森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す photo©長谷川健太
森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す photo©長谷川健太
森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す photo©長谷川健太
森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す photo©長谷川健太
森下陽 amp/アンプ建築設計事務所 が設計した、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」です。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す設計がなされました。
浜松駅から車で10分程にある夫婦と子供2人の4人家族のための住宅の計画である。
敷地は南側に住宅、西側は駅前繁華街から北へ直進した通り、北東側は川沿の遊歩道で囲まれた三角地となっている。
前面道路である通りは抜け道ともなるため車通りが多く、反対に遊歩道は小学生の通学路であり、近隣住民の散歩道や通勤路等日常的に利用されている。通り沿いには住宅だけではなく店舗や医院等様々な用途の建築が混在し、遊歩道には川沿いの桜の木が覆いかぶさりゆったりとした時間が流れている。
この性質の違う通りと遊歩道が交差している環境に向き合うにはどのような建ち方がふさわしいか考えた。
まずは往来の激しい通りや遊歩道から距離をとるため長い時間を過ごすリビング空間を持ち上げ、通りからも遊歩道が感じられるよう抜けをつくった。1階のボリュームを抑えるため個室、ホール、離れを配置し水廻りは2階へ配置した。
次に通り側は一般的なサイズの引違窓3本を使用した縦の連窓とし、遊歩道側は5本の引違窓を使用した横の連窓とした。2階の南の開口は隣地の状況を考慮し前面を壁で塞ぎ、上部と左右の開口から光を採りこんでいる。
縦に並んで断面を横断する引違の連窓は通り側から建物の規模や用途を、横に並んで空間を横断する連窓はトラスとなっている2階の構造を現しワンルーム空間と誤読させることを狙っている。