分業制による従来の建築の枠組みを⾶び越えるドットアーキテクツの一見型破りともいえる活動に共感して、地域の人や多彩な仲間が自然に集まり、仕事と遊びの両方を楽しみながら、みなが生き生きと暮らす場が今、各地で生まれています。たとえば小豆島では、瀬戸内国際芸術祭で「馬木キャンプ」(2013年)を建設して以来、アートを通じた地域の教育普及の場所づくりに10年にわたり取り組んでいます。本拠地の大阪・北加賀屋の「千鳥文化」(2017年~)では、設計だけでなく運営にも携わっています。こうした具体的な場の創出に、現実に柔軟に対応しながら継続的に関わり続けていくことで、そこにふさわしい場所が徐々に立ち上っていきます。それら彼らが「小さな自治空間」と呼ぶものを生み出す力学(POLITICS OF LIVING)こそが、現状を突破し社会を変革する鍵だとしています。
田中裕之建築設計事務所が設計した、京都市の、宿泊施設内のラウンジ「RAKURO 京都 by THE SHAREHOTELS」です。
ホテル内に新設された場です。建築家は、地域文脈の導入と建物特徴を活かす空間を求め、既存に“町家の形式”を見出して美意識等を継承する設計を志向しました。そして、現代素材と地場植物を用いて京都を想起させ施設を象徴する“奥庭”も作られました。施設の公式サイトはこちら。
(原文)
The 52-year-old Japanese man Nagasaka Jo, is the most popular designer in Asia today. From furniture, to interior design, to architecture, whatever he designs immediately goes viral. Many internationally renowned design magazines called him “the creator of best sellers” and “the man who defines the future”.