2022年日本建築学会賞の各賞が発表。作品賞を、平田晃久の「太田市美術館・図書館」、宮崎浩の「長野県立美術館」、齋賀英二郎・斎藤英俊・木村勉の「旧富岡製糸場西置繭所」が受賞
2022年日本建築学会賞の各賞が発表。作品賞を、平田晃久の「太田市美術館・図書館」、宮崎浩の「長野県立美術館」、齋賀英二郎・斎藤英俊・木村勉の「旧富岡製糸場西置繭所」が受賞

2022年日本建築学会賞の各賞が発表されています。
作品賞を、平田晃久の「太田市美術館・図書館」、宮崎浩の「長野県立美術館」、齋賀英二郎・斎藤英俊・木村勉の「旧富岡製糸場西置繭所」が受賞しています。

以下は、受賞作品の写真や図面がまとまったPDFへのリンクです。

平田晃久の「太田市美術館・図書館」、宮崎浩の「長野県立美術館」に関しては動画も公開されています。

作品賞に関する選考過程も公開されています。

その他の各賞の情報は、こちらのリンク先ページからどうぞ

小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「津山信用金庫 勝山支店」。地元の木材産業の魅力を伝える建築との要望に、地域工場を活用したCLT構造と在来工法を組み合わせて設計、折板屋根が実現した無柱空間は施設に求められる“地域のサロン”として機能
小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「津山信用金庫 勝山支店」。地元の木材産業の魅力を伝える建築との要望に、地域工場を活用したCLT構造と在来工法を組み合わせて設計、折板屋根が実現した無柱空間は施設に求められる“地域のサロン”として機能 photo©Ken'ichi Suzuki
小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「津山信用金庫 勝山支店」。地元の木材産業の魅力を伝える建築との要望に、地域工場を活用したCLT構造と在来工法を組み合わせて設計、折板屋根が実現した無柱空間は施設に求められる“地域のサロン”として機能 photo©Ken'ichi Suzuki
小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「津山信用金庫 勝山支店」。地元の木材産業の魅力を伝える建築との要望に、地域工場を活用したCLT構造と在来工法を組み合わせて設計、折板屋根が実現した無柱空間は施設に求められる“地域のサロン”として機能 photo©Ken'ichi Suzuki

小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「津山信用金庫 勝山支店」です。
地元の木材産業の魅力を伝える建築との要望に、地域工場を活用したCLT構造と在来工法を組み合わせて設計、折板屋根が実現した無柱空間は施設に求められる“地域のサロン”として機能します。施設のページはこちら

木材産業の盛んな岡山県真庭市勝山地域の信用金庫の店舗を移転、新築するプロジェクトです。

地域産業の魅力を伝えて後押しするとともに、地域での木材利用のきっかけにもなるよう、木を活用した建築が求められました。また、これからの金融機関の姿として、様々な相談やコミュニケーションができる、地域のサロンのような場所になることをめざしました。

建築家によるテキストより

地域にCLTの製作工場があることから、建物は、CLT構造に在来木造を取り入れて、適材適所の木造建築として計画しました。L型の平面を、CLTを部分的にプリーツのように折った壁と屋根で構成し、効果的に強度を確保しています。

建築家によるテキストより

金融機関の店舗として必要なセキュリティーレベルを確保しながら、守るべき執務室と開きたいロビーは、CLTの厚い壁で区切りつつ、カウンター上は木の折板がそのままみえる天井で一体的につないでいます。内装を木の現しとすることで、温かみのある肌や色合いを感じることのできる親しみやすい空間としました。

ロビーは接客、レクチャー、イベント等を想定しています。北側の大きな開口によって明るく、外部からも中の様子や木の大きな壁が見えて立ち寄りやすい、地域交流にも活用できるスペースです。屋根を部分的にCLTの折板として掛け、ロビーからカウンターにかけて柱のない大きな空間を確保しました。

建築家によるテキストより
中村航 / Mosaic Designによる、神奈川・葉山町の住宅「PANORAMA HOUSE」。海と山を望む斜面地に計画、敷地の持つポテンシャルを最大限に生かす事を求めて環境や眺望との関係性から各階の機能と床面積を決定、階ごとに異なるヴォリュームを積層した構成を特徴とする建築
中村航 / Mosaic Designによる、神奈川・葉山町の住宅「PANORAMA HOUSE」。海と山を望む斜面地に計画、敷地の持つポテンシャルを最大限に生かす事を求めて環境や眺望との関係性から各階の機能と床面積を決定、階ごとに異なるヴォリュームを積層した構成を特徴とする建築 photo©藤本一貴
中村航 / Mosaic Designによる、神奈川・葉山町の住宅「PANORAMA HOUSE」。海と山を望む斜面地に計画、敷地の持つポテンシャルを最大限に生かす事を求めて環境や眺望との関係性から各階の機能と床面積を決定、階ごとに異なるヴォリュームを積層した構成を特徴とする建築 photo©藤本一貴
中村航 / Mosaic Designによる、神奈川・葉山町の住宅「PANORAMA HOUSE」。海と山を望む斜面地に計画、敷地の持つポテンシャルを最大限に生かす事を求めて環境や眺望との関係性から各階の機能と床面積を決定、階ごとに異なるヴォリュームを積層した構成を特徴とする建築 photo©藤本一貴

中村航 / Mosaic Designが設計した、神奈川・葉山町の住宅「PANORAMA HOUSE」です。
海と山を望む斜面地に計画、敷地の持つポテンシャルを最大限に生かす事を求めて環境や眺望との関係性から各階の機能と床面積を決定、階ごとに異なるヴォリュームを積層した構成を特徴とする建築です。

​​相模湾と富士山を望む、斜面地の住宅「PANORAMA HOUSE」は、1・2階はRC造、3階が木造の地上3階建で、上階にいくほど床面積が増える構成。

建築家によるテキストより

隣地建物との関係から1階はほとんどビューが取れず、2階に上がるとビューがとれるが背面道路と同レベルとなり、3階のみが純粋に開放可能という敷地だったため、1階はピロティ+玄関のみとして面積を最小に、2階に寝室とサンルーム、3階が最も面積の大きくなるようにボリュームを張り出させ、パノラマビューのリビングとオーシャンビューの露天風呂を設けた。

建築家によるテキストより

変形敷地のため接道が敷地角からしかとれず、そのアクセスに合わせてピロティ部分の柱(壁構造のためL字型の壁の組み合わせ)を三角形とし、斜めの抜けをつくり、隣地建物を避けた空間の広がりを生み出す。2階は室を効率よく配置し、構造的に建物を固め、3階はビューを最大限に活かす大開口と、フルオープンの木サッシでテラスとリビングを一体化した。

建築家によるテキストより

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