【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイトを募集中まきのさんの道の駅・佐川

OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」の、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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STUDIO YYでは業務拡大に伴い、経験者と新卒の設計スタッフを募集します。

■ STUDIO YYってどんな事務所?
STUDIO YYはOMAとNAP建築設計事務所出身者の中本と田中によって2015年に設立された設計事務所です。進行中も含め現在までに個人住宅や飲食店、こども園、シェアオフィス、道の駅、3万平米超えの海外物件まで様々なスケールのプロジェクトを国内外で展開しています。2020年から公共のプロポーザルにも積極的に参加しており、参加したプロポ全て最終選考に進み、現在までに3度最優秀案に選定され、日本各地でプロジェクトを進めています。

■ STUDIO YYはどんな建築を作るの?
STUDIO YYの建築には決まったスタイルはありません。我々が重視しているのは、その場所の自然や文化を人々が感じられる建築を作ることです。その土地の風景、文化や歴史を丁寧に読み込み、その場所だけにしかできない建築となるように。さらに、公共の物件を手がけるようになり、地域の魅力を発掘し、観光や地域再生につながる大切さを学び、そこに住む人方々や利用者に寄り添った建築を作るように心掛けています。

■ STUDIO YYでは、どんな業務をするの?
特定の業務に特化されることはありません。新しいプロジェクトやコンペが始まれば、中本、田中も含めてみんなで案出しをします。模型を使ったスタディ、BIMやCADを使った設計業務、CGやスケッチ、プレゼン業務など、多種多様な業務内容を各々の特技を活かしながら、みんなで協力して進めます。STUDIO YYに在籍すると、あっという間に多彩な技術を身につけることができます。

■ STUDIO YYの職場環境
STUDIO YYは東京の台東区浅草橋(秋葉原)駅から徒歩5分の隅田川沿いに事務所を構えています。リノベーションされたシェアオフィスに、5名ほどが在籍しています。コロナ禍以前には事務所全員で飲みに出かけ自由に意見交換をしたり、他の設計事務所との共同プロジェクトや勉強会も定期的に行っており、事務所内だけで閉じない学びの機会が得られる環境です。2020年からBIM(ArchiCAD)を導入し、設計業務の効率化を進め、より多くの時間を意匠検討に使うようにしています。ブルーフォームを使った模型やスケッチでの検討と同時に、BIMと連動したCGレンダリングを採用し、多種多様な方法で建築の精度をあげることに尽力する活気のある職場です。また、全員が入社してからBIMを身につけています。

佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す photo©comuramai
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指す photo©comuramai

佐藤研吾 / In-Field Studioが設計した、東京・墨田区の「喫茶野ざらし」です。自身の文化経済圏を築くアートプロジェクトとして構想された店舗で、福島と東京を往来する設計者が施工者・運営者としても関わり、現代都市における“野っ原”をつくることを目指しました(※現在、中島・青木・佐藤の3人は運営を辞退しているとのこと。詳細は末尾を参照)。In-Field Studioは、現在一般社団法人コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所に改組されています。店舗の公式サイトはこちら

「喫茶野ざらし」は、アーティストの中島晴矢、インディペンデント・キュレーターの青木彬、そして筆者(佐藤研吾)の3人で始まったアートプロジェクトである。東京都墨田区の裏路地にあった木造2階建の比較的小さな建物を改修し、アーティスト・ラン・スペースとして喫茶店をスタートさせた。1970年代にゴードン・マッタ=クラークがニューヨークで立ち上げた「FOOD」プロジェクトを参照し、現代の都市・東京において、自分たち自身の文化圏、経済圏を築き上げることを目指したのであった。

建築家によるテキストより

「喫茶野ざらし」というネーミングにはいくつかの意図が組み込まれていた。

まずは現代都市における“余白”、東京に“野っ原”を作り出すこと。いままで東京で住み暮らし、それぞれのやり方で都市空間に対するアプローチを試みてきた3人のやりとりの中で浮かび上がった場のイメージが「野」であった。「野」には都市の外側、外縁という、東京の枠を超えて外部と接続していくような思惑もあった。

建築家によるテキストより

このプロジェクトに筆者は、建物改修の設計者であり、また施工者であり、そしてスペースの運営者でもあるという、複数の当事者として関わった。それゆえにこのプロジェクトでは、素材をどこで、どのように集め、どのように組み合わせて、誰が作るか、というあらゆる作業内容を細かに調整していった。

建築家によるテキストより
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro
ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築 photo©ricardo loureiro

ファラが2018年に完成させた、ポルトガル・ポルトの、自身のアトリエと住居「house and atelier」。既存のファサードを色彩と要素の付加により再構築、内部の各階は異なる空間論理を示唆しつつ、同じ言語・同じ素材感・同じありふれた要素の集合を共有し構築されています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

古い建物は市街地にひっそりと佇んでいます。3階建てで、3つの入り口があり、歪んだ輪郭をしています。各階は異なる空間論理を示唆していますが、同じ言語、同じ素材感、同じありふれた要素の集合を共有しています。

1階は庭とつながったオープンプランのアトリエがあります。2階には、白とピンクのストライプのドアがユニークなスタジオアパートメントがあります。最後の階は大きなアパートメントで、背の高い中央ホールを中心に6つの部屋が注意深く構成されています。白を基調としたインテリアの中に、コンクリートがむき出しになった部分がいくつかあり、その中に特別な瞬間があります。ドアは光沢のある白のラッカー仕上げで、合板のフレームがむき出しになっています。青いテラゾー床のソフトなチェス模様は、壁と同じではなく、すべてのレベルを結合しています。

この住宅には2つの立面しかありません。オリジナルの正面ファサードは、アンバランスでわずかにカーブしていました。3つのドアに強い色をつけ、1つの窓をなくし、大理石の円を導入し、背の高いハットを遠くから見えるようにするなど、再構築しています。裏側のファサードも作り直されました。正面とは大きく異なるプロポーションで、より高く、より狭くなりました。明確なヒエラルキーがプログラムの配分を反映しています。細い丸い自立した柱から始まります。ピンクのドアは大きな開口部と対照的で、4つの同じ窓が上層部の家庭的な用途を示唆しています。白く塗られたコンクリートの壁は、壊れやすいガラス面の上に飛んでいます。円はその対称性を乱し、姿を仕上げています。

同じ建物の中で生活し、仕事をするということは、デリケートな利便性があります。この建物の各階は独立した実験の場であり、主な共通点はある種の喜びの感覚です。

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