トラフ建築設計事務所による、東京・港区のショールーム「SLEEPY TOFU HOUSE」。寝具ブランドの為に計画。“やわらかい暮らし”の体感の場として、豆腐を模した“TOFU ROOM”の周りに住空間を想起させるエリアを配置する構成を考案。製品の柔らかい質感との呼応も意図して建材を選定
トラフ建築設計事務所による、東京・港区のショールーム「SLEEPY TOFU HOUSE」。寝具ブランドの為に計画。“やわらかい暮らし”の体感の場として、豆腐を模した“TOFU ROOM”の周りに住空間を想起させるエリアを配置する構成を考案。製品の柔らかい質感との呼応も意図して建材を選定エントランス側より空間全体を見る。 photo©木寺紀雄
トラフ建築設計事務所による、東京・港区のショールーム「SLEEPY TOFU HOUSE」。寝具ブランドの為に計画。“やわらかい暮らし”の体感の場として、豆腐を模した“TOFU ROOM”の周りに住空間を想起させるエリアを配置する構成を考案。製品の柔らかい質感との呼応も意図して建材を選定「リビングルーム」から「ベッドルーム」側を見る。 photo©木寺紀雄
トラフ建築設計事務所による、東京・港区のショールーム「SLEEPY TOFU HOUSE」。寝具ブランドの為に計画。“やわらかい暮らし”の体感の場として、豆腐を模した“TOFU ROOM”の周りに住空間を想起させるエリアを配置する構成を考案。製品の柔らかい質感との呼応も意図して建材を選定「ベッドルーム」から「TOFU ROOM」を見る。 photo©木寺紀雄
トラフ建築設計事務所による、東京・港区のショールーム「SLEEPY TOFU HOUSE」。寝具ブランドの為に計画。“やわらかい暮らし”の体感の場として、豆腐を模した“TOFU ROOM”の周りに住空間を想起させるエリアを配置する構成を考案。製品の柔らかい質感との呼応も意図して建材を選定「TOFU ROOM」 photo©木寺紀雄

トラフ建築設計事務所が設計した、東京・港区のショールーム「SLEEPY TOFU HOUSE」です。
寝具ブランドの為に計画されました。建築家は、“やわらかい暮らし”の体感の場として、豆腐を模した“TOFU ROOM”の周りに住空間を想起させるエリアを配置する構成を考案しました。また、製品の柔らかい質感との呼応も意図して建材を選定しました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

台湾発の寝具ブランド「SLEEPY TOFU」の日本初となる旗艦店「SLEEPY TOFU HOUSE」の内装計画。

南青山の落ち着いた街並みに位置するこの店舗は、感度の高いショップやギャラリーが集まるエリアにあり、ブランドが掲げる「日常に余白をもたらし、暮らしをもっとやわらかくする」というコンセプトを空間で体現することが求められた。

建築家によるテキストより

店内は、玄関、リビング、ダイニング、キッチン、書斎、寝室など、実際の住空間をイメージしたエリアを緩やかにつなげる構成とし、訪れる人が自然な流れの中で製品に触れられるように計画した。

中央には「TOFU ROOM」を配置し、ワンルームの空間を緩やかに仕切る役割を担っている。

建築家によるテキストより

店内には、「SLEEPY TOFU」が製作したダイニングテーブルセットや豆腐のようなソファ、キューブ型スツールなどを配置し、製品と空間の統一感を高めている。

ブランドとして大切にしている台湾茶を提供するキッチンには、収納扉に100%繊維系廃材を再利用した圧縮パネルを用いて仕上げており、柔らかさを感じさせる素材が空間全体にやさしい雰囲気をもたらしている。

床仕上げにはメープルフローリングを使用し、カーテンやラグには隣接するデンマークのテキスタイルメーカー「Kvadrat」の製品を選定することで、素材や色彩を通じて「SLEEPY TOFU」の製品が持つ柔らかい質感に呼応する穏やかなトーンを生み出している。

建築家によるテキストより
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BWM デザイナーズ&アーキテクツによる、大阪・関西万博の「オーストリアパビリオン」。“未来を作曲”をテーマとした施設。同国の音楽と木造の文化の伝達を意図し、“歓喜の歌”をあしらった螺旋状で木造の“五線譜”を備えた建築を考案。会期終了後の容易な解体と再利用が可能な構法でつくる
BWM デザイナーズ&アーキテクツによる、大阪・関西万博の「オーストリアパビリオン」。“未来を作曲”をテーマとした施設。同国の音楽と木造の文化の伝達を意図し、“歓喜の歌”をあしらった螺旋状で木造の“五線譜”を備えた建築を考案。会期終了後の容易な解体と再利用が可能な構法でつくる photo©Stefan Schilling
BWM デザイナーズ&アーキテクツによる、大阪・関西万博の「オーストリアパビリオン」。“未来を作曲”をテーマとした施設。同国の音楽と木造の文化の伝達を意図し、“歓喜の歌”をあしらった螺旋状で木造の“五線譜”を備えた建築を考案。会期終了後の容易な解体と再利用が可能な構法でつくる photo©BWM Designers & Architects
BWM デザイナーズ&アーキテクツによる、大阪・関西万博の「オーストリアパビリオン」。“未来を作曲”をテーマとした施設。同国の音楽と木造の文化の伝達を意図し、“歓喜の歌”をあしらった螺旋状で木造の“五線譜”を備えた建築を考案。会期終了後の容易な解体と再利用が可能な構法でつくる photo©BWM Designers & Architects
BWM デザイナーズ&アーキテクツによる、大阪・関西万博の「オーストリアパビリオン」。“未来を作曲”をテーマとした施設。同国の音楽と木造の文化の伝達を意図し、“歓喜の歌”をあしらった螺旋状で木造の“五線譜”を備えた建築を考案。会期終了後の容易な解体と再利用が可能な構法でつくる photo©Stefan Schilling

BWM デザイナーズ&アーキテクツ(BWM Designers & Architects)による、大阪・関西万博の「オーストリアパビリオン」です。
“未来を作曲”をテーマとした施設です。建築家は、同国の音楽と木造の文化の伝達を意図し、“歓喜の歌”をあしらった螺旋状で木造の“五線譜”を備えた建築を考案しました。また、会期終了後の容易な解体と再利用が可能な構法でつくりました。施設の公式ページはこちら


こちらは建築家によるテキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

パヴィリオンのストーリーライン:未来を創造する

「象徴的な螺旋状の彫刻がドラマチックに空へとそびえ立ち、万博におけるオーストリア・パヴィリオンの視覚的な中心となっています。近くで見ると、それは『歓喜の歌』の冒頭部分をあしらった巨大な木製の五線譜であることがわかります。螺旋は、文化を超越する普遍的な象徴的力を有しています。それは、直線的な進歩モデルを超えて、人生の循環的な本質、変化、成長、そして変容についての省察を促します」と、BWMデザイナーズ&アーキテクツのヨハン・モーザー(Johann Moser)は説明します。

とりわけ、世界的な課題や将来への不安が高まる中で、オーストリアのそびえ立つ螺旋は、喜びと楽観の力強い象徴として存在しています。この螺旋の形状は音楽から着想を得ています。音楽は、特に日本においてオーストリアがよく知られているものです。音楽は動きをもたらします。くるくると回るワルツ、指揮者の動き、ダンスのリズム――これらすべてがこの螺旋の中に表現されています。螺旋の裏側は、絶えず上昇する五線譜としてデザインされています。「歓喜の歌」の冒頭部分は、音楽が持つ深い感情の力を象徴しています――それは文化や国境を超えて響き合う力です。

さらに、このメロディの選択は文化的なメッセージでもあります。欧州連合のアンセムとして、それはオーストリアの越境的なアイデンティティを反映しています。オーストリアは、自らをより大きな全体の一部と見なしています。そこでは、音楽が普遍的な言語として、国境を越えて人々をつなぎ、架け橋となるのです。この象徴的な楽曲の作曲家であるベートーヴェンはドイツに生まれ、オーストリアで作品を生み出しました。それでも彼の音楽は、特定の国に属するものではなく、世界全体のものなのです。

未来を創造する――それは、喜びに満ちた共同の取り組みです。

螺旋

オーストリア・パヴィリオンの際立った特徴は、空へと伸びる目を引く螺旋状の彫刻です。木材で作られたこの彫刻は、現代の木造建築におけるオーストリアの技術力を示すとともに、CO2排出量の削減を目指す世界的な動きの中で、この伝統的な素材が持続可能な代替資材として大きく復活しつつあることを強調しています。「木材は、伝統と革新を独自の形でつなぐ素材です」と、BWMデザイナーズ&アーキテクツのヨハン・モーザー(Johann Moser)は説明します。

長さ91メートル、幅4.3メートルの「リボン」は、上下の縁が265本の斜めの支柱で交差して構成されています。この二重ループの形状は5本の鉄製パイロンによって支えられ、高さ16メートルにまで達しています。螺旋の内側は五線譜としてデザインされており、ベートーヴェンの「歓喜の歌」の冒頭部分が描かれています。外側には、すべての継ぎ目や構造的なディテールを含めて、木材構造が完全に公開されています。

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