葛島隆之建築設計事務所による、愛知・西尾市の住宅「7部屋のコートハウス」。SNS等で多くの情報を集める施主の為に計画。様々な期待の具現化と街との繋がりの両立を目指し、要望を考慮した7つの部屋が周辺環境の成り立ちとも呼応する構成を考案。余白としての中庭は様々な距離感や領域の形成にも寄与
葛島隆之建築設計事務所による、愛知・西尾市の住宅「7部屋のコートハウス」。SNS等で多くの情報を集める施主の為に計画。様々な期待の具現化と街との繋がりの両立を目指し、要望を考慮した7つの部屋が周辺環境の成り立ちとも呼応する構成を考案。余白としての中庭は様々な距離感や領域の形成にも寄与
葛島隆之建築設計事務所による、愛知・西尾市の住宅「7部屋のコートハウス」。SNS等で多くの情報を集める施主の為に計画。様々な期待の具現化と街との繋がりの両立を目指し、要望を考慮した7つの部屋が周辺環境の成り立ちとも呼応する構成を考案。余白としての中庭は様々な距離感や領域の形成にも寄与 photo©葛島隆之建築設計事務所
葛島隆之建築設計事務所による、愛知・西尾市の住宅「7部屋のコートハウス」。SNS等で多くの情報を集める施主の為に計画。様々な期待の具現化と街との繋がりの両立を目指し、要望を考慮した7つの部屋が周辺環境の成り立ちとも呼応する構成を考案。余白としての中庭は様々な距離感や領域の形成にも寄与 photo©葛島隆之建築設計事務所
葛島隆之建築設計事務所による、愛知・西尾市の住宅「7部屋のコートハウス」。SNS等で多くの情報を集める施主の為に計画。様々な期待の具現化と街との繋がりの両立を目指し、要望を考慮した7つの部屋が周辺環境の成り立ちとも呼応する構成を考案。余白としての中庭は様々な距離感や領域の形成にも寄与 photo©葛島隆之建築設計事務所

葛島隆之建築設計事務所が設計した、愛知・西尾市の住宅「7部屋のコートハウス」です。
SNS等で多くの情報を集める施主の為に計画されました。建築家は、様々な期待の具現化と街との繋がりの両立を目指し、要望を考慮した7つの部屋が周辺環境の成り立ちとも呼応する構成を考案しました。また、余白としての中庭は様々な距離感や領域の形成にも寄与する事が意図されました。

愛知県の郊外に建つ住宅。
新築にあたり建主は、SNSや雑誌などから集めた家具・照明・多種多様な仕上げ・設備機器・収納アイデア・窓周りの使い方など、住宅にまつわる大量のイメージを持っていた。そのイメージは必ずしも一貫しているわけでは無く、コンクリート打ち放しの外観写真も木貼りの外観写真もあれば、ミニマルでクールな内観写真も雑多で楽し気な内観写真もあった。便利で合理的な収納アイデアと味のあるアンティーク家具とが等価に並んでいた。

建築家によるテキストより

これらは、理想の暮らしに向かう要望の断片であり、竣工後も日々変化し続けるであろうと思った。そこで、それら大量のイメージの中から取捨選択するように空間をまとめあげるというよりは、様々な要素が溢れ、それらが響きあうような骨格のあり方を考えながら設計を始めた。

建築家によるテキストより

敷地は低層の住宅が立ち並ぶ閑静な住宅街。
付近の交差点は道路が直行しておらず、昔からの不整形な街区の形状が残るまちである。
計画敷地もその影響を受け平行四辺形の土地形状となっている。はじめのうちは平行四辺形のボリュームを検討していたが、敷地とボリュームの関係とは別に、内部の切り分け方を考える必要があるというのを不自然に感じた。まちの成り立ちと家の成り立ちが連続しているようで連続していないように感じられたのである。そこでボリュームを複数に分け、それぞれのボリュームを敷地境界線に正対させる事を考えた。

建築家によるテキストより
伊原慶 / TA+Aによる、東京・代官山の美容室「SAL Hair Salon」。流行の変化が盛んな地域に計画。本来の機能にギャラリーを加えた3層の店舗で、散髪行為に見出した“彫塑性”を“敢えて直截的”に什器等で表現。可変性も導入し運営者の完成に応答する柔軟な空間を作る
伊原慶 / TA+Aによる、東京・代官山の美容室「SAL Hair Salon」。流行の変化が盛んな地域に計画。本来の機能にギャラリーを加えた3層の店舗で、散髪行為に見出した“彫塑性”を“敢えて直截的”に什器等で表現。可変性も導入し運営者の完成に応答する柔軟な空間を作る1階部分は、調光調色が可能。 photo©小野寺宗貴
伊原慶 / TA+Aによる、東京・代官山の美容室「SAL Hair Salon」。流行の変化が盛んな地域に計画。本来の機能にギャラリーを加えた3層の店舗で、散髪行為に見出した“彫塑性”を“敢えて直截的”に什器等で表現。可変性も導入し運営者の完成に応答する柔軟な空間を作る1階、ギャラリー photo©小野寺宗貴
伊原慶 / TA+Aによる、東京・代官山の美容室「SAL Hair Salon」。流行の変化が盛んな地域に計画。本来の機能にギャラリーを加えた3層の店舗で、散髪行為に見出した“彫塑性”を“敢えて直截的”に什器等で表現。可変性も導入し運営者の完成に応答する柔軟な空間を作る3階、スタイリング photo©小野寺宗貴

伊原慶 / TA+Aが設計した、東京・代官山の美容室「SAL Hair Salon」です。
流行の変化が盛んな地域に計画されました。本来の機能にギャラリーを加えた3層の店舗で、建築家は、散髪行為に見出した“彫塑性”を“敢えて直截的”に什器等で表現しました。そして、可変性も導入し運営者の完成に応答する柔軟な空間を作る事も意図されました。店舗の公式サイトはこちら

代官山より少し北に位置する、西郷山公園近くの美容室である。

建築家によるテキストより

流行の移ろいが盛んな土地に建ち、道路に面した地上階は自らの審美眼で選んだ海外のアーティスト作品やストリートカルチャーの展示を不定期開催するギャラリーを併設したロビー空間、上階にヘアサロンの諸機能を配置することで、発信拠点の機能を併せ持つヘアサロンとなった。

建築家によるテキストより

開業からまだ間もないが、主宰する方々のキャラクターや空間に引き寄せられるように個性に富んだ展示が既に行われている。
一般的な木造戸建の素形を保ちながらも、経年で改修や増築が施された経緯から、構造壁や平面構成は大きく改変せずに、それらに纏わるように什器や機能を付加することで美容室の形式へと更新を行った。

“髪を切る”という行為のなかに潜在的に宿る彫塑性を見立てながら、あえて直截的な形をギャラリーやセット面の什器に表現し、またそれらを幾度となく塗装や研磨を重ねることで石のような肌理を生み出した。来訪者が親近感や楽しさを見た姿のまま感じ取れる空間とした。

建築家によるテキストより

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