【ap job更新】 企業の研究施設や離島での開拓プロジェクトなどに取組む「植原雄一建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 企業の研究施設や離島での開拓プロジェクトなどに取組む「植原雄一建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 企業の研究施設や離島での開拓プロジェクトなどに取組む「植原雄一建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中エクレクト名古屋オフィス photo: So Mitsuya

企業の研究施設や離島での開拓プロジェクトなどに取組む「植原雄一建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイト 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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業務拡大に伴い、設計スタッフおよびアルバイトを募集します。

当事務所は、グラフィックデザイン事務所、アーティストのスタジオと空間をシェアしており、日々異なる分野のものづくりと交差する、刺激的な環境となっています。
建築・インテリアの設計を軸に、企業の研究施設や住宅新築、離島での開拓プロジェクトなど、幅広い案件が進行中です。

多様なスケールで、建築の可能性に真摯に向き合える方のご応募をお待ちしております。

ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型。ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開。宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクト。異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案
ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型。ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開。宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクト。異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案 photo©Marco Zorzanello, courtesy La Biennale di Venezia
ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型。ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開。宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクト。異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案 photo©Marco Zorzanello, courtesy La Biennale di Venezia
ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型。ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開。宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクト。異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案 photo©Nik Eagland

ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型です。
ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開されました。スペースガーデンは、宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクトです。デザイナーは、異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案しました。展覧会の公式ページはこちら


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

スペースガーデン:地球の課題への解決策としての宇宙探査(ベネチアビエンナーレ国際建築展2025にて)

・ヘザウィック・スタジオとオーレリア研究所が提携し、宇宙における自律型園芸を探求する近地球軌道プロジェクト「スペースガーデン」を創設
・スペースガーデンの大型模型が、第19回ベネチアビエンナーレ国際建築展に展示されます
・スペースガーデンの開発は進行中であり、近い将来に実世界でのコンセプト実証を行う計画があります

今年のベネチアビエンナーレ国際建築展は、宇宙と持続可能性に対する私たちの認識に挑戦する先駆的な新プロジェクトを紹介します。スペースガーデン、地球外の居住空間を人間らしくし、地球上の生活を向上させるようにデザインされた革新的なコンセプトです。ヘザウィック・スタジオとオーレリア研究所の協力により生まれたこのプロジェクトは、宇宙環境における自然の役割についての私たちの考え方を再定義します。

建築と人間中心のデザインに対する革新的なアプローチで知られるヘザウィック・スタジオは、MIT卒業生で宇宙建築家、そしてオーレリア研究所のCEOであるアリエル・エクブロー博士(Dr. Ariel Ekblaw)との対話を経て、この野心的な道のりに乗り出しました。スペースガーデンは、宇宙建築における抜本的な変革を提案します――それは、人間の幸福、持続可能性、そして極限環境においてさえ自然とのより深いつながりを優先するものです。

「私は宇宙に魅了されています。でも、意外かもしれませんが、それ自体にではありません。むしろ、宇宙が人類の地球での生活をより良くする可能性に惹かれているのです」とトーマス・ヘザウィックは語りました。「多くの種類のマイクロチップ、生体組織、そして医薬品は、低重力環境の方がより良く製造できることが研究によって示されています。宇宙技術が進歩するにつれて、宇宙で働き生活する人々の数が増えていくのは必然です。しかし、宇宙居住空間の設計は常に生き延びることを目的としており、豊かに生きることが考慮されたことはありませんでした。スペースガーデンは、限られた空間でも精神的な健康に良い影響を与える植物種を育てることで、宇宙を人間らしい空間にするという実験として始まりました。しかし最終的には、地球低軌道という独自の“裏庭”を活用して、地球上の生命に利益をもたらすことにもつながっています」

ミリメーター社が製作した4メートル四方の大型スペースガーデン模型がアルセナーレに展示されており、来場者にそのヴィジョンをより具体的に体感させています。その有機的な形状は、30個のポッドが群となった構成をしています。それぞれのポッドには、地球上のコミュニティガーデンで育てられた異なる植物種が収められています。また、成長用ポッドの一つの断面模型が、オーレリアがオートデスク・リサーチ・レジデンシー・プログラムに参加する一環として、ボストンのオートデスク・テクノロジー・センターで製作されました。中央のチャンバーには、特に魅力的または文化的に重要とされる代表的な植物種が配置されています。それは、ザクロの木であり、人類が最も早く栽培した植物の一つです。

これらのチャンバーは開閉可能で、宇宙のデブリからの防護や最適な日光の取り込みを可能にし、有機的で機能的な形状を形成しています。外側の表面には太陽光発電セルが備えられています。

浜田晶則建築設計事務所による、大阪・関西万博の「土の峡谷(トイレ4)」。トイレと休憩所の機能を持つ施設。“現代の人間の巣のような未来の建築像と社会”の提示を意図し、土を出力可能な3Dプリンターを用いた“峡谷”の様な建築を考案。国内で入手可能で全て自然に還せる素材で作る
浜田晶則建築設計事務所による、大阪・関西万博の「土の峡谷(トイレ4)」。トイレと休憩所の機能を持つ施設。“現代の人間の巣のような未来の建築像と社会”の提示を意図し、土を出力可能な3Dプリンターを用いた“峡谷”の様な建築を考案。国内で入手可能で全て自然に還せる素材で作る南西側より「3Dプリンテッドベンチプランター」を見る。 photo©大竹央祐
浜田晶則建築設計事務所による、大阪・関西万博の「土の峡谷(トイレ4)」。トイレと休憩所の機能を持つ施設。“現代の人間の巣のような未来の建築像と社会”の提示を意図し、土を出力可能な3Dプリンターを用いた“峡谷”の様な建築を考案。国内で入手可能で全て自然に還せる素材で作る外観、南側より見る。 photo©大竹央祐
浜田晶則建築設計事務所による、大阪・関西万博の「土の峡谷(トイレ4)」。トイレと休憩所の機能を持つ施設。“現代の人間の巣のような未来の建築像と社会”の提示を意図し、土を出力可能な3Dプリンターを用いた“峡谷”の様な建築を考案。国内で入手可能で全て自然に還せる素材で作る「3Dプリンテッドベンチプランター」の詳細 photo©大竹央祐

浜田晶則建築設計事務所が設計した、大阪・関西万博の「土の峡谷(トイレ4)」です。
トイレと休憩所の機能を持つ施設の計画です。建築家は、“現代の人間の巣のような未来の建築像と社会”の提示を意図し、土を出力可能な3Dプリンターを用いた“峡谷”の様な建築を考案しました。また、国内で入手可能で全て自然に還せる素材で作りました。施設の場所はこちら(万博公式PDF)。

多くの建築や都市は水平垂直のエレメントで構成されている。
しかし、自然界でみられるかたちは有機的で、それらで構成される環境とのインタラクションによって、生物は身体の感覚を頼りにして生きている。もし今人間が建築をつくるための新たな合理性を発見したとすると、それはどんな形になるだろうかと考えた。

例えば3Dプリンターなどのロボティクスによって、形の作り方が加算的になり、形の複雑性によるコスト要因が時間のみになったなら。そして本当に身体に必要な形を身の回りの素材をかき集めてつくる、現代の人間のための巣ができるとするならば、それは新しいバナキュラー建築になり得るのではないだろうか。

建築家によるテキストより

私たちは、土を出力することが可能なWASP社の建設用3Dプリンターを用いて、峡谷のような建築とランドスケープを計画した。
身の回りの素材であり、プリミティブな素材である土を用いている。重く、弱く、現代の素材とはかけ離れて扱いづらい素材であるが、大地に還すことができる素材を用いて、新たな建築材料として利用する。それを通して、各地域の土地からとれる土を使った、現代の人間の巣のような未来の建築像と社会を提示したいと考えた。

建築家によるテキストより

プリント素材には土、粘土、硬化剤、藁、顔料、海藻糊を用いており、日本の伝統構法である土壁から学び材料を選定している。それらは強度やプリントのしやすさだけでなく、全て日本国内で入手できることや、会期後の解体時に全て自然に還せることを条件に選ばれている。
硬化剤に採用した酸化マグネシウムは、水と土とを混ぜることで硬化反応を起こす物質であり、プリント後に3日間湿潤養生した後に乾燥させることで高い強度を発揮する。

ここで3Dプリントされた形状は、自然界に存在する有機的な曲線をベースとしており、日本全国で採取した石を3Dスキャンしてサンプリングした形状データを複数融合して作られている。
さらに土が自立するための構造的な合理性を実験により算出し、オーバーハングの制約条件に基づき形態最適化を行い、最終的な形状を決定した。

建築家によるテキストより

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