胡実建築設計事務所による、東京の住宅「摂取する中庭」。都市部の住宅地に計画。外部を慎重に取捨選択して取込む為、最小限の面積で積極的に環境を取り込む“能動的な形状”の中庭を考案。音と光や風等を“摂取”する“消化器官”としての中庭を志向
胡実建築設計事務所による、東京の住宅「摂取する中庭」。都市部の住宅地に計画。外部を慎重に取捨選択して取込む為、最小限の面積で積極的に環境を取り込む“能動的な形状”の中庭を考案。音と光や風等を“摂取”する“消化器官”としての中庭を志向 photo©白井洋平
胡実建築設計事務所による、東京の住宅「摂取する中庭」。都市部の住宅地に計画。外部を慎重に取捨選択して取込む為、最小限の面積で積極的に環境を取り込む“能動的な形状”の中庭を考案。音と光や風等を“摂取”する“消化器官”としての中庭を志向 photo©白井洋平
胡実建築設計事務所による、東京の住宅「摂取する中庭」。都市部の住宅地に計画。外部を慎重に取捨選択して取込む為、最小限の面積で積極的に環境を取り込む“能動的な形状”の中庭を考案。音と光や風等を“摂取”する“消化器官”としての中庭を志向 photo©田中克昌

胡実建築設計事務所が設計した、東京の住宅「摂取する中庭」です。
都市部の住宅地に計画されました。建築家は、外部を慎重に取捨選択して取込む為、最小限の面積で積極的に環境を取り込む“能動的な形状”の中庭を考案しました。音と光や風等を“摂取”する“消化器官”としての中庭が志向されました。

快適な温熱環境、音環境、季節ごとの適切な採光など、前にもまして建築は外部を慎重に取捨選択して取り込まないといけない。
それはまるで外部を摂取しているかのようである。

建築家によるテキストより

摂取、つまり動物が食べるという行為は、内部をなるべく外にさらけ出さずに、外部をフィルターにかけながら内部に取り込む行為である。

この住宅における中庭は、いわば外部の環境(音、光、風、ビュー)を取り入れる消化器官である。

建築家によるテキストより

外との熱的境界を最小限としながら、外界を積極的に取り入れる動物的、能動的な形状が、断熱性能が求められる都市型住宅の一つのあり方であることを提示する。

建築家によるテキストより
中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「ロープ、ホース」。“内と外”と“豊かさ”をテーマに制作。“ロープ”は展示室での結界をモチーフに、鑑賞者と作品の関係の再発見を促進。“ホース”は仕事場のホースをモチーフに、日常にある曲線の豊かさの再発見を促す
中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「ロープ、ホース」。“内と外”と“豊かさ”をテーマに制作。“ロープ”は展示室での結界をモチーフに、鑑賞者と作品の関係の再発見を促進。“ホース”は仕事場のホースをモチーフに、日常にある曲線の豊かさの再発見を促す photo©中村竜治
中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「ロープ、ホース」。“内と外”と“豊かさ”をテーマに制作。“ロープ”は展示室での結界をモチーフに、鑑賞者と作品の関係の再発見を促進。“ホース”は仕事場のホースをモチーフに、日常にある曲線の豊かさの再発見を促す photo©中村竜治
中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「ロープ、ホース」。“内と外”と“豊かさ”をテーマに制作。“ロープ”は展示室での結界をモチーフに、鑑賞者と作品の関係の再発見を促進。“ホース”は仕事場のホースをモチーフに、日常にある曲線の豊かさの再発見を促す photo©中村竜治

中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「ロープ、ホース」です(ロープは杉戸洋との共作)。
“内と外”と“豊かさ”をテーマに制作されました。建築家は、“ロープ”は展示室での結界をモチーフとして、鑑賞者と作品の関係の再発見を促進します。“ホース”は散水ホースをモチーフとして、日常にある曲線の豊かさの再発見を促す事が意図されました。会期は2022年12月18日まで。展覧会の公式ページはこちら

同じメンバーで3年に渡り行われるグループ展「第八次椿会」の2年目の展示。
メンバー同士の話し合いの中で生まれた「内と外」「豊かさ」というキーワードをもとに各々の解釈で作品が制作されましたが、結果、どこまでが誰の作品なのかが判然としないひとつの展示が出来上がりました。

建築家によるテキストより

私は「ロープ」「ホース」という2つの作品を展示しています。
「ロープ」は、1本の長いロープを使った作品で、展示室でよく見かける結界をモチーフにしています。壁からの距離を変化させながら一定の高さでギャラリー内を一周するように設置され、壁沿いにある作品と鑑賞者との間に距離をつくりつつ、同時に鑑賞者がそれを跨いで超え作品にぐっと近付くことも許します。鑑賞者自身と作品の間に様々な関係を見出してもらおうという試みです。

建築家によるテキストより

一方、「ホース」は、家庭用の散水ホースを使った作品で、仕事場のベランダの蛇口にかかっていたホースをモチーフにしています。ホースの弾力がつくる一時の形を、写真が日常の一瞬を切り取るのと同じように、樹脂で固定化したものです。日常の中にある様々な曲線に豊かさを見出してもらおうという試みです。

建築家によるテキストより

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