ファラが2017年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、アート作品の為の仮設のフォリー「folly for an art piece」。多層的なレパートリーを通じて、新古典主義とポストモダンの両方の、神殿、仮設建築、玩具になることを目指す
ファラが2017年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、アート作品の為の仮設のフォリー「folly for an art piece」。多層的なレパートリーを通じて、新古典主義とポストモダンの両方の、神殿、仮設建築、玩具になることを目指す photo©paulo catrica
ファラが2017年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、アート作品の為の仮設のフォリー「folly for an art piece」。多層的なレパートリーを通じて、新古典主義とポストモダンの両方の、神殿、仮設建築、玩具になることを目指す photo©paulo catrica
ファラが2017年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、アート作品の為の仮設のフォリー「folly for an art piece」。多層的なレパートリーを通じて、新古典主義とポストモダンの両方の、神殿、仮設建築、玩具になることを目指す photo©paulo catrica

ファラが2017年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、アート作品の為の仮設のフォリー「folly for an art piece」。多層的なレパートリーを通じて、新古典主義とポストモダンの両方の、神殿、仮設建築、玩具になることが目指されました。現在は解体されたようです。

ファラは、フィリップ・マガリャインシュ(filipe magalhães)、アナ・ルイサ・ソアレス(ana luisa soares)、アーメッド・ベルホジャ(ahmed belkhodja)の3人が主宰する建築設計事務所で2013年に設立されました。それぞれ、SANAA、伊東豊雄、アトリエ・ワンという日本の設計事務所に勤務やインターンした経験をもつことも特徴です。またフィリップとアナは、日本滞在中は中銀カプセルタワーに居住していました。

こちらは、建築家によるテキストの翻訳

傾斜した庭に未知のアート作品のための一時的なアートギャラリーを設置。敷地は遠隔地でありながら絶対的なものであり、概要は漠然としていて推測の余地があるものでした。

フォリー(folly)とは、その言葉が示すように、機能的な理由よりも芸術的な表現のために考えられた、贅沢で軽薄な、非現実的な建物のことです。このアートギャラリーは、まさにそのようなものでした。多層的なレパートリーを通じて、新古典主義とポストモダンの両方の、神殿、仮設建築、玩具になることを目指しました。

誤解を招くような合理的な構造が、立方体のヴォリュームを囲んでいます。木の要素の理解できる測定基準は、開口部のプロポーションと一見任意の色の中のミスマッチに発見します。台座は、建物と傾斜地との関係を消し去っています。黒い大理石の2つの円が入り口を示し、赤い梁が内部空間を横切っています。内部には5脚のラウンジチェアが置かれ、巨大な建築物の中に、どことなく家庭的な雰囲気を醸し出しています。

瞑想と余暇をテーマにしたショートフィルムのアート作品は、公園と建築の軽快さの両方と対話しています。おそらく、
フォリーは建築言語にとって、この映画が娯楽にとってそうであったように、喜びと反省に満ちた寄せ集め…半分おもちゃ、半分神殿、半分感覚的なものでした。

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