「磯崎新:群島としての建築」展(水戸芸術館)の入場チケットをプレゼント。磯崎の没後国内初となる大規模回顧展。単一の領域にとどまらない活動を、模型・図面・スケッチ・インスタレーション等を通して俯瞰的に紹介。ガイドブックを作成して水戸芸術館も“出品作品”として扱う
「磯崎新:群島としての建築」展(水戸芸術館)の入場チケットをプレゼント。磯崎の没後国内初となる大規模回顧展。単一の領域にとどまらない活動を、模型・図面・スケッチ・インスタレーション等を通して俯瞰的に紹介。ガイドブックを作成して水戸芸術館も“出品作品”として扱う磯崎 新《水戸芸術館》1988年、シルクスクリーン・プリント image courtesy of 水戸芸術館

「磯崎新:群島としての建築」展(水戸芸術館)の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
磯崎の没後国内初となる大規模回顧展です。同建築家の、単一の領域にとどまらない活動を、模型・図面・スケッチ・インスタレーション等を通して俯瞰的に紹介します。また、ガイドブックを作成して水戸芸術館も“出品作品”として扱います。

展示会期は、2025年11月1日から2026年1月25日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年10月24日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

2022年末に逝去した建築家・磯崎新の没後、国内初となる大規模回顧展を開催します。当館設計者でもある磯崎は、20世紀を代表する最も創造的で先駆的な建築家として知られ、2019年に建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞しました。建築プロジェクトや都市計画にとどまらず、著作活動、芸術家や知識人とのコラボレーション、さらにはキュレトリアル・ワークを通じ、60年以上にわたり思想、美術、文化論や批評分野においても卓越した地位を確立しました。

磯崎は自身の著書『建築における「日本的なもの」』において、「グローバリゼーション状態のなかに沈殿物が発生し、これが〈しま〉をつくり、世界は無数の凝固の集合体としての、群島(アーキペラゴ)となるだろう。そのひとつの〈しま〉のつくりだされかたは、(中略)もっと多様に開発されねばなるまい」と記しています。この「群島(アーキペラゴ)」という概念はイタリアの哲学者マッシモ・カッチャーリの著書『Lʼarcipelago』(1997年)に端を発しています。磯崎はこの概念を構想の手がかりとし、自身の思想や実践における重要な空間概念として積極的に用いるようになりました。

「群島としての建築」と題した本展では、決して単一の領域にとどまらない磯崎の活動を「群島」の様に構成します。「都市」「建築」「建築物」「フラックス・ストラクチャー」「テンタティブ・フォーム」「建築外(美術)」をキーワードに、建築模型、図面、スケッチ、インスタレーション、映像、版画、水彩画などの様々なメディアを通じて、磯崎の軌跡を辿るとともに、自身が設計した水戸芸術館を舞台に、建築の枠を超えた磯崎の活動を俯瞰的に紹介します。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

【ap job更新】 国内外で経験を積んだ、国際的な目線をもつメンバーで構成された「小大建築設計事務所」が、設計スタッフ・広報・秘書などを募集中
【ap job更新】 国内外で経験を積んだ、国際的な目線をもつメンバーで構成された「小大建築設計事務所」が、設計スタッフ・広報・秘書などを募集中
【ap job更新】 国内外で経験を積んだ、国際的な目線をもつメンバーで構成された「小大建築設計事務所」が、設計スタッフ・広報・秘書などを募集中中国農村部の廃れた限界集落の6棟を解体して宿泊施設を新築し村を再生するプロジェクト Origin villa

国内外で経験を積んだ、国際的な目線をもつメンバーで構成された「小大建築設計事務所」の、設計スタッフ・広報・秘書など 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

小大建築設計事務所は、設立から10年を迎えました。これまで日本や中国の魅力ある地域で数多くのプロジェクトに取り組み、地域に根差した建築を大切にしてきました。
近年ではさらに活動の幅を広げ、韓国やアフリカといった新しいエリアでの仕事も増え、事務所は大きく成長を続けています。

業務拡大に伴い、以下ポジションを募集します。

下部に、2025年11月に開催する就職説明会のご案内もありますので、合わせてご確認いただけますと幸いです。

 
■募集職種
01.小大建築設計事務所設計中途スタッフ
02.一畳十間設計中途スタッフ
03.新卒設計スタッフ(小大)
04.CADオペレーター
05.プロダクトデザイナー
06.アルバイト
07.広報
08.秘書

■全てのポジションの魅力
・業務を通して、地域の魅力の活性化、職人技術の継承、文化保存、サステナビリティ等、様々なことに貢献できるやりがいを感じる仕事です。
・社外の一流のクリエーターや事業者と大規模プロジェクトに携われるチャンスがあり、設計業務以外での学びも大変多く常に刺激を貰える環境にあります。
・企画段階から引き渡しまで一貫してプロジェクトに携わることができます。

■全てのポジションで求める人物像
弊社は、クライアントや地域社会に長期的に貢献することを理念とし、設計においても人とのつながりや地域の発展を大切にしています。 そのため、数年で独立を視野に入れている方ではなく、この考えに共感し、長く共に取り組んでいただける方を求めています。

アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる架構の詳細 photo©Daniel Sars
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、北西側より見る。 photo©Mikko Auerniitty
アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる外観、南西側より見る。 photo©Nao Fujimoto

アアルト大学ウッドプログラムが設計した、フィンランド・クフモ市の「KIDE」です。
憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオンです。設計者は、“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案しました。また、設計から施工まで学生が主となり完成させました。

「KIDE(キデ)」は、フィンランド東部・クフモ市に計画された屋外イベント用の木造パビリオンである。

クフモは、豊かな森林と湖に囲まれた自然の中にあり、木造建築の伝統と木材産業の拠点として知られている。また、毎年開催される音楽祭の開催地としても有名であり、そのための新たなステージの建設がアアルト大学のペッカ・ヘッキネン教授とWood Program 2023–2024の学生たちに依頼され、プロジェクトが始動した。

建築家によるテキストより

「kide」は、フィンランド語で「氷の結晶」を意味し、雪のフラクタル構造から着想を得たデザインが特徴となっている。
内部空間には、フィンランドの森の静けさと空気感が再現されており、来訪者をやさしく包み込むような没入感を生み出している。音楽祭のステージとして使われるだけでなく、地域住民が日常的に集まる広場に計画されたため、人々が気軽に利用できる憩いの場としての機能も持つ。

建築家によるテキストより

構造は、2点で地面に軽く接するキャノピーによって支えられ、8本のトラスが編み込まれるように構成された正方形のボリュームによって全体が形づくられている。トラスは集成材で製作され、アアルト大学の工房で加工を行い、レイヤーごとに組み上げられた後、トラックで7時間ほどかけ現地へ輸送し、建設が進められた。

外装にはエキスパンドメタルが使用されており、繊細な木構造をやわらかく浮かび上がらせるとともに、構造に奥行きと軽やかさをもたらしている。屋根部分には8枚のLVLパネルが使われ、構造の強度とデザイン性が高められている。

ステージには地元産の松材によるデッキと背景壁が設けられ、素朴であたたかみのある空間が形成されている。これらのデザイン、設計、施工まで全ての工程を学生17名が主として取り組んでいる。

建築家によるテキストより

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