長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、東京・台東区の店舗「Triangle蔵前店」。約7㎡の持帰り専門のソフトクリーム店。既存窓が外観になる様な条件に、店名をイメージした“三角形の金属板”で“旗”等を想起させる図案を壁に施す計画を考案。内部は“銀色”で塗装して移ろう街の様子も映す
長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、東京・台東区の店舗「Triangle蔵前店」。約7㎡の持帰り専門のソフトクリーム店。既存窓が外観になる様な条件に、店名をイメージした“三角形の金属板”で“旗”等を想起させる図案を壁に施す計画を考案。内部は“銀色”で塗装して移ろう街の様子も映す photo©Naomichi Sode
長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、東京・台東区の店舗「Triangle蔵前店」。約7㎡の持帰り専門のソフトクリーム店。既存窓が外観になる様な条件に、店名をイメージした“三角形の金属板”で“旗”等を想起させる図案を壁に施す計画を考案。内部は“銀色”で塗装して移ろう街の様子も映す photo©Naomichi Sode
長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、東京・台東区の店舗「Triangle蔵前店」。約7㎡の持帰り専門のソフトクリーム店。既存窓が外観になる様な条件に、店名をイメージした“三角形の金属板”で“旗”等を想起させる図案を壁に施す計画を考案。内部は“銀色”で塗装して移ろう街の様子も映す photo©Naomichi Sode

長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsが設計した、東京・台東区の店舗「Triangle蔵前店」です。
約7㎡の持帰り専門のソフトクリーム店の計画です。建築家は、既存窓が外観になる様な条件に、店名をイメージした“三角形の金属板”で“旗”等を想起させる図案を壁に施す計画を考案しました。また、内部は“銀色”で塗装して移ろう街の様子も映す事も意図されました。店舗の公式ページはこちら

台東区蔵前にある印刷会社の1階を改装してテイクアウト専門のソフトクリーム屋を計画しました。

建築家によるテキストより

既存建物の窓の1つがお店の外観になるような小さな計画です。
既存外壁のタイルに店名の「Triangle」をイメージした小さな三角形のアルミ板を貼ることで、電柱にかかった旗のように見えるアイデアを考えました。また見方によっては小さな窓の上部に灯る照明の光のようにも見える計画です。

建築家によるテキストより

店内は限られた面積のため、壁厚を有効利用して間柱を意匠に見せるアイデアとしています。
間柱の片面に取り付けられた構造用合板を銀色で塗ることで、天気や時間によって変わる街の姿とささやかに呼応する壁面としました。

建築家によるテキストより
神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡市の「傀藝堂」。伝統ある人形師の為のギャラリー兼住宅。地域と歴史への繋がりを求め、周辺に多数ある“Y字路”を参照して“選択肢”と“回遊性”を生む構成を考案。外部の“左官擁壁”は地区に残る江戸時代の石垣との調和も意図
神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡市の「傀藝堂」。伝統ある人形師の為のギャラリー兼住宅。地域と歴史への繋がりを求め、周辺に多数ある“Y字路”を参照して“選択肢”と“回遊性”を生む構成を考案。外部の“左官擁壁”は地区に残る江戸時代の石垣との調和も意図外観 photo©太田拓実
神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡市の「傀藝堂」。伝統ある人形師の為のギャラリー兼住宅。地域と歴史への繋がりを求め、周辺に多数ある“Y字路”を参照して“選択肢”と“回遊性”を生む構成を考案。外部の“左官擁壁”は地区に残る江戸時代の石垣との調和も意図外観 photo©太田拓実
神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡市の「傀藝堂」。伝統ある人形師の為のギャラリー兼住宅。地域と歴史への繋がりを求め、周辺に多数ある“Y字路”を参照して“選択肢”と“回遊性”を生む構成を考案。外部の“左官擁壁”は地区に残る江戸時代の石垣との調和も意図地下1階、ギャラリー部分(展示品の無い状態)、入口からギャラリー全体を見る。 photo©太田拓実
神谷修平+カミヤアーキテクツによる、福岡市の「傀藝堂」。伝統ある人形師の為のギャラリー兼住宅。地域と歴史への繋がりを求め、周辺に多数ある“Y字路”を参照して“選択肢”と“回遊性”を生む構成を考案。外部の“左官擁壁”は地区に残る江戸時代の石垣との調和も意図地下1階、ギャラリー部分、左:ギャラリーB、右:ギャラリーA、夜景 photo©太田拓実

神谷修平+カミヤアーキテクツが設計した、福岡市の「傀藝堂(かいげいどう)」です。
伝統ある人形師の為のギャラリー兼住宅の計画です。建築家は、地域と歴史への繋がりを求め、周辺に多数ある“Y字路”を参照して“選択肢”と“回遊性”を生む構成を考案しました。また、外部の“左官擁壁”は地区に残る江戸時代の石垣との調和も意図されました。施設の公式サイトはこちら

僕らの作り出すこれからの建築は、物理的なデザインではなくクライアントと世界へ「価値」を創造するものでありたい。
九州・桜坂にある100年以上の伝統を誇る人形師・中村人形のプロジェクト「傀藝堂」もこの実践のひとつです。

建築家によるテキストより

従来、展示と販売の機会は百貨店の企画展などに限られているため、彼らは自分たちのギャラリーを作ることに決めました。またこの先の100年も続く、地域伝統に根ざした建築を望んでいました。

僕らはこれに応えるため、文字通り「地域や歴史に接続する建築」を構想しました。

建築家によるテキストより

1. この地域に特徴的なY字路を取り込みます。ギャラリーは3つのY字路で計画されており、様々な選択肢と回遊性を与え、観賞時間を自然と引き延ばすことで商業的効果を生み出します。またこれは「人」のかたちをしたアイコニックなプランとなりました。

2. 江戸時代からの石垣擁壁の連なるこの地域に調和(あるいは擬態)させる、新たな左官擁壁をデザインしました。地元筑後川の川砂利等を使い伝統的な技法左官「掻き落とし」で大きな多面体を施工することに成功しました。

3. ギャラリーの最奥部には「光の間」として上部約5mからの自然光のみの空間を用意。ハイライトとなる人形1体のための間としました。この場所の緯度経度特有の、刻々と1年中変容する自然光によって。繊細な彫刻の造形がより際立ちます。「建築家は光を操る。彫刻家は光と遊ぶ」というガウディの言葉をクライアントと共有しながらつくりあげました。

建築家によるテキストより

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