吉田豊建築設計事務所による、広島市の「宇品御幸の家」。戦後築の低層住宅が並ぶ地域に計画。外部に“伸びやかに連続する”建築を目指し、敷地半分を“空地的な余白”とする構成を考案。“空隙”に生活空間を開いて“私”を守りつつ“広がり”も生み出す
吉田豊建築設計事務所による、広島市の「宇品御幸の家」。戦後築の低層住宅が並ぶ地域に計画。外部に“伸びやかに連続する”建築を目指し、敷地半分を“空地的な余白”とする構成を考案。“空隙”に生活空間を開いて“私”を守りつつ“広がり”も生み出す外観 photo©田中克昌
吉田豊建築設計事務所による、広島市の「宇品御幸の家」。戦後築の低層住宅が並ぶ地域に計画。外部に“伸びやかに連続する”建築を目指し、敷地半分を“空地的な余白”とする構成を考案。“空隙”に生活空間を開いて“私”を守りつつ“広がり”も生み出す2階、LDK photo©田中克昌
吉田豊建築設計事務所による、広島市の「宇品御幸の家」。戦後築の低層住宅が並ぶ地域に計画。外部に“伸びやかに連続する”建築を目指し、敷地半分を“空地的な余白”とする構成を考案。“空隙”に生活空間を開いて“私”を守りつつ“広がり”も生み出す2階、LDK photo©田中克昌

吉田豊建築設計事務所が設計した、広島市の「宇品御幸の家」です。
戦後築の低層住宅が並ぶ地域に計画されました。建築家は、外部に“伸びやかに連続する”建築を目指し、敷地半分を“空地的な余白”とする構成を考案しました。そして、“空隙”に生活空間を開いて“私”を守りつつ“広がり”も生み出す事が意図されました。

広島の中心市街地から広島港へと繋がる路面電車通りから少し入り、戦後に建てられた低層の住宅が密集する環境にこの敷地は位置する。

建築家によるテキストより

施主の生まれ育ったこの場所には、もともと増改築を重ねた木造2階建の住宅が、隣接する住宅に近接して敷地一杯に建っていた。
この度の建て替えに際し、密集した周辺住環境の中で、積極的に外部空間を創り出し、そしてその外部へ向けて豊かで伸びやかに連続する住まいを実現すべく設計の方向性を定めた。

建築家によるテキストより

敷地の北側と東側には近接して住宅が建っており、現在駐車場となっている南側にも、今後やがて建物が建つものと予想された。そこで、フットプリントを極力抑えて、敷地を2分するような3階建を採用し、敷地の南側に、敢えて空地的な余白を設けた。

この余白には1階に玄関へのアプローチを兼ねた駐車場、2階にはリビングと対峙するテラスを外部空間として設け、密集した住宅地に、南側隣地の駐車場上空へと繋がるポッカリとした空隙を創り出した。

建築家によるテキストより
原広司の、国立近現代建築資料館での展覧会「建築に何が可能か」のフォトレポート。美術館や数多のランドマークも手掛けた建築家の展示。思想の根源にある“有孔体”と“浮遊”のテーマの具現化と発展の過程を紹介。思想・構想・実想の3つの“想”の展示で建築作品の解読の場を提供
原広司の、国立近現代建築資料館での展覧会「建築に何が可能か」のフォトレポート。美術館や数多のランドマークも手掛けた建築家の展示。思想の根源にある“有孔体”と“浮遊”のテーマの具現化と発展の過程を紹介。思想・構想・実想の3つの“想”の展示で建築作品の解読の場を提供JR京都駅ビル(1997)の立面スケッチ photo©architecturephoto
原広司の、国立近現代建築資料館での展覧会「建築に何が可能か」のフォトレポート。美術館や数多のランドマークも手掛けた建築家の展示。思想の根源にある“有孔体”と“浮遊”のテーマの具現化と発展の過程を紹介。思想・構想・実想の3つの“想”の展示で建築作品の解読の場を提供ピエモンテ州新庁舎設計競技(2000)の模型 photo©architecturephoto
原広司の、国立近現代建築資料館での展覧会「建築に何が可能か」のフォトレポート。美術館や数多のランドマークも手掛けた建築家の展示。思想の根源にある“有孔体”と“浮遊”のテーマの具現化と発展の過程を紹介。思想・構想・実想の3つの“想”の展示で建築作品の解読の場を提供田崎美術館(1986)の図面 photo©architecturephoto
原広司の、国立近現代建築資料館での展覧会「建築に何が可能か」のフォトレポート。美術館や数多のランドマークも手掛けた建築家の展示。思想の根源にある“有孔体”と“浮遊”のテーマの具現化と発展の過程を紹介。思想・構想・実想の3つの“想”の展示で建築作品の解読の場を提供「有孔体の世界2022」の模型 photo©architecturephoto

原広司の、国立近現代建築資料館での展覧会「建築に何が可能か 有孔体と浮遊の思想の55年」をフォトレポートします。
美術館や数多のランドマークも手掛けた建築家の展示です。建築家の思想の根源にある“有孔体”と“浮遊”のテーマの具現化と発展の過程を紹介します。また、思想・構想・実想の3つの“想”の展示で建築作品の解読の場を提供する事も意図されました。会期は2022年12月13日~2023年3月5日。展覧会の公式ページはこちら

建築家・原広司は、東京大学で28年に渡り教鞭をとりながら、個人住宅から美術館や教育施設、さらに駅舎、高層建築、ドーム建築などの大規模建築に至るまで幅広く建築作品を創り出してきた。その中には、JR京都駅、大阪の新梅田シティ・スカイビル、札幌ドームなど世界的に著名なランドマーク作品も含まれる。

また原による数学、哲学、芸術をはじめとした多様な視点からの建築に関する思索は、日本の現代建築の発展を大きく牽引した。その代表である1967年の著書『建築に何が可能か』における「有孔体」と「浮遊」の思想に始まる原の思想は、その後、反射性住居、多層構造、機能から様相へ、集落の教え、離散的空間など多彩な建築概念に発展し、現代建築に計り知れない影響を与えた。加えて、他文化分野との交流にも大いに貢献し、一例をあげると、原が、友人である小説家・大江健三郎の故郷の愛媛県で設計した内子町立大瀬中学校は、大江健三郎の小説『燃えあがる緑の木』(1995年)の中に形を変えて登場する。

本展覧会では、近年、原広司+アトリエ・ファイ建築研究所から国立近現代建築資料館に寄贈された建築資料群の中から、「有孔体」と「浮遊」というテーマの展開を示す図面とスケッチを、年代を追いながら展示。原広司作品の根源であるこの二つの発想が、住宅から大規模建築、都市に至るまで、いかに具現化し、発展したかという点に着目する。「思想:オブジェ、イメージ図、著作物」、「構想:スケッチ」、「実想:設計図面」という三つの「想」による展示を通し、原広司の思想と実体的建築の関係を解読するための場、独創的な建築デザインの背後にある思考や知的側面へと誘う。

リリーステキストより
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中
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愛知を拠点に建築や美術の撮影をしている「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(経験者・未経験者可・既卒・2023年新卒)を募集中

【トロロスタジオについて】
トロロスタジオは、建築文化、芸術文化を深く愛する “ 記録係集団 ” です。
建築・美術・芸術・舞台・プロダクトの 写真・動画を撮影しています。
撮影を通じて、微力ながら文化の発展に貢献したいと考えています。

私たちは現在3名で活動しているチームです。それぞれに得意分野を持って、全国各地で撮影しています。月に一度はBOGという名前の勉強会をして、お互いの知見を高めあっています。

私たちはニシヤマナガヤというシェアスペースに事務所を構えています。1Fには、花屋さん、珈琲屋さん、焼き菓子屋さん、2Fには私達の事務所のほか、建築設計事務所、キッチン設計事務所、そして色々な教室が開催されるレンタルスペースがあります。ここを訪れる多様な人達と交流することで、視野を広げることができる環境です。

【代表 谷川ヒロシについて】
学生時代に友人らと共に空間デザインの事務所を開始。シーラカンスアンドアソシエイツ等を経て2007年に独立。その後病気になり3年半くらい病室か寝室で過ごす。リハビリと思っていた建築や美術の記録が楽しくなってしまい現在に至る。建築/美術バカ。来世では必ず建築家か芸術家になる予定。

私が本格的に写真を始めたのは40歳の時です。初めは月に1、2件しか撮影依頼がなかったのですが、徐々に建築や美術の分野で活躍されている方々からもお声がけ頂けるようになりました。頼もしいメンバーが増え、チームでしか成し得ない仕事もできるようになってきました。建築や美術の分野で新しい世界を見せてくれる方々に、微力ながら貢献できることに喜びを感じています。

ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能
ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能 image©Negativ
ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能 image©Negativ
ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能 image©Negativ
ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能 image©Negativ

ザハ・ハディド・アーキテクツスウェコサードネイチャーによる、デンマーク・オーフスの「ニュー・オーフス・スタジアム」です。
森の中の施設の建替え計画です。建築家は、周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案しました。また、建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能となっています。完成は2026年を予定しています。

こちらは、リリーステキストの翻訳です

ザハ・ハディド・アーキテクツは、建築・エンジニアリングコンサルタント会社のスウェコ、ランドスケープアーキテクトのサードネイチャーと共同で、デンマークの新しいオーフスのサッカー場建設のコンペに勝利しました。

1層構造の客席がサポーターとフィールドを限りなく近づけ、試合当日の体験をより鮮明にします。ニュー・オーフス・スタジアムは、市内のマルセリスボルグの森に埋め込まれています。

「森のアリーナ」と名付けられた、デザインコンセプトは、高さ47mにも及ぶ周囲の樹木の垂直方向のリズムに由来しています。そのデザインは、新スタジアムが森の延長線上にあることをイメージしており、スタジアムのパブリックコロネードやファサードのティンバーリブにその垂直性が継承されています。この垂直の身振りは、森から美しい広場に向かって流れ、スタジアムの外部および内部コンコースの柱廊へと続いています。ファサードと屋根には複雑な階層の木材リブを使用し、スタジアムの大きな水平方向のボリュームをヒューマンスケールに細分化すると同時に、隣接する公共プラザに集まるファンに到着の感覚を与えています。

新スタジアムの屋根は、内部コンコースおよび隣接する外部広場の天候を最大限に保護し、快適性を向上させるように設計されています。そして、スタジアム内のイベントから独立した、保護された360度のパブリックサーキュレーションルートを定義します。地域住民や公園を訪れる人々が、市民活動やレクリエーション、文化など様々な用途に利用できる、心地よい新しい公共空間を創出します。

スタジアムの透明の屋根やファサードの木製のリブの隙間から周囲の森が見え、透過性のある柱廊が異なるプログラムの境界をあいまいにしています。東西の柱廊は、メインエントランスを示す直感的な道しるべとなるだけでなく、メインエントランスの目印となるだけでなく、パブリックイベントとチケット制プログラムのインターフェースとして機能します。この2つを組み合わせることで、1年365日、さまざまなイベントを開催することが可能になります。

適切な機能のために適切な素材を使用し、強度と堅牢性が最大の価値をもたらすように量を極限まで減らすことが行われます。このニュー・オーフス・スタジアムの特徴は、3つの主要材料にあります。柱にリサイクル骨材を使用したコンクリート。トラスには地元で調達したアップサイクル・リサイクル鋼材を使用。そして、ファザードの被覆材には、地元で認証された持続可能な資源から作られた木材を使用しています。

隣接する、建築家アクセル・ホー・ハンセンによって1918年に完成した「スタディオンハレルネ」は、改修される予定です。その強烈な赤のファサードと白い装飾は、クラブの誰もが大切にしている歴史的な魂を保つために保持される予定です。

新しい建物の設計と建設は、既存のスタジアムの材料や部品を可能な限りリサイクルし、再利用することで推進されています。新スタジアムの環境負荷に対するプラス効果に加え、旧スタジアムの部材を再利用することで、プロジェクトの地域定着に貢献します。

オーフス・ジムナスティック・フォーニング(AGF)サッカークラブのホームグラウンドであり、デンマーク・スーパーリーグでトップチームがプレーする現在のオーフス・スタジアムは、1920年にオープンしました。1948年から2004年にかけて何度も改修が行われましたが、現在のスタジアムは、プロサッカーのトップリーグや国際試合の定期開催、大規模な文化イベントの開催に必要な基準をもはや満たしていないのです。おそらくAGFサポーターにとって最も重要なことは、既存のスタジアム内で観客とサッカーピッチの距離が長いことが、AGFの選手とファンがホームゲームで最もエキサイティングな雰囲気を生み出す妨げになっていることです。新スタジアムでは、観客とフィールドの距離が非常に近くなり、試合に参加するすべての人に没入感を生み出す事が出来るようになります。

コンペティションの主催者は、このチームの提案を、古代のマルセリスボルグの森の中にあり、歴史的なスタディオンハレルネに隣接しているというスタジアムの特殊性を理解し解釈している点を高く評価しました。「勝利したプロジェクトの強いマニフェストは、周囲に手を差し伸べ、文脈とうまくつながっています」

ザハ・ハディド・アーキテクツのディレクターであるジャンルカ・ラカナは、次のように述べています。
「オーフスにこのような重要なプロジェクトを建設することに選ばれたのは光栄なことです。私たちが提案するニュー・オーフス・スタジアムは、自然の森に囲まれた環境とクラブの遺産から着想を得ています。365日利用できる豊かな公共空間を提供し、設計と施工のあらゆる面で環境・経済・社会の最高水準のサステナビリティを取り入れた、街の新しいランドマークとなるスタジアムです」

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