OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムの、オフィスビル「Apollolaan 171」。20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物が建つ地域に、ガラスとレンガを外観に使用し透明性と触覚性を備えた建築を構想
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムの、オフィスビル「Apollolaan 171」。20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物が建つ地域に、ガラスとレンガを外観に使用し透明性と触覚性を備えた建築を構想 image©OMA and Kroonenberg Groep
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムの、オフィスビル「Apollolaan 171」。20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物が建つ地域に、ガラスとレンガを外観に使用し透明性と触覚性を備えた建築を構想 image©OMA and Kroonenberg Groep
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムの、オフィスビル「Apollolaan 171」。20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物が建つ地域に、ガラスとレンガを外観に使用し透明性と触覚性を備えた建築を構想 image©OMA and Kroonenberg Groep

OMA / デイヴィッド・ジャーノッテン(David Gianotten)が設計した、オランダ・アムステルダムの、オフィスビル「Apollolaan 171」。20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物が建つ地域に、ガラスとレンガを外観に使用し透明性と触覚性を備えた建築が構想されました。竣工は2023年半ばを予定しています。

こちらはリリーステキストの翻訳

OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンは、アムステルダムで最も著名な緑の大通りの一つであるアポロラン通りに建つ高級オフィスビルを設計しました。Kroonenberg Groepの依頼により依頼されたもので、5階建ての「Apollolaan 171」は、1980年代後半に建てられた不透明なJPモルガン銀行のオフィスビルに取って代わります。この建物は、20世紀初頭のベルラーヘの歴史的建築物によって定義された近隣地域に対応し、透明性と触覚性を兼ね備えたデザインとなっています。

「Apollolaan 171」は、市の南側の角地に位置し、周囲には高級オフィス、住宅、高級ホテルが混在しています。建物は、解体された銀行の基礎部分を保存した上に建っており、その形状は用途地域の規制に忠実に従っています。アポロラン通りに面する側は、ジグソーパズルのように組み合わされたガラスのボリュームで構成されており、アポロラン通り沿いに、現代的な高級オフィスを見せるとともに、ビルの正面玄関には快適なパブリックエリアが設けられています。住宅地に向かって、建物はテラス状になっており、ファサードはカスタムデザインのレンガで覆われています。この地域の歴史的な住宅を想起させる触覚性を備えています。

OMAのマネージングパートナーである建築家のデイヴィッド・ジャーノッテン氏は言います。
「『Apollolaan 171』は、2つの特徴を持つデザインです。アポロラン通りに沿った透明な面は、建物にオープンで魅力的なクオリティを与えています。また、精巧な煉瓦造りの顔は、歴史的に豊かな地域に繊細で控えめな付加価値を与えています。この建物は、アムステルダム南地区のユニークなエリアに入る際の利便性を高めています。クライアントであるKroonenberg Groepや地方自治体との緊密な連携により、過去と未来をつなぐ、アムステルダムの街にふさわしいモダンなデザインを実現することができました」

「Apollolaan 171」の内部構成は明快で、ファサードの透明性は光を取り込み、テナントに眺望を提供しています。メインのサーキュレーションコアの主要な仕上げ材はグリーンの大理石で、アポロラン通り沿いの豊かな植生と呼応しています。ロビーでは、建物の入り口を示す外壁被覆材にこの素材が使用されています。

オリジナルのJPモルガン銀行の建物は、すでに解体が始まっています。建設工事は2021年秋に開始され、建物は2023年半ばに完成する予定です。

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