OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダのオフィスビル「アポロラーン171」。近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地。近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案。既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑える photo©Ossip van Duivenbode, courtesy of OMA
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテン による、オランダ・アムステルダムのオフィスビル「アポロラーン171」です。
近代的なビルと歴史的な住宅が混在する緑豊かな大通り沿いの敷地に計画されました。建築家は、近隣との結びつきを求め、ファサードに“ガラス”と“レンガ”を用いた二面性を持つ建築を考案しました。また、既存建物の基礎を活用し廃棄量を最小限にも抑えました。
こちらはリリーステキストの翻訳です
OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの設計によるアポロラーン171がアムステルダムで開業
アムステルダムの最新ハイエンド・オフィスビル、アポロラーン171が本日開業しました(※2023年12月12日)。OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの設計によるKroonenberg Groep社のためのオフィス建築は、透明性と触感を特徴とし、近隣の20世紀初頭のベルラーヘ建築と呼応しています。
Kroonenberg GroepのCEO、レスリー・バンベルガーは述べています。
「アポローランのこの目立つ場所に、私たちは近隣全体に大きな影響を与える美しいオフィスビルを一緒に作りました。周囲の環境に合わせたデザインで、ごく自然に溶け込んでいます。私たちは、街にこの素晴らしい施設が加わったことを誇りに思っています」
OMAのマネージングパートナーで建築家のデイヴィッド・ジャーノッテンは述べています。
「アポロラーン171の周辺には、ブティック・オフィスビル、住宅、高級ホテルが混在しています。私たちの中心的な意図は、新しい建築を形と素材を通して活気ある近隣地域と結びつけることであり、それとは対照的に、オリジナルのJPモルガンの建物は銀行のセキュリティ上の必要性からより孤立していました。私たちのデザインでは、アポロラーン171に沿って連なるガラスのヴォリュームが建物に魅力的な特徴を与え、一方、住宅街のティティアンストラートに面したレンガ造りのファサードは、ベルラーヘの歴史的建築を想起させます」
アポローランは、アムステルダム南部に位置する緑豊かな大通りで、歴史的な都市型ヴィラと、住宅やオフィスを収容する近代的なビルが混在する地区です。オランダのモダニズム建築家H.A.マースカントが設計したヒルトン・ホテルは、この地域の象徴です。1980年代、アポロラーン沿いの角地に、大部分が不透明なファサードのJPモルガン・ビルが建設されました。それは、OMAを含む他のエントリーを抑えてコンペで優勝したヴィム・クイストのデザインに続くものでした。その後、このビルがJPモルガンのワークスペースから賃貸オフィスへと変貌を遂げるにつれ、オリジナルのデザインは新たな機能的ニーズを満たすことができなくなりました。アポロラーン171は、周辺環境と一体化した、よりオープンな執務環境を提供する現代的なオフィスとして開発されました。
新しい5階建てのビルの形は、オリジナルのJPモルガン銀行の外壁を忠実になぞったものです。対照的な素材が建築に二重の性格を与えています。アポロラーン171の一面は、日本の3Dジグソーパズルを参考に構成されたガラスのボリュームで定義されています。ヴォリュームは近隣のビルのスケールに合わせて設計され、ガラスは豊かな採光をもたらし、アポローランの緑をオフィス内部にまで広げています。ロビーとメイン・サーキュレーション・コアの主な仕上げ材は緑色の大理石で、アポロラン沿いの緑豊かな植物と調和しています。ティティアンストラート側では、建物は階段状になっており、特注デザインのレンガが織り込まれ覆われています。そして、スケール、色、触感を通じて、この地域の歴史的な住宅を想起させます。建物の形状は、テナントが使用する屋上庭園を含む複数のテラスをもたらしました。