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震災復興支援活動関連企画「towards our ordinary life」、vol.04 菅原大輔、原田勝之 インタビュー「実現することで見えてくるもの」

※これはarchitecturephoto.net 震災復興支援活動関連企画「towards our ordinary life」の関連記事です。

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原田勝之さん(左)と菅原大輔さん(右)

vol.04 菅原大輔 / SUGAWARADAISUKE+原田勝之/ Architect Lounge インタビュー「実現することで見えてくるもの」

text=伊藤達信

今回は菅原大輔さんと原田勝之さんにお話を聞いた。震災発生直後から多くの建築家が被災地に入りさまざまな提案をおこなったが、結果として実現したものはそれほど多くない。そんな中でお二人が関わった陸前高田市の仮設住宅団地は、建築家が関わり良好な環境をつくりあげた好例だと思う。元々の仮設住宅が優れていたということはもちろんであるが、お二人が計画した配置とインフラによってこの仮設住宅団地の環境は飛躍的に向上している。現在、被災地においては仮設住宅建設のフェーズはすでに終わりを迎えているが、日本では今後も大規模な自然災害が起こることは必至であり、このような事例を特殊解とすることなく、できるだけ多くの人々に提供できるように備えておく必要がある。お二人の話の中には、建築家が今後災害時にどのようにふるまうべきかのヒントが隠されているように思う。

ヘルツォーク&ド・ムーロンによるパリッシュ美術館の写真 岸和郎の新しい書籍『重奏する建築』

岸和郎の新しい書籍『重奏する建築』がamazonで発売されています

岸和郎の新しい書籍『重奏する建築』がamazonで発売されています。

建築的知性をアーカイブする書き下ろしの建築書シリーズ、 「TOTO建築叢書」の第2弾、『重奏する建築』が9月24日に刊行されます。 世界の構造、価値観が根底からゆらいでいる現在において、 いまなお「建築的価値」を語ることは可能か……? こうした重いテーマを引き受けた建築家・岸和郎氏は、 混沌とした世界にあって唯一信じられる「自分の肉体が感じたこと」を手がかりに あえて”私的”な観点から、歴史、都市、自然、そして建築を語ります。 さらに、そうした世界の私的な読み解きが、自身の建築設計にどう反映されたのか、 赤裸々なまでに明らかにされます。 一般論ではない、岸氏の肉体化した言葉からあぶりだされる「建築」とは……? 建築に関わりをもち続けることの喜び、そして悦楽を教えてくれる一冊です。

重奏する建築――文化/歴史/自然のかなたに建築を想う (TOTO建築叢書)
岸和郎
4887063296

山口誠のウェブサイトに近作「Corri d’Or」、「弘明寺の住宅」、「山王の住宅」の写真が追加 レゴ・アーキテクチャーのサヴォア邸がamazonで発売中 隈研吾がイタリアのSUSA鉄道駅舎計画設計競技で最優秀賞に

隈研吾がイタリアのSUSA鉄道駅舎計画設計競技で最優秀賞に選ばれています

隈研吾がイタリアのSUSA鉄道駅舎計画設計競技で最優秀賞に選ばれています。リンク先に提案の画像が4枚掲載されています。

このたび、隈研吾建築都市設計事務所がSUSA鉄道駅舎計画設計競技にて、最優秀賞に選定されました。

スーザはイタリアン・アルプスに囲まれる渓谷の真中に位置する町で、フランスとの国境に近い。以前は、この谷は、2国間にとって戦略的な位置にあるために重要視されていたが、空路による交通が盛んになってからは、特徴が失われていた。今回、この地に高速鉄道が敷設されることによって、スーザは再びその役割をとりもどすことが期待されている。
このプロジェクトでは、駅舎は周囲の空間の延長線上にある。建物は、地面から立ちのぼるかのように、ラセン状に伸び、渓谷全体の眺望が望めるバルコニーに到達する。そこでは地元の住民、観光客、トランジットで滞在する旅行者が一様にその景観を楽しめる。周囲の山々を連想させる設計とし、どのファサードを優先させるということなく、駅が周囲のアルプスの環境と連携し、溶け込むことを目指している。

隈研吾がスイス連邦工科大学ローザンヌ校の新施設設計コンペで最優秀賞に

隈研吾がスイス連邦工科大学ローザンヌ校の新施設設計コンペで最優秀賞に選ばれています

隈研吾がスイス連邦工科大学ローザンヌ校の新施設設計コンペで最優秀賞に選ばれています。リンク先に画像が4枚掲載されています。敷地は、SANAAのロレックスラーニングセンターの隣。

このたび、隈研吾建築都市設計事務所がEPFL (スイス連邦工科大学ローザンヌ校) 設計競技にて、最優秀賞に選定されました。

プロジェクトの敷地は広大な芝地であり、EPFL(スイス連邦工科大学)キャンパスの中央に位置する、いわば「ヴォイド」である。これにより、キャンパスの北側(キャンパスの心臓部であるエスペランザ広場、市電乗り場などがある)と、南側にある学生の居住区が分割されている。同時に、キャンパスの西側と、ラーニングセンターの見事な存在感のもと、現在発展の著しい東側も隔てている。
この敷地を転換し、学生、教員、訪問者が毎日心地よく通り、この一つの屋根の下で起こる数々の文化活動を楽しめる場にすることにより、キャンパス全体のハブとなり、EPFLの交流、文化的な側面がさらに豊かになることを、われわれは確信している。

「谷尻誠氏にドヤ・インタビューをする」、淵上正幸のアーキテクト訪問記

淵上正幸のアーキテクト訪問記に谷尻誠のインタビュー「谷尻誠氏にドヤ・インタビューをする」が掲載されています

淵上正幸のアーキテクト訪問記に谷尻誠のインタビュー「谷尻誠氏にドヤ・インタビューをする」が掲載されています。

old book『OMA ユニバーサル・ビルディング a+u 2001年1月号』

古書『OMA ユニバーサル・ビルディング a+u 2001年1月号』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています

古書『OMA ユニバーサル・ビルディング a+u 2001年1月号』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています。詳しい概要や状態はリンク先でご確認ください。

OMAが5年を費やしたオフィスビル「ユニバーサル・ビルディング」の計画案を図面や模型、ダイアグラムによって詳細に紹介している書籍。OMAのプレゼンテーションの凄さが垣間見られる一冊。

谷尻誠と西田司が出演するテレビ番組『戦う建築家!FIGHTING ARCHITECTURE』が放送[2012/12/4]

谷尻誠と西田司が出演するテレビ番組『戦う建築家!FIGHTING ARCHITECTURE』が放送されます

谷尻誠西田司が出演するテレビ番組『戦う建築家!FIGHTING ARCHITECTURE』がフジテレビで放送されます。放送日時は「2012年10月4日(木)24時35分~25時35分」。

日本初の建築家によるプランニングバトル番組が登場! この対決は、理事長を千葉雄大、副理事を設楽統が務める「台場建築研究会」が主催している。クライアントゲスト(依頼者)が考える理想の家を2人の有名建築家がプランニング!  今回のクライアントゲストは沢村一樹さん。このバトルに参加する建築家は”建築界のストーリーテラー”西田司と”固定概念を疑う革新者(イノベーター)”谷尻誠。 今回この2人の建築家には過酷なルールが課せられている。沢村さんとのヒアリングは1回のみ。プランニング期間は3週間。たった1回の沢村さんとのヒアリングで一体どんなプランが出来上がるのか?  西田は沢村さんの希望をすべて叶えた上で沢村家全員と”妄想対話”しながら、作っては壊しを繰り返し真正面からプランに取り組んでいく。一方谷尻は自由な発想で固定概念を壊し続け沢村さんにとって”住みやすい家より住みたい家”を求め彼なりのアプローチで取り組んでいく。タイプの全く違う2人の建築家は、沢村さんから出された同じ条件を受けてどんな違う家を作り出すのか!日本の最高峰のクリエイターの”モノ作り”に対する考えと取り組みも余す所なくお届けします!

西田司+中川エリカ / ondesignによる横須賀市の週末住宅「村、その地図の描き方」の写真

西田司+中川エリカ / ondesignによる横須賀市の週末住宅「村、その地図の描き方」の写真がjapan-architects.comに掲載されています

西田司+中川エリカ / ondesignが設計した横須賀市の週末住宅「村、その地図の描き方」の写真が26枚、japan-architects.comに掲載されています。

book『ヘルツォーク&ド・ムーロン 1978-2002』

古書『ヘルツォーク&ド・ムーロン 1978-2002』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています

古書『ヘルツォーク&ド・ムーロン 1978-2002』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています。詳しい概要や状態はリンク先でご確認ください。

ヘルツォーク&ド・ムーロンの最初期のブルーハウスから、世界的に活動するようになった、2000年以降のプロジェクト段階の作品を豊富に収録した作品集。日本語で読めるヘルツォークの作品集としては、最も充実している書籍だと思います。

藤森照信による静岡県浜松の住宅「はま松ハウス」の写真 西田司+萬玉直子 / ondesignによる東京都文京区の住宅「大きなすきまのある生活」の写真

西田司+萬玉直子 / ondesignによる東京都文京区の住宅「大きなすきまのある生活」の写真が公開されています

西田司+萬玉直子 / ondesignが設計した東京都文京区の住宅「大きなすきまのある生活」の写真が10枚、公開されています。

文京区根津の木造住宅が密集した街区にある間口3600/奥行8300のわずか9坪の敷地。普段何気なく見過ごしている家と家の隙間。その小さな都市の外部空間に、コンパクトな都市住宅が持ちきれない生活環境としてのつかいかたを発見しよう。

OMAの重松象平、磯崎新などが参加する「建築夜楽校「21世紀の首都」」が建築会館ホールで開催[2012/10/4・11]

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OMAの重松象平、磯崎新などが参加する「建築夜楽校「21世紀の首都」」が建築会館ホールで開催されます。

東日本大震災以降、首都のあり方が問われている。東京の大災害時に、首都機能はどう果たしていくのか。大阪都構想が実現したときに、日本はどう変わるのか。建築界ではここ数年、丹下健三、メタボリストら60年代の建築家と国家との関係が見直されてきた。行政においても首都機能移転についての議論の再燃や、総合特区による地域活性化の動きは列島の未来にとって重要である。本イベントでは、21世紀の首都を大きなテーマとしつつ、第一夜に首都と地方のグランドビジョンをめぐって、第二夜に世界的な視点で見た日本の首都の位置づけをもとに、21世紀の首都と列島の未来について討議する。首都のあり方を考えることで、地方を含めた国土全体の方向性を議論することとしたい。

old book『昭和初期モダニズム 建築家土浦亀城と彼をめぐる人々 SD 1988年7月号』

古書『昭和初期モダニズム 建築家土浦亀城と彼をめぐる人々 SD 1988年7月号』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています

古書『昭和初期モダニズム 建築家土浦亀城と彼をめぐる人々 SD 1988年7月号』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています。詳しい状態や概要はリンク先でご確認ください。

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