ODS / 鬼木孝一郎による、福井市の店舗「BIJOUPIKO 福井」。郊外のジュエリー店の計画。内部を“散策したくなる”建築を目指し、“変化のあるシークエンス”の創出を志向。メイン売場となる“落ち着いた空間”の両側に“開放的な吹抜空間”を配置して共存させる構成を考案
ODS / 鬼木孝一郎による、福井市の店舗「BIJOUPIKO 福井」。郊外のジュエリー店の計画。内部を“散策したくなる”建築を目指し、“変化のあるシークエンス”の創出を志向。メイン売場となる“落ち着いた空間”の両側に“開放的な吹抜空間”を配置して共存させる構成を考案外観、北側の駐車場より見る、夕景 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、福井市の店舗「BIJOUPIKO 福井」。郊外のジュエリー店の計画。内部を“散策したくなる”建築を目指し、“変化のあるシークエンス”の創出を志向。メイン売場となる“落ち着いた空間”の両側に“開放的な吹抜空間”を配置して共存させる構成を考案1階、吹抜のある販売エリアからメインの販売エリアを見る。 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、福井市の店舗「BIJOUPIKO 福井」。郊外のジュエリー店の計画。内部を“散策したくなる”建築を目指し、“変化のあるシークエンス”の創出を志向。メイン売場となる“落ち着いた空間”の両側に“開放的な吹抜空間”を配置して共存させる構成を考案1階、メインの販売エリア、夜景 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、福井市の店舗「BIJOUPIKO 福井」。郊外のジュエリー店の計画。内部を“散策したくなる”建築を目指し、“変化のあるシークエンス”の創出を志向。メイン売場となる“落ち着いた空間”の両側に“開放的な吹抜空間”を配置して共存させる構成を考案2階、販売エリア全体を見る。 photo©太田拓実

ODS / 鬼木孝一郎が設計した、福井市の店舗「BIJOUPIKO 福井」です。
郊外のジュエリー店の計画です。建築家は、内部を“散策したくなる”建築を目指し、“変化のあるシークエンス”の創出を志向しました。そして、メイン売場となる“落ち着いた空間”の両側に“開放的な吹抜空間”を配置して共存させる構成を考案しました。店舗の公式サイトはこちら

セレクトしたブライダルリングを扱うジュエリーショップ「BIJOUPIKO 福井店」。
移転にあたり、建築と内装のデザインを担当した。2024年に新幹線が延伸した福井駅から車で15分ほどの大通りに面した店舗となっている。

建築家によるテキストより

大雪への対策から切妻の屋根形状を採用。中央に二層のコアを設け、その両側に開放的な吹き抜け空間を配した構成とした。
褐色の吹付け仕上げの壁とした中央コアは商談スペースを含めたメインの販売エリアとし、落ち着いて商品を選べる場所となっている。

それに対し白く仕上げた両側の吹き抜けは、北面を全面ガラスに、東西面にはローサイドライトを設け、外光が安定して充満する開放感のある空間とした。

建物の周囲には店内からも楽しめる石庭を設けている。

建築家によるテキストより

2つの質の異なる空間を共存させることにより変化のあるシークエンスをつくり、建物内を散策したくなるようなショップとなることを目指した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 幅広い用途のインテリアを手掛け、“価値ある空間”を創造し続ける「株式会社モノグラフ」が、インテリアデザイナー(既卒・経験者)を募集中
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幅広い用途のインテリアを手掛け、“価値ある空間”を創造し続ける「株式会社モノグラフ」の、インテリアデザイナー(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【会社概要】
2015年に設立された株式会社モノグラフは、東京都を拠点に、ホテル、飲食店、物販、ジュエリー、オフィスなど幅広い分野のインテリアデザインを手掛けるデザイン設計会社です。
さらに「Ergo」というアートスタジオも運営し、アート性を追求したデザインの提供にも力を入れています。私たちは、実業家や経営者との密なやりとりを通じて、デザインとコンサルティングの両面から価値ある空間を創造し続けています。

【働く魅力】
株式会社モノグラフでは、デザイナーとしてのスキルを存分に発揮できる場が整っています。経験豊富な方には、早い段階からクライアント対応を任せるなど、裁量の大きい業務に挑戦できます。
デザイン経験が浅い方でも、図面制作スキルを活かしてプロジェクトに参加し、実践を通じて成長できる環境が整っています。多彩な案件を手掛けることで、実践的な知識と経験を積みながら、デザイン力を磨くチャンスが広がっています。

【社内の雰囲気】
風通しの良いフラットな社風が魅力の株式会社モノグラフでは、社員一人ひとりが自由に意見を発信でき、アイデアを形にするプロセスを大切にしています。代表の市村を中心に、コンセプトワークやアイデアを共有しながら、互いに刺激を与え合い成長できる環境です。
デザインやアートが好きな仲間とともに、クリエイティブな挑戦を続けています。

渡邉明弘事務所・オクムラデザイン・キーマンによる、東京・千代田区の「REDO JIMBOCHO」。雑居ビルを改修と耐震化した“シェア型複合施設”。既存の状態に対し、“修繕”でも“建替”でもない“再生”する設計を志向。柱の増し打ち補強を含む“総合的な計画”で他の選択肢では“得難い空間”を生み出す
渡邉明弘事務所・オクムラデザイン・キーマンによる、東京・千代田区の「REDO JIMBOCHO」。雑居ビルを改修と耐震化した“シェア型複合施設”。既存の状態に対し、“修繕”でも“建替”でもない“再生”する設計を志向。柱の増し打ち補強を含む“総合的な計画”で他の選択肢では“得難い空間”を生み出す外観、北東側より見る。 photo©鳥村鋼一
渡邉明弘事務所・オクムラデザイン・キーマンによる、東京・千代田区の「REDO JIMBOCHO」。雑居ビルを改修と耐震化した“シェア型複合施設”。既存の状態に対し、“修繕”でも“建替”でもない“再生”する設計を志向。柱の増し打ち補強を含む“総合的な計画”で他の選択肢では“得難い空間”を生み出す外観、北側の道路より1階部分を見る、夕景 photo©鳥村鋼一
渡邉明弘事務所・オクムラデザイン・キーマンによる、東京・千代田区の「REDO JIMBOCHO」。雑居ビルを改修と耐震化した“シェア型複合施設”。既存の状態に対し、“修繕”でも“建替”でもない“再生”する設計を志向。柱の増し打ち補強を含む“総合的な計画”で他の選択肢では“得難い空間”を生み出す1階、シェア型レストラン、夕景 photo©鳥村鋼一

渡邉明弘建築設計事務所奥村雅俊 / オクムラデザイン西坂達哉 / キーマンによる、東京・千代田区の「REDO JIMBOCHO / 神田神保町武田ビル再生」です。
雑居ビルを改修と耐震化した“シェア型複合施設”です。建築家は、既存の状態に対し、“修繕”でも“建替”でもない“再生”する設計を志向しました。そして、柱の増し打ち補強を含む“総合的な計画”で他の選択肢では“得難い空間”を生み出しました。施設の場所はこちら(Google Map)。

耐震補強専門の建設会社が立ち上げた建物再生事業のモデルケースとして、神保町にある築49年の雑居ビルを耐震化し、シェア型複合施設として再生した。

敷地の北側には古書店などを営む様々な時代の建物が重層的な景観を残すものの、その多くが耐震性や老朽化などの問題を抱えながら修繕による延命を繰り返している。反対の南側では、古ビルは再開発で一掃され巨大なオフィスやマンションがそびえている。そんな真逆の性格をしたエリアがぶつかる角地で、既存建物は「修繕」と「建替・再開発」の二者択一を迫られるように建っていた。

建築家によるテキストより

既存建物自体は、築古の小規模ビルに典型的な狭小偏心コアの構造形式であり、再生とは相性が良いとは言えなかった。なぜなら耐震性や機能性といった問題を抱える一方で、それを解決しようにもブレースや耐力壁による耐震化、エレベーターや吹き抜けによる動線や空間構成の変更、老朽化した設備の単なる入れ替えなどは機能的・経済的に困難だからであり、これが「修繕」と「建替・再開発」の二項対立をもたらしているからだ。

建築家によるテキストより

そこで、総合的・複合的な計画によって諸問題を解決することで、このような構造形式を作り変えるのではなく活かすことを考えた。
耐震化においては陳腐化した設備を更新する際に高架水槽や塔屋の一部を撤去することで建物を軽量化、耐力を向上させた。そうして必要な補強量を削減し、構造形式を維持するように柱だけを増し打ち補強した。

階毎に異なる環境を仕上げで強調させながら、躯体のポテンシャルを最大化するようにインフィルを計画していったところ、ワンオペ営業も可能なコの字型カウンターや放射型に間仕切られたシェアハウスの個室群など、この建物を再生したからこその、新築や修繕では得難い空間が出来上がった。

建築家によるテキストより

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