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SUGAWARADAISUKE建築事務所による、広島の店舗「瀬戸内醸造所 竹原直売所」。重要伝統的建造物群保存地区の古民家を改修した、数百年単位の時間軸の重層をもち、地域産煉瓦による螺旋什器が展示台からベンチまで様々な機能を担う建築
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、広島の店舗「瀬戸内醸造所 竹原直売所」。重要伝統的建造物群保存地区の古民家を改修した、数百年単位の時間軸の重層をもち、地域産煉瓦による螺旋什器が展示台からベンチまで様々な機能を担う建築 photo©楠瀬友将+阿野太一
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、広島の店舗「瀬戸内醸造所 竹原直売所」。重要伝統的建造物群保存地区の古民家を改修した、数百年単位の時間軸の重層をもち、地域産煉瓦による螺旋什器が展示台からベンチまで様々な機能を担う建築 photo©楠瀬友将+阿野太一
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、広島の店舗「瀬戸内醸造所 竹原直売所」。重要伝統的建造物群保存地区の古民家を改修した、数百年単位の時間軸の重層をもち、地域産煉瓦による螺旋什器が展示台からベンチまで様々な機能を担う建築 photo©楠瀬友将+阿野太一

SUGAWARADAISUKE建築事務所が設計した、広島・竹原市の店舗「瀬戸内醸造所 竹原直売所」です。重要伝統的建造物群保存地区の古民家を改修した、数百年単位の時間軸の重層をもち、地域産煉瓦による螺旋什器が展示台からベンチまで様々な機能を担う建築となっています。クリエイティブディレクションとコンセプトデザインもSUGAWARADAISUKE建築事務所が手掛けています。店舗の公式サイトはこちら

本計画は、竹原市の重要伝統的建造物群保存地区に位置する、地元住民と旅人の交流機能を兼ねた瀬戸内醸造所の販売拠点。
この地域の歴史性によって、新しい交流や活動を支える商店空間の在り方を目指した。

建築家によるテキストより

先ず、100年単位で改修されている既存古民家の部材のひとつひとつを取捨選択し、木軸の補強、土壁の追加、解体などを行い、数百年単位の時間軸が重層する空間をつくった。

建築家によるテキストより

さらに、どっしりとした木軸グリッドの街並みと、古民家内部に対比させるように、竹原特産のレンガ螺旋状に配置した。螺旋什器は変化する形態に沿って、展示台や受付カウンター、デスクやベンチなど様々な機能を持ち、木造グリッドとの配置関係で、様々な奥行きや連続性を生みだしている。

建築家によるテキストより
森下修 / 森下建築総研による、大阪・東大阪市の店舗兼住宅「藤田珈琲 / naked Spiral around Functions」。珈琲焙煎等の生産空間をコアに据え、そこに客席にもなるスロープが螺旋状にまとわりつき上昇する構成により、渦巻き飛翔する“フローの建築”を構想
森下修 / 森下建築総研による、大阪・東大阪市の店舗兼住宅「藤田珈琲 / naked Spiral around Functions」。珈琲焙煎等の生産空間をコアに据え、そこに客席にもなるスロープが螺旋状にまとわりつき上昇する構成により、渦巻き飛翔する“フローの建築”を構想 photo©Katsu Tanaka
森下修 / 森下建築総研による、大阪・東大阪市の店舗兼住宅「藤田珈琲 / naked Spiral around Functions」。珈琲焙煎等の生産空間をコアに据え、そこに客席にもなるスロープが螺旋状にまとわりつき上昇する構成により、渦巻き飛翔する“フローの建築”を構想 photo©Tomoki Hahakura
森下修 / 森下建築総研による、大阪・東大阪市の店舗兼住宅「藤田珈琲 / naked Spiral around Functions」。珈琲焙煎等の生産空間をコアに据え、そこに客席にもなるスロープが螺旋状にまとわりつき上昇する構成により、渦巻き飛翔する“フローの建築”を構想 photo©Tomoki Hahakura
森下修 / 森下建築総研による、大阪・東大阪市の店舗兼住宅「藤田珈琲 / naked Spiral around Functions」。珈琲焙煎等の生産空間をコアに据え、そこに客席にもなるスロープが螺旋状にまとわりつき上昇する構成により、渦巻き飛翔する“フローの建築”を構想 photo©Katsu Tanaka

森下修 / 森下建築総研が設計した、大阪・東大阪市の店舗兼住宅「藤田珈琲 / naked Spiral around Functions」です。珈琲焙煎等の生産空間をコアに据え、そこに客席にもなるスロープが螺旋状にまとわりつき上昇する構成により、渦巻き飛翔する“フローの建築”が構想されました。店舗の公式サイトはこちら

人を曳きつけ螺旋上に巻き込み昇華する、そんな建築を目指した。

下町の構造が集積する東大阪市内、かつては貨物線であった高架線路の際に位置する。

建築家によるテキストより

人の営み行為、生活が混沌と交わるそんな艶めかしい街中に珈琲焙煎機を中心とし、その周辺を人のフローが巻き上がるプランを創り上げた。建物中心の四角いコアにはパン焼き工房やカフェのカウンターも鎮座し生産の場となる。それを求めにやってくる顧客や従業員、あるいは引き寄せられた周辺に住まい働く人々がコアにまとわりつき上昇する。建物は透明化され渦巻くスロープや生産のコアが視覚化し、機能や人々のフローが周辺に意味を発する。一度この渦巻きを見たものを建物内に誘引する。

建築家によるテキストより

当初から、創業者はここに住まうことを前提に、新規事業となるカフェと高級食パンの工房を設置することを条件としていた。自らが住まう場所ではあるが「インスタ映えする」すなわち人々が思い描いた心象風景のような人の行為からなる渦が上昇し、ある姿が呈される場を求めていた。事象は人のフローが定着されたような偶発のイベントであり、物を作る上での作意としては直方体のキューブを設定し、そこに人のフローが巻きつくさまを定着させる。それだけである。形を創るのではなく、そこに現れるでき事を意識した。

建築家によるテキストより
90年代後半から00代前半に起こった建築とデザインのムーブメントを生み出した『BRUTUS』編集長 西田善太への、浅子佳英によるインタビュー記事「『BRUTUS』と『Casa BRUTUS』が建築にもたらしたもの ──専門誌はどこへ向かう?」

90年代後半から00代前半に起こった建築とデザインのムーブメントを生み出した『BRUTUS』編集長 西田善太への、浅子佳英によるインタビュー記事「『BRUTUS』と『Casa BRUTUS』が建築にもたらしたもの ──専門誌はどこへ向かう?」が、LIXILのウェブサイトに掲載されています。2011年11月29日まで公開中の動画を記事化したものです。インタビュー記事も充実していますが、動画ではここでに収まらなかったトピックも多々ありお勧めです。

西澤徹夫と青木淳が参加して、2021年9月にJIAの主催で行われた講演「歴史的建築に現代の息吹を与える 京都市京セラ美術館のリノベーション」の動画

西澤徹夫青木淳が参加して、2021年9月3日にJIAの主催で行われた講演「歴史的建築に現代の息吹を与える 京都市京セラ美術館のリノベーション」の動画です。

京都京セラ美術館のリノベーション[西澤徹夫]…現存する最古の公立美術館である京都市美術館は、1933 年に開館して以来、京都の文化的な中心地としての役割を果たして来ましたが、築後 80 年あまりを経て各所で老朽化が進行していました。また、近年の増加著しい観光客や観覧者が求める都市空間とサービス機能への対応も求められました。大型化し素材や展示方法も多様化した現代の美術作品に適した展示空間を提供できない状況でした。このため、歴史的な美術館の姿を後世に残しながらも現代のニーズに応える「保存と活用」をいかにすべきかとの課題に、私たちは西側正面広場をスロープ状に掘り下げて、新たなエントランスにすること、そこから中央ホールへ階段であがり、東側の日本庭園へ抜ける東西貫通動線を骨格としました。京都市美術館がこれまで育んできた文化的な厚み、美術館の可能性など、歴史を重層させるリノベーションについてお話しさせて頂きます。

ムトカ建築事務所による、東京・小平市の、住宅改修「天井の楕円」。リビングに挿入された“スーパー楕円形状の穴の空いた天井”は、既存の開口部の在り方を変えると共に、空間の重心を中央に引き寄せ多様な居場所をつくる / 板坂留五による論考「楕円の家」
ムトカ建築事務所による、東京・小平市の、住宅改修「天井の楕円」。リビングに挿入された“スーパー楕円形状の穴の空いた天井”は、既存の開口部の在り方を変えると共に、空間の重心を中央に引き寄せ多様な居場所をつくる / 板坂留五による論考「楕円の家」 photo©長谷川健太
ムトカ建築事務所による、東京・小平市の、住宅改修「天井の楕円」。リビングに挿入された“スーパー楕円形状の穴の空いた天井”は、既存の開口部の在り方を変えると共に、空間の重心を中央に引き寄せ多様な居場所をつくる / 板坂留五による論考「楕円の家」 photo©長谷川健太
ムトカ建築事務所による、東京・小平市の、住宅改修「天井の楕円」。リビングに挿入された“スーパー楕円形状の穴の空いた天井”は、既存の開口部の在り方を変えると共に、空間の重心を中央に引き寄せ多様な居場所をつくる / 板坂留五による論考「楕円の家」 photo©長谷川健太

村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所が設計した、東京・小平市の、住宅リノベーション「天井の楕円」です。リビングに挿入された“スーパー楕円形状の穴の空いた天井”は、既存の開口部の在り方を変えると共に、空間の重心を中央に引き寄せ多様な居場所をつくります。また、RUI Architectsの板坂留五による論考「楕円の家」も掲載します。

築20年の戸建て住宅のリノベーションである。
オーナーが変わり、夫婦と子供ふたりの家族が新たに住むことになった。

建築家によるテキストより

この住宅の最大の特徴は、勾配屋根が架かった45m2の大きなワンルームの2階リビングで、幅3.5×高さ3.7mの南向きの大開口部をもっていることである。この大きなワンルームに、ひとつの極大なオブジェクトを入れることで、人の流れ、力の流れ、風の流れ、光の流れを更新し、新しい家族に合った建築をつくろうと考えた。

建築家によるテキストより

そこで南窓の横架材の高さ1.8mのレベルに、スーパー楕円形状の穴の空いた天井を挿入した。
空間の重心が南側に偏っていることで拠り所のなかったリビングの重心を中央に引き寄せ、楕円の回りに多様な居場所をつくった。

建築家によるテキストより
水野憲司 / mizmiz designによる、埼玉・所沢市の「東新井の家」。住民同士の関係や生活文化も色濃く地域に、応接室・縁側・間仕切りで可変できるリビングによって、日常時と来客時の変化に応じ環境が人に合わせてくれる住宅を構想
水野憲司 / mizmiz designによる、埼玉・所沢市の「東新井の家」。住民同士の関係や生活文化も色濃く地域に、応接室・縁側・間仕切りで可変できるリビングによって、日常時と来客時の変化に応じ環境が人に合わせてくれる住宅を構想 photo©神宮巨樹
水野憲司 / mizmiz designによる、埼玉・所沢市の「東新井の家」。住民同士の関係や生活文化も色濃く地域に、応接室・縁側・間仕切りで可変できるリビングによって、日常時と来客時の変化に応じ環境が人に合わせてくれる住宅を構想 photo©神宮巨樹
水野憲司 / mizmiz designによる、埼玉・所沢市の「東新井の家」。住民同士の関係や生活文化も色濃く地域に、応接室・縁側・間仕切りで可変できるリビングによって、日常時と来客時の変化に応じ環境が人に合わせてくれる住宅を構想 photo©神宮巨樹

水野憲司 / mizmiz designが設計した、埼玉・所沢市の「東新井の家」です。住民同士の関係や生活文化も色濃く地域に、応接室・縁側・間仕切りで可変できるリビングによって、日常時と来客時の変化に応じ環境が人に合わせてくれる住宅が構想されました。

敷地は所沢駅から徒歩圏内の住宅地にあり、古くからの農家の屋敷が多く、住民同士の関係や生活文化も色濃く残っている。

お施主様の要望は、今までのように玄関脇に来客用の応接室、縁側での作業や住民同士の談話スペース、開放的で風通しが良く、暑さ寒さにも万全な住まいが要望だった。

建築家によるテキストより

建物は、お施主様が高齢のため、上がり下がりが少ない平屋とした。
敷地の北側には、桜の名所として知られる東川に面しており、建物の南北に開口部を設けることにより家中に風が通り抜ける。

建築家によるテキストより

間取りは、自然と家族が集まるような空間全体がのびやかなリビングになるようにした。
また来客が多く、地域や仕事上の来客、親戚、親族の来客によって招き入れる空間を変えることができるようにするため、お施主様と来客の動線を工夫し、間仕切りを可変できるようにした。環境に人が合わせるのではなく、環境が人に合わせてくれるように環境の変化も楽しめる住まいをデザインした。

建築家によるテキストより
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、広島・三原市の、飲食店併設の製造販売施設「瀬戸内醸造所」。醸造所のコンセプトを伝える物語と風景を構築するため、35m大屋根等の要素で瀬戸内の様々な情報と環境を取捨選択し、既存風景の見え方を再編集する建築
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、広島・三原市の、飲食店併設の製造販売施設「瀬戸内醸造所」。醸造所のコンセプトを伝える物語と風景を構築するため、35m大屋根等の要素で瀬戸内の様々な情報と環境を取捨選択し、既存風景の見え方を再編集する建築 photo©楠瀬友将+阿野太一
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、広島・三原市の、飲食店併設の製造販売施設「瀬戸内醸造所」。醸造所のコンセプトを伝える物語と風景を構築するため、35m大屋根等の要素で瀬戸内の様々な情報と環境を取捨選択し、既存風景の見え方を再編集する建築 photo©楠瀬友将+阿野太一
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、広島・三原市の、飲食店併設の製造販売施設「瀬戸内醸造所」。醸造所のコンセプトを伝える物語と風景を構築するため、35m大屋根等の要素で瀬戸内の様々な情報と環境を取捨選択し、既存風景の見え方を再編集する建築 photo©楠瀬友将+阿野太一
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、広島・三原市の、飲食店併設の製造販売施設「瀬戸内醸造所」。醸造所のコンセプトを伝える物語と風景を構築するため、35m大屋根等の要素で瀬戸内の様々な情報と環境を取捨選択し、既存風景の見え方を再編集する建築 photo©楠瀬友将+阿野太一

SUGAWARADAISUKE建築事務所が設計した、広島・三原市の、飲食店併設の製造販売施設「瀬戸内醸造所」です。醸造所のコンセプトを伝える物語と風景を構築するため、35m大屋根等の要素で瀬戸内の様々な情報と環境を取捨選択し、既存風景の見え方を再編集する建築となっています。また、クリエイティブディレクションとコンセプトデザインもSUGAWARADAISUKE建築事務所が手掛けています。施設の公式サイトはこちら

本計画は、元造船所跡地に建つワイナリー「瀬戸内醸造所」のレストランを併設した製造販売拠点。

醸造所が掲げる、「旅するワイナリー」を体験として伝える物語と風景の構築が求められた。そこで、時間と共に移ろう海と島並、山と空が見渡せる瀬戸内らしい敷地特性を活かし、見学ツアーやカフェ利用などの気軽な滞在、バーベキューやコース料理などの様々な飲食、大小の式典など、様々な過ごし方が屋内外での展開する多様な居場所群を目指した。

建築家によるテキストより

2棟の建築ボリューム、植栽と造船所の廃材で構成した蛇篭壁や盛り土によって、海と一体化したまとまりのある広場をつくった。前面道路から海岸線まで真っ直ぐ延びる軸線は、この広場を貫通して、海と山の風景を対比的に接続すると共に、大屋根ゲートによる空と島並のフレーミングで、アプローチの高揚感をつくっている。

建築家によるテキストより

また、35mの傾斜した大屋根は、瀬戸内の水平線を強調し、山並みへ視線を誘導する。建築屋内外で起伏する地面や床面、小上りや段々デッキ、カウンターといった居場所と共に、周辺環境の特徴的な風景への視線の誘導、開閉する空間密度や屋内外が一体化した広がりを生成している。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 建築設計業務を中心に幅広くものづくりに関わる「株式会社 the design labo」が、正社員とアルバイトを募集中
【ap job更新】 建築設計業務を中心に幅広くものづくりに関わる「株式会社 the design labo」が、正社員とアルバイトを募集中
【ap job更新】 建築設計業務を中心に幅広くものづくりに関わる「株式会社 the design labo」が、正社員とアルバイトを募集中NAMINORITEI

建築設計業務を中心に幅広くものづくりに関わる「株式会社 the design labo」の、正社員とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

建築設計業務を中心に、幅広くものづくりに関わっており、現在、戸建住宅、集合住宅、店舗、文化施設などの設計業務、国内外でのプロダクトデザイン業務など、様々なプロジェクトが進行中です。この度、正社員とアルバイトを募集致します。一緒にものづくりの質を高めてくださる方からのご応募をお待ちしております。

メールにてご応募下さい。その際、履歴書とポートフォリオをPDFにてご送付ください。

西沢大良を迎え、中川エリカと浅子佳英が聞き手を務める対談ウェビナー「コロナ禍以降に再考する、健康な住まい」が開催。コロナ禍以降の建築の向かうべき方向性・西沢建築につながる子供時代の原風景・学生時代から続く西沢建築の本質 等について語られる
西沢大良を迎え、中川エリカと浅子佳英が聞き手を務める対談ウェビナー「コロナ禍以降に再考する、健康な住まい」が開催。コロナ禍以降の建築の向かうべき方向性・西沢建築につながる子供時代の原風景・学生時代から続く西沢建築の本質 等について語られる

西沢大良を迎え、中川エリカと浅子佳英が聞き手を務める対談ウェビナー「コロナ禍以降に再考する、健康な住まい」が開催されます。コロナ禍以降の建築の向かうべき方向性・西沢建築につながる子供時代の原風景・学生時代から続く西沢建築の本質 等について語られています。開催日時は2021年11月25日で、1回目放映:9:30~11:15、2回目放映:13:30~15:15です(※動画は2021年10月22日に収録した内容)。事前申し込み制で視聴申込期間は2021年11月15日(月)~11月24日(水)。【ap・ad】

近代の産物である住まいにおける機能的な場所は、コロナ禍において危険な場所となってしまったと西沢大良氏は言います。家は居るだけで体が修復され、健康になれる場所であるべきだという西沢氏の提唱は、コロナ禍以降大きな意味を持つようになりました。そして西沢氏が幼少期を過ごした1960〜70年代は、夏はエアコンもなく、光化学スモッグは日常的という時代でした。体を冷やすためにプールへ行き、日陰を探し回る原体験は、西沢氏が設計する建築にも影響を与えているそうです。こうした身体を通じた原体験から、これからの建築、住まいについて考えます。

動画内で語られたトピック(アーキテクチャーフォトが事前に動画を閲覧して抜粋)

この2年間でCOVID‑19で住まい方が揺さぶられた / 本当は解決しなければいけなかった社会問題がコロナ過であぶりだされた / 
ウイルスの流行が今後も続くとしたら、我々はどう地球で生きていけばよいか / 生き方を考え直すチャンスと考える / 機能的な場所はコロナ過で危険になった / コロナ禍によって新しい住空間の発見はあったのか / 暮らしに対する価値観はどう変わったか / 家の中で感染したくないとすると危険なのは機能的に設計されてきた場所 / 機能的な場所であるエントランスやロビーなどの共用部がリスクが上がっている / 生き延びられる場所に住宅をしなければいけない / 近代住宅も感染症対策からはじまった / 健康になれる住宅 / 医薬品のように効く住宅 / 建築家が治療的な存在になる / 近代住宅のメソッドで現代の問題は解決できないのではないか / 西沢大良の原風景がどのように設計に影響を与えているか / 西沢建築と原風景の関係 / 宇都宮のハウスについて / 藤森照信さんに設計を問い詰められる / 子供時代冷暖房がない団地で育った / プールで体を冷やす / 中学・高校と水泳部だった / プールの底から上を見た景色と大良建築が似ていると藤森さんに指摘される / あらゆる創作の中で建築のオリジナルな所は「サイズ」ではないか / 配置図と断面図にあらわれるスケール / 卒業設計時から配置に興味をもっていた / 大学時代の最初の課題で設計したギャラリーと今の建築が同じと当時のスタッフに言われる / 独立したと同時にバブルが崩壊 / 初期の予算は2000万円以下 / 規模的にプランニングの余地がなく配置がすべてだった / 初期の住宅はほぼ配置と断面でできている / 今治港駐輪施設について / トップライトからの光の位置で駐輪の位置がコントロールされる / 学生時代に名作住宅を見て回った / 日常的な感覚が人間の思想をつくる / 柳田國男『明治大正史 世相篇』について / 岡檀『生き心地の良い町』について / これからの建築に求められる建築の魅力 / ワクチンの普及と共に空間が感染を防いだ側面があるのでは / 美学的ではない視点で空間を捉えて制御する / 医療で解決するのが望ましいけれど、今後空間でできることもあるのでは / コルビュジエも感染等に意識的だったかもしれない / あらゆるものが隔離され死から遠ざかる暮らし / 人間は弱くなっていないか / どうしたらたくましく生きていけるか / 死という問題を現代生活がとうざけられている / 死が物語のようになっている / 建築の死と建築家の死 / ファッションブランドはデザイナーが亡くなっても存続するが設計事務所は / 建築家はアーティストに近いのに大きなお金を動かしている 等々

動画内で語られたトピック
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/11/15-11/21]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/11/15-11/21]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/11/15-11/21)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 京智健 / カイトアーキテクツと山口陽登 / YAPによる、愛媛の「伊方町観光交流拠点施設 佐田岬はなはな」。津波対策で護岸がかさ上げされた敷地にて、建物にピロティ・スロープ・ランドスケープを導入し集落と海を接続し直すことで、大自然のスケールと集落のスケールが同居する建築を構想
  2. ネリ&フーによる、中国・峨眉山の「チュアン・モルトウイスキー蒸溜所」。中国で最も精神的に深い場所として知られる敷地に、中国哲学の“山水”の精神に基づき、建築の外観や形態において二面性を持つ建築を構想
  3. 【シリーズ・建築思索360°】保坂猛が語る“LOVE² HOUSE”と“建築思索”
  4. 胡実建築設計事務所による、東京の「大屋根の住宅」。技術向上により住宅屋根の存在が目立たなくなる街並みに対し、その技術を逆手に取り屋根自体がメインとなる空間構成をもった、親と子の二つの世帯を内包する建築
  5. ヘルツォーグ&ド・ムーロン、TFPファレルズ、アラップによる、中国・香港の美術館「M+」。アジア初の世界的な視覚文化のミュージアムで、ファサードに大型スクリーンを備えた記念碑的な外観と、埋め立て地だからこそ生まれた巨大な地下展示空間を含む33のギャラリーをもつ建築
  6. Buttondesign / 村上譲・菊田康平による、東京・港区の、集合住宅最上階の住戸改修「北青山のリノベーション」。ガラス面が多く斜線制限から削り出された形状の空間に、壁面としての4枚の大きな障子を設計することで、日差し除けとインテリアの景観づくりを両立
  7. 原田真宏+原田麻魚 / MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOによる、東京・池袋の宿泊施設「hotel Siro」
  8. 建築コレクティブGROUPによる、磯崎新の処女作を改修したアートスペースでの建築展「手入れ/Repair」のレポート。床の改修工程を再考し“戯曲”の公演を加えることで、直線的な施工プロセスを改変し、その時限りの多様な空間を立ち上げる
  9. 90年代後半から00代前半に起こった建築とデザインのムーブメントを生み出した『BRUTUS』編集長 西田善太への、浅子佳英によるインタビュー動画「『BRUTUS』と『Casa BRUTUS』が建築にもたらしたもの」が、LIXILのウェブサイトで期間限定で無料配信。建築界にも多大な影響を与えた雑誌の背景と意図を、そのつくり手が詳細に回顧
  10. 今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の、集合住宅の住戸リノベーション「910」。高層階の窓からも緑が映る環境に、群島状に家具を並べ開口から光・風・街の景色が通り抜ける設計で、閉じた箱を解放し多孔質な暮らしの場へ再生
  11. 二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の店舗「ARTS&SCIENCE 福岡」。店を構えるエリアの象徴として捉えた前川建築のタイル壁を参照し、施主の思想とこの環境である意味が交差する空間を構想
  12. 中山英之建築設計事務所が手掛けた、東京都渋谷公園通りギャラリーの「『語りの複数性』展 会場構成」をレビュー。既存ビル内を改装したギャラリーに、動線と壁面を緻密に設計することで、自然な流れを持ったひとまとまりの展覧会という感覚と作品に深く対峙できる状況をつくりだす
  13. 【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第6回 芦沢啓治 インタビュー・後編「環境全体への眼差しから生みだす上質な空間」
  14. 科学的グラフィズムの壮大な歴史を描いた書籍『世界を一枚の紙の上に 歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生』の中身を先行プレビュー。代官山蔦屋書店とamazonで予約受付も開始
  15. 白井晟一が1959年に完成させた世田谷の住宅「アトリエNo.7(旧増田夫妻のアトリエ)」をレポート。白井の孫で建築家の白井原太の修復・改修によって、原形を保ったまま現代の居住性も獲得した建築は、新しい住まい手を待つ
  16. 青木淳研究室による展覧会「鳥は泳ぎつづける」のレビュー。展覧会の制作プロセスを見せるという“在り方”から考えられた展示は、訪問者に関係性の視点を意識させると共に、建築の伝え方の未来までも想起させる
  17. 中村拓志&NAP建築設計事務所の客室監修、大林組の全体改修設計、全日本コンサルタントの構造改修設計による、京都市の「佳水園 ウェスティン都ホテル京都」。村野藤吾設計の名作を、村野数寄の精神に立ち返り設計することで、“未来につながる数寄屋建築”を目指す
  18. 吉田豊建築設計事務所による、広島市の「己斐中の家」。市街地を囲む山裾のひな壇状造成地の不定形な敷地に、平面形状と断面の操作により豊かな内部空間と眺望をもつ、“崖の上にすっと力強く立つ塔のような建築”を構想
  19. 東京藝大青木淳研究室による「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会②『鳥は泳ぎつづける』」が開催。常に工事が行われる渋谷のビル1階を会場に、展覧会の行為と時間に注目し問い直すことで、空間を変容させると共に都市空間へもアプローチ
  20. MVRDVによる、ドイツ・マンハイムの、高層集合住宅「the ‘O’」。HOMEの4文字の中の“O”の形をした建築で、“O”の中心部にパブリックテラスが設けられ、エリアの“リビングルーム”としての役割も果たす

ヘルツォーグ&ド・ムーロン、TFPファレルズ、アラップによる、中国・香港の美術館「M+」の建設の側面に注目したドキュメンタリー動画(英語字幕付)

ヘルツォーグ&ド・ムーロンTFPファレルズアラップによる、中国・香港の美術館「M+」の建設の側面に注目したドキュメンタリー動画です。約34分の動画で英語字幕付です。建物の写真と解説テキストはアーキテクチャーフォトの特集記事で紹介しています。

こちらは概要の翻訳

施設の設立と同時に物理的な建物を建設するとはどういうことなのか?

「Building M+」は、M+が紙の上のビジョンから、視覚文化のミュージアムとしてコンクリートの家に移るまでの道のりを描いています。香港に拠点を置く新しいタイプのグローバルなインスティテューションとして、M+はスイスのヘルツォーク&ド・ムーロン社と国際的な協力者のチームと緊密に協力し、建築と物質性を通してそのアイデンティティと野心を明確にしました。建設過程の映像や、建築家、エンジニア、施工業者、パートナーへのインタビューを通して、「Building M+」は、建物の最終的な形が、M+の地理的な位置や機能的なニーズに適しているだけでなく、美術館の基本的な価値観を体現していることを明らかにしています。


What does it mean to establish an institution at the same time as constructing its physical building?

‘Building M+’ charts M+’s journey from a vision on paper to a museum of visual culture moving into its concrete home. As a new kind of global institution based in Hong Kong, M+ has worked closely with Swiss firm Herzog & de Meuron and a team of international collaborators to articulate its identity and ambitions through architecture and materiality. Through footage of the construction process and interviews with architects, engineers, builders, and partners, ‘Building M+’ reveals how the final form of the building is not only a fitting response to M+’s geographical location and functional needs, but also an embodiment of the museum’s core values.

MVRDVのヘイス・リッケンによる講演の動画「建築家はどのようにして、プロジェクトの背景にあるストーリーを明確に伝える視覚的物語を作ることができるか?」

MVRDVでアソシエイト・デザイン・ディレクターを務めるヘイス・リッケン(Gijs Rikken)による講演の動画「建築家はどのようにして、プロジェクトの背景にあるストーリーを明確に伝える視覚的物語(ヴィジュアル・ナラティブ)を作ることができるか?」です。

こちらは概要の翻訳

建築においてナラティブ(物語)は非常に重要ですが、その概念は多面的であり、個人の解釈に左右されます。建築家はどのようにすれば、プロジェクトの背景にあるストーリーを明確に伝えるビジュアルナラティブを作ることができるのでしょうか?アソシエイト・デザイン・ディレクターのヘイス・リッケン(Gijs Rikken)がEuropean Architectural Envisioning Conferenceでレクチャーを行いました。MVRDVの「The Imprint」「Glass Farm」「Crystal Houses」などのプロジェクトについて語っています。


Narrative is highly important in architecture, but the concept is multifaceted and subject to personal interpretation. How can architects create visual narratives that clearly convey the story behind their projects? Our associate design director Gijs Rikken gives a lecture at the European Architectural Envisioning Conference. He talks about MVRDV projects such as The Imprint, Glass Farm and Crystal Houses.

【ap job更新】 沖縄を拠点とし 全国から注目される作品をつくる「STUDIO COCHI ARCHITECTS」が、設計スタッフ・設計補助スタッフを募集中
【ap job更新】 沖縄を拠点とし 全国から注目される作品をつくる「STUDIO COCHI ARCHITECTS」が、設計スタッフ・設計補助スタッフを募集中
【ap job更新】 沖縄を拠点とし 全国から注目される作品をつくる「STUDIO COCHI ARCHITECTS」が、設計スタッフ・設計補助スタッフを募集中House in Tamagusuku ©Ooki Jingu

沖縄を拠点とし 全国から注目される作品をつくる「STUDIO COCHI ARCHITECTS」の、設計スタッフ・設計補助スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

STUDIO COCHI ARCHITECTSでは、設計スタッフ、設計補助スタッフを募集します。
現在、沖縄県内を中心に、住宅、店舗、宿泊施設、その他多くのプロジェクトが進行しています。

沖縄を中心にこれからの熱帯アジアの建築を共に考えていける方を歓迎します。

MVRDVによる、ドイツ・マンハイムの、高層集合住宅「the ‘O’」。HOMEの4文字の中の“O”の形をした建築で、“O”の中心部にパブリックテラスが設けられ、エリアの“リビングルーム”としての役割も果たす
MVRDVによる、ドイツ・マンハイムの、高層集合住宅「the ‘O’」。HOMEの4文字の中の“O”の形をした建築で、“O”の中心部にパブリックテラスが設けられ、エリアの“リビングルーム”としての役割も果たす image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・マンハイムの、高層集合住宅「the ‘O’」。HOMEの4文字の中の“O”の形をした建築で、“O”の中心部にパブリックテラスが設けられ、エリアの“リビングルーム”としての役割も果たす image©MVRDV
MVRDVによる、ドイツ・マンハイムの、高層集合住宅「the ‘O’」。HOMEの4文字の中の“O”の形をした建築で、“O”の中心部にパブリックテラスが設けられ、エリアの“リビングルーム”としての役割も果たす image©MVRDV

MVRDVが設計した、ドイツ・マンハイムの、高層集合住宅「the ‘O’」。HOMEの4文字の中の“O”の形をした建築で、“O”の中心部にパブリックテラスが設けられ、エリアの“リビングルーム”としての役割も果たします。順次、他の文字(H、M、E)の形の建物も建設されるとのこと。

こちらはリリーステキストの翻訳です

近隣地域に個性をもたらす。MVRDVの「O」がマンハイムのフランクリン・ミッテに登場

MVRDVが設計した高層アパートメント「O」の最初の販売が開始されました。この建物は「HOME」を意味する4つの文字の形をしたアパートの1つとして、マンハイムのフランクリン・ミッテ地区の特徴的な要素を形成しています。15階建てのこの建物は、120戸のアパートメントに加え、地上階には商業施設やバー、テラスが設けられています。遊び心のある形をしたこの建物は、地域のランドマークとしても機能しており、地域全体の特徴を示す重要な要素となっています。

フランクリン・ミッテは、旧ベンジャミン・フランクリン米軍兵舎の持続可能な変革の中で実現された、いくつかの地区の一つです。フランクリン・ミッテのマスタープランは、41ヘクタールの敷地にさまざまなタイプの建物と用途を組み合わせたもので、MVRDVが同じ敷地に提案したマスタープランの要素をいくつか取り入れています。街を一直線に貫く「ヨーロッパ軸」、スーパーマーケットや診療所、薬局などを併設しながら街の中心部を見渡せる「グリーンヒル」、そして「HOME」を意味する大文字の形をした4つの高層ビルなどがあります。

HOMEの「O」はグリーンヒルに隣接しており、高層ビルと隣接するいくつかの低層ビルで構成されています。その存在感を際立たせているのが、青いレンガのファサードと、色鮮やかなガラスの手すりで囲まれたバルコニーです。これらのバルコニーにより、プロジェクトのほぼすべてのアパートメントが屋外スペースに直接アクセスできるようになっています。

「O」の中心にはパブリックテラスがあります。このテラスには公共の階段が設置されており、このエリアの「リビングルーム」としての役割を果たしています。近隣の景色を眺められるだけでなく、建物の4階にあるバーへの壮大な入り口にもなっています。グリーンヒルと合わせて、このポディアムは理想的なイベント会場となり、観客は丘の上で行われるショーを見ることができます。

地上では、「O」の四方を広場が囲んでいます。これはドイツのクリアランスエリア法で定められているものです。MVRDVのデザインでは、この規則を可能な限り忠実に再現し、各面に建物の高さを投影しています。広場のレイアウトに見られる「O」字型と格子状のファサードにより、居住者や訪問者が周囲の都市に形を与える法則について熟考することを促しています。

伊東豊雄が、2021年11月にArchitects not Architecture主催で行った講演の動画。建築ではなく建築家自身を語るイベントとして知られる

伊東豊雄が、2021年11月にArchitects not Architecture主催で行った講演の動画です。日本語でプレゼンテーションされたものが英訳されるスタイルで行われています。Architects not Architectureは、建築ではなく建築家自身を語るイベントとして知られていて、様々な建築家の講演を企画しています。

クリスト&ガンテンバインとオフィス・ゲールス・ファン・セーヴェレンが、2021年10月にハーバード大学主催で行ったレクチャーの動画

クリスト&ガンテンバイン(Christ & Gantenbein)オフィス・ケルステン・ゲールス・ダヴィッド・ファン・セーヴェレン(OFFICE Kersten Geers David Van Severen)が、2021年10月20日にハーバード大学主催で行ったレクチャーの動画です。

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