exhibition archive

ギャラリー間での、三分一博志展「風、水、太陽」の公式会場写真が公開

ギャラリー間での、三分一博志展「風、水、太陽」の公式会場写真が公開されています

ギャラリー間での、三分一博志展「風、水、太陽」の公式会場写真が9枚、公開されています。
以下は、展覧会の公式概要です。

三分一氏は、建築が“いかにして地球の一部になりうるか”を一貫したテーマとして作品をつくり続けています。「地球にも人にも認めてもらえる建築」を創造するための入念なリサーチは、その土地の歴史や風土、人と自然の営みを紐解くとともに、地形や方位によってその姿を変える「動く素材」― 風、水、太陽などを丹念に観察し、それらを分析することで、あるべき建築の姿を探求してきました。そして、設計段階から四季折々に現場に足を運び、「動く素材」を観察し、自らカメラに納めた画像は10万枚を超えるアーカイブとなっています。これらのリサーチに基づいた三分一氏の作品は、その場所特有の建築であることを超え、さらに未来へと引き継がれていくことを目指しており、国内のみならず海外でも高い評価を受けています。

本展では、こうした三分一氏の取り組みを、「犬島精錬所美術館」(岡山県/2008年)、「六甲枝垂れ」(兵庫県/2010年)、「宮島弥山展望台」(広島県/2013年)、「The Naoshima Plan」(香川県)、「直島ホール/直島の家-またべえ」(香川県/2015年 )、「おりづるタワー」(広島県/2016年竣工予定)など、瀬戸内のプロジェクトに焦点をあてて紹介します。それぞれの建築がその場所ごとの「動く素材」を通して、地球のディテールとして存在する姿を感じていただくとともに、設計段階での大量のリサーチデータや、実証実験の模型や映像、モックアップなどで、三分一建築の設計過程をご覧いただきます。三分一氏の全作品を総覧するアーカイブ映像も展示する予定です。

エイトブランディングデザイン・西澤明洋と、デザイン評論家・藤崎圭一郎のトークセッション「デザインの未来を語る」が開催 [2016/5/24]

エイトブランディングデザイン・西澤明洋と、デザイン評論家・藤崎圭一郎のトークセッション「デザインの未来を語る」が開催されます

エイトブランディングデザイン・西澤明洋と、デザイン評論家・藤崎圭一郎のトークセッション「デザインの未来を語る」が開催されます。開催日は、2016年5月24日。場所は青山ブックセンター本店です。書籍『クリエイティブのつかいかた』の刊行記念イベントです。要事前申し込み。

青山ブックセンター本店で1年間にわたって開催し、ブランディングデザイナーの西澤明洋さんと12人のクリエイターが「クリエイティブ」について語ったセミナー「クリエイティブのABC」。その内容は『日経デザイン』誌に連載され、毎回好評を博しました。

本書は、セミナーの内容とともに、ブランディングデザイナー西澤明洋さんの分析を大幅加筆し、クリエイティブとは何か、彼らはどんな思考法なのかなど、クリエイターの生き様にも迫りながら、クリエイティブの本質を明らかにし、デザインやビジネスに活かせるヒントやノウハウが満載の一冊です。

今回、本書の刊行を記念し、デザイン評論家で東京藝術大学教授の藤崎圭一郎さんをお招きし、西澤明洋さんとともに「デザインの未来」をテーマにお話いただきます。

山下PMC・川原秀仁と創造系不動産・高橋寿太郎、さらにそのクライアントも参加するトークセッション「施設参謀」が開催 [2016/6/3]

施設参謀画像01

 
山下PMC・川原秀仁と創造系不動産・高橋寿太郎、さらにそのクライアントも参加するトークセッション「施設参謀」が開催されます

山下PMC・川原秀仁創造系不動産・高橋寿太郎、さらにそのクライアントも参加するトークセッション「施設参謀」が開催されます。開催日は2016年6月3日。場所は、イトーキ東京イノベーションセンター SYNQA1Fです。
リンク先よりの事前申し込みが必要です。
山下PMC・川原秀仁の著書『施設参謀』、創造系不動産・高橋寿太郎の書籍『建築と不動産のあいだ』を持参すると割引があり、ニ冊持参で無料参加が可能になるとのこと。
また、イベントには各社のクライアントである(前)鳥居薬品株式会社の篭橋雄二、クラフトビール「COEDO」のファウンダー・CEOの朝霧重治がゲスト参加します。

「最大最強の施設参謀」と「最少最弱の施設参謀」のマッチメイクが実現!

前者は、その規模の大きさから圧倒的な強さを誇る、施設建築を経営資源に変えるコンサルティングが武器の株式会社山下ピー・エム・コンサルタンツ。

対するは、建築家やデザイナーと協働してプロジェクトを進める不動産コンサルティングを行う、創造系不動産株式会社。

大小対比の形で規模の異なる両社の、火花散るトークバトルをお楽しみください。

また、ゲストをお招きしての事例紹介では、実際のプロセスにおけるご苦労や課題点などの裏話、経営視点からの施設参謀の魅力や評価などを赤裸々に語っていただき、みなさまからのご質問もお受けする予定です。

建築模型を展示・収蔵する施設「建築倉庫 ARCHI-DEPOT」が公式サイトをオープン。開館は6/18を予定。

建築模型を展示・収蔵する施設「建築倉庫 ARCHI-DEPOT」が公式サイトをオープンさせています

建築模型を展示・収蔵する施設「建築倉庫 ARCHI-DEPOT」が公式サイトをオープンさせています。施設の開館は2016年6月18日を予定だそうです。場所は、東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル1F

建築模型に特化した国内唯一の展示施設

建築模型は、設計者の思考プロセスを伝える重要な資料として、また完成度の高い彫刻作品としても評価されています。「建築倉庫」は、建築模型に特化した国内唯一の展示施設となります。
『ミュージアム』×『保存』の新たな試み

「建築倉庫」は、建築模型を広く一般に公開する『ミュージアム』であるだけでなく、模型専門の『保存』機能をもつ、新しいかたちのミュージアムです。建築文化の貴重な資料である模型にとって最適な保存環境を研究します。
建築模型の可能性を拓く

世界的にも、建築界やアート界におけるアーカイブの重要度は増しています。すでに注目を集めている近代建築の資料はもとより、現在活躍する建築家や設計事務所の模型がもつ文化的価値もますます高まっていくことでしょう。「建築倉庫」は建築模型の価値を皆さまとともに考えていきます。

御手洗龍による、東京・赤坂の、SOHOリノベーションプロジェクト「oNoff(オン・オフ)」の内覧会が開催 [2016/5/8]

御手洗龍による、東京・赤坂の、SOHOリノベーションプロジェクト「oNoff(オン・オフ)」の内覧会が開催されます

御手洗龍が設計した、東京・赤坂の、SOHOリノベーションプロジェクト「oNoff(オン・オフ)」の内覧会が開催されます。開催日は2016年5月8日です。御手洗は、伊東豊雄建築設計事務所出身の建築家です。

堀部安嗣が設計した「阿佐ヶ谷書庫」の内覧会とトークイベントが開催 [2016/5/29]

堀部安嗣が設計した「阿佐ヶ谷書庫」の内覧会とトークイベントが開催されます

堀部安嗣が設計した「阿佐ヶ谷書庫」の内覧会とトークイベントが開催されます。開催日は、2016年5月29日です。

今年も「阿佐ヶ谷書庫」の内覧会を開きます。
「阿佐ヶ谷書庫」は社会経済学者の松原隆一郎さんの書庫兼仕事場で、建築家の堀部安嗣さんの設計により2013年に竣工しました。建坪6坪の小さな空間に1万冊の本と松原さんの祖父母を祀る仏壇が納められています。
 内覧会では松原さんと堀部さんが皆さんをお迎えするなかで、この書庫の内部をご覧いただけます。 夕方には小説家の古川日出男さんをお招きして3人のトークも行います。古川さんは2015年に上梓した書物をめぐる物語『女たち三百人の裏切りの書』(新潮社)で野間文芸新人賞および読売文学賞(小説賞)を受賞されました。堀部さんも「竹林寺納骨堂」で2016年日本建築学会賞(作品)を受賞されたことが発表になったばかりです。文学、経済、建築を舞台に活躍する3人のトークでは、イエの記憶や街をキーワードに、それぞれの創作・執筆活動について、お話しいただきます。

本野精吾による、京都・山科の栗原邸(1929年竣工)の一般公開が開催 [2016/5/21・22・28・29]

本野精吾による、京都・山科の栗原邸(1929年竣工)の一般公開が開催されます

本野精吾が設計を手掛けた、京都・山科の栗原邸(1929年竣工)の一般公開が開催されます。公開日は、2016年5月21日(土)・22日(日)・5月28日(土)・29日(日)です。詳細はリンク先でどうぞ。

 この建物は、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)校長を務めた染色家の鶴巻鶴一の邸宅として1929年に建設されたものです。設計者は同校教授であった建築家・本野精吾(1882-1944)。当時最先端の工法「中村式鉄筋コンクリート建築」による特殊なコンクリートブロックで建てられた、合理性を追及したモダニズム建築です。しかしウィーン分離派やウィーン工房の影響を受けたと思われる装飾的で表現的なデザインも見られ、モダニズムへの移行期に生み出された独自の建物だと言えます。
 2007年にはモダニズム建築の保存に関する国際組織DOCOMOMO Japanより、優れた日本のモダニズム建築の1つとして選定され、2014年には国の登録有形文化財に登録されるなど、近年その文化財的評価が高まっています。
 建物は老朽化により傷んでいましたが、2011年度より京都工芸繊維大学大学院の教育プログラム「建築リソースマネジメントの人材育成」(2013年日本建築学会賞教育賞受賞)などの一環で、学生とともに修復作業を行ってきました。修復はまだ途中段階ですが、この建物の文化財的価値や修復の成果をより多くの方々にご覧いただきよりよい継承の方法を検討するため、所有者の栗原眞純氏のご協力により、期間を限定して公開することになりました。多数のご来場をお待ちしております。

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、東京・立川の、ふじようちえんの新しい保育所「スマイルエッグス」の内覧会が開催 [2016/5/14]

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、東京・立川の、ふじようちえんの新しい保育所「スマイルエッグス」の内覧会が開催されます(PDF)

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所が設計した、東京・立川の、ふじようちえんの新しい保育所「スマイルエッグス」の内覧会が開催されます。開催日は2016年5月14日。今回の施設は「ふじようちえん」から少し離れた場所に建っているようですが、当日は「ふじようちえん」等の施設の見学もできるそうです。
なお、熊本地震への義援金を集めるチャリティーイベントとして開催されるもので、各自より1000円以上をお預かりするとの事です。

熊本地震支援ふじようちえんチャリティー見学会

この度ふじようちえんに新しい建物が完成いたしました。
新しい建物のお披露目を兼ねて、ふじようちえん様主催のチャリティー見学会を開催いたします。
お一人様1000円以上の義援金をお預かりさせていただき、
全額を熊本地震で被災された方々へ寄付させていただきます。

どなたでもご覧いただけます。
ぜひお越しください。

「奈良美智がえらぶMOMATコレクション(仮称)」展が、東京国立近代美術館で開催 [2016/5/24-11/13]

「奈良美智がえらぶMOMATコレクション(仮称)」展が、東京国立近代美術館で開催されます

「奈良美智がえらぶMOMATコレクション(仮称)」展が、東京国立近代美術館で開催されます。会期は、2016年5月24日~11月13日。

にらむような目をした子どもを描く作品で知られるアーティスト、奈良美智(1959- )が、MOMATコレクションからお気に入りの作品をセレクトします。ふだんあまり展示室に並ぶことのない作品から、おなじみの名作なのにいつもとちがって見える作品まで、アーティストの目を通して作品の新しい魅力を発見しましょう!

富永大毅+藤間弥恵 / 富永大毅建築都市計画事務所による、「乳腺レディースクリニック越谷」の内覧会が開催 [2016/4/29]

富永大毅+藤間弥恵 / 富永大毅建築都市計画事務所による、「乳腺レディースクリニック越谷」の内覧会が開催されます

富永大毅+藤間弥恵 / 富永大毅建築都市計画事務所が設計した、「乳腺レディースクリニック越谷」の内覧会が開催されます。開催日は2016年4月29日。詳細はリンク先でどうぞ。写真も掲載されています。

この度、富永大毅+藤間弥恵/富永大毅建築都市計画事務所が設計・監理を進めて参りました商業ビルワンフロアの改装、「乳腺レディースクリニック越谷」が竣工致します。お施主様のご厚意により、内覧会を行いますのでご案内差し上げます。
 SRCの既存構造体からなるべく自由になるような間仕切りの作り方を、平面的にも断面的にも追及した結果、湾曲した壁やコーナーの多い自立した壁の上端に、構造補強も兼ねた合板の笠木が回る構成となっています。また、この笠木の上が照明や配線スペースとなって、将来的な設備変更にも柔軟に対応できる仕様とするとともに、天井からも自由になった壁の高さを調整することで、用途に応じた空間のプロポーションに配慮しました。GWに入り、公私ともお忙しい時期に恐縮ですが、ご覧頂きご批評賜れば幸いです。

STANDS ARCHITECTSによる、長野県売木村の築100年以上の民家の架構を生かしつつ改修した住宅「売木村の家」の見学会が開催 [2016/5/5]

STANDS ARCHITECTSによる、長野県売木村の築100年以上の民家の架構を生かしつつ改修した住宅「売木村の家」の見学会が開催されます

STANDS ARCHITECTSが設計した、長野県売木村の築100年以上の民家の架構を生かしつつ改修した住宅「売木村の家」の見学会が開催されます。開催日は、2016年5月5日。リンク先で写真なども見られます。STANDS ARCHITECTSのfacebookページで施工中の様子などが紹介されていますが、非常に興味深い事に取り組んだプロジェクトだと思います。

長野県売木村でSTANDS ARCHITECTSが設計監理をしてまいりました「売木村の家」が竣工しました。
築100年を超える初代村長の家をリノベーションし、最小限の居住空間と大きな土間を持つ広場のような家になりました。
祭りの行列が敷地脇を通り抜け、村一番の桜を眺めることのできるこの場所が、村の人々も気軽に立ち寄れるような場になってもらいたいと願っております。
この度、クライアントのご厚意によりオープンハウスを開催させていただくことになりました。
遠方ではございますが、ぜひ足をお運びいただければ幸いです。
お越し頂ける場合は、お手数ですが氏名、人数、当日連絡先を明記の上下記までご連絡ください。案内図を送付いたします。

studio velocityによる、愛知県名古屋市の住宅「(仮)大針の家」のオープンハウスが開催 [2016/4/23・24]

0160421OobarinoieOpenHouse---icachi

 
studio velocityによる、愛知県名古屋市の住宅「(仮)大針の家」のオープンハウスが開催されます

studio velocityが設計した、愛知県名古屋市の住宅「(仮)大針の家」のオープンハウスが開催されます。開催日は、2016年4月23日・24日です。詳細はリンク先でどうぞ。
以下にはこの建物のコンセプトを紹介いているstudio velocityによるプレゼンシートを紹介します。(クリックで拡大します)

山﨑健太郎の展覧会「今、建築にできること。」が、南青山のプリズミックギャラリーで開催 [2016/5/13-6/24]

hakusuinursery_exhibition

 
山﨑健太郎の展覧会「今、建築にできること。」が、南青山のプリズミックギャラリーで開催されます

山﨑健太郎の展覧会「今、建築にできること。」が、南青山のプリズミックギャラリーで開催されます。会期は、2016年5月13日~6月24日。2016年5月13日(金)には、オープニングパーティが企画されています。また、2016年5月18日には、富永譲・山﨑健太郎によるトークイベント「建築修道僧のすすめ」も企画されています。

衰退する漁民文化のためのレストラン
認知症のためのクリニック
こどものための場所づくり
高齢者とこどものためのデイケアセンター

私たちの仕事は切実な社会背景を持ったものが多くなりました。今回は、今までとこれからのプロジェクトを通して、私なりの建築のあり方を見ていただきたいと思っています。

三分一博志のギャラリー間での展覧会「風、水、太陽」の写真など

三分一博志のギャラリー間での展覧会「風、水、太陽」の写真などがjapan-architects.comに掲載されています

三分一博志のギャラリー間での展覧会「風、水、太陽」の写真などが23枚、japan-architects.comに掲載されています。
以下は展覧会公式の概要です。

三分一氏は、建築が“いかにして地球の一部になりうるか”を一貫したテーマとして作品をつくり続けています。「地球にも人にも認めてもらえる建築」を創造するための入念なリサーチは、その土地の歴史や風土、人と自然の営みを紐解くとともに、地形や方位によってその姿を変える「動く素材」― 風、水、太陽などを丹念に観察し、それらを分析することで、あるべき建築の姿を探求してきました。そして、設計段階から四季折々に現場に足を運び、「動く素材」を観察し、自らカメラに納めた画像は10万枚を超えるアーカイブとなっています。これらのリサーチに基づいた三分一氏の作品は、その場所特有の建築であることを超え、さらに未来へと引き継がれていくことを目指しており、国内のみならず海外でも高い評価を受けています。

本展では、こうした三分一氏の取り組みを、「犬島精錬所美術館」(岡山県/2008年)、「六甲枝垂れ」(兵庫県/2010年)、「宮島弥山展望台」(広島県/2013年)、「The Naoshima Plan」(香川県)、「直島ホール/直島の家-またべえ」(香川県/2015年 )、「おりづるタワー」(広島県/2016年竣工予定)など、瀬戸内のプロジェクトに焦点をあてて紹介します。それぞれの建築がその場所ごとの「動く素材」を通して、地球のディテールとして存在する姿を感じていただくとともに、設計段階での大量のリサーチデータや、実証実験の模型や映像、モックアップなどで、三分一建築の設計過程をご覧いただきます。三分一氏の全作品を総覧するアーカイブ映像も展示する予定です。

ギャラリー間での次回の展覧会、「スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集」の概要が公開

ギャラリー間での次回の展覧会、「スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集」の概要が公開されています

ギャラリー間での次回の展覧会、「スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集」の概要が公開されています。代表作品の写真なども掲載されています。また、講演会は東京と神戸で行われるようです。

ラディック氏は近年関心が高まっている南米の現代建築界にあって、独自の世界観で注目を集めています。2010年には、ヴェネチア・ビエンナーレにインスタレーション作品「魚に隠れた少年」を出品、さらにTOTOギャラリー・間の25周年を記念して開催した展覧会「GLOBAL ENDS-towards the beginning」の7組の建築家のひとりとして、「隠れ家」と題した作品を1,800mm角の展示台の上に提示しました。

ラディック氏はしばしば、自身の中にあるチリの原風景やアート作品、さらにはお気に入りの童話などにアイディアの源泉を求め、極めて詩的であると同時に、敷地形状や環境に応じ、巨石や樹脂膜など形状の定まらない素材を大胆かつ巧みに構成しています。例えばそれは氏の代表作のひとつである「サーペンタインギャラリー・パヴィリオン2014」が、オスカー・ワイルドの短編『わがままな大男』に着想を得て2010年に試作した模型作品「わがままな大男の家」が発展、作品として結実したことにも見ることができます。

「BESTIARY:寓話集」と名づけられた本展覧会では、空想上の生き物に見立てた20余りの模型を中心に、氏の考える現代の寓話集を提示します。さらにプロジェクトごとにラディック氏が描き記した70冊にものぼるスケッチブックや、書籍『The Invention of Chile[チリの発明]』に着想を得たという架空の「チリ現代建築ガイド」などを展示。時に難解とも評される氏の思考の源と、ひとつひとつの模型に宿る「確信の瞬間」を、それぞれの視座から見つけ出し、感じ取っていただければ幸いです。

谷尻誠、藤本壮介、隈研吾、石上純也、五十嵐淳らが参加して、2016年夏に行われる展覧会「HOUSE VISION」の展示概要

谷尻誠、藤本壮介、隈研吾、石上純也、五十嵐淳らが参加して、2016年夏に行われる展覧会「HOUSE VISION」の展示概要が公開されています

谷尻誠、藤本壮介、隈研吾、石上純也、五十嵐淳、長谷川豪、永山祐子、アトリエワンらが参加して、2016年夏に行われる展覧会「HOUSE VISION」の展示概要が公開されています。各建築家と企業がどのような作品を作るのかも紹介されています。

ひとり暮らしの世帯が30%を超え、単身居住の増加傾向はとまりません。一方で、通信サービスや、ビッグデータの解析を背景とした生活支援の進展により人々は新たな絆を生み出し、空間を越えて「関係の手応え」を模索しながら暮らしはじめています。
同じ通信サービスに加入することで家族間の通信が容易になったり、遠く離れていても会話が自然に続いたり、仕事ができたり、同じセキュリティサービスで守られていたりという、新しい繋がり方です。一方で、最後の1マイルを人が担う物流サービスは、「ものの供給」と「見守り」をより細やかにより深いところまで支えていきそうです。家と外を隔て/繋ぐものは門や垣根だったように、センサーや通信、配達や回収が、家と外との新たな接点をつくりはじめるのです。
分かれてつながる/離れてあつまる、という暮らし方は、家や家族の実感がもはや「屋根」ではなく「連繋」へと変わっていくことを示唆しています。「シェア」も重要な概念でありましたが、空間の共有を越えて、ひとりひとりが有機的に繋がりあう世界が、これからの暮らしの主流になりそうです。

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。