【ap job更新】 アトリエ設計事務所の施工専門の「泰進建設 株式会社」が、正規スタッフを募集中
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【ap job更新】 アトリエ設計事務所の施工専門の「泰進建設 株式会社」が、正規スタッフを募集中経堂の住宅 / 長谷川豪建築設計事務所

アトリエ設計事務所の施工専門の「泰進建設 株式会社」の、正規スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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共に建築を作っていく仲間を募集いたします。

泰進建設は、新築工事やリフォームなどアトリエ系設計事務所が設計した建物を施工する会社です。
設計図を基に現場を進めながら設計者の望む理想像をどうすれば実現できるか、職人が施工可能な方法で、かつ住宅の性能が守れるかを設計者と職人と一緒になって考えていきます。

デザイン性の高い建築に関わりたい
他業種に就職したがやはり建築に携わりたい
設計志望ではあるが建物が出来上がっていく過程にも興味がある

その他、ご興味をお持ちの方、ぜひご連絡ください。

【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ・設計補助スタッフ・3Dモデリングオペレーター・CADオペレーター・模型作成スタッフを募集中
【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ・設計補助スタッフ・3Dモデリングオペレーター・CADオペレーター・模型作成スタッフを募集中L’Arbre blanc ©︎Iwan Baan

藤本壮介建築設計事務所の、設計スタッフ・設計補助スタッフ・3Dモデリングオペレーター・CADオペレーター・模型作成スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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藤本壮介建築設計事務所では、設計スタッフ、設計補助スタッフ、3Dモデリングオペレーター、CADオペレーター、模型作成スタッフを募集します。

現在、国内で多くの実施プロジェクトが進行しています。住宅から公共施設まで多種多様なプロジェクトがあり、これまでの経験が発揮できるプロジェクトを担当していただきます。可能な限り長期間に渡って一緒に働いて頂ける方を歓迎します。

【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第5回 青木淳 インタビュー・後編「色彩の変わり続ける意味合いと面白さ」
【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第5回 青木淳 インタビュー・後編「色彩の変わり続ける意味合いと面白さ」

本記事は学生国際コンペ「AYDA2021」を主催する「日本ペイント」と建築ウェブメディア「architecturephoto®」のコラボレーションによる特別連載企画です。今年の「AYDA」日本地区のテーマは「音色、空間、運動」。このテーマにちなみ、現在活躍中の建築家に作例を交えながら色彩と空間の関係について語ってもらうインタビューを行いました。昨年、全4回にわたり公開された色彩に関するエッセイに続き、本年は建築家の青木淳と芦沢啓治の色彩に関する思考に迫ります。作品を発表する度に新鮮な驚きを与えてくれる二人。その色彩に関する眼差しを読者と共有したいと思います。


後編では、広い視点で色彩について語っていただきます。1991年に独立以来、住宅から公共建築まで幅広いジャンルの建築を幾つも設計してきた青木淳。日頃、色彩と空間の関係をどのように考えているか。また青木にとって建築の楽しさとは何か。縦横無尽に語っていただきました。(青木淳へのインタビューの前編はこちら

※このインタビューは感染症予防の対策に配慮しながら実施・収録されました。


色彩の意味合いは時代とともに移り変わる

【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第5回 青木淳 インタビュー・後編「色彩の変わり続ける意味合いと面白さ」青木淳。2020年よりASを共同主宰する。 photo©渡部立也

――青木さんが色について明確に言及した文章として、『新建築』誌2001年3月号に寄稿された「白く塗れ」という論稿があります。当時ファッションデザイナーのマルタン・マルジェラが東京都内の既存住宅を白く塗って店舗に転用したことに触れて、白く塗ることで場所に残された履歴や意味を消す作用があると指摘されていました。それから20年が経ち、今やリノベーションで既存部分を白く塗ることは常套手段となり、図らずも白く塗るという行為自体に意味が発生してしまっている状況です。

青木:そうですね。似たような話で、美術館の内部空間は往々にしてホワイト・キューブですよね。一応ニュートラルを目指したというのが定説になっていますが、実際は個々の美術館が土地性や固有性を失い互いに所蔵品を貸し借りし始めたことに端を発しているようです。というのも、作品の印象が見る場所によって変わらないよう、おしなべて背景を白く、ニュートラルにする必要があったからです。すると今度は、アーティスト側が白い壁を前提に作品を創り始めました。

その結果、ホワイト・キューブは、かつては絵画にとって作品を作品たらしめる大きな要素だった額縁の代わりの存在になってきました。ホワイト・キューブの出現と額縁の消失がほぼ同時に起こり、ホワイト・キューブが額縁効果を持つようになったというわけです。

ですがここ30年ぐらい、白い空間はけっしてニュートラルではなく非日常的かつ特殊な額縁空間であるという認識が一般化してきて、駅舎や火力発電所をコンバージョンした空間が美術館として使われることが増えてきました。

――確かにヘルツォーク&ド・ムーロンが改修設計したロンドンの「テート・モダン」(2000年)は元発電所でした。

青木:いずれも元々の意味を持って作られていたものの意味をあえて消して使い直すという一連の循環があります。
余談になりますが、実は論稿を発表した後でマルジェラのブランドから「マルジェラにその意図はありません」と言われてしまいました。

――そうでしたか。むしろ興味深いですね。

青木:別に「マルジェラはこう考えている」ではなくて「私は第三者としてこう思った」と書いているわけだから構わないですけど。


「白」の実験と、色の組み合わせへの興味

――ひるがえって青木さんのプロジェクトには色彩に求められる効果や意味合いの移り変わりが反映されているのでしょうか。

青木:反映されているでしょうね。2000年頃、僕は意識的に白しか使いませんでした。それは白が好きだからとかニュートラルだからというのではなく、白が幾つもの性格をあわせ持っていると考えたからです。たとえば病院の白は清潔なイメージかもしれないけど冷たいというイメージもあるとか、逆にウェディングドレスの白は冷たいとは思わず清純さをイメージするとか。同じ白でも、そのありようや発する感覚にバリエーションがあるわけです。

赤だったらもうちょっと意味することの範囲が狭くてエモーショナルな感じが入るし、青もクールなイメージだし。そう思うと、白には結構無限の可能性があるなと。

ロバート・ライマンのように白ばかり使いながら多彩な美術作品をつくっているアーティストもいますから、僕も白以外使わずに、その使い方によって生まれる効果を変えていくことがどこまでできるかという実験に興味があったんです。

塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現
塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現 photo©中島悠二
塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現 photo©中島悠二
塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現 photo©中島悠二

塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンが設計した、東京・南青山の、住戸を改変したオフィス「INTERIOR」です。賃貸で解体等ができない条件下で、デスクの設計を希望した施主の深層にある想いを読みとき、鉄の構造体による“強いインテリア”を実現されました。

この計画は、一枚木のL型デスクをつくりたいという施主の要望から始まった。

敷地は、港区南青山。施主は、ハイブランド企業をクライアントにしたイベント事業を営む。設立から5年が経ったころ、事業が軌道にのるタイミングをみて、一念発起してこの地に築20年のSOHOマンション一室を借りた。

建築家によるテキストより

仕事柄、港区南青山という場所にこだわりをもち、ハイブランドがもつきらびやかなイメージを大切にしていた。にも拘わらず、マンション内装は白いクロスの壁や天井、突板フローリングの床が使われた凡庸な住空間。部屋の外に広がる南青山の街の体験からは、かけ離れているように思った。部屋は賃貸で、オーナーからは解体の許可もおりなかった。

そんな状況から最初の要望にあるアイディアにたどり着いたのだろう。しかし話をしていると本当は家具だけが欲しいわけではないように感じた。空間の装飾(一枚木)とオフィス機能の充実(L型)への思いが潜んでいる気がする。この思いを別の形で実現できないか模索させてほしいと伝えた。

建築家によるテキストより

構造体は鉄で、材の全てが連結することで剛性の高さを得る。
鉄は強固で重い。だから、既存に接続することが出来なくても、置くだけで事足りる。現にここでは、基礎のように角パイプを敷き、そこに柱を建て、横架材でサッシ枠を組み置いただけとなる。
一枚木のL型デスクという素材の質に装飾的価値を見出した施主のアイディアは、鉄だからこそ実現するプロポーションという装飾的価値に姿を変えて、部屋全体に拡張していく。

なぜここまで、鉄の強度に拘ったのか。それは、施主がこのマンション一室を借りてやっていこうという、決意の強度に触れたからかと思う。解体できないからとどこにいっても置けるような家具を選ぶのではなく、解体できないことを含んだこの場の全ての情報を組み込んだ、強いインテリアをつくることを選んだ。

建築家によるテキストより

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