MVRDVの会場構成による、ドイツでの展覧会「WEtransFORM」。“持続可能な建築と都市計画の未来”を紹介する展示。企画内容を反映した在り方を目指し、ほぼ全てを館内に既にある素材でまかなって“没入型の空間”を構築。展覧会そのものを提唱する新たな建築文化の実例とする チャプター3、生物多様性の促進(Promoting Biodiversity) photo©Matthias Jung
MVRDVの会場構成による、ドイツでの展覧会「WEtransFORM」。“持続可能な建築と都市計画の未来”を紹介する展示。企画内容を反映した在り方を目指し、ほぼ全てを館内に既にある素材でまかなって“没入型の空間”を構築。展覧会そのものを提唱する新たな建築文化の実例とする チャプター5、既存建築の再活性化(Revitalising Existing Buildings) photo©Kunst und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschland
MVRDVの会場構成による、ドイツでの展覧会「WEtransFORM」。“持続可能な建築と都市計画の未来”を紹介する展示。企画内容を反映した在り方を目指し、ほぼ全てを館内に既にある素材でまかなって“没入型の空間”を構築。展覧会そのものを提唱する新たな建築文化の実例とする チャプター7、実験への挑戦(Daring to Experiment) photo©Kunst und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschland
MVRDVの会場構成による、ドイツでの展覧会「WEtransFORM」。“持続可能な建築と都市計画の未来”を紹介する展示。企画内容を反映した在り方を目指し、ほぼ全てを館内に既にある素材でまかなって“没入型の空間”を構築。展覧会そのものを提唱する新たな建築文化の実例とする チャプター6、循環の最適化(Optimising Cycles) photo©Matthias Jung
MVRDV の会場構成による、ドイツでの展覧会「WEtransFORM」です。
“持続可能な建築と都市計画の未来”を紹介する展示です。建築家は、企画内容を反映した在り方を目指し、ほぼ全てを館内に既にある素材でまかなって“没入型の空間”を構築しました。それによって、展覧会そのものを提唱する新たな建築文化の実例としています。
展覧会の会期は、2026年1月25日まで。公式ページはこちら 。
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
持続可能性の章ごとの物語:MVRDVがボンのブンデスクンストハレ(Bundeskunsthalle)にて「WEtransFORM」展の展示デザインを手がける
木曜日に、ドイツ・ボンのブンデスクンストハレは、MVRDVによる展示デザインで最新の展覧会「WEtransFORM:建築の未来について」を開幕しました。ブンデスクンストハレの「持続可能性と環境変化の年」の中核と位置づけられているこの展覧会は、持続可能な建築と都市計画の未来を紹介し、気候に配慮した建築文化の刷新に必要な基本的な設計原則に焦点を当てています。空間デザインは、キュレーターによる8章構成を反映しており、館内にすでにある素材だけでほぼ完全に作られた、謎めいた没入型の空間が連なっています。この循環型のデザイン手法は、展覧会そのものを、展示が提唱する新たな建築文化の実例としています。
「私たちはこれまでに、自身の作品展を数多く手がけてきたことや、ハノーバーからボゴタ、台北に至るまでの博覧会向け展示パビリオンを設計してきたことから、展示デザインにおいてかなりの専門知識を培ってきました」と、MVRDVの創設パートナーであるヤコブ・ファン・ライス(Jacob van Rijs)は語っています。「その専門知識を、誰にでもわかりやすく、多様で、情報豊かな展示づくりにおいて、ブンデスクンストハレのような権威ある機関、そして建設における持続可能な革命という重要なテーマに活かすことができるのは、とても刺激的です」
キュレーターのエヴァ・クラウス(Eva Kraus)氏とスヴェン・ザッペルト(Sven Sappelt)氏は、ニュー・ヨーロピアン・バウハウスの原則に基づいてこの展覧会を構成し、建築業界の持続可能性を探るための8つのテーマ章の構成を作り上げました。展覧会は「地球の生態系(Earth’s Ecosystem)」に関する導入章から始まり、「気候レジリエンスの強化(Strengthening Climate Resilience)」「生物多様性の促進(Promoting Biodiversity)」「十分性の実践(Practising Sufficiency)」「既存建築の再活性化(Revitalising Existing Buildings)」「循環の最適化(Optimising Cycles)」「実験への挑戦(Daring to Experiment)」「積極的な関与(Getting Actively Involved)」と題された章へと続いていきます。
MVRDVはこれら8つの章を、それぞれ独立した空間の連なりとして構想し、ブンデスクンストハレにすでにある展示資材を各テーマに対応させるという課題に自ら取り組みました。その際には、展示される素材の種類や、各展示形式が伝えるメッセージや体験的な効果を常に念頭に置いていました。これら8つの空間は、壁面のグラフィック処理によって引き立てられており、色のグラデーションがそれぞれの空間の個性を際立たせています。