SHARE 成瀬友梨+猪熊純の展覧会”集まって住む、を考えなおす”がリビングセンターOZONEで開催[2010/9/23-10/5]
成瀬友梨+猪熊純の展覧会”集まって住む、を考えなおす”がリビングセンターOZONEで開催されます。展覧会期は2010年9月23日~10月5日。会期中には、山本理顕、平田晃久、長谷川豪、門脇耕三、と成瀬友梨、猪熊純が参加するシンポジウムも企画されています。
詳しくは以下。
集まって住む、を考えなおす
NARUSE INOKUMA ARCHITECTS 成瀬友梨+猪熊純
OZONEサポート展
■会期:2010年9月23日(木)~10月5日(火) 10:30~19:00 水曜休館 入場無料
■会場:リビングセンターOZONE 7F リビングデザインギャラリー
■オープニングパーティー:2010年9月25日(土)19:00~20:30
■シンポジウム
開催日:2010年10月3日(日)
会場:リビングセンターOZONE 8F セミナールームA
開場:15:45~ 開始16:00~ 懇親会19:00~ 参加費500円(実費のみ)
ゲストコメンテータ:山本理顕(建築家/横浜国立大学大学院教授)
ゲストプレゼンター:
平田晃久(建築家/平田晃久建築設計事務所)
長谷川豪(建築家/長谷川豪建築設計事務所)
モデレータ:門脇耕三(首都大学東京助教)
プレゼンター:
成瀬友梨(建築家/東京大学特任助教)
猪熊純(建築家/首都大学東京助教)
予約制となっております。参加申込は、成瀬・猪熊建築設計事務所HPより
http://www.narukuma.com/
展覧会紹介
■集まって住む、を考え直す
日本中に広がった郊外住宅地も都心のマンションも、基本的には個人の領域をパブリックから切り取り、確保することで成立しました。共有の無いフラットな風景です。そういった中でこれまでも、集まって住むことの価値を考える提案は行われてきました。しかしそれは、戸建住宅・共同住宅という二つのビルディングタイプの枠組みを大きく超えるものではなかったようにも思われます。
時代は、シェアハウス、コレクティブハウス、高齢者住宅など、さらに多様な住まい方を可能にしつつあります。これらをラディカルに受け止め、これからの時代に相応しい「集まって住む」を考えるとき、そこには全く新しい空間と生活が立ち現れてくるのではないでしょうか。
私達はこの展覧会において、「集まって住む」ことを根本的に考えなおしてみます。
■2つの巨大なシェアハウス
シェアハウスは、小さなものであれば、戸建住宅を利用して住人が勝手に行うことも出来る、手軽なものです。しかし、キッチンやシャワーといった、生活空間の一部を完全に他人と共有するという意味では、きわめてラディカルな居住形態です。私達はこれを40戸という規模で構成します。
一見無謀に思えるこのアイディアは、実はすでに寮などのリノベーションによって作られ、運営されています。私達はこれを新築で行うことにより、これまでにはない生活と空間を同時に提案します。ひとつは現実の、もう一つは架空の2つのプロジェクトを展示します。
■今、社会に成立しうるか
今回この展覧会において、私達は一つの試みを行っています。2つのプロジェクトを展示するにあたり、模型などによる空間的な情報だけでなく、ごく簡単な事業収支を出しました。こういった提案のリアリティは、プログラムや空間だけでなく、経営が成立するかどうかにかかっているからです。建築家は、ただ面白い空間を提案する職能ではありません。いま社会に成立しうる営みの全貌を提案できる職能だと信じています。今回の展覧会には、そういった私たちの考え方も込めてみました。
主催:成瀬・猪熊建築設計事務所
協賛:総合資格学院/株式会社 総合資格 日新工業 株式会社 株式会社 ユニット
株式会社 建築資料研究社/日建学院 コイズミ照明 株式会社
協力:坪井宏嗣構造設計事務所
後援:リビングデザインセンターOZONE
OZONE サポート展は、若手クリエーターを支援するプログラムの一部です。