吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」。駅近の“一人でお酒を愉しめる”店。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間を構築。雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」。駅近の“一人でお酒を愉しめる”店。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間を構築。雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想8階、1人席 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」。駅近の“一人でお酒を愉しめる”店。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間を構築。雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想8階、客席 photo©宮本啓介
吉田昌弘 / KAMITOPENによる、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」。駅近の“一人でお酒を愉しめる”店。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間を構築。雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想屋上、客席 photo©宮本啓介

吉田昌弘 / KAMITOPENが設計した、東京・新宿区の飲食店「ソロ山」です。
駅近の“一人でお酒を愉しめる”店の計画です。単独のお客のみを対象とし、“全席お一人様の席”と“セルフサービス”で滞在時間をひとりで楽しむ空間が構築されました。また、雫が一滴一滴広がっていくような平面構成は施主の企業名から着想されました。店舗の公式サイトはこちら

場所は新宿駅西口から徒歩3分の立地である。
ここに、うどん屋と天ぷら屋とそば屋を運営している「一滴グループ」がある。

建築家によるテキストより

「一滴グループ」の呪文は「自分たちが行きたくなる店をつくる」である。そこで、クライアントは「大人が一人でお酒を愉しめる空間」を新宿に作ることが出来ないかと考え、出店を決意した。

建築家によるテキストより

実際にはインテリアは全席お一人様の席としてデザインし、お客様もお一人様のみを対象としている。
また、ドリンクやフードもセルフサービスになっており、滞在する時間はすべてお一人様を愉しめるオペレーションとなっている。

デザインとしては、一滴グループの名前の由来である“一滴のつゆにもお代を頂戴しているのだと。その思いを心に刻むため”という言葉にインスピレーションを受け、雫が一滴一滴広がっていくようなデザインを試みた。

建築家によるテキストより
小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」。幹線道路と緑道に面する敷地。園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案。生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設を意図
小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」。幹線道路と緑道に面する敷地。園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案。生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設を意図俯瞰、緑道の上空からの様子。 photo©日暮雄一
小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」。幹線道路と緑道に面する敷地。園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案。生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設を意図外観、園庭より見る photo©日暮雄一
小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」。幹線道路と緑道に面する敷地。園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案。生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設を意図2階、2, 3歳児共用保育室 photo©日暮雄一

小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツが設計した、神奈川・川崎市の「かしまだ保育園」です。
幹線道路と緑道に面する敷地に計画されました。建築家は、園の活動や子供の身体寸法から発想し、“8畳間”の空間を複数組み合わせ“風車状”にした保育室を持つ建築を考案しました。また、生活道路に開いた配置は“地域の人々の中で共に育つ”施設が意図されました。

本計画は、川崎市の公立保育園民営化事業である。車通りの多い府中街道と、緑豊かな平間緑道とに挟まれ、消防署や水道局、団地など公営の施設に隣接している。敷地はもともと配水所で、地中に円形の基礎が残置された調圧塔跡地を避け木造2階建てとした。

建築家によるテキストより

敷地北側に位置する地域の生活動線でもある平間緑道へは園庭からもアクセスでき、園児の散歩動線として日常的に使われる。大きな落葉樹やベンチのある平間緑道からは園庭で遊ぶ園児の様子や、テラスでの活動、登園降園時の親子の様子も感じられ、園内からは散歩中のお年寄りや他園の子どもの散歩の様子を感じることができる。これまでの歴史を引き継ぎつつ、地域の人々の中でともに育っていく保育園となるような配置計画を目指した。

建築家によるテキストより

保育園での活動を紐解く中で、私たちがウガンダの材料寸法から導き出した小さな柱割(3m,4.5m,5m)がここでも有効であると考えた。実際に小さな子どもと長時間対峙してみても、彼らの身体の大きさや床に限りなく近い動き、2間(3,640mm)という寸法が柱間に生み出す8畳間とよく合致していた。

ひとつの保育室は、中央の丸太柱に4つの8畳間が寄り添う32畳のまとまりとし、それらが2間ずつずれながら互いに接し、風車状の保育室をつくる。この緩やかな空間をつくる2間の連なりが、保育の現場の体感とも繋がる重要な寸法に感じられた。

建築家によるテキストより

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