今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする
今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする通りより開口部越しに内部を見る、夜景 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする通りより開口部越しに内部を見る、夜景 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする外部より開口部越しに内部を見る、夜景 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、愛知の店舗「ring名古屋」。駅直結の大型複合施設内の地上階の区画。多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向。“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にする外部より開口部越しに内部を見る、夜景 photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!が設計した、愛知の店舗「ring名古屋」です。
駅直結の大型複合施設内の地上階の区画での計画です。建築家は、多くの人々が行交う状況に対し、大開口を活かして“服をファサードに顕在化させる”設計を志向しました。また、“島状の独立したレジカウンター”で多方面への気配りも可能にしています。店舗の場所はこちら(Google Map)。

名古屋ささしまライブ駅直結の大型複合施設の1階に位置するセレクトショップのインテリアデザインである。

上階にホテルとオフィスを備える高層ビルのグランドレベルは、歩行者へ充分に開放され、多くのビジネスマンと近くの大学生が行き交っている。

建築家によるテキストより

フルハイトの開口部とCH4500の高い天井高さを活かし、街角に沿ってL型にハンガーラックを回して服をファサードに顕在化させ、その上方の気積に印象的な照明とサインを浮かべた。

内部は入口正面の壁を雁行させながら素材と高さを変化させることで、奥への期待感を助長し、屋外を思わせるような街灯を建ててシークエンスに変化と面白みを持たせた。

建築家によるテキストより

売場の中央に島状に独立したレジカウンターは多方向への気配りを可能とし、傍に架けたハシゴは天井の高さを演出するのと同時に見上げる人に身体性を想起させる。

カーペットは黄色を少し燻ませたカナリア色とし、コロナ禍で忘れてしまったショッピングの楽しさをシンボライズすることを目指した。

建築家によるテキストより
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる外観、夜景 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる1階、ショールーム photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる4階、コワーキングスペース photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」。リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包。施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させる7階、イベントスペース(リートフェルトルーフトップ) photo©Ossip van Duivenbode

MVRDVが設計した、オランダの「NIO・ハウス・アムステルダム」です。
リートフェルトの増築も施された19世紀築の建物を転用する計画です。地域に貢献する“自動車ショールーム”として、上階に様々なパブリック機能を内包しています。また、施主企業のスローガンを参照して各階の色を段階的に変化させています。


こちらはリリーステキストの翻訳です

MVRDVが、NIOの新しいヨーロッパ旗艦店のために、19世紀に建てられた指定建造物とヘリット・リートフェルトの屋上パヴィリオンをリスペクトしながら変容させる

電気自動車メーカーのNIOは、19世紀後半に建てられたアムステルダムのカイザースグラハトにある7階建てのビルに、ヨーロッパにおける旗艦店をオープンしました。新しいNIO・ハウス・アムステルダムは、MVRDVによるインテリア・デザインで建物を改装し、NIOのブランドを反映したデザイン要素と、歴史的建造物を尊重した扱いを組み合わせています。NIOのスローガンである「青い空がやってくる」にインスパイアされ、低層階のアースカラーから、モダニズムの屋上パヴィリオンを満たすエアリーなブルーまで、建物の各フロアはカラーグラデーションを形成しています。

この建物には語り継がれる歴史があります。ヤン・ファン・ロイの設計で、1891年にニューヨーク生命保険会社のために建てられた当時は、アムステルダムで最も高い民間ビルのひとつでした。20世紀の大半は、メッツ・アンド・カンパニー・デパートの本拠地であり、1933年には、モダニズム運動で最も重要なオランダ人建築家であるヘリット・リートフェルトの設計による鉄骨とガラスの屋上パヴィリオンが増築されました。この遺産にもかかわらず、2013年にアバクロンビー&フィッチの店舗が入ることになり、その結果、リートフェルト・パヴィリオンを含む上層階は一般公開されなくなり、オリジナルの内部ディテールの多くが覆い隠されました。

世界中のNIOハウスがそうであるのと同じように、NIOハウスの登場によって、その建物は単なる「自動車ショールーム」ではなく、それを受け入れる近隣地域に貢献するさまざまな機能を備えた公共建築物となるのです。1階のカー・ショーケースの上には、柔らかな黄色のキッズ・コーナーを含むカフェがある。次に3階にはフォーラムがあり、地元企業やイベント団体がワークショップやプレゼンテーション、小規模な講演会などに利用できるほか、子どもたちが楽しめる「ジョイ・キャンプ」も併設されています。4階には一般の人も予約して利用できるコワーキングスペースがあり、5階にはアートとデザインのギャラリーがある。このギャラリーはNIOの製品を展示したり、地元のアーティストが作品を発表する場としても利用できます。最後に、NIOのオフィス用に確保された6階の上には、7階のイベントスペースと屋上パヴィリオンがあります。

MVRDVのデザインにおいて、歴史的なディテールが再び明らかになった階段は、デザインの中心的な要素となり、各階の主要スペースから常に見えるようになっており、訪問者の方向を知るのに役立っています。プロジェクトを通して、明るく風通しの良い環境を作るため、空間は可能な限り開放され、内壁を取り除き、天井を高くし、1階とカフェをつなぐアトリウムのような縦のつながりを強調しています。

MVRDVの創立パートナー、ヤコブ・ファン・ライスは言います。
「このプロジェクトにおけるエキサイティングな挑戦は、この建物の歴史と、様々な意味で未来のヴィジョンを提供することに興味を持つ企業であるNIOのアイデンティティを一体化させることでした」「ある意味、私たちは90年前にリートフェルトが潔く解決したのと同じ課題に直面しているのです。NIO・ハウス・アムステルダムは、古いものと新しいものが互いに対比をなし、最終的にはお互いを豊かにする方法を示しています」

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