【ap編集長の建築探索】vol.002 富永大毅+藤間弥恵 / TATTA「WOODSTOCK House すぎんち」
【ap編集長の建築探索】vol.002 富永大毅+藤間弥恵 / TATTA「WOODSTOCK House すぎんち」ワークスペース部分を見る。富永さんと藤間さんの共通の趣味であるロードバイクが壁に掛けられている。 photo©rem goto

「ap編集長の建築探索」は、23年の歴史ある建築ウェブメディア「アーキテクチャーフォト」の編集長である後藤連平が、訪問した建築を紹介する連載シリーズです。論考のようなかっちりとした形式ではなく、現地で感じた雰囲気や空気感が伝わるような“ライブ感”のある文体で綴ります。読者の皆様も自身が建築を体験するように読んでいただければ幸いです。


富永大毅+藤間弥恵 / TATTA「WOODSTOCK House すぎんち」

TEXT:後藤連平

 
 
同世代の建築家である、富永さんと藤間さんが主宰するTATTAの改修設計による御自邸「ウッドストックハウス」を拝見した。

2年ほど前に完成しているのだけれど、八王子芸術祭2025年の開催に合わせてオープンハウスが行われたので伺った。(※芸術祭の会期は終了しています)

元々お祖母さまが、住まわれていた住宅を賃貸向けに改修を進める中で、自分たちで住んだら面白いのではないか、と思い都心部から移住されたのだという。

この建築は、アーキテクチャーフォトでも作品として紹介させてもらっていたので、概略は知っていたのだけど、実際に住まわれている様子や、八王子という地域の話も含めて色々と伺えて勉強になったし、楽しかった。

【ap job更新】 大阪を拠点とし、“楽しい建築を、本気でつくる”を掲げる「アリアナ建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
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【ap job更新】 大阪を拠点とし、“楽しい建築を、本気でつくる”を掲げる「アリアナ建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中つづき屋根の集合住宅

大阪を拠点とし、“楽しい建築を、本気でつくる”を掲げる「アリアナ建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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アリアナ建築設計事務所は、おかげさまで設立から今年で10年を迎えます。

私たちは、クライアント・場所・歴史が求める本質的な形をシンプルに追い求め、それを一つひとつデザインとして街へ還元してきました。
また、常に挑戦する姿勢を忘れず、自分たち自身が「つくること」を楽しみながら、建築を通して子どもたちがワクワクできる未来社会をつくることを目的とした建築設計事務所です。

大阪を拠点に、これまで住居、事業施設、教育、医療、宿泊、店舗、公共建築など、さまざまな用途の建築を、多様なクライアントと共につくってきました。これまでに民間で築いてきた関係性を背景に、案件比率は民間9割、公共1割となっており、個人・法人クライアントからのご依頼が中心です。

現在は、開発規模の企業の新社屋、高級分譲マンション、東京での店舗案件などの継続プロジェクトに加え、新たな案件も複数進行しています。

【アリアナ建築設計事務所について】
大阪市中心部、ガラス張りの路面オフィスを拠点に活動しています。
現在は代表と女性スタッフの2名、そして、信頼できる複数の外部パートナーと協働し、各プロジェクトを進めています。

春は花見、年末は忘年会や食事会を行うなど、所内のみならず外部パートナーや同業他社の仲間や日頃お世話になっている方々と定期的に意見交換をしながら、遊ぶ時はしっかり遊びます。

私たちは物件規模や用途に関わらず、設計者としてどう向き合うかを重視し、「楽しい建築を、本気でつくる」ことを大切にしています。

【ap job更新】 既存ストック活用とエリア再生に特化した「再生建築研究所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)、バックオフィス職、アルバイト、業務委託を募集中
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【ap job更新】 既存ストック活用とエリア再生に特化した「再生建築研究所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)、バックオフィス職、アルバイト、業務委託を募集中神田錦町オフィスビル再生計画 ©楠瀬友将

既存ストック活用とエリア再生に特化した「再生建築研究所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)、バックオフィス職、アルバイト、業務委託 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【急募】中途採用、新卒採用を行います。
現在、複数の大規模プロジェクトが進行しており、経験豊富な人材を募集しています。

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再生建築研究所は「建築の不可能を可能に」をコンセプトに掲げ、2012年に創業しました。
私たちは、取り壊すしかないと言われた違法建築を多く再生し、新築には生み出すことができない価値を生み出してきました。現在では、行政や企業と連携し、周辺地域を活性化させる「エリア再生」や、既存建物の評価するしくみづくりの構築にも力を入れています。再生建築を文化として根付かせることを目指し、「サイセイ」という新しい価値を一緒に創造できるメンバーを広く募集します。

【「壊して新築する文化」から、残して活かす「再生する文化」を目指して】
欧米の約100年と比べて日本の建築の平均寿命は30年と言われています。これまでの日本では建て替えや開発により、限られた土地に建物が密集し、短いサイクルでの都市更新が主流となってきました。都市の既存ストックは飽和状態にあり、新築型の都市づくりは限界を迎えています。こうした社会に対して、私たちが目指すのは、全てを改修により保存、延命させようとすることではありません。
新築、既存改修問わず、その場所の記憶や文化を読み解き、佇まいやまとう空気を引き継ぎながら、次の100年に繋ぐことを「サイセイ」と定義しています。そしてそれが文化として根付く社会のしくみづくりまで携わりたいと考えています。

【体制】
意匠・品質・再生といった設計実績20年以上の各専門領域スタッフの統括の下、現在は4つのチームがそれぞれ複数のプロジェクトを推進しています。加えて、構造・設備・不動産・金融など様々な領域の顧問も在籍し、建築及びその周辺の領域を横断しながら「サイセイ」を軸にしたもの・ことづくりを追求できる体制づくりを行っています。

黒川智之建築設計事務所による、東京・渋谷区の住戸改修「北参道の住宅」。L字型のルーフテラスのある区画。開放性や快適さの享受を求め、既存個室の壁を取り払って“外へ視線が抜ける大らかな空間”を創出。スケールの大きな二つの造作家具を用いて暮らしの場の“緩やかな分節”も行う
黒川智之建築設計事務所による、東京・渋谷区の住戸改修「北参道の住宅」。L字型のルーフテラスのある区画。開放性や快適さの享受を求め、既存個室の壁を取り払って“外へ視線が抜ける大らかな空間”を創出。スケールの大きな二つの造作家具を用いて暮らしの場の“緩やかな分節”も行うエントランス側から空間全体を見る。 photo©中山保寛
黒川智之建築設計事務所による、東京・渋谷区の住戸改修「北参道の住宅」。L字型のルーフテラスのある区画。開放性や快適さの享受を求め、既存個室の壁を取り払って“外へ視線が抜ける大らかな空間”を創出。スケールの大きな二つの造作家具を用いて暮らしの場の“緩やかな分節”も行うキッチン側からダイニング越しにリビングを見る。 photo©中山保寛
黒川智之建築設計事務所による、東京・渋谷区の住戸改修「北参道の住宅」。L字型のルーフテラスのある区画。開放性や快適さの享受を求め、既存個室の壁を取り払って“外へ視線が抜ける大らかな空間”を創出。スケールの大きな二つの造作家具を用いて暮らしの場の“緩やかな分節”も行うリビングからスクリーン側を見る。 photo©中山保寛

黒川智之建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の住戸改修「北参道の住宅」です。
L字型のルーフテラスのある区画でのプロジェクトです。建築家は、開放性や快適さの享受を求め、既存個室の壁を取り払って“外へ視線が抜ける大らかな空間”を創出しました。また、スケールの大きな二つの造作家具を用いて暮らしの場の“緩やかな分節”も行っています。

都内のマンション一室を対象としたリノベーションである。


映画鑑賞を趣味とするクライアントは、生活の一部としてシアタールームを設けるのではなく、シアタールームそのものの中で暮らすような日常を望んでいた。

建築家によるテキストより

住戸は角部屋でL字型のルーフテラスを持ち、外部に大きく開かれている点が特徴である。しかし既存のプランは壁で細かく仕切られており、その開放性や快適さを十分に享受できない状態であった。

建築家によるテキストより

そこで個室の壁を取り払い、外へ視線が抜ける大らかな空間の素地をつくった。
その上で、ダイニングテーブル・仕事用デスク・ソファ、さらにスクリーンと収納を一体化させたスケールの大きな二つの家具によって、暮らしの場を緩やかに分節している。

天井はフラッターエコーへの対策を講じながら、気積を最大限確保するために持ち上げ、曲面天井とした。
また窓のある外周壁には、映画館のような吸音効果を意図し、壁面全体を布で覆うことができるカーテンボックスを設置している。

建築家によるテキストより

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