


DP アーキテクツの建築デザインとKR+Dの内装クリエイティブデザインによる、大阪・関西万博の「シンガポールパビリオン」です。
建築家は、小さな国土ながら大きな夢を持つ同国の愛称“リトル・レッド・ドット”に着目し、最大直径18.5mの“赤い球体”の建築を考案しました。また、実施設計でHUNE、+U Architects、中倉徹紀建築都市設計も参画しています。施設の公式ページはこちら。
シンガポール共和国はその国土は小さいながらも大きな夢を持つことという意味から「Little Red Dot」という愛称で親しまれています。2025年大阪・関西万博におけるシンガポールパビリオンはこの愛称に着想を得て設計されました。
シンガポール共和国の精神とアイデンティティーは「Dream Sphere」と名付けられた高さ約17m、最大直径18.5mの赤い球体の建築物として実現され、同時に、より良い未来をつくるための願いと希望を共有する装置として構想されました。
建物内部においては、来館者は体験型展示「Dream Repository」やショップとバーが併設された「Dream Forest」などの没入感のある展示を楽しむことができます。また、1階にはシンガポールの食文化を体験することができるカフェが設けられ、チキンライスやラクサ、サテー等のシンガポールの代表的な料理をテイクアウト形式で楽しむことができます。
建物の外殻は約17,000枚のリサイクルアルミニウム製の赤い円盤(ディスク)及び繊維強化プラスチック(FRP)によって構成され、ディスクの重なり合うデザインは日本の国内外で親しまれている「青海波」の文様に着想を得てデザインされました。夜間には「Dream Sphere」はディスクの裏に仕込まれたLED照明によって繊細な輝きを放ち、没入型の体験への期待を高めます。