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斎藤裕と二川幸夫による古書『建築のエッセンス』 隈研吾によるホテル「ガーデンテラス宮崎」の写真

隈研吾のウェブサイトにホテル「ガーデンテラス宮崎」の写真が掲載されています

隈研吾のウェブサイトにホテル「ガーデンテラス宮崎」の写真が13枚掲載されています。

宮崎駅の近くの住宅街に残されていた広大な工場跡地をホテルとして再生させた。マンションや戸建て住宅が雑然と広がる周辺環境において、ホテルの客室や宴会場、レストランなどの諸室を中庭を取り囲む形で配置した。諸室の要求に沿って架けられた緩やかな勾配屋根で施設全体を包み、大きな軒下空間を配した2階建ての低層とし、さらに中庭とホテルの周囲に竹や水を配することで、ホテルだけでなく周辺の住宅街の環境を緑あふれる落ち着いた静寂な場所をつくりだした。

組織の若手設計者を対象とした「鈴木禎次賞」が応募作品を募集中。審査員は隈研吾ら

組織の若手設計者を対象とした「鈴木禎次賞」が応募作品を募集しています

組織の若手設計者を対象とした「鈴木禎次賞」が応募作品を募集しています。主催は、光鯱会(名古屋工業大学建築学科同窓会)。誰でも応募可能。

わが国の建築設計は、個人建築家を主宰者とするアトリエ型設計体と、大規模設計事務所及び建設業の設計部という組織型設計体と、双方の力によって支えられている。前者は独創性に重点を置き、後者は機能性に重点を置くが、建築という総合的な文化にとって、独創性と機能性は不可分な存在である。
しかし近年、アトリエ型に比して、社会の大きな建築需要を支える組織型に属する若手設計者には、世に認められるチャンスが少ないように感じられる。
本賞は、組織型設計体において、特に若手設計者によって設計された、創造的で、かつ機能的、技術的にも卓越した建築作品と、その設計者を表彰する。実際に施主と打ち合わせし、空間の隅々を決定し、自ら図面を引く設計者の努力を激励することを目的としている。
名古屋工業大学建築学科は、わが国の建築高等教育を担ってきた古い歴史を持ち、特に組織的な建築設計の場に優秀な人材を輩出してきた。鈴木禎次は、その創成期の建築教育を支え、いとう呉服店(松坂屋の前身)、伴華楼(伊藤家別荘「揚輝荘」内)、重要文化財 諸戸家住宅主屋洋室などの実作によって東海の辰野金吾とも言われた建築家である。夏目漱石の義弟としても知られ、『三四郎』の初めに名古屋が出てくるのはそのためであると言われている。光鯱会(名古屋工業大学建築学科同窓会)は、創設100周年にあたり、鈴木禎次の名を冠する本賞を、記念事業として創設する。

伊東豊雄による台湾の「辜振甫記念図書館」の写真と動画 坂茂が、TEDxTokyoで行ったレクチャー「社会の役に立たない建築家」の動画 篠崎弘之 / 篠崎弘之建築設計事務所による「House Y for two families」の写真

篠崎弘之 / 篠崎弘之建築設計事務所のウェブサイトに「House Y for two families」の写真が掲載されています

篠崎弘之 / 篠崎弘之建築設計事務所のウェブサイトに「House Y for two families」の写真が掲載されています。

新宿の超高層ビル群から少し離れた東京の都心の住宅街の中に建つ、2世帯の家族のための住宅である。

1階から屋上のテラスまで、4層分を繋げる階段がある小さなホワイエのようなスペースが中心となってこの住宅は構成されている。家族それぞれの寝室やキッチン、リビング、ダイニング、バスやトイレなど全ての部屋がこの小さなホワイエに面していて、2世帯の家族がここを介して交わりながらそれぞれ生活していく構成になっている。玄関を開けてここに入ると、誰かがどこからかドアを開けて顔をのぞかせる、そんなこの家族の風景がつくれればと考えていた。

この住宅は、300mm厚のコンクリートで囲われてできているこの小さなホワイエの頂部から傘をひろげるように薄い120mm厚のコンクリートが垂れ下がって外殻をかたち作って、地面から少し浮いて張り出しているスラブと一体になった構造になっている。そしてそれぞれの部屋は木梁で床が作られていて、家族の生活の変化に必要に応じて部屋を増やすことができるようになっている。

この小さなホワイエは、都心の密集した住宅街の路地と屋上のテラスからのパノラマの眺望を繋ぎ、そしてこの家族それぞれをも繋ぐものになってくれればと思う。

東京都文京区にオープンした「国立近現代建築資料館」のレポート 古書『OMA@work.a+u レム・コールハース a+u 2000年5月号臨時増刊』

古書『OMA@work.a+u レム・コールハース a+u 2000年5月号臨時増刊』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています

古書『OMA@work.a+u レム・コールハース a+u 2000年5月号臨時増刊』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています。詳しい状態や概要はリンク先でご確認ください。

妹島和世らによる「鶴岡市文化会館」の模型写真や図面を紹介した基本設計報告書

妹島和世らによる「鶴岡市文化会館」の模型写真や図面を紹介した基本設計報告書が公開されています

妹島和世らによる「鶴岡市文化会館」の模型写真や図面を紹介した基本設計報告書が公開されています。リンク先ページにPDFへのリンクが紹介されています。こちらが、基本設計報告書(PDF)への直接リンク

藤本壮介による今年のサーペンタインギャラリーパヴィリオンの現場写真 book『空想の建築 -ピラネージから野又穫へ-』

書籍『空想の建築 -ピラネージから野又穫へ-』がamazonで発売されています

書籍『空想の建築 -ピラネージから野又穫へ-』がamazonで発売されています。リンク先に中身のプレビュー画像が5枚掲載されています。町田市立国際版画美術館での展覧会に合わせて出版された書籍です。

この世にはない建築を空想すること、それは私たちが今存在している世界とは別の世界を空想し、その世界に形を与え、存在せしめる行為ではないでしょうか。これらの空想の建築は、人間のイマジネーションと創造力を駆使して生み出されるもうひとつの世界、いわばファンタジーへの入り口なのです。絵画、立体、版画……、さまざまなかたちで人は現実には存在しない建築を創造してきました。

本書では、遥か古代ローマに思いを馳せ、その空想的復元を版画として結実させたジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージや、考古学的調査と想像力を駆使して古代エジプトの建造物を描いた18世紀末の絵師たち、そして今まさに創作活動を展開している現代の美術家たちを取り上げた空想建築画集の決定版です。

空想の建築
町田市立国際版画美術館
4767815517

ペーター・ツムトア(ピーター・ズントー)が手掛けているロサンゼルス郡美術館のプロジェクトの模型写真

ペーター・ツムトア(ピーター・ズントー)が手掛けているロサンゼルス郡美術館のプロジェクトの模型写真がartinfoに掲載されています

ペーター・ツムトア(ピーター・ズントー)が手掛けているロサンゼルス郡美術館のプロジェクトの模型写真がartinfoに掲載されています。6月には展覧会も行われるそう

芦沢啓治によるテキスト「あたらしいものづくりの時代」 中村好文の講演会「小屋から家へ」の動画 五十嵐太郎、原田真宏、藤村龍至、間宮晨一千が審査員を務める学生実施コンペ「未来の風景をつくる」の審査員座談会の様子が公開・テーマも発表

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五十嵐太郎、原田真宏、藤村龍至、間宮晨一千が審査員を務める学生実施コンペ「未来の風景をつくる」の審査員座談会の様子が公開されています

五十嵐太郎、原田真宏藤村龍至間宮晨一千が審査員を務める学生実施コンペ「未来の風景をつくる」の審査員座談会の様子が公開されています。合わせてコンペのテーマも発表されています。リンク先にPDFへのリンクがあります。
また、このコンペ開催の契機にもなっている、名城大学谷田研究室と間宮晨一千デザインスタジオが産学連携プロジェクトで計画した住宅のオープンハウスも行われます。

伊東豊雄によるバーゼルワールドでのエルメスのパヴィリオンの新しい写真

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