OMA / 重松象平が空間デザインを手掛けた、タイでの展覧会「ヴィジョナリー・ジャーニーズ」。ルイ・ヴィトンの“物語”を伝える為の展示。直観的に発見し吸収できる“物語装置”として、過去と現代の作品を再文脈化した舞台芸術的な体験を構築。製品や背景からインスパイアされた5つのテーマルームを作る 「トランクスケープ」の部屋 photo courtesy of Louis Vuitton
OMA / 重松象平が空間デザインを手掛けた、タイでの展覧会「ヴィジョナリー・ジャーニーズ」。ルイ・ヴィトンの“物語”を伝える為の展示。直観的に発見し吸収できる“物語装置”として、過去と現代の作品を再文脈化した舞台芸術的な体験を構築。製品や背景からインスパイアされた5つのテーマルームを作る 「オリジン」の部屋 photo courtesy of Louis Vuitton
OMA / 重松象平が空間デザインを手掛けた、タイでの展覧会「ヴィジョナリー・ジャーニーズ」。ルイ・ヴィトンの“物語”を伝える為の展示。直観的に発見し吸収できる“物語装置”として、過去と現代の作品を再文脈化した舞台芸術的な体験を構築。製品や背景からインスパイアされた5つのテーマルームを作る 「コラボレーション」の部屋 photo courtesy of Louis Vuitton
OMA / 重松象平 が空間デザインを手掛けた、タイ・バンコクでの展覧会「ヴィジョナリー・ジャーニーズ」です。
ルイ・ヴィトンの“物語”を伝える為の展示です。建築家は、直観的に発見し吸収できる“物語装置”として、過去と現代の作品を再文脈化した舞台芸術的な体験を構築しました。そして、製品や背景からインスパイアされた5つのテーマルームを作りました。
以下はリリーステキストの翻訳です
OMA/重松象平が、バンコクでのルイ・ヴィトンのための展覧会「ヴィジョナリー・ジャーニーズ」の開催を発表
ヴィジョナリー・ジャーニーズは、ヴィジョナリー・ジャーニー展のコンセプトに関する建築的アイデンティティをOMA/重松昌平とルイ・ヴィトンが共同で手掛けるパートナーシップの最初の作品です。
バンコク、2024年2月28日───バンコクのゲイソーン・アマリンの地上階に位置する「LVザ・プレイス・バンコク」の文化的要素として、初プロジェクトが一般公開されます。それは、展示、カフェ、ストア、レストランを統合したルイ・ヴィトンの新しいインターフェースです。パートナーの重松象平とプロジェクト・アーキテクトのジェシー・カタラーノが率いるこの展示戦略は、メゾンの柱である「サヴォアフェール」「イノベーション」「クリエイティビティ」を反映した夢のような環境を通して、歴史的作品と現代作品を再文脈化し、舞台芸術的な体験を構築するものです。
OMAパートナーの重松象平は言います。「私は、ピエトロ・ベッカーリや彼のチームと協力し、ルイ・ヴイトンの旅の次の章のために、新しい展覧会の舞台美術に貢献できることに興奮しています。私たちは、メゾンのDNAの最も基本的な要素を掘り起こし、コンテンツの物理的、非物質的なクオリティを反映したテーマに沿った部屋を作りました。建築は、それぞれのテーマの背後にある物語を直感的に発見し、吸収するよう、見る者を誘う物語装置となります」
メゾンの最も特徴的なデザインや瞬間は、それらを含む環境に変換されます。5つのテーマルーム「トランクスケープ」「オリジン」「アイコニック・バッグ」「コラボレーション」「スーベニア」は、その内容から得た特定の展示タイポロジーを用いて構成されています。構造の革新、果てしないアーカイブの形式、素材の質、イコノグラフィーなどの要素やテクニックが抽出され、各部屋の新しいパーツのキットに翻訳されます。
「トランクスケープ」は、ルイ・ヴィトンのストーリーの始まりを、ブランドの核となるクラフトマンシップと革新の歴史を象徴する代表的な製品、トランク「クーリエ・ロジーヌ90」を用いて構築されたインスタレーションで表現しています。トランクは安定感を体現しているが、私たちはそれを不安定にして新しい環境を構想しています。96個のトランクがアーチ状に組み合わされ、構造的な完全性、強度、そして同時に軽さを示しています。独創的で上質な構造を際立たせるトランク・モジュールは、それぞれ本物のパーツで作られています。それは、ウッド、ルイ・ヴィトンのアイコンであるモノグラム・キャンバス、そして本物のメタリック・ディテールです。特注の金属製リングがユニットを目立たないように固定します。その結果、トランクスケープはスクリーンに囲まれ、ストーリーテリングのためのサーフェイスを広げ、観客を展覧会への魅惑的な入り口へといざないます。