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ラファエル・モネオと、ハーバード大学GSD学科長 サラ・ホワイティングによる、建築教育をテーマとしたオンライントークイベント「Learning Architecture」が開催

ラファエル・モネオと、ハーバード大学GSD学科長 サラ・ホワイティング(Sarah Whiting)による、建築教育をテーマとしたオンライントークイベント「Learning Architecture」が開催されます。開催日時は日本時間2020年9月15日1時(現地時間2020年9月14日12時)。イベントの公式ページはこちら

What is it, to learn architecture? In a tribute to pioneering architect and educator, John Hejduk, Dean Sarah Whiting will interview Spanish architect Rafael Moneo about architectural pedagogy past, present, and future. Together, they will take up contemporary questions, examining shifts that have taken place in architectural pedagogy’s engagement of history, theory, and technology. In attempting to answer these questions, they will explore new experiments in the relationship between practice and teaching, including examples from Moneo’s own experiences. With both traditional models and contemporary departures in mind, Moneo and Whiting will speculate on future possibilities for architectural education.

宮川清志 / SESNによる、東京・港区南青山の、美容クリニック「Men’s Clara」
宮川清志 / SESNによる、東京・港区南青山の、美容クリニック「Men’s Clara」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・港区南青山の、美容クリニック「Men’s Clara」 photo©見学友宙

宮川清志 / SESNが設計した、東京・港区南青山の、美容クリニック「Men’s Clara」です。

港区南青山にある美容クリニック、Men’s Claraのクリニックデザイン。

3階建ての建築の特色を生かし、CASA、架空の邸宅というコンセプトをたて、ストーリー性のある体感ができる空間としています。

B1Fでは建具や面をスケールアウトさせ、1Fは部屋や壁ではなく柱を作り、2Fは扉や動線ではなく窓や街路を作り、主体をすり替えながら強調する事で、記憶の中の感覚知を行き来する事で架空の邸宅、CASAを架空性を保ったまま表現しています。

デザイナーによるテキストより
テレビドラマ「名建築で昼食を」の第4回(東京都庭園美術館登場回)が、TVerで9月13日まで無料視聴可能

テレビドラマ「名建築で昼食を」の第4回(東京都庭園美術館登場回)が、TVerで2020年9月13日1:25(終了予定)まで無料視聴可能です。

藤(池田エライザ)は会社帰りに偶然、千明(田口トモロヲ)が若い男と肩を寄せあい楽しそうにしている姿に遭遇する。2人の関係が気になる藤に千明からランチの誘いが…。
向かったのは、もとは宮家の邸宅として建てられた東京都庭園美術館。朝香宮夫妻は、パリで生活した経験があり、壁飾りから家具、照明にいたるまで、当時最新のフランスの建築様式、アール・デコで統一されている。二人のパリでの記憶が詰まったこだわりの邸宅だが、妃殿下は住み始めてわずか5ヶ月で亡くなったという…。ランチの後、意を決して若い男の存在について聞いてみると、想像だにしなかった千明のプライベートが明らかに…

長谷川逸子のgallery IHAが住宅建築のアワードを開催、応募作品を募集中。審査員は北山恒、塚本由晴、西沢立衛、永山祐子、増田信吾

長谷川逸子のgallery IHAが住宅建築のアワードを開催していて応募作品を募集しています。審査員は北山恒、塚本由晴、西沢立衛、永山祐子、増田信吾です。締め切りは2020年9月30日。詳細はリンク先でどうぞ。

NPO建築とアートの道場 「gallery IHA住宅建築賞2020」開催のお知らせ

建築とアートの道場では、これから出来る住宅建築、あるいは、まだ既存メディアに出ていない住宅建築作品の発掘をしていきたいと考えています。近年、住宅建築が大変おもしろいと感じます。コモンズの導入、「公と私」の境界を乗り越えていくもの、循環の中で考える建築、持続可能なライフスタイル、「木造」への新しい挑戦、地域との関係の解き方など、建築的思考の密度も高くなっているように思われます。そこで、住宅建築を対象として、さまざまな挑戦を発見していきたいと思います。どうぞ、ふるってご応募下さい。
(長谷川逸子)

●概要
応募締め切り:9月30日(水)17時
ディレクター:長谷川逸子
審査委員:北山恒、塚本由晴、西沢立衛、永山祐子、増田信吾
公開オンライン審査・発表:10月16日(金)
賞金合計:50万円(各作品への配分は審査で決める)
副賞:gallery IHAオンラインレクチャー講師
選抜作品オンラインレクチャー:11月に開催(4件程度)

●応募部門(どちらかをお選びください)
A)Build部門:応募時点で着工しているもの(完成年不問)
B)Unbuild部門:応募時点で未着工のもの

●応募条件
住宅としての機能を持っていること(店舗併用、リフォームなども可)
雑誌など既存メディアで未発表であること(自社ホームページなどは可)

長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」
長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」 photo©高野ユリカ

長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」です。施設の公式サイトはこちら

地域のコミュニティをつなぎとめる場として長らく慕われてきた銭湯だが、浴室保有率が95%を超えた今、根強いファンはいるものの実際の集客は減り、廃業していく銭湯は後を絶たない。その中、この黄金湯はあえて改修という選択を取り勝負に出ることになり、我々が設計でお手伝いさせていただくことになった。

そこで、まずは現代のコミュニティをつなぐ役割を担えるように、既存のお風呂をそのままの大きさで使われなくなった焚き場やストック、機械室など限られた場を再利用し、ビアバーとサウナ+外気浴という新たな機能を足し、若いカップルや地域の仲間が仕事帰りなどに集う場として設定した。

デザイン面においては日本全国どこの銭湯でも共通の男女間の上が開いた境界壁に着目した。建築の構造的に見たら当然天井まで壁があったほうが安定で作るのも楽だと思うが、なぜそこが今も開いているのか?という疑問に向き合った。きっと、家族で別れて入っている時も声かけあって出るのに便利だったり、互いに臨場感が出ていいとか?そういうことが理由かものしれないが今ひとつ限定できない。そこで我々はその空きはじめる2250mmの高さをきっかけにデザインすることにし、まずはその上下で素材を切り替えることにした。

建築家によるテキストより
ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回「ダイヤの家」が公開。カルソ・セント・ジョンが2016年に改修したスイスのゲストハウスをレビュー

ピーター・ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回「ダイヤの家」が、ときの忘れもののサイトで公開されています。カルソ・セント・ジョンが2016年に改修したスイスのゲストハウスをレビューしています。「House in the Mountains」という名前で発表されていて、建築家のサイトにも写真が14枚掲載されています。

【ap job更新】 清水構造計画が、 構造エンジニアを目指す若いスタッフ(新卒・既卒)や構造設計業務経験者(中途)を募集中
【ap job更新】 清水構造計画が、 構造エンジニアを目指す若いスタッフ(新卒・既卒)や構造設計業務経験者(中途)を募集中
【ap job更新】 清水構造計画が、 構造エンジニアを目指す若いスタッフ(新卒・既卒)や構造設計業務経験者(中途)を募集中Monument /Tomokazu Matsuyama

清水構造計画の、構造エンジニアを目指す若いスタッフ(新卒・既卒)や構造設計業務経験者(中途)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社清水構造計画は、 構造エンジニアを目指す若いスタッフや構造設計業務経験者を募集します。

アート、住宅、集合住宅、オフィス、学校、ホテル、体育館、耐震診断、耐震改修など幅広く数多くのプロジェクトに携わっており、常にチャレンジングな姿勢で、アーティスト、建築家の方と協同してアート・建築をつくっています。
また、基本計画から、実施設計、現場監理に至るまで作品の構造エンジニアリングにかかるすべてのステージを経験することができます。

構造設計をやりたい方、構造デザインに興味がある方、災害後の復興支援や貧困者のための住宅に興味がある方、ものつくりに興味がある方、将来海外で活動したい方、世界的な視点で仕事したい方、スタジオを見学したいなどでも構いません。おまちしております。

就業環境
弊社では、3月中旬よりリモートワークができる体制を確保し可能な限りスタッフ各々のワークスタイルに即した就業体制を実現できるように配慮しています。

マ・アーキテクツ / 宮本裕也+新井典子による、群馬・伊勢崎市の、接骨院併用住宅「KB Project」
マ・アーキテクツ / 宮本裕也+新井典子による、群馬・伊勢崎市の、接骨院併用住宅「KB Project」 photo©平井広行
マ・アーキテクツ / 宮本裕也+新井典子による、群馬・伊勢崎市の、接骨院併用住宅「KB Project」 photo©平井広行
マ・アーキテクツ / 宮本裕也+新井典子による、群馬・伊勢崎市の、接骨院併用住宅「KB Project」 photo©平井広行
マ・アーキテクツ / 宮本裕也+新井典子による、群馬・伊勢崎市の、接骨院併用住宅「KB Project」 photo©平井広行

マ・アーキテクツ / 宮本裕也+新井典子が設計した、群馬・伊勢崎市の、接骨院併用住宅「KB Project」です。

地方の工業都市である敷地。建築主の地元であるこの土地に、新規オープンさせる接骨院と住まいを同時に新築する計画。

地域の人にとって居心地の良い接骨院と、新しい家族の生活が営まれる建物として、場所を細かく規定せず自由に過ごせると共に、将来の変化にも対応できるような、おおらかなプランニングが目指された。

建物の骨格として、内外の境界を曖昧にし、生活に外の要素を取り入れるため、外部空間を建物内に貫入させ、それらを立体的に展開させた。これらは、ふたつの用途の接続にも寄与している。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 大分の「DABURA.m株式会社」が、メンバーを募集中
【ap job更新】 大分の「DABURA.m株式会社」が、メンバーを募集中
【ap job更新】 大分の「DABURA.m株式会社」が、メンバーを募集中HOTEL GALLERIA MIDOBARU

大分の「DABURA.m株式会社」の、メンバー募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

DABURA.m(ダブラエム)株式会社は、大分県大分市を拠点とする建築設計事務所です。「建築設計」「空間再生」「地域デザイン」に取り組んでいます。

現在メンバーを募集しています。次のような方を求めています。
・建築設計実務の経験がある方 
・建築が好きで、建築設計を学んだ(学んでいる)方
・建築やデザインが好きで、CADや3DCGの学習経験のある方
・地域の課題や空間再生に具体的に取り組んでみたい方

近年は特に、別府や湯布院などの温泉地、竹田など歴史ある地域でのプロジェクトが増えています。大都市部とはまた異なる、地域や場所に固有のテーマが有る興味深いプロジェクトが進行中です。COVID-19の為大分でも様々な影響を受けましたが、既に次の時代へ向けた新たなプロジェクトが進んでいます。また大分は暮らすのにとてもよいところです。一緒に取り組んでくれる方を募集しております。ぜひご応募をお待ちしております。

1.募集職種
建築設計、空間再生、地域デザインに関わる業務
※現在弊社では、宿泊施設、クリニック、住宅などの建築設計、既存建築物の再生、可動建築を用いたパブリックスペース活用の社会実験など、様々なプロジェクトが進行中です。実際の業務を通じて幅広い経験をすることができます。

<FAQ>
Q1 現在メンバーは何名くらいの体制ですか?
A1 役員2名、正社員5名、オンラインでのサポートメンバー数名、学生アルバイトの体制です。男女比は半々くらいです。出身地は、東京、鳥取、福岡、宮崎、大分など様々です。

Q2 どんなタイプの案件が多いですか?
A2 進行中のプロジェクトの業務量としては、事業用建築物新築(宿泊施設、クリニック、オフィス等)が50%、空間再生が20%、個人住宅が20%、地域デザイン・コンサルティング他が10%くらいの割合です。様々な規模やタイプのプロジェクトを経験できます。

Q3 大分での暮らしはどんな感じですか?
A3 少し足を延ばすと温泉、海、山など様々な自然環境が近距離にあり、とても暮らしやすく豊かなところです。生鮮食料品は大都市より安くて質や味が良いものが手に入ります。特にお魚は大分以外から来ると驚く方が多いです。居住コストで考えますと、弊社事務所周辺で、一人暮らし用の賃貸住宅で4万円~6万円くらい、メンバーは皆職住近接です。

元木大輔 / DDAAによる著書『工夫の連続: ストレンジDIYマニュアル』の中身をプレビュー。ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展への参加でも注目される建築家による初の著書
元木大輔 / DDAAによる著書『工夫の連続: ストレンジDIYマニュアル』の中身をプレビュー。ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展への参加でも注目される建築家による初の著書

元木大輔 / DDAAによる初の著書『工夫の連続: ストレンジDIYマニュアル』の中身をプレビューします。発売は2020年10月2日を予定。元木は、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館への参加でも注目される建築家です。元木大輔 / DDAAの作品は、アーキテクチャーフォトでも多数紹介してきており、こちらから閲覧可能です。

視点を変えるだけで、あらゆるものは素材になる。ゼロから考えずに、すでにあるものをハックする方法を獲得しよう。まわりの環境を変える工夫を身につければ、世界はより豊かで楽しいものになる!
自由に形を考えられるフルーツ・ボウルから駅の階段を使った劇場まで、さまざまなスケールのものを自らの手で作り、考えるための画期的なDIYマニュアル。
ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展への出展などで注目を浴びる建築家、元木大輔による初の著書!

リリーステキストより

こちらは元木自身がtwitterに投稿した本書籍の紹介内容をまとめたものです。

これは、「デザイン=工夫」と捉えることでフルーツ・ボウルから駅の階段を使った劇場まで、さまざまなスケールのものを自らの手で作り、考えるためのちょっと変わったDIY的方法論についての本です。

DIYをテーマに間口を広くを意識しつつ、ビスの留め方からタクティカルアーバニズムや都市まで、できるだけ広く深く様々なスケールのデザインについて考えていることをまとめました。この本は、写真、テキスト、イケア的な作り方マニュアルの3つの要素から構成されています。

はじめは「合板」や「スポンジ」だったDIYの材料がだんだん「ガードレール」や「駅の階段」になっていくちょっと変わったなDIYの作り方マニュアル。happaで撮影した作ったものたちの写真。写真、テキスト、ドローイング全て未発表の撮り下ろし、書き下ろしです。

ブックデザインは今までもいくつものプロジェクトでご一緒しいている安定の橋詰宗さん。巻頭カラーのグラビアページはほぼセレクトから並び順まで、ほぼゴッティンガムにお任せしました。

写真家の杉本博司に、青木淳が京都市京セラ美術館館長として話を聞いているインタビュー動画「青木淳館長による杉本博司 経歴聞き取り調書」の日本後字幕・手話通訳付版

写真家の杉本博司に、青木淳が京都市京セラ美術館館長として話を聞いているインタビュー動画「青木淳館長による杉本博司 経歴聞き取り調書」の日本後字幕・手話通訳付版です。京都市京セラ美術館では、2020年10月4日まで「杉本博司 瑠璃の浄土」展を開催中

青木淳館長による杉本博司 経歴聞き取り調書
2019年12月27日、杉本スタジオ(東京)にて収録
手話監修:社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会

石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「赤坂の家」
石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「赤坂の家」 photo©ARCHI HATCH
石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「赤坂の家」 photo©ARCHI HATCH
石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「赤坂の家」 photo©ARCHI HATCH

石川素樹建築設計事務所が設計した、秋田・横手市の住宅「赤坂の家」です。

東西に長い敷地の赤坂の家は、西側道路の先には田園風景が広がるものの敷地からの見え方は周辺建物もかかり、南北と東側は隣家が近く3方囲まれていて東西で敷地の高低差もある状況にあった。

そうした敷地状況から、高低差をかわしつつ空と日照を求めて南側隣家間の切れ目となる位置まで大きくセットバックし、東側には自家用畑、低い西側には駐車スペースと一時的な雪溜まりにもなる庭という配置にしている。

配置計画から得られる日照や、敷地形状、街並みとのボリューム、施工性、予算から、北側に雪を集め南側に大きな開口を設けたシンプルな片流れ屋根を架けた平屋とした。

屋根から北側に落ちる雪は井戸水を利用し融雪し、その井戸水融雪を西側の一部まで伸ばし雪溜まりや雪かき量も軽減させている。南側は積雪軽減に加え、外部としての活用と隣家との緩衝帯となるよう軒を深くしている。

建築家によるテキストより
“建築と今” / no.0001「青木淳」

「建築と今」は、2003年のはじまりから、常に建築の「今」に注目し続けてきたメディアarchitecturephoto®が考案したプロジェクトです。様々な分野の建築関係者の皆さんに、3つの「今」考えていることを伺いご紹介していきます。それは同時代を生きる我々にとって貴重な学びになるのは勿論、アーカイブされていく内容は歴史となりその時代性や社会性をも映す貴重な資料にもなるはずです。

“建築と今” / no.0001「青木淳」

青木淳(あおき じゅん)
1956年横浜生まれ。東京大学修士課程建築学修了。91年、青木淳建築計画事務所を設立。2020年、ASに改組。05年、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。東京藝術大学建築科教授。代表作に「潟博物館」、「青森県立美術館」など。京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)のグランドリニューアルの設計を西澤徹夫とともに手掛ける。19年、同館館長に就任。
URL:http://as-associates.jp/


今、手掛けている「仕事」を通して考えていることを教えてください。

「松本平陸上競技場」の設計がはじまりました。

人々の気持ちや行動というナカミは、それ自体で形をもっていません。
それを容れる、広い意味での建築というウツワがあってはじめて、ナカミは形をもちます。
ウツワは、それ自体で形を決めることができません。
そこに容れるナカミがあってはじめて、ウツワはその形を決めることができます。

ナカミもウツワも不定形。
その不定形同士がやりとりするなかで、
ナカミはウツワをつくったり、壊したり、
ウツワはナカミをつくったり、壊したり。

この動的な、微妙な関係が、おもしろい。
建築の設計というのは、その関係のなかに飛び込んで泳ぐこと。

それは、住宅の設計も、美術館の設計も、陸上競技場の設計も変わりません。

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」

本記事は学生国際コンペ「AYDA2020」を主催する「日本ペイント」と建築ウェブメディア「architecturephoto」のコラボレーションによる特別連載企画です。4人の建築家・デザイナー・色彩計画家による、「色」についてのエッセイを読者の皆様にお届けします。第1回目は建築家の中山英之氏に、色彩について深く印象づけられた出来事を綴っていただきました。

 
世界から「色」だけを取り出す方法について

text:中山英之

 
 
倉俣史朗という名前を、もしかしたら若い方はご存知ないかもしれません。もう四半世紀も前の話になりますが、僕がデザインの世界に興味を持った頃、既にその名前は半ば神格化されていました。建築の道に進もうと考えつつも、当時いちばん興味があったのは椅子のデザインでした。持っていた椅子の本のなかでもとりわけお気に入りだった一冊にも、ちゃんとKURAMATAの名前はありました。だから僕もなんとなく知ったかぶりをしていましたが、告白すると、造花をアクリルに封じ込めたその椅子の何が素晴らしいのか、その当時は正直、よく分からずにいました。

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日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」「ミス・ブランチ」(デザイン:倉俣史朗、1988年) Photographed by Hiroyuki Mori、 ©︎クラマタデザイン事務所

そんなある日、たまたま立ち寄ったお店の片隅に飾られていたオブジェに、目が釘付けになりました。ほのかにピンク色に染まった透明な直方体が、まるで物質感のない純粋な存在がそこにあるかのように、浮かんでいたのです。「物質感がない」というのは何かの比喩ではありません。本当にそう感じたのです。

ピンク色に染まった透明な直方体。もしもそんなものが目の前に浮かんでいたとしたら、どんなふうに見えると思いますか?それはまるで、輪郭が空気と溶け合って、スッと消えてしまおうとしているように見えます。どういうことか。原理は単純です。斜め方向から立方体を見つめた時、立方体の中心を対角線状に貫く視線と、角を一瞬で通過する視線では、どちらの方が色が濃く見えるでしょうか?簡単ですよね。紅茶をたっぷり注いだティーカップの底が、飲み進めるにつれて徐々にはっきり見えてくるように、濃いのは当然、深度の深い前者のほう。とてもあたりまえのことです。けれども、そのあたりまえのことが目の前に描く完璧なグラデーションから、僕はしばらく目が離せませんでした。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」立体を透過する視線と色彩濃度の関係 提供:中山英之建築設計事務所

近寄ってみると、飾られていたオブジェは無垢のアクリルでした。透明なピンクのアクリル直方体。そして、ここからが特別なのですが、それが丸ごと、ひと回り大きな無色透明のアクリルの塊の真ん中に、封じ込められていたのです。なんだそんなことかと笑わないでください。透明なアクリルの中に何かを封じ込めて、それで「空中に浮かんで見えた!」という単純な話では終わりません。

平田晃久の外装・屋上デザイン、日建設計の設計・監理で、表参道・明治通り交差点に新施設を建設。オープンは2022年度を予定
平田晃久の外装・屋上デザイン、日建設計の設計・監理で、表参道・明治通り交差点に新施設を建設。オープンは2022年度を予定
平田晃久の外装・屋上デザイン、日建設計の設計・監理で、表参道・明治通り交差点に新施設を建設。オープンは2022年度を予定

平田晃久建築設計事務所の外装・屋上デザイン、日建設計の設計・監理で、表参道・明治通り交差点に新施設が建設されます。オープンは2022年度を予定しているとの事。

平田晃久氏による外装デザイン「KNIT DESIGN」。自然と人工の共存を表現。

本事業は、建築家・平田晃久氏が外装・屋上デザインを手掛け、自然と人工の多種多様な要素ー表参道のケヤキ並木や緑豊かな神宮の森や洗練された表参道の街並みなどーが共存する新しい都市を表現しています。外装のコンセプトは「KNIT DESIGN(まちを編む)」で、「原宿・表参道」という街を意識し、古と新との融合、外と内との融合など、共存しながら未来につなげる街づくりをイメージしました。ガラスの外装は2つのエリアに分かれ、凹凸面の“umi”エリアでは、季節ごとに移りゆく街並みや空、街を行き来する人、ケヤキ並木の緑など、「まち」の姿をガラス面に映し込みます。一方で、フラット面の“shima”エリアは、建物内部の「みせ」が発信する賑わい、新しいモノづくりや体験の場を発信します。施設全体が「まち」と「みせ」それぞれの反射により混ざり合い、ひと・みどり・街並みなど、この街特有の様々なものがまちを編む込むニットのように絡み合い、共存する姿を表現しました。ガラスファサードは、熱負荷低減に効果のあるガラスを採用しており現代的でシャープなデザイン性だけではなく、環境にも配慮したデザインを目指します。

リリーステキストより

神六再開発株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:小澤広倫)と、権利者及び特定事業参加者である東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:岡田正志)は、共に事業を進めている「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」(以下「本事業」)の外装・屋上デザインが決定したことを、お知らせいたします。本事業は、表参道と明治通りが交差する神宮前交差点の南西角に位置し、2020年1月9日付で権利変換計画の許認可を受けた再開発事業です。ファッショナブルな生活文化を創造する魅力ある商業空間の形成を目指す原宿・表参道エリアにおいて、新たなランドマークとして、2022年度の竣工を予定しています。土地の合理的かつ健全な高度利用により、立地特性に相応しい商業拠点等を整備してにぎわいを形成するとともに、安全な歩行者空間の形成、周辺住環境に配慮した再開発を行い、原宿・表参道エリアの更なる魅力向上に寄与します。

リリーステキストより

その他の画像は以下に掲載します。

宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」
宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」 photo©見学友宙

宮川清志 / SESNが設計した、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」です。

港区田町にある美容クリニック、RENATUS CLINICのデザイン。

求められた与件は清潔感や安心感と美しさ、立地もどこにでもある所謂雑居ビルであった事から、ごく普通の空間に見える、それぞれの状態の違和感に気づく事で平凡さが非凡さに変わる様な本質的な空間で応えたいと考えた。

閉じられた雑居ビルの中で天井面にあるはずの無い自然光を作り出し、無くてはならない壁との距離感を曖昧にし、扉の存在を無くす事など、在る物と無い物を混在させる事で、身体的な感覚のみが空間を認識できる唯一の手がかりになる様に計画しました。

デザイナーによるテキストより

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