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木下昌大 / KINO architectsによる、京都の既存京町家を改修した宿泊施設「京町家旅館 すみ蛍」の写真

木下昌大 / KINO architectsのウェブサイトに、京都の既存京町家を改修した宿泊施設「京町家旅館 すみ蛍」の写真が20枚掲載されています。施設のページはこちら

2軒長屋の京町家を改修した2棟の旅館。敷地は丹波口駅と西本願寺の間に位置し、観光地や繁華街へのアクセスが良く、外国人観光客の利用が想定されます。そこで、観光客が抱く昔ながらの京町家のイメージを反映するとともに、未だ知らない日本らしい美しさを体感することができる京町家の旅館をめざしました。 谷崎潤一郎著『陰翳礼讃』に「美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す陰翳のあや、明暗にあると考える」という一節があります。まだ電灯がなかった時代、薄暗い空間に差し込む僅かな光によって、金や銀の輝きが増幅し、暗闇の中に光が形を成して浮かびあがったというものです。この陰翳の美に着想を得て、通り庭を立体的に拡張し光を採り入れながら、素材や艶の異なる黒色で仕上げ、光に反射する多様な陰翳を作り出しました。観光客が期待する京町家らしさと、未体験の日本古来の美が陰翳礼讃のなかに共存する宿です。

坂茂建築設計が2019年に完成させた、スイス・ビールの「オメガ・スウォッチ本社 (スウォッチ本社/Cité du Temps/オメガファクトリー)」の新しい写真
坂茂建築設計が2019年に完成させた、スイス・ビールの「オメガ・スウォッチ本社 (スウォッチ本社/Cité du Temps/オメガファクトリー)」の新しい写真 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht

坂茂建築設計が2019年に完成させた、スイス・ビールの「オメガ・スウォッチ本社 (スウォッチ本社/Cité du Temps/オメガファクトリー)」の新しい写真です。以前特集記事として紹介した写真はこちらで閲覧可能です。
こちらの写真を撮影したのは東京を拠点とするフランス人写真家・映像作家のビンセント・エシテです。

ファラ・アトリエによる、ポルトガル・アマランテの、小さな住宅の増築と改修の写真

ファラ・アトリエ(fala atelier)による、ポルトガル・アマランテの、小さな住宅の増築と改修「small house with a monumental shower」の写真と図面が15枚、designboomに掲載されています。アルティガスの住宅を想起させるグラフィカルなデザインと色彩、微妙なカーブを使用した平面が特徴的です。事務所を主宰する3人はスイスでの経験と、日本のSANAA・伊東豊雄・アトリエ・ワンでの勤務経験もあるそう。こちらのページに彼らの経歴がまとめられていました彼らの公式サイトでも作品の写真を多数見ることができます

アトリエ・ジャン・ヌーベルの設計で2018年に完成した、フランス・マルセイユのオフィスビル「Marseillaise Tower」
アトリエ・ジャン・ヌーベルの設計で2018年に完成した、フランス・マルセイユのオフィスビル「Marseillaise Tower」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht

アトリエ・ジャン・ヌーベルの設計で2018年に完成した、フランス・マルセイユのオフィスビル「Marseillaise Tower」です。
こちらのサイトではファサードの色分けを含む図面を閲覧できます。
弊サイトで紹介する写真を撮影したのは、東京を拠点とするフランス人写真家・映像作家のビンセント・エシテです。

Towers, all the world over, look too alike. Often they appear interchangeable and could be anywhere. Too rarely do they add character to their cities. They are tall but anonymous. Sleek parallelepipeds, they reflect a great deal behind their all-too-shiny curtain walls. Informed by this awareness and these critical considerations, I propose a tower that’s a one-off. Her ambition is clearly to be part of the dense Mediterranean sea air. She flaunts her desire to play with the sun, draw shadows in the sky… Only, flimsy shadows, simple geometries that sow the seeds of complex mathematical games… And yes, always this coupling of simplicity and complexity… I picture this tower. I talk about her. I call her ʺThe Marseillaiseʺ. But don’t worry, she isn’t belligerent… She may be concrete, but the concrete is dis-armoured – light concrete, fiber concrete – light as an unfinished architectural drawing… The kind you can see on a computer screen that use only strokes, lines… This is the work of a fairly happy-go-lucky architect who just can’t decide how to finish the thing!

妹島和世が1994年に完成させた、長野の「森の別荘」の継承者を募集中

妹島和世が1994年に完成させた、長野の「森の別荘」の継承者を募集しています。住宅遺産トラストのサイトに情報が掲載されています。こちらのページには、1997年に行われた講演での、妹島による同作品の解説と平面図の記録が残っています。

藤本壮介が2010年に完成させた板橋の集合住宅「Tokyo Apartment」の一室に空きがでています

藤本壮介が2010年に完成させた板橋の集合住宅「Tokyo Apartment」の一室に空きがでています。家賃は55.89㎡で17万だそう。

岡山・奈義町の「奈義町立中学校改築」設計プロポの結果と、提案書が公開

岡山・奈義町の「奈義町立中学校改築」設計プロポーザルの結果と、提案書が公開されています。
受託候補者に選ばれたのは、丹羽・畝森設計共同企業体でした。次点は、大建設計株式会社。結果はこちらのPDFにまとめられています

以下は各者の技術提案書(PDF)へのリンクです。

スキーマ建築計画の事務所の様子と、長坂常のインタビューを収録したarchdaily制作の動画 ル・コルビュジエが1952年に完成させた、フランス・マルセイユの集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」の現在をとらえた写真
ル・コルビュジエが1952年に完成させた、フランス・マルセイユの集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」の現在をとらえた写真 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht

ル・コルビュジエが1952年に完成させた、フランス・マルセイユの集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」の現在をとらえた写真です。撮影したのは東京を拠点とするフランス人写真家・映像作家のビンセント・エシテです。

長谷川豪が完成させた、ルイス・バラガン邸の庭園での歩道状のインスタレーション作品「flying carpet」をdomusが特集

長谷川豪が完成させた、ルイス・バラガン邸の庭園での歩道状のインスタレーション作品「flying carpet」をdomusが特集しています。リンク先で写真や図面・ドローイングを33枚見ることができます。水道用亜鉛メッキパイプ(φ21mm)をトータル3.2km使用して完成させたとの事。
以下は、以前に長谷川自身が投稿した写真です。

佐藤光彦の設計で2004年に完成した「巣鴨の住宅」が売りに出ています 【ap job 更新】 佐々木達郎建築設計事務所が、設計・監理スタッフを募集中
【ap job 更新】 佐々木達郎建築設計事務所が、設計・監理スタッフを募集中
【ap job 更新】 佐々木達郎建築設計事務所が、設計・監理スタッフを募集中

佐々木達郎建築設計事務所の、設計・監理スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

現在、数件のホテルの企画、設計監理等、個人住宅等、複数のプロジェクトが進行中です。

身の回りの小さな空間から、街や環境といった大きな空間まで、クライアントと多くの対話をしながら価値観を共有し、思いをかたちにしていきます。

弊社の特徴は、構造や設備の設計事務所との連携に加え、照明、ランドスケープ、グラフィックデザイン等、家具や備品のコーディネート等、様々な異業種の専門家と関わり、一つの空間をつくりあげていくという空間づくりのプロセスも魅力の一つです。そのため、様々な事に積極的に興味を持って取り組める方を募集いたします。

また、スタッフは、プロジェクトを一貫して担当し、実践の中で弊社でしか出来ない経験から、ノウハウやスキルを身につけてもらいます。

建築は、一人でつくるものではなく、スタッフやクライアント、協力事務所等、様々な人と出会い、多様な価値観を共有しながら、新しいものを生み出していくものであるべきだと考えています。小さな事務所ですので、各スタッフのアイディアやモチベーションが非常に重要となります。事務所や作品に愛着を持って、働ける方と共に成長できればと考えております。

私たちの理念や作品実績については、弊社webサイトもご覧ください。

[主な受賞歴]
・椅子のある風景 北の創作椅子展2009大賞
・2015年度グッドデザイン賞 (House-AN)
・日経ニューオフィスデザイン賞 北海道知事賞 (Office-M)
・2018年度グッドデザイン賞BEST100 (星野リゾートOMO5東京大塚)
・2018年度ウッドシティTOKYO建築賞 優秀賞 (星野リゾートOMO5東京大塚)

デイビッド・チッパーフィールドが2018年に完成させた、ドイツ・ベルリンの「ジェームズ・サイモン・ギャラリー」
デイビッド・チッパーフィールドが2018年に完成させた、ドイツ・ベルリンの「ジェームズ・サイモン・ギャラリー」 photo©AVH/ Atelier Vincent Hecht

デイビッド・チッパーフィールドが2018年に完成させた、ドイツ・ベルリンの「ジェームズ・サイモン・ギャラリー」です。ベルリン博物館島の5つの施設を連結する機能も担う施設との事。こちらに日本語で同施設を紹介する記事があります。チッパーフィールドの公式サイトでも写真や図面を見ることができます。
弊サイトで紹介する写真を撮影したのは、東京を拠点とするフランス人写真家・映像作家のビンセント・エシテです。

As a continuation of Friedrich August Stüler’s forum architecture, the James-Simon-Galerie serves as the new entrance building for Museum Island, completing the ensemble between the Kupfergraben canal and Neues Museum. Together with the ‘Archaeological Promenade’, it forms the backbone of the master plan that was developed in 1999 and adopted as the basis for all further planning on Museum Island. The building is sited on a narrow strip of land where Karl Friedrich Schinkel’s ‘Neuer Packhof’ administration building stood until 1938.

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京・新宿の店舗「イソップ 新宿店」
二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京・新宿の店舗「イソップ 新宿店」 photo©志摩大輔

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京・新宿の店舗「イソップ 新宿店」です。

林立する高層ビル群、隙間がない程の雑踏、そしてネオンサインなどのギラついた街の空気-。「新宿」という街は非常に人工的で混沌とした都市でありながら、どこか 80 年代を彷彿とさせるノスタルジックな空気や、人間臭さ、儚さが漂っている。 私たちは新宿のこのような空気と、ある種その空気とは相対するイソップの自然派生的な大らかな空気とを一つに融合させたストアをつくりたいと考えた。それは一見して冷たいようであたたかく、新しいようで懐かしい。この街の新たな拠り所のような場所である。メインマテリアルには鏡面に仕上げたステンレスを使用。 そして壁面は、これに相対するようにラフな表情の左官で仕上げ、煌びやかで人工的なステンレスのボリュームと組み合わせて、新宿だからこそ成り立つイソップらしい空間を考えた。

建築家によるテキストより
石上純也・長谷川豪・勝田隆夫が審査する、杉本建築デザイン財団主催のデザインコンペが開催。テーマは「これからの職住一体集合住宅を考える」で、賞金総額は約200万円。
石上純也・長谷川豪・勝田隆夫が審査する、杉本建築デザイン財団主催のデザインコンペが開催。テーマは「これからの職住一体集合住宅を考える」で、賞金総額は約200万円。

石上純也・長谷川豪・勝田隆夫が審査する、一般財団法人杉本建築デザイン財団主催のデザインコンペが開催されます。テーマは「これからの職住一体集合住宅を考える」で、賞金総額は約200万円応募期間・登録締切は2020年4月24日23:59まで。作品提出締め切りは2020年5月7日当日消印有効。【ap・ad】

コンペ概要

「テーマ:これからの職住一体集合住宅を考える」

多様化する価値観や変化する社会状況の中で、働く場所の選択ができる現代の都市の住まいとはどのようなものでしょうか。
住まいと職場が一体となった住戸をもつ新たな集合住宅を考えることから、住まいとは何か、仕事とは何か、根源的な意味に立ち返って本当に必要な現代の暮らしを考えることが今回のテーマです。

近代以降、毎日決まった時間に住まいと職場の間を移動する生活スタイルに相応しい都市と住宅のかたちが模索され、住まいから仕事場が分離された専用住宅が広まりました。しかし近年、私たちの働き方は多様化し、住まいに周辺地域との結び付きをもたせたり、住まいでありながら多様な場所でもあり得るなど、求められる住宅のかたちは大きな変化を見せています。

第 1 回目となる今回は、東京都心部に立地する賃貸集合住宅を課題とします。住宅だけの機能に完結しない職住一体型の集合住宅を、自由な発想で提案してください。

【賞金】
最優秀賞(SUGIMOTO 賞)(1 点):100万円
審査員特別賞
石上純也賞、長谷川豪賞、LINE-INC.賞(計3 点):各30万円
佳作(数点):5万円

藤村龍至・吉村靖孝・吉里裕也・藤江和子が審査する、東京建築士会の「第6回 これからの建築士賞」の募集要項が公開

藤村龍至吉村靖孝吉里裕也藤江和子が審査する、東京建築士会の「第6回 これからの建築士賞」の募集要項が公開されています。応募締切は2020年4月24日(金)必着。

都市と建築に関わる近年の活動や業績で、設計監理、施工、行政、教育、まちづくり、発注など建築士としての多様な立場を通じて行った未来につながる社会貢献に対して、その活動・業績を担った建築士もしくはそのグループを顕彰する。
未来につながる社会貢献とは、たとえば、美しい景観の形成、安全で魅力的なまちづくりや空間の提案、自然環境や歴史的環境の保全、地球温暖化・人口減少・高齢化社会に対する提案、弱者に対する対策、文化・にぎわい・コミュニティの創出、建築に関する啓蒙・普及など多様であるが、さらに、これからの建築士の仕事を開拓するような、従来の建築士の枠を拡げる活動の応募も大いに期待したい。

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