 岡田宰 / 2id Architectsによる、千葉・我孫子市の「双葉保育園」 photo©木田勝久 / FOTOTECA

ジャクエツ岡田宰 / 2id Architectsが設計した、千葉・我孫子市の「双葉保育園」です。

千葉県我孫子市にある双葉保育園の新園舎のデザインである。

建築家によるテキストより

幼児たちは大人が想像する以上に感性豊かで、日々多くのことを学び、感じとっている。
保育園は感性を育む大切な時期に日々を過ごす空間である。今回の計画では「成長に合わせて思い出に変化を与える保育園」をコンセプトに、視点によってモノゴトの見え方・感覚が変化することを直感的に学べる空間を提案した。

建築家によるテキストより

壁面に設置された、葉っぱを連想させる穴からは、4色の色が見えてくる。
見る方向や高さによって異なる色が重なり合い、さまざまな表情が現れ、記憶に残るような強い印象を与える。小さい時に見上げた時、大きく成長し見下ろした時など、その時々によって見え方が変わり、日々過ごす空間が成長と共に変化する。

建築家によるテキストより
アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」
アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」 photo©北嶋俊治
アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」 photo©北嶋俊治
アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」 photo©北嶋俊治

アプルデザインワークショップ / 大野秀敏+江口英樹+山本真也による、山口市の「医療型児童発達支援センター新山口」です。

医療型児童発達支援センターは、医療的行為を必要とする障がい児(身体・精神・知的)の通所施設。

建築家によるテキストより

山口県二番目、山口市初の整備となった。敷地は新山口駅に近く、近隣公園に面し、同一敷地内に既存クリニック(小児科・発達外来・こどもリハビリ)、病児保育、認可保育園、在宅福祉施設を有し、新山口駅南口(新幹線口)から徒歩7分の交通至便の場所である。構造はRC造。

建築家によるテキストより

細長い敷地形状から、建築形態も自動的に決まり単調な廊下のようになってしまう。そこで長手の壁をジグザグに蛇行させて小さい空間に分節し、開口部と壁を交互に配列して南と北に交互に開放される変化もつくり出した。この形態は構造的にも高い合理性がある。最上階では天井(=屋根)を片流れとし、ロフトをつくることで立体的で驚きのある生活空間をつくり出した。合わせて職員(保育士・介護士・看護師・リハビリ職等)の負担を軽減して安全性を高める家具の設計も行った。

建築家によるテキストより

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