黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesが設計した、東京・世田谷区の住宅「Le49Ⅱ」です。
閑静な住宅街の角地での計画です。建築家は、家族が豊かに暮らせる住まいとして、地下と一階に個室等をまとめて二階に“パブリックルーム”としてのLDKを設ける構成を考案しました。そして、間接照明と勾配天井を用いて団欒の空間を演出しました。
東京都心の閑静な住宅街の角地に建つ「Le49Ⅱ」。
クライアントはご息女が通う小学校の傍に新たに土地を購入し、家族3人が豊かに暮らしながら、ワークフロムホームを実現できる住宅を目指した。
ご主人の書斎と奥様のアトリエを地下1階に設けることで、大人が集中して仕事や趣味に打ちこめる空間を確保。
1階には主寝室や子供室に加え、水回りエリアがコンパクトにまとめた。2階には家族全員が集まり、団欒ができる一室空間のパブリックルームを配置。
寄棟&切妻屋根の天井垂木が特徴的で、南側リビングに設けた5角形の開口部から自然光が注がれ、その反射光がストライプ柄の天井垂木面に美しいグラデーションをつくりあげている。
また、桁側壁面を利用してリビング収納やキッチン、トイレ、エレベーターなどを格納。その上部耐風梁に設置したコーブ照明の効果により天井が美しくライトアップされ、昼とは異なる表情がうまれている。
ダイニング&キッチンエリアの天井高をあえて低く抑えることで、天井高のあるリビングエリアと間に生じる心地よいコントラストも特徴的である。