2022年ap賞のトロフィーを受賞者に贈呈
2022年ap賞のトロフィーを受賞者に贈呈 photo©architecurephoto

2022年ap賞のトロフィーを受賞者に贈呈いたしました。「ap賞(アーキテクチャーフォト賞)」は、2014年から始まり2022年で第9回目となりました。本アワードは、特定の審査員によらずアクセス解析のUU数を根拠としており、1年間のアクセス結果を集計して順位を決定します。また、過去に弊サイトに掲載された全作品が対象となっています(新規の応募作業等は必要ありません)。2022年の受賞作品はこちらのページから閲覧可能です。2023年も皆様からの建築作品のご投稿をお待ちしております。

野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす
野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす photo©白川雄太
野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす photo©白川雄太
野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす photo©白川雄太

野路敏之 / 野路建築設計事務所が設計した、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」です。
遠くに山々を望む広い敷地に計画されました。建築家は、自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案しました。また、敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす事も意図されました。

周囲には見晴らしを遮るものがなく、遠くに連なる山々を望む広い敷地。

建築の計画をするにあたり、太陽が照り付ける夏の昼下がりや、氷点下10℃の凍てつく晴天の朝にも訪れた。何度か更地に足を踏み入れしばらく周囲を眺めていると頭の中ではしだいに「この環境の中でどこまで建築の存在を消せるだろう」と考えるようになっていた。
それくらいに取り囲む自然は美しく、その中にひっそりと佇む建築が最良の計画なのだろうと感じていた。

建築家によるテキストより

敷地の面積は大きいのだが、その形や道路に接する部分はいびつだった。その中で方位や眺望を頭に置きながら暮らしを探り、生活と環境に馴染む形態にたどり着いた。それが百尺の切妻屋根を持つ、単純だが大胆な平屋だった。

建築家によるテキストより

ひとつの切妻屋根をぱさっと被せた下には、駐車スペース、通り土間、玄関土間、LDK、その奥に水廻りと寝室などのプライベートゾーンを横一列につなげている。とても素直で素朴などこにでもあるような形態だが、敷地に対する建物や庭のボリュームの地割は無駄をなくし、南に面した長い軒下は夏の日差しと冬の積雪から身を守るための重要な意味がある。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 地域での暮らしを楽しくする為の企画と運営を行う「株式会社マイキー」が、プロジェクトデザイン等に携わるスタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
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【ap job更新】 地域での暮らしを楽しくする為の企画と運営を行う「株式会社マイキー」が、プロジェクトデザイン等に携わるスタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中

地域での暮らしを楽しくする為の企画と運営を行う「株式会社マイキー」の、プロジェクトデザイン等に携わるスタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社マイキーでは、事業拡大に伴い、新しいスタッフを募集することになりました。

弊社の手掛ける事業は二つのタイプがあります。

①自社事業としての、西千葉で運営するスペースの運営マネジメントとそれに紐づくイベント企画・実施
②クライアントワークとしての、まちづくり・公共空間・公共施設・場づくりなどに関する事業企画提案、プロデュース、コンテンツの企画と実施

そして、これらの仕事を「プロジェクト」と呼んでいます。
今回、この両方に携わるスタッフを求めています。

常に新しい領域に挑戦し、それによって成長し続けていたい人。
事業を通じて出会う人や関わる地域、そして社会全体に変化のきっかけを与える仕事がしたい人。
そんな価値観を共有できる仲間を探しています。

皆様のご応募をお待ちしています。

川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、愛知・半田市の「さくらい腎泌尿器科クリニック」。この地域で育った施主の為の診療所に母が長年営む理髪店を併設。育まれた“コミュニティー”の継承を求め、“光庭”を中心とした安心感ある居場所の構築を志向。街の風景や環境との接点も作り地域に接続させる
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、愛知・半田市の「さくらい腎泌尿器科クリニック」。この地域で育った施主の為の診療所に母が長年営む理髪店を併設。育まれた“コミュニティー”の継承を求め、“光庭”を中心とした安心感ある居場所の構築を志向。街の風景や環境との接点も作り地域に接続させる外観 photo©太田拓実
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、愛知・半田市の「さくらい腎泌尿器科クリニック」。この地域で育った施主の為の診療所に母が長年営む理髪店を併設。育まれた“コミュニティー”の継承を求め、“光庭”を中心とした安心感ある居場所の構築を志向。街の風景や環境との接点も作り地域に接続させる外観 photo©太田拓実
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、愛知・半田市の「さくらい腎泌尿器科クリニック」。この地域で育った施主の為の診療所に母が長年営む理髪店を併設。育まれた“コミュニティー”の継承を求め、“光庭”を中心とした安心感ある居場所の構築を志向。街の風景や環境との接点も作り地域に接続させる待合 photo©太田拓実

川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツが設計した、愛知・半田市の「さくらい腎泌尿器科クリニック」です。
この地域で育った施主の為の診療所に母が長年営む理髪店を併設した建築です。建築家は、育まれた“コミュニティー”の継承を求め、“光庭”を中心とした安心感のある居場所の構築を志向しました。また、街の風景や環境との接点も作り地域に接続させる事も意図されました。

愛知県半田市で施主のご両親が長年営んできた理髪店を建て替え、腎臓内科・泌尿器科クリニックと施主のお母様が営む理髪店を併設した建物を計画した。

施主は半田市で生まれ育ち、これまでも勤務医として近隣のクリニックで長年勤めてきた方であり、施主のお母様もこの地で長年理髪店を営んできた方である。そんな長年この地で育まれてきたコミュニティーを未来に渡って継承していく場のあり方を考えた。

建築家によるテキストより

計画が始まったのはコロナ渦まっ只中の2021年であり、密閉、密集、密接の3密が良くない事とされていた。
そんな状況にあっても、人が集う事を否定せず、コミュニティーを育んでゆける安心感のある居場所をつくりたいという思いから、光に満たされ新鮮な風が抜ける安心感を生む空間の象徴として、LightGarden(光庭)を空間の中心に据え、機能的特性の違う6つのボリューム(部屋)と3つのボイド(庭)を組合せることで全体を構成し、まちの風景や環境との接点を多く持った、地域環境に接続する建築の在り方を考えた。

建築家によるテキストより

様々な特性を持った部分(部屋)がそれぞれの特性を保ちながら結合することで生まれる建築の在り方は、どこかバラバラと無秩序に形成されているような街の風景を好意的に捉えつつ、それらの結節点となり、時間を掛け徐々に変化していくこれからの街の手がかりとなるような建築ができたのではないかと考えている。

建築家によるテキストより

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