MADが参画したチームによる、中国・長春市の、国際空港の新ターミナル。豊かな自然資源に囲まれる地域に計画。地域特徴の反映した都市の公共空間を目指し、光を取り込み植栽や水景を配した“ガーデンエアポート”を志向。鉄道駅舎を“シームレス”に組込んで交通利便性も向上
MADが参画したチームによる、中国・長春市の、国際空港の新ターミナル。豊かな自然資源に囲まれる地域に計画。地域特徴の反映した都市の公共空間を目指し、光を取り込み植栽や水景を配した“ガーデンエアポート”を志向。鉄道駅舎を“シームレス”に組込んで交通利便性も向上 image courtesy of MAD
MADが参画したチームによる、中国・長春市の、国際空港の新ターミナル。豊かな自然資源に囲まれる地域に計画。地域特徴の反映した都市の公共空間を目指し、光を取り込み植栽や水景を配した“ガーデンエアポート”を志向。鉄道駅舎を“シームレス”に組込んで交通利便性も向上 image courtesy of MAD
MADが参画したチームによる、中国・長春市の、国際空港の新ターミナル。豊かな自然資源に囲まれる地域に計画。地域特徴の反映した都市の公共空間を目指し、光を取り込み植栽や水景を配した“ガーデンエアポート”を志向。鉄道駅舎を“シームレス”に組込んで交通利便性も向上 image courtesy of MAD

MADとChina Airport Planning & Design InstituteとBeijing Institute of Architectural Designによる、中国・長春市の、国際空港の新ターミナルです。
豊かな自然資源に囲まれる地域に計画されました。建築家は、地域特徴の反映した都市の公共空間を目指し、光を取り込み植栽や水景を配した“ガーデンエアポート”を志向しました。また、鉄道駅舎を“シームレス”に組込んで交通利便性も向上させる事が意図されました。

こちらはリリーステキストの翻訳です

MADアーキテクツが、長春龍嘉国際空港の新ターミナルのウイニングデザインを公開、長春初の大規模航空輸送ジャンクション

マー・ヤンソンが率いる、MADアーキテクツは、China Airport Planning & Design Institute Co., Ltd. 、Beijing Institute of Architectural Design Co., Ltd.と共同で、中国の長春「龍嘉」国際空港第3ターミナルの設計のための国際コンペに勝利しました。

全体の敷地面積は177.6ヘクタール、総建築面積は27万㎡近くにもなります。ターミナルには54の航空機用ゲートがあり、完成後は年間2,200万人の旅客を収容する予定です。長春市と吉林省(人口2,300万人、最も古い製造業工業都市のひとつ)の最大の航空輸送拠点となる予定です。この都市は、中国東北地方で最も重要かつ有名な密林などの豊かな自然資源に囲まれており、北東アジアにおける国際的な地域拠点として知られています。

「未来の大規模な交通ジャンクションは、まず都市の重要な公共空間です。美術、総合、多様性、人間性、どれも大切です」─ マー・ヤンソン

ターミナルビルは、遠くから見ても、中から見ても、空港に落ち着いた存在感のあるヒューマンスケールの空間を加えるように設計されています。訪問者が、高速鉄道「龍嘉」駅や駐車場から近づくと、ターミナルのユニークな扇形の輪郭が、羽を浮かべたような形で迎えてくれます。これは、一日中このターミナルを行き来する飛行機への想いを表しています。

円弧で囲まれた3本指の回廊構造を採用することで、ターミナルのT1・T2エリアとの接続において全体の調和を保ちつつ、航空機に近い客席数を増加させることができます。エントランスを入ると、乗客は地下鉄や自動車道路など、ターミナルと広い敷地をつなぐ交通手段へ直接アクセスできる、途切れなく続く大きな1階部分に出会います。

さらに、手荷物を預けずに到着した乗客は、セルフサービスのチェックイン機やスマートなセキュリティチェックなど、空港設備のスマート化によって恩恵を受けることができます。全体的な空間レイアウトは、土地の節約と土工量の削減を実現します。また、屋根の形状は高低差を利用し、異なる交通手段の相互接続を上空から表現しています。

特に、地下鉄の駅ホールは、ターミナルビルの中心空間にシームレスに組み込まれ、ターミナル入口から「龍嘉」駅東側拡張駅ホールまでの距離を200m以下にすることで、地下鉄と空港間の乗り換え回数を減らすことができます。2018年以降、乗客の3分の1近くが高速鉄道で空港に出入りしていることを踏まえると、長春龍嘉国際空港にとって都市間鉄道はますます重要な入出国交通手段となることでしょう。

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川本達也建築設計事務所による、 愛知・尾張旭市の「旭ケ丘の家」。“将来的に除却可能な構造”の規制がある傾斜地に計画。一般解の“RC造”でない方法を求め、施工にも寄与する“幅15m”の量塊が跳ね出す“木造”建築を考案。諸機能を公道側に集め設備の合理性も高める
川本達也建築設計事務所による、 愛知・尾張旭市の「旭ケ丘の家」。“将来的に除却可能な構造”の規制がある傾斜地に計画。一般解の“RC造”でない方法を求め、施工にも寄与する“幅15m”の量塊が跳ね出す“木造”建築を考案。諸機能を公道側に集め設備の合理性も高める photo©植村崇史
川本達也建築設計事務所による、 愛知・尾張旭市の「旭ケ丘の家」。“将来的に除却可能な構造”の規制がある傾斜地に計画。一般解の“RC造”でない方法を求め、施工にも寄与する“幅15m”の量塊が跳ね出す“木造”建築を考案。諸機能を公道側に集め設備の合理性も高める photo©植村崇史
川本達也建築設計事務所による、 愛知・尾張旭市の「旭ケ丘の家」。“将来的に除却可能な構造”の規制がある傾斜地に計画。一般解の“RC造”でない方法を求め、施工にも寄与する“幅15m”の量塊が跳ね出す“木造”建築を考案。諸機能を公道側に集め設備の合理性も高める photo©植村崇史

川本達也建築設計事務所が設計した、 愛知・尾張旭市の「旭ケ丘の家」です。
“将来的に除却可能な構造”の規制がある傾斜地に計画されました。建築家は、一般解の“RC造”でない方法を求め、施工にも寄与する“幅15m”の量塊が跳ね出す“木造”建築を考案しました。また、諸機能を公道側に集め設備の合理性も高める事も意図されました。

これは前面道路から東側の池に向かって4m程下がっていく傾斜地に建つ個人の住宅。
こういった傾斜地の場合、上からの土圧に耐えかつ防水上の納まりを考慮した半地下のRC造の躯体を計画するのが一般解と言える。
ところがこの敷地の場合、都市計画法により行政から建物の構造に関する指導があり「将来的に除却可能な構造」とすることが条件となった。

建築家によるテキストより

そこで今回は、幅員4mの前面道路から作業可能な奥行5mまでの範囲に建物を着地させ、道路レベルから下がることなく幅15mの住空間そのものが片持ちで跳ね出していく建ち方を「木造」で目指すことにした

建築家によるテキストより

幅15mのボリュームが5m浮いて跳ね出すために必要な重量をコンクリートの錘で確保し、居住に必要な諸室、設備機器を全て道路側へまとめた平面計画とすることで建物全体の重心バランスを道路側へ寄せることを意識している。
そうすることで設備配管も全て道路付近で完結し、ポンプアップ設備の必要もなくコストを抑えることが可能となり平屋でありながらこの眺望を手に入れることができた。

建築家によるテキストより

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