芦沢啓治・トラフ・寺田尚樹・SAKUMAESHIMAが参加した「アップサイクルって何? 02」展のフォトレポート。芦沢のディレクションと会場構成で開催、廃材を一部利用した建材や工場の端材を活用してプロダクトを制作、アップサイクルの可能性を提案
芦沢啓治・トラフ・寺田尚樹・SAKUMAESHIMAが参加した「アップサイクルって何? 02」展のフォトレポート。芦沢のディレクションと会場構成で開催、廃材を一部利用した建材や工場の端材を活用してプロダクトを制作、アップサイクルの可能性を提案 photo©architecturephoto
芦沢啓治・トラフ・寺田尚樹・SAKUMAESHIMAが参加した「アップサイクルって何? 02」展のフォトレポート。芦沢のディレクションと会場構成で開催、廃材を一部利用した建材や工場の端材を活用してプロダクトを制作、アップサイクルの可能性を提案 photo©architecturephoto
芦沢啓治・トラフ・寺田尚樹・SAKUMAESHIMAが参加した「アップサイクルって何? 02」展のフォトレポート。芦沢のディレクションと会場構成で開催、廃材を一部利用した建材や工場の端材を活用してプロダクトを制作、アップサイクルの可能性を提案 photo©architecturephoto

芦沢啓治トラフ寺田尚樹SAKUMAESHIMAが参加した「アップサイクルって何? 02」展のフォトレポートです。芦沢のディレクションと会場構成で開催、廃材を一部利用した建材や工場の端材を活用してプロダクトを制作、アップサイクルの可能性を提案しています。東京ビッグサイトでの「インテリア ライフスタイル 2022」内で開催しており、会期は2022年6月1日~3日です(要事前登録)。

環境意識の高まりの中、プロダクト開発においてサステナブル視点のない商品開発はもはや存在し得ないと言ってもいいほどです。
その中において、アップサイクル、創造的再利用は、まだまだその可能性を謳歌できていない分野であると同時に、成功の秘訣にはデザイナーやアーキテクトの豊かな発想が不可欠です。

リリーステキストより

今回、建築家6名と、環境に配慮したものづくりメーカー2社が協業し、アップサイクルの新たな可能性を提案します。

リリーステキストより

リサイクル率が高く、廃材を60%利用した材料を使った美しい外壁、インテリアパネルを作っているケイミューの建材と、工場内廃棄物や、カリモク家具で積極的に集めている未利用材や、木の材料を使い切る努力をしてもなお残ってしまう最終端材を使い、アップサイクルプロダクトの製作に挑戦します。材料は双方のものを使うというルールのもと、加工も含めたプロダクトを作ってもらうのはカリモク家具となります。できれば販売できるものを目指していきます。

リリーステキストより
【ap job更新】 士業と共に資産をデザインする「株式会社リオ・ホールディングス」が、建築のプロフェッショナル(2023年新卒・中途)を募集中
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士業と共に資産をデザインする「株式会社リオ・ホールディングス」の、建築のプロフェッショナル(2023年新卒・中途)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

士業と共に資産をデザインする「株式会社リオ・ホールディングス」が建築のプロフェッショナルを募集中(新卒・中途)

~資産に関わる様々な問題をワンストップで解決~
不動産を中心とする資産運用のコンサルティングによってクライアントの保有資産価値を高めるというミッションを遂行しています。
資産運用及び不動産の専門家が、弁護士や税理士といった士業のプロフェッショナルと連携して、資産に関わるさまざまなソリューションをワンストップで提供しています。

~資産運用の鍵としてのリノベーション~
クライアント様ご所有の物件、クライアント様にご購入頂く物件など、私たちが取り扱うのは全て既存物件。
すでにある不動産(ストック)をリノベーションにより再生し、資産としての価値を向上させるのが、私たちの資産運用コンサルティングです。
つまり、「建物をいかに魅力的な建物にリノベーションするか」が全ての鍵を握っていると言っても過言ではありません。
そんなリノベーションを企画・実行するのが、今回募集している建築事業部のメンバーです。

~プロジェクトリーダーとして~
リノベーションを司る当社の建築事業部は、物件のデザイン、施工会社の選定、見積りの精査、発注、工事監理、予算・スケジュールの管理まで、幅広い業務をプロジェクトリーダーとして推進していきます。
リノベーションプロジェクトは、都市開発のような大きなものではありません。しかし、10年、20年にわたる都市開発において「私が手掛けた」と言える部分はどの程度目に見えるかたちとして残るでしょうか。当社では「これは私の作品」と自信を持って言えるプロジェクトを、年間いくつもご担当頂けます。ご自身のキャリアを分厚く、そして多彩に形成していきたいと考える方に適した環境です。
そして、再生後の物件の管理運営も社内で行うため、自分の作品である建物の”その後”に関わり続けることができます。

~問題意識と私たちの目指すもの~
日本は江戸時代から高度成長期へと続いた「スクラップアンドビルド」の手法に終わりを告げ、時代は「フロー型」から「ストック型」へと移り変わっています。
これからの時代に求められるのは、古くなった建物を壊し新しく作り変え続けることではなく、1つの建物を長期に渡って使用していくことではないでしょうか。
再び人に愛される空間として建物を生まれ変わらせるリノベーションは、コストを抑え、環境にも配慮した、まさにこれからの時代の建物運用です。
もうひとつ。私たちはリノベーションによって、日本の都市部の「アノニマスなビル群」とも言える没個性的な景観を変えていきたい、そんな思いも持っています。
その建物にしかない個性と、その土地の伝統や風土に向き合い、一棟一棟のリノベーションに生かすことで、まちの唯一性を高めていけると信じています。

玉井洋一による連載コラム “建築 みる・よむ・とく” 第7回「立面の発掘」
玉井洋一による連載コラム “建築 みる・よむ・とく” 第7回「立面の発掘」

建築家でありアトリエ・ワンのパートナーを務める玉井洋一は、日常の中にひっそりと存在する建築物に注目しSNSに投稿してきた。それは、誰に頼まれたわけでもなく、半ばライフワーク的に続けられてきた。一見すると写真と短い文章が掲載される何気ない投稿であるが、そこには、観察し、解釈し、文章化し他者に伝える、という建築家に求められる技術が凝縮されている。本連載ではそのアーカイブの中から、アーキテクチャーフォトがセレクトした投稿を玉井がリライトしたものを掲載する。何気ない風景から気づきを引き出し意味づける玉井の姿勢は、建築に関わる誰にとっても学びとなるはずだ。
(アーキテクチャーフォト編集部)


立面の発掘

玉井洋一による連載コラム “建築 みる・よむ・とく” 第7回「立面の発掘」 photo©玉井洋一
text:玉井洋一

 
 
商業エリアの角地に建つ4階建てのビル。1階のシャッターは閉まっていたが、時計、宝石、メガネを売る店舗で他店とは異なる端正な立面が目を引いた。

まずは、交差点に向けられた三層に渡る入隅窓である。建物にとってのジュエリーのような装飾性を感じる窓だ。縦長のブラックガラスがアイストップになるとともに立面を引き締める。入隅型の窓としたことで外壁の厚みが薄く見えるところも良い。そんな壁の小口に「OMEGA」の箱文字が縦に並ぶ。

それに対して1階は敷地の隅切り形状を無駄なくそのまま立ち上げている。隅切りはショーウィンドウを交差点側に広く印象づけるとともに歩行者と建物の接触時間を稼ぐ。また、それは建物の長手にも短手にも属さない中立的な立面を形成し、交差点のどこからでも見えやすいということで、店舗へのメインエントランスになっている。

長手立面には高さを揃えたポツ窓が反復する。引違い窓、はめ殺し窓、ガラスブロック窓が規則正しく並ぶ。よく見ると入隅窓の横桟は窓の高さを参照して決められたようだ。短手立面の窓のない壁面は縦目地で5分割しそれに応答するように「SEIKO」の5文字が並ぶ。屋上の給水タンクを囲む縦格子も透け感があって面白い。

立面としていくつか特徴のある部分を見てきたが、角地の特殊性と立面の関係性を深読みしたくなる建物である。日用品や食料品とは異なる、いわゆる「高級品」を取り扱うビルとしての品格や気概が細部に感じられる立面であった。

ところで、このビルの1階にはかつて歩行者用のアーケードがあった。つまり、竣工から長い間、1階とそれ以外の階には立面における「分断」があったというわけだ。

芦沢啓治・乾久美子・手塚貴晴+手塚由比・永山祐子・平田晃久・藤本壮介が参加した「建築のための香り展」のレポート。柴田文江のプロデュースと芦沢啓治の会場構成で行われ、其々の建築作品の空間やコンセプトを調査して専門家が香りを調合、会場のみならず実際の建築でも香りを展開
芦沢啓治・乾久美子・手塚貴晴+手塚由比・永山祐子・平田晃久・藤本壮介が参加した「建築のための香り展」のレポート。柴田文江のプロデュースと芦沢啓治の会場構成で行われ、其々の建築作品の空間やコンセプトを調査して専門家が香りを調合、会場のみならず実際の建築でも香りを展開会場の様子

芦沢啓治乾久美子手塚貴晴+手塚由比永山祐子平田晃久藤本壮介が参加した「ARCHITECTURE × SCENTING DESIGN 建築のための香り展」のレポートです。
柴田文江のプロデュースと芦沢啓治の会場構成で行われ、其々の建築作品の空間やコンセプトを調査して専門家が香りを調合、会場のみならず実際の建築でも香りを展開しています。主催はアットアロマ。会場は、東京・南青山のLIGHT BOX GALLERY AOYAMA。会期は2022年6月1日(水)~5日(日)まで(一般の方は、土・日のみ予約可能)。入場無料、予約制です。展覧会の公式サイトはこちら

こちらは、アーキテクチャーフォトによるレポート

東京都港区南青山のギャラリーLIGHT BOX GALLERY AOYAMAにて、6組の建築家が参加する展覧会が行われている。
そのテーマは、建築と香り。この展示を主催するアットアロマは、全世界5000箇所以上で、香りによる空間演出を行っている企業である。

今回の展示では、6組の建築家とその作品がセレクトされ、センティングデザイナーと呼ばれる香りの調香師たちが、そこに相応しい香りをゼロから調合した。実際に会場を訪れると、作品の写真や建築家の紹介と並列する形で、作られた香りが展示されており、実際に楽しむことができる。また、香りに関するコンセプトも明記されており、どのような意図でつくられたかも知ることが出来る。

会場を回って、選ばれた建築作品を見ていると、公共的な施設や店舗などが選ばれていることに気づく。
芦沢啓治の作品は「MARIHA Showroom」、乾久美子の作品は「日比谷花壇 日比谷公園店」、手塚貴晴+手塚由比の作品は「PLAY! PARK」、永山祐子の作品は「YAMAGIWA OSAKA」、平田晃久の作品は「太田市美術館・図書館」、藤本壮介の作品は「白井屋ホテル」が選ばれている。

【ap job更新】 教育施設を主軸に商業施設や住宅も手掛ける「ユニップデザイン」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job更新】 教育施設を主軸に商業施設や住宅も手掛ける「ユニップデザイン」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job更新】 教育施設を主軸に商業施設や住宅も手掛ける「ユニップデザイン」が、設計スタッフ(経験者)を募集中

教育施設を主軸に商業施設や住宅も手掛ける「ユニップデザイン」の、設計スタッフ(経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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ユニップデザイン株式会社一級建築士事務所が、設計スタッフ(経験者・正社員)を募集します。(急募)

渋谷からほど近い目黒区大橋を拠点とし、保育所をはじめとした教育施設を主軸に、商業施設、住宅など、幅広く設計活動を行っています。建物単体のデザインにとどまらず、建物をとりまく外構や造園、インテリアや家具・備品などに至るまで、 建物をとりまく「環境」を一貫してデザインすることをこころがけています。

http://unip.jp/
弊社の手がけた案件は3年連続グッドデザイン賞を獲得しました。

現在、幼稚園、保育所や認定こども園、住宅等を複数進行中のため、設計スタッフを募集します。設計から現場監理まで一連の設計プロセスが経験できる良い時期でもあります。

弊社の設計スタンスとしては、物件ごとに担当を設定し、最後まで一貫性をもって設計監理業務に携わっていただきます。図面や模型の確認だけでなく3Dで作成した空間の中でVRにて疑似体験することも可能です。

コミュニケーション能力があり、柔軟な発想で精力的に設計に参加してくださる方、大歓迎です。応募のご連絡を心よりお待ちしております。

MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの仮設イベントスペース「ザ・ポディウム」が完成。様々な催しにも使われる既存建物の屋上に作られた約600㎡の空間、足場構造とリサイクル可能なピンクの床材で構成され、都市の屋上活用の有効性を示すことも意図
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの仮設イベントスペース「ザ・ポディウム」が完成。様々な催しにも使われる既存建物の屋上に作られた約600㎡の空間、足場構造とリサイクル可能なピンクの床材で構成され、都市の屋上活用の有効性を示すことも意図 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの仮設イベントスペース「ザ・ポディウム」が完成。様々な催しにも使われる既存建物の屋上に作られた約600㎡の空間、足場構造とリサイクル可能なピンクの床材で構成され、都市の屋上活用の有効性を示すことも意図 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの仮設イベントスペース「ザ・ポディウム」が完成。様々な催しにも使われる既存建物の屋上に作られた約600㎡の空間、足場構造とリサイクル可能なピンクの床材で構成され、都市の屋上活用の有効性を示すことも意図 photo©Ossip van Duivenbode

MVRDVが設計した、オランダ・ロッテルダムの仮設イベントスペース「ザ・ポディウム」が完成しました。
様々な催しにも使われる既存建物の屋上に作られた約600㎡の空間、足場構造とリサイクル可能なピンクの床材で構成され、都市の屋上活用の有効性を示すことも意図しています。アーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介した「ロッテルダム・ルーフトップ・ウォーク」に続く、屋上の可能性を探求するプロジェクトです。

こちらはリリーステキストの翻訳

ヘット・ニュー・インスティテュートの屋上を一般公開する「ザ・ポディウム」がオープン

本日2022年6月1日、ロッテルダム市長のアフメド・アブタレブ氏が、ヘット・ニュー・インスティテュートでザ・ポディウムのオープニングセレモニーを開催しました。MVRDVが設計したこの高さ29mのプラットフォームは、143段の外部階段で美術館の屋上にアクセスできるようになっています。視認性を高めるために印象的なピンク色に塗られたMVRDVのデザインは、600m2のクリエイティブな仮設集会所を作り、6月中のロッテルダム建築月間の中心を形成することになります。7月と8月には、街の景色を眺めながらジャズコンサートやヨガ教室が開かれる予定です。また、ロッテルダムの子どもたちのために、サマーキャンプなどのさまざまな活動も行われます。

仮設インスタレーションのデザイン依頼は、現在ヘット・ニュー・インスティテュートの最上階で開催中のMVRDVの作品展「MVRDVHNI: The Living Archive of a Studio」にさらに注目を集めたいとの思いから生まれました。美術館の外のパブリック・スペースの工事により、ヘット・ニュー・インスティテュートのメイン・エントランスが現在見えにくく、アクセスしにくくなっているため、MVRDVのデザインチームは、屋外の大きな階段を使って別のアクセス経路を作るというアイデアを思いつきました。

設計者は、ヘット・ニュー・インスティテュートの屋上からのパノラマビューと、特徴的なパーゴラを持つヨー・クーネンによる建物のデザインからインスピレーションを得ました。ザ・ポディウムを可能な限りサステナブルに製作するために、足場材とリサイクル可能な床仕上げ材を材料として選択しました。ザ・ポディウムは、外階段から、また下の階の展示室からアクセスすることができます。階段を利用できない訪問者のために、ザ・ポディウムはエレベーターまたはヘット・ニュー・インスティテュートの内部アクセスでアクセスできます。

2022年6月のロッテルダム建築月間では、ザ・ポディウムはその中心を形成しています。MVRDVが設計したデポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲンを含むロッテルダムのさまざまな象徴的な建物を見渡すことができ、建築都市としてのロッテルダムの特質が表現されています。7月と8月には、モーテルモザイク、ノース・シー・ジャズ・フェスティバル、オペレーター、Roffa Mon Amour、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団など、さまざまなパートナーがザ・ポディウムでイベントを開催する予定です。

MVRDVのアソシエイトデザインディレクターである建築家のヘイス・リッケンは言います。
「このインスタレーションは、ルーフトップ・ランドスケープのプログラミングにおいてMVRDVが築き上げた伝統に合致しています」
「ロッテルダムでは、2006年の青い屋上拡張工事『ディデン・ヴィレッジ』に始まり、2016年の『クリテリオンへの階段』に続いています。今年は、オレンジの『ルーフトップ・ウォーク』とピンクの『ザ・ポディウム』で屋上を強化します。色彩と特別なインスタレーションで、この街の第二のレイヤーにもっと注目を集めたいのです。より環境に優しく、より持続可能で、よりつながったものにすれば、街は誰にとってもより住みやすいものになるはずです」

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