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フランク・ロイド・ライトの設計で1923年に完成した「帝国ホテル」を再現した高クオリティなCG動画。ライトの財団が公開したもの

フランク・ロイド・ライトの設計で1923年に完成した「帝国ホテル」を再現した高クオリティなCG動画。ライトの財団が公開したものです。現在はその一部が愛知の明治村に移築されています。建設の経緯などはこちらのページにも

Frank Lloyd Wright: The Lost Works explores some of Wright’s most important demolished and unrealized structures. The project brings these lost buildings to life through immersive digital animations reconstructed from Wright’s original plans and drawings, along with archival photographs.

Two years in the making and based on a Japanese publication of original plans and historical photos, Frank Lloyd Wright: The Lost Works – The Imperial Hotel is a comprehensive digitally-animated recreation of the exterior (Part I) and interior (Part II) of this masterpiece.

2021年のプリツカー賞をラカトン&ヴァッサルが受賞。主要作品の写真等を紹介
2021年のプリツカー賞をラカトン&ヴァッサルが受賞。主要作品の写真等を紹介Anne Lacaton and Jean-Philippe Vassal photo courtesy of Laurent Chalet
2021年のプリツカー賞をラカトン&ヴァッサルが受賞。主要作品の写真等を紹介Latapie House photo courtesy of Philippe Ruault
2021年のプリツカー賞をラカトン&ヴァッサルが受賞。主要作品の写真等を紹介Site for Contemporary Creation, Phase 2, Palais de Tokyo photo courtesy of Philippe Ruault
2021年のプリツカー賞をラカトン&ヴァッサルが受賞。主要作品の写真等を紹介FRAC Nord-Pas de Calais photo courtesy of Philippe Ruault

2021年のプリツカー賞を、フランスの建築家ラカトン&ヴァッサルが受賞しています。ラカトン&ヴァッサルは、アンヌ・ラカトンとジャン・フィリップ・バッサルによる設計事務所で1987年にパリで設立されました。過去の受賞者のリストはこちらのページで閲覧することができます。

以下にリリーステキストの翻訳と主要作品を掲載します

イリノイ州シカゴ(2021年3月16日) – アンヌ・ラカトン氏とジャン・フィリップ・バッサル氏(フランス)が、2021年プリツカー建築賞の受賞者に選ばれたと、建築界の最高栄誉として国際的に知られる同賞を主催するハイアット財団のトム・プリツカー会長が発表しました。

「良い建築とは、開かれているものです。生活に開かれていて、誰もが自由に行動できるようになっていて、誰もが必要なことをできるようになっています。」とラカトンは言います。「誇示したり、堂々としたものではなく、親しみやすく、便利で美しいものでなければならず、その中で行われる生活を静かに支える能力がなければなりません。」

ラカトン&ヴァッサルは、個人住宅、社会住宅、文化施設、学術施設、公共空間、都市開発などの設計を通じて、既存の構造物への敬意をもって持続可能性を再検討し、把握することでプロジェクトを構想しています。彼らは、寛大さと使用の自由というレンズを通して人間の生活を豊かにすることを優先することで、社会的にも生態学的にも経済的にも個人に利益をもたらし、都市の進化を助けることができるのです。

「彼らは、モダニズムの遺産を更新する建築的アプローチを定義しただけでなく、建築という職業そのものの定義を調整して提案しています。多くの人々の生活を向上させるというモダニズムの希望と夢は、現代の気候的、生態的な緊急事態や、特に都市住宅の領域における社会的な緊急事態に対応する彼らの作品を通して、再び活性化されています。彼らは、空間と素材に対する強力な感覚によって、信念のように強い形の、倫理のように透明感のある建築を創り出しています」と、2021年のプリツカー賞審査委員会の文章に記されています。

ラカトン&ヴァッサルは、ウィンターガーデンやバルコニーによって、居住者がエネルギーを節約し、四季折々の自然に触れることができるようにすることで、生活空間を飛躍的に、かつ安価に拡大しています。「ラタピーハウス(1993年、フランス・フロワラック)」は、温室技術を応用した最初の作品で、ウィンターガーデンを設置することで、低予算でより大きな住宅を実現しました。東向きの開閉式透明ポリカーボネートパネルを住宅の裏側に設置することで、自然光が住宅全体を照らし、リビングルームからキッチンまで、室内の共同スペースを拡大し、空調管理も容易にしています。

「今年は、これまで以上に、私たちが人類全体の一部であることを実感しました。健康上の理由であれ、政治上の理由であれ、社会上の理由であれ、集団意識を高めることが必要です。相互に連結しているシステムと同様に、環境に公平であること、人類に公平であることは、次の世代に公平であることなのです。」とプリツカー建築賞審査委員長のアレハンドロ・アラヴェナ氏はコメントします。「ラカトン&ヴァッサルは、繊細さの中に先鋭さがあり、繊細さの中に大胆さがあり、建築環境への敬意とストレートなアプローチのバランスをとっています」

篠崎弘之+増田裕樹 / 篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・宇都宮市のオフィス「マスケン新社屋」
篠崎弘之+増田裕樹 / 篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・宇都宮市のオフィス「マスケン新社屋」 photo©長谷川健太
篠崎弘之+増田裕樹 / 篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・宇都宮市のオフィス「マスケン新社屋」 photo©長谷川健太
篠崎弘之+増田裕樹 / 篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・宇都宮市のオフィス「マスケン新社屋」 photo©長谷川健太
篠崎弘之+増田裕樹 / 篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・宇都宮市のオフィス「マスケン新社屋」 photo©長谷川健太

篠崎弘之+増田裕樹 / 篠崎弘之建築設計事務所が設計した、栃木・宇都宮市のオフィス「マスケン新社屋」です。施主で施工を手掛けたマスケンのサイトはこちら

栃木県宇都宮市にある建設会社の新社屋である。
設計施工というまちづくりにダイレクトに影響できる職能を体現し、地域に貢献できる場である事が求められていた。私たちは、そもそも公共建築とは何かという事から考え直した。

図書館や博物館のように機能自体が公共性をもつ場所と違い、事務所は本来プライベードな場である。それでも、日々の通勤通学で目にしたり、その町らしい風景の一端を担っていたり、「景観としての公共性」を帯びている。街中にある倉庫や工場、住宅等の閉じた建築も、その建築がある事で場所性を認識したり、その存在を通して何かを考えさせるものは、例え中に入れずとも、公共的であると言えるのではないか。

建築家によるテキストより

建築や家具、設備などの区別を一旦無くして分解し、それらを事務所にとって必要な「道具立て」として捉え直した。それらを、雁行する大屋根の下のワンルームに分散させることで、視線が見えがくれしながら、図書館のような大きな大空間や、住宅のような溜まり、家具や機能の組み合わせ等、様々なスケールと用途の場所をつくりながら全体を構成した。
そこから垣間見える近隣の庭木、信号や看板といった地域の要素も、事務所を構築する等価な道具として、身近な存在として再認識できるような空間を目指した。

建築家によるテキストより

676㎡の中規模建築であるが、木造一戸建ての住宅を10個集めたような、自社施工しやすい木造軸組構造を基本とした構造計画である。

ここでは、本棚のような家具的な設えの部分を耐力壁として使い、反対にプレーンな壁は、柱と梁の仕口に15mmのクリアランスを設け鉛直荷重を負担しない雑壁とし、日射や視線の制御、アンビエント照明の反射壁といった機能的な役割に徹している。

意匠と構造の記号性を反転させ、家具と建築が溶け合う柔らかい状況をつくろうとした。

建築家によるテキストより
藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠・草間彌生によるパヴィリオンが都内8か所に設置される「パビリオン・トウキョウ 2021」の各者の計画案をプレビュー
藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠・草間彌生によるパヴィリオンが都内8か所に設置される「パビリオン・トウキョウ 2021」の各者の計画案をプレビュー水のパビリオン(仮) 設計:妹島和世 〈本プロジェクト案〉
藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠・草間彌生によるパヴィリオンが都内8か所に設置される「パビリオン・トウキョウ 2021」の各者の計画案をプレビューGlobal Bowl(仮)設計:平田晃久 〈本プロジェクト案〉
藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠・草間彌生によるパヴィリオンが都内8か所に設置される「パビリオン・トウキョウ 2021」の各者の計画案をプレビュー焼杉(仮)設計:石上純也 〈本プロジェクト案〉

藤森照信・妹島和世・藤本壮介平田晃久石上純也藤原徹平会田誠草間彌生によるパヴィリオンが都内8か所に設置される「パビリオン・トウキョウ 2021」の各者の計画案をプレビューします。このイベントは2021年7月1日~9月5日の期間行われます。プロジェクトの公式サイトはこちら

パビリオン・トウキョウ2021とは

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、パビリオン・トウキョウ2021実行委員会は、「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」の1つとして、「パビリオン・トウキョウ2021」を実施します。
「パビリオン・トウキョウ2021」は、世界にまだ知られていない日本文化の魅力を世界に伝えるためのプロジェクトです。近年、世界各地で活躍し注目を集めている日本人の建築家6名とアーティスト2名に、それぞれ独自のパビリオンを設計してもらい、新国立競技場を中心とするエリアに設置し、未来の建築やアートとして紹介します。制作される8つのパビリオンには、それぞれの建築家、アーティストたちの東京の未来への願いが込められ、観客は地図を片手に宝さがしのように、あるいは散歩のかたわらパビリオンを巡ることができます。参加クリエイターは藤森照信、妹島和世、藤本壮介、石上純也、平田晃久、藤原徹平、会田誠の7名に加え、草間彌生の参加が決定しました。
「パビリオン・トウキョウ2021」は2021年7月1日(木)から9月5日(日)の間に開催され、会期中は都内各所でパビリオンの見学が可能となります。今後、制作過程などを公開しながら、本企画を通して東京の都市としての魅力を広く発信していく予定です。

リリーステキストより

以下は、建築家達の提案の最新イメージです

【ap job更新】 佐々木達郎建築設計事務所が、設計スタッフ(チーフアーキテクト等)を募集中
【ap job更新】 佐々木達郎建築設計事務所が、設計スタッフ(チーフアーキテクト等)を募集中
【ap job更新】 佐々木達郎建築設計事務所が、設計スタッフ(チーフアーキテクト等)を募集中Hotel BEB5 KARUIZAWA

佐々木達郎建築設計事務所の、設計スタッフ(チーフアーキテクト等)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

佐々木達郎建築設計事務所では、設計スタッフ(チーフアーキテクト等)を募集します。

■代表メッセージ
現在、ホテルや旅館等の宿泊施設、オフィスや住宅、店舗等の様々なプロジェクトが進行しています。
それぞれのプロジェクトでは、「場所の魅力」を探し出し、企画やコンセプトに反映させ提案をしていきます。
また、弊社では、建築やインテリアデザインのみではなく、家具や備品に至るまでデザインをし、多くの専門家とも協働しながら一つの空間を作り上げていきます。
私達のものづくりに対する思いに共感し、ここでの仕事にやりがいを持って活躍してくれる仲間を募集しております。

【ap job更新】 有限会社 石原設計が、建築設計スタッフを数名募集中
【ap job更新】 有限会社 石原設計が、建築設計スタッフを数名募集中
【ap job更新】 有限会社 石原設計が、建築設計スタッフを数名募集中

有限会社 石原設計の、建築設計スタッフを数名募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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建築設計スタッフを数名募集します。

現在、全員で5名。
戸建住宅、リフォーム、集合住宅、店舗設計、マリーナ、別荘など複数のプロジェクトが進行しています。

恵比寿から12分。広尾から8分ぐらいです。
弊社が10数年前に設計したビルの一部に事務所があります。

誠実に仕事に取り組める方、弊社の作品に興味を持った方、また建築が大好きな方の応募をお待ちしています

【ap job更新】 下町の雑司が谷を拠点に楽しく活動する「アトリエマナ」が、設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 下町の雑司が谷を拠点に楽しく活動する「アトリエマナ」が、設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 下町の雑司が谷を拠点に楽しく活動する「アトリエマナ」が、設計スタッフ(正社員)を募集中

下町の雑司が谷を拠点に楽しく活動する「アトリエマナ」の、設計スタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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アトリエマナでは、一緒に働いて頂けるデザインタッフを募集しています。

暮らしの基盤となる豊かで安らげる住環境のデザイン。
非日常を実現するVillaの建築空間。
保育園や幼稚園な、学童施設などの、子供の成長を促す環境つくり。
差別化できるデザーナーズマンション。

スタッフが、好きな仕事を選択し、クライアント様の要望を「カタチ」にすることから、内装デザイン、家具デザイン、素材の選定、照明計画、環境デザイン、実施デザイン、現場監理まで一貫してクライアント様とともに造り上げるお仕事です。

デザインが好きで、いろいろなシーンを共感でき、共に働ける方を歓迎しております。

【ハタラキ方について】
設計が好きで長く勤めたい方は、事務所にとっては大切なパートナーと考えています。アトリエの運営や職場環境ついて共に相談し、大切に育てています。育休などを活用し、小さな子供を育てながら、好きな設計を長く続けているアトリエスタッフも在籍しています。

独立を志す方もデザインの提案からお引き渡しまで丁寧に業務に携わることで、5年から8年程度でスキルをみにつけることが出来る環境を整えています。最初は小規模な案件から無理なく取り組み、コミュニケーションをとりながら丁寧に続ける事で、様々な規模構造の物件まで携われるようになります。資格を取得することも設計者として必要と考え、働きながら学べる業務体制を整えています。

仕事だけでなく、暮らしを大切にすることも設計者として大切な要素です。
自分の生きがいや仕事の仕方、仕事と生活のバランスを身につけながら、いろいろな働き方をサポートする業務体制です。

荒尾宗平 / SIDES COREによる、大阪市のアイラッシュサロン「BED」
荒尾宗平 / SIDES COREによる、大阪市のアイラッシュサロン「BED」 photo©太田拓実
荒尾宗平 / SIDES COREによる、大阪市のアイラッシュサロン「BED」 photo©太田拓実
荒尾宗平 / SIDES COREによる、大阪市のアイラッシュサロン「BED」 photo©太田拓実

荒尾宗平 / SIDES COREが設計した、大阪市のアイラッシュサロン「BED」です。店舗の公式サイトはこちら。アイラッシュとは、つけまつげの事。

完全予約制のアイラッシュサロンの計画。
店名のBEDには施術中にリラックスして眠れるようなサービスを提供したいという思いがある。その世界観を表現するロゴは同じオーナーの経営するサロンLAND.と同じくイラストレーターのYu Nagaba氏に依頼した。
限られた面積に席数を確保し、各ベッドのプライバシーを守りつつ圧迫感なくリラックスして眠れるような空間を実現するという課題があった。その両方を成立させるためオリジナルの仕切りを考案した。

仕切りは片面のみに薄い板を貼った表裏を持つパネルで構成した。パネルを交差して抜けを作りながら構造的に組み上げ、プライバシーを確保すると同時に視線の抜けを作り、無意識に隣のブースと広がりがシェアされるようにした。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 教育・研究施設の実績で国内トップを誇る「株式会社 類設計室」が、2022年度の意匠・構造・設備の設計スタッフ(新卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 教育・研究施設の実績で国内トップを誇る「株式会社 類設計室」が、2022年度の意匠・構造・設備の設計スタッフ(新卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 教育・研究施設の実績で国内トップを誇る「株式会社 類設計室」が、2022年度の意匠・構造・設備の設計スタッフ(新卒・経験者)を募集中

教育・研究施設の実績で国内トップを誇る「株式会社 類設計室」の、2022年度の意匠・構造・設備の設計スタッフ(新卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

※「国内トップ」に関しては、日経アーキテクチュア、2019年度建物用途・業務別ランキングより
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/na/18/00114/090200008/

【2022年度新卒・経験者募集】
設計スタッフ(意匠・構造・設備)を募集します。

類グループ及び類設計室は、「自分たちの生きる場は、自分たちの手で作ってゆく」という志のもとに創立された共同体企業です。
この使命(志)を共有し、事業に直接関わる仕事以外の「経営活動や社会活動」、およびそのための「事実の追求」を共に担うことが、類グループに参加する条件です。

「設計事務所らしくない設計事務所」。そんなお言葉をよくいただくのは、私たちが、空間づくりだけでなく、
組織づくり、人づくりを含めたご提案をさせていただくことが多いから。
お客様の経営、事業の根幹に関わるあらゆる課題に踏み込むのは、本来あるべき姿を描くために、根源的な問いを繰り返してきた結果です。

人々の活力を再生するデザインとは何か。自然の摂理に則った循環型のデザインとは何か。あるいは、集団とは、人間とは何か。ある時は人類史にまで遡り、またある時は生命原理に立ち返りながら地球の課題、人類が直面する課題をも深く掘り下げていく。

物事を源から、追求し続ける。
その先に、未来があると私たちは信じています。

私たちと一緒に、活力ある社会・建築を創っていける方々に出会えることを楽しみにしています。

※2019年 設計事務所 『教育・研究施設』 トップを獲得(「日経アーキテクチュア 2020年9月10日号」調べ)。子どもたちのため、未来のため、これからも精進していきます。

西沢立衛が、チリに完成させた週末住宅「House in Los Vilos」について語っている動画 妹島和世へのインタビュー動画「建築家・妹島和世氏に聞く『5つの人生哲学』」

妹島和世へのインタビュー動画「建築家・妹島和世氏に聞く『5つの人生哲学』」です。ビジネススクールの企画で行われたものです。収録は2020年10月。

グロービス経営大学院学長の堀義人が、日本を代表するビジネスリーダーに5つの質問(能力開発/挑戦/試練/仲間/志)を投げかけ、その人生哲学を解き明かします。第3回目のゲストは、建築家の妹島和代氏。今までどうやって能力を鍛えてきたか、独立後の挑戦について、妹島氏の哲学についてなど聞いていきます。(肩書きは2020年10月撮影当時のもの)

《動画内容》
・イントロダクション
・能力開発
・挑戦
・試練
・仲間
・志
・質問、回答

芦沢啓治建築設計事務所による、東京・港区西麻布の、カリモク家具のギャラリー・ショールーム・オフィス「Karimoku Commons Tokyo」
芦沢啓治建築設計事務所による、東京・港区西麻布の、カリモク家具のギャラリー・ショールーム・オフィス「Karimoku Commons Tokyo」 photo©阿野太一・楠瀬友将
芦沢啓治建築設計事務所による、東京・港区西麻布の、カリモク家具のギャラリー・ショールーム・オフィス「Karimoku Commons Tokyo」 photo©阿野太一・楠瀬友将
芦沢啓治建築設計事務所による、東京・港区西麻布の、カリモク家具のギャラリー・ショールーム・オフィス「Karimoku Commons Tokyo」 photo©阿野太一・楠瀬友将
芦沢啓治建築設計事務所による、東京・港区西麻布の、カリモク家具のギャラリー・ショールーム・オフィス「Karimoku Commons Tokyo」 photo©阿野太一・楠瀬友将

芦沢啓治建築設計事務所が設計した、東京・港区西麻布の、カリモク家具のギャラリー・ショールーム・オフィス「Karimoku Commons Tokyo」です。施設の公式サイトはこちら(予約制で見学可能)。

都心にありながら、閑静な住宅街にある築37年の3階建てのビルをリノベーションしたKarimoku Commons Tokyo。
オフィスやギャラリーなどの機能を備えた、幅広い活動を目的としたハイブリッドなスペースである。家具を実際に使用しながらカリモク家具のコレクションを見せることだけではなく、展示を通してカリモクの新しい活動に触れることや、異業種のイベントなどと併せてコミュニケーションの場となることを目的としている。

建築家によるテキストより

単なるホワイトスペースとせずに、壁面を覆った凛とした本棚や、壁面収納の扉はカリモク製である。2階、3階に配置される4つのコレクションの家具の特徴から、各階での仕上げ方や色を微妙に調整している。色に関しては光の具合がかなり違うことから、現地で決定している。リノベーションとはいえ既存の騒がしいデティールを消去させ、全体としてノイズを減らしていくとともに、リノベーションとしての豊かなデザインとしてバランス良く既存のデティールを残していくことを、現場での試行錯誤を繰り返した。

建築家によるテキストより

また今回は設計のみならず、ギャラリー部分などの運営にも関わらせてもらっている。オープンしてやく一月がたち、私自身も空間を体験し、また空間と家具の説明を行なってきた。家具のショールームとして空間の重要性、そして1階と屋上のパブリックスペースがコレクションを見せるスペースと同じくらいに重要であることを感じている。

建築家によるテキストより
隈研吾による、茨城・境町の、町の特産品の研究開発ラボ「S-Lab」の写真

隈研吾のウェブサイトに、茨城・境町の、町の特産品の研究開発ラボ「S-Lab」の写真が6枚掲載されています。

隣接するS-Galleryと連動し、茨城県境町の町おこしの拠点となる、町の特産品の研究開発ラボ。
研究開発の様子を直接外からも眺めることのできる開放的でアクティブなラボを目指した。
S-Galleryの脇の路地状広場とS-Lab前のミニプラザを連続させることで、街の中に車の道とは異なる、ヒューマンでエピソードに満ちた回遊動線を創造した。

隈研吾による、茨城・境町の、芸術家・粛粲寶の作品を展示する美術館「S-Gallery」の写真

隈研吾のウェブサイトに、茨城・境町の、芸術家・粛粲寶の作品を展示する美術館「S-Gallery」の写真が9枚掲載されています。施設の公式instagramアカウントはこちら

茨城県境町に、この町で晩年を過ごした芸術家、粛粲寶の作品を展示する美術館をデザインした。
旗竿状の敷地を生かした奥までリニアに続く細長い美術館は、町並みのスケールに合わせて分節され、周辺の民家のスケールと調和する。
分節によって生まれた小さな空間の集合体は、粛粲寶の、時としてユーモラスなほどに人間味溢れる画風と響きあっている。

最も注目を集めたトピックス [期間:2021/3/8-3/16]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/3/8-3/16]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/3/8-3/16)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 中村拓志 & NAP建築設計事務所と竹中工務店の設計で、千葉市にZOZO社の新社屋が完成
  2. 佐藤可士和の、国立新美術館での展覧会「佐藤可士和展」の会場写真。実際の展覧会場構成の流れに沿って紹介
  3. アラキ+ササキアーキテクツによる、埼玉・朝霞市の、新築と改修からなる3棟の建築群「朝霞の3棟再整備計画」
  4. 阿曽芙実建築設計事務所による、兵庫・姫路市の住宅「Here There Over there」
  5. ヘルツォーグ&ド・ムーロンらの設計で完成した、香港の美術館「M+」
  6. 山﨑智貴+ハビエール・ビヤール・ルイズ / happenstance collective [HaCo] による、東京・渋谷区の店舗「UPI表参道」
  7. 清家清が1954年に完成させた自邸「私の家」のVR写真。2020年11月に撮影されたもの
  8. 阿曽芙実建築設計事務所による、大阪・堺市の住宅「MORI」
  9. abanba / 番場俊宏+番場絵里香による、富山の、創業70年の和風旅館のリノベーション「喜代多旅館」
  10. 坂牛卓とエンリク・マシップ=ボッシュの対話「建築、都市、理論」と、坂牛卓のモノグラフ『Taku Sakaushi. Unfolding architecture』プレビュー
  11. 中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」
  12. 小松隼人建築設計事務所による、山口・周南市の住宅「周南の家」
  13. ル・コルビュジエによる浮かぶ建築「アジール・フロッタン」復活プロジェクトのシンポジウムが開催。日本建築設計学会の主催で、遠藤秀平・竹山聖・五十嵐太郎・加藤道夫・山名善之が参加
  14. 中川エリカと西沢立衛が「スタディについて」をテーマに対談している動画。ギャラリー・間での個展に合わせて企画されたもの
  15. abanba / 番場俊宏+番場絵里香による、東京・立川市のGREEN SPRINGSに入る複合施設「TAKEOFF-SITE」
  16. 長坂常 / スキーマ建築計画が完成させた、“自走する建築、学生がつくる校舎”をコンセプトとする「武蔵野美術大学 16号館」をレポート
  17. ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回「メンタリング」
  18. 佐藤可士和 / SAMURAIによる、滋賀の日清食品関西工場の工場見学施設「NISSIN KANSAI FACTORY」
  19. 隈研吾が2018年に完成させた、アメリカ・ダラスの、ロレックスのカスタマーセンター「Dallas Rolex Tower」の写真
  20. 加瀬谷章紀+綱川大介 / I.R.A.による、東京・足立区の住宅「鍵形の家」

ヘルツォーグ&ド・ムーロンらの設計で完成した、香港の美術館「M+」
ヘルツォーグ&ド・ムーロンらの設計で完成した、香港の美術館「M+」The M+ building viewed from the Art Park photo©Virgile Simon Bertrand, Courtesy of Herzog & de Meuron
ヘルツォーグ&ド・ムーロンらの設計で完成した、香港の美術館「M+」The Found Space, M+ building photo©Kevin Mak, Courtesy of Herzog & de Meuron
ヘルツォーグ&ド・ムーロンらの設計で完成した、香港の美術館「M+」The Main Hall, M+ building photo©Kevin Mak, Courtesy of Herzog & de Meuron

ヘルツォーグ&ド・ムーロンらの設計で完成した、香港の美術館「M+」です。一般公開は、2021年末を予定しています。「M+」は美術館の完成以前より、倉俣史朗が設計した寿司店の購入や、アーキグラムのドローイングの購入などの活動でも注目を集めていました

以下、リリーステキストの翻訳、要約です

「M+」は、ミュージアム建物の建設完了という重要な節目を迎えました。2020年12月24日にミュージアムビルの占有許可を取得したことで、「M+」は2021年末に一般公開されることになります。

世界的に有名な建築事務所であるヘルツォーグ&ド・ムーロン、TFPファレルズ、アラップのグローバルチームが共同で設計したM+の建物は、世界の芸術文化のランドスケープに新たに加わり、国際的な建築のアイコンとなることが期待されます。香港の西九龍文化区、ビクトリア・ハーバーのウォーターフロントに位置する「M+」は、20世紀から21世紀にかけてのビジュアル・アート、デザイン、建築、映像、香港のビジュアル・カルチャーの収集、展示、解釈を目的とした、アジア初のグローバルな現代ビジュアル・カルチャー・ミュージアムです。

堂々とした建築形態は、広大な基壇と印象的な細身のタワーという、水平方向と垂直方向のモニュメンタルなヴォリュームで構成されています。それは香港の建築景観のユニークなタイポロジーを読み解き、地元の都市条件に対する建築家の感性を反映しています。このビルの地下には、MTRエアポートエクスプレスと東涌線が走っています。この既存の敷地条件は、設計・施工上の課題であると同時に、「M+」の出発点にもなっています。鉄道トンネルの周辺を掘削することで、ダイナミックでまた入れ替わるインスタレーションを受け入れるための建物のアンカーとなる「ファウンド・スペース」が生まれました。

65,000㎡の「M+」には、33のギャラリーからなる17,000㎡の展示スペースがあります。また、3つの映画館、メディアテーク、ラーニングハブ、リサーチセンター、ミュージアムショップ、レストラン、ティー&コーヒーバー、メンバーズラウンジ、オフィススペースがあり、ビクトリア・ハーバーの壮大な景色を望むルーフガーデンも備えています。ほとんどのギャラリーは2階の大きな基壇レベルに配置されており、来館者は流動的で相互につながった展示を体験することができます。タワーは、香港の都市景観との視覚的な対話を定義しています。基壇とタワーは、光と天候の変化を反映するセラミックタイルで覆われたコンクリート構造として一体化されており、周辺のガラスやスチール製の高層ビルから際立っています。また、タワーのファサードにはミュージアムに関連するコンテンツを表示するためのLEDシステムが設置されており、香港の活気ある夜の環境に独特の貢献をしています。

美術館のスタッフは、「M+」の建物と保存・保管施設(CSF)に入居し活動を開始しました。2021年末の「M+」の一般公開に向けて、環境の安定化、スペースの調整、常設コレクションの移動、コレクション作品やオブジェの設置などの準備が始まっています。

西九龍文化区庁の最高経営責任者代理であるベティ・フォンは、西九龍文化区と香港の双方にとって「M+」が持つ意義を強調します。「『M+』は、将来的に香港で最も象徴的な建築物の一つとなり、地元住民や観光客が必ず訪れる文化的なランドマークになると信じています」。『M+』の完成は、2019年に予定されている『戯曲中心』、『自由空間』、『アートパーク』と合わせて、エキサイティングな新開発段階に移行しつつある西九龍文化地区プロジェクトの重要な節目となります」と述べています。

「M+」のミュージアム・ディレクターであるスハンニャ・ラッフェルは、「M+」の建設の旅が完了したことの重要性を強調しています。「これはミュージアムにとって大きな節目となります。建物が完成したことを記念して、オープニングの準備が本格化しています。私たちは恒久的な家に引越しましたが、もうすぐ香港や海外からの訪問者を『M+』に迎えることができると言えることに感激しています」。

ヘルツォーグ&ド・ムーロンの創業パートナーであるジャック・ヘルツォーグは、「M+」のデザインと実現に対する野心を明確に語っています。「『M+』は確かに、アジアにおける主要な視覚文化のミュージアムになる可能性を秘めています。多様性、平等性、あらゆる種類の芸術へのアクセスが最初から表現されています。それは世界文化としての我々の進むべき道を最もよく表しています。このような多様性と広さは『M+』のDNAの一部です。これにより『M+』は非常に地域に根ざした美術館であると同時に、普遍的で開かれた美術館であり、世界中の人々や来館者のためのものであるのです」。

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