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塚田裕之建築設計事務所による、東京・大田区の社員寮「Dora’s House」
塚田裕之建築設計事務所による、東京・大田区の社員寮「Dora’s House」 photo©山内紀人

塚田裕之建築設計事務所が設計した、東京・大田区の社員寮「Dora’s House」です。

電気工事会社の社員寮の計画。敷地は大きな幹線道路から1本小道に入った商工業ビル・住居が立ち並ぶ場所である。
施主の要望として居室を10室、それぞれ極力小さな面積を求められた。法規上は東京都安全条例の居室面積の最低基準として7㎡を基準として計画する必要があった。このような敷地周辺の外部環境と小空間を結びつけ東京における最小限の集合住まいとしていかに豊かでその場所らしい建物が計画できるかを考えた。

当初この7㎡(約4畳)という広さが集合としての快適な住まい在り方としての想像がつかず、計画事例も見つけることができなかった。それでも計画を思考的に進めていく上で7㎡というは漫画喫茶のブースより広く、一般的なホテルのシングルルームより狭いと位置づけ、その「間」の設えとして住まいとしての想像がつき計画を進めることができた。1階部分に共用のキッチンダイニングと水回りを設え、2・3階に5部屋ずつ計10室を設えている。

建築家によるテキストより
国立科学博物館と森美術館が、新型コロナウイルスでの休館・早期会期終了の状況を考慮し展示会場をVRで公開

国立科学博物館と森美術館が、新型コロナウイルスでの休館・早期会期終了の状況を考慮し展示会場をVRで公開しています

国立科学博物館は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため現在臨時休館中ですが、政府から外出自粛要請が出されている中、ご自宅でも国立科学博物館のコンテンツをお楽しみいただけるよう、一般社団法人VR革新機構のご協力のもと、高画質画像を撮影いたしました。 ※当映像は臨時休館中に撮影したものです。

まるで国立科学博物館の中にいるような 3Dビュー+VR映像 です。自宅にいながら展示を鑑賞することができます。

森美術館休館により会期途中で終了となった「未来と芸術展」。インスタグラムライブや展示風景写真の公開などで会場の様子をお伝えしてきましたが、今回、特別に3Dウォークスルーを公開いたします。
休館中の会場内を撮影して制作された3D空間は自由な角度で作品をご覧いただけるほか、各ポイントで本展を企画した南條史生(森美術館特別顧問)の動画解説を見ることができます。

赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDによる、東京・江東区の「東雲幼稚園」
赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDによる、東京・江東区の「東雲幼稚園」 photo©高木康広
赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDによる、東京・江東区の「東雲幼稚園」 photo©高木康広
赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDによる、東京・江東区の「東雲幼稚園」 photo©高木康広

赤塚健+井上岳+棗田久美子 / BORDが設計した、東京・江東区の「東雲幼稚園」です。

四角く区切られた部屋によって機能を限定しつつ、自由な空間をどのようにつくれるだろうか。

東雲幼稚園では、区切られた部屋の連なりによって機能を限定しつつ、それらの接点となる開口によって空間に奥行を持たせた。園児の一日の多様な活動を支えるように、ただ大きな1室を設けるのではなく、エントランスや外構も一つの部屋と捉え、区切ることでお互いに独立しつつ、連なった空間をつくる。それぞれの部屋は異なる光、気積、素材を持ちながら、同時に開口によって隣室と繋がる。園児は外部や内部、明るかったり暗かったり、騒がしかったり静かだったりする部屋の連なりの中、好きな場所を選び一日を過ごす。

建築家によるテキストより
「新型コロナウイルス感染症対策のため、暫定的な措置として、 建築士法に基づく重要事項説明について、対面ではない、ITを活用した実施が可能となりました」(国土交通省)

「新型コロナウイルス感染症対策のため、暫定的な措置として、 建築士法に基づく重要事項説明について、対面ではない、ITを活用した実施が可能となりました」というページを国土交通省が公開しています。

今般、新型コロナウイルス感染症の拡大により、対面による説明が困難化している実情等に鑑み、対面ではなく、テレビ会議等のITを活用して重要事項説明を行う「IT重説」についても、当面の暫定的な措置として、建築士法に基づく重要事項説明として扱います。

 建築士法に基づく重要事項説明については、設計受託契約等の前に建築士から建築主に対し、重要事項を記載した書面を交付して行われます。
 本制度については、従来、対面による説明を行うことを前提に運用されてきましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、対面による説明が困難化している実情等に鑑み、当面の暫定的な措置として、別紙の指針に即した形で行われる、テレビ会議等のITを活用した重要事項説明を行う「IT重説」を行った場合についても、建築士法基づく重要事項説明として扱うことといたしました。
 なお、指針においてはテレビ会議等のITを活用することを前提としていますが、建築主において必要な環境を整備することが困難であるなど、やむを得ない事情がある場合には、重要事項説明を事前に録画したメディアを送付し、質疑に関しては電話等で対応するなどの柔軟な対応についても、事態に鑑み同項の規定に基づく説明として扱って差し支えないことといたします。

 本暫定措置の今後の取り扱いについては、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況等を踏まえ、改めて通知することを予定しております。また、中長期的なIT重説の在り方については、今後社会実験の実施及びその結果の検証等を進めることとしており、本実験についても改めて通知することを予定しております。

最も注目を集めたトピックス [期間:2020/4/27-5/3]
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/4/27-5/3]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/4/27-5/3)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。

※現在、トップページのランキングが不調の為、大元のアクセス解析からデータを抽出しています


  1. 工藤浩平+小黒日香理 / 工藤浩平建築設計事務所による「プラス薬局みさと店」と、実際にこの建築を訪問した6組の建築家たちによる感想
  2. 井上岳+棗田久美子+赤塚健 / BORDによる、兵庫・芦屋市の住宅「浜町のはなれ」
  3. 田中裕之建築設計事務所による、広島市の、病院をコンバージョンしたホテル「KIRO HIROSHIMA by THE SHARE HOTELS」
  4. プラダが、OMAのデザインによるロゴを配したシャツを、24時間限定でネット販売
  5. 奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureによる、兵庫・淡路島の「淡路の工場」
  6. 中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市のアトリエ「atelier N」
  7. 岩橋翼建築設計事務所による、岡山の既存住宅の増築「屋根でつなぐ 森の小屋」
  8. NOSIGNERとボランティアが運営するサイト「PAND AID」が、A4クリアファイルを使い30秒で作れるフェイスシールドの型紙と作り方を公開
  9. 井上岳+棗田久美子+赤塚健 / BORDによる、東京・調布市の「つつじが丘の文化複合施設」
  10. 奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureによる、兵庫・淡路島の「淡路のBBQテラス」
  11. 貴志泰正+酒井克弥 / 貴志環境企画室による、京都・久御山町の、既存蔵を居住用途に改修した「くらでくらす conversion of WAREHOUSE」
  12. ザハ・ハディド事務所が、ハッカーにデータを盗まれ脅されるも、身代金を支払わないと表明
  13. 岩橋翼建築設計事務所による、千葉の薬局「森の薬舎」
  14. 妹島和世が自身への篠原一男の影響について語った、歴史家のセン・クアンが聞き手となりハーバード大学で2019年に行われた対話の動画
  15. 平田晃久と中山英之が名作住宅の写真を元に行った対談「建築写真から読み解く暮らしとその先」の内容
  16. graf / 服部滋樹+森岡寿起が手掛けた、奈良・桜井市の店舗「てのべ たかだや」
  17. SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎による、東京・神宮前の、築約50年の集合住宅の住戸改修「原宿の家」
  18. 日本建築学会が、新型コロナウイルスの拡大を受け「日本建築学会論文等検索システム」を特別公開
  19. トラフによる、リーガロイヤルホテル広島の、エグゼクティブフロアの客室と3Fロビーの改修計画の写真
  20. 森清敏+川村奈津子 / MDSによる、神奈川の住宅「鎌倉浄明寺の家」

ザハ・ハディド事務所が、ハッカーにデータを盗まれ脅されるも、身代金を支払わないと表明

ザハ・ハディド・アーキテクツが、ハッカーにデータを盗まれ脅されるも、身代金を支払わないと表明したことを、ニュースサイトthenational.aeが伝えています。詳細はリンク先で。

プラダが、OMAのデザインによるロゴを配したシャツを、24時間限定でネット販売

プラダが、OMAのデザインによるロゴを配したシャツを、24時間限定でネット販売するそうです。リンク先に写真が掲載されています。

構造家の佐々木睦朗へのインタビュー動画 日本建築学会が、新型コロナウイルスの拡大を受け「日本建築学会論文等検索システム」を特別公開

日本建築学会が、新型コロナウイルスの拡大を受け「日本建築学会論文等検索システム」を特別公開しています。

現在、 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言も発令中で、多くの大学・教育機関において、学生の方々が自宅学習を余儀なくされている状況です。
本会では、この状況を鑑みて、「日本建築学会論文等検索システム」を、臨時措置として、特別公開することとしました。
https://www.aij.or.jp/paper/search.html

ご利用にあたっては、Web登録ユーザ(無料)に登録していただき、サインインする必要がございます。
https://www.aij.or.jp/web_regi_user.html

大学への登校が制限されている学生の方々などにおかれましては、是非ご活用ください。

中西ひろむ建築設計事務所+荻原雅史建築設計事務所による、熊本・錦町の「にしき ひみつ基地ミュージアム」
中西ひろむ建築設計事務所+荻原雅史建築設計事務所による、熊本・錦町の「にしき ひみつ基地ミュージアム」 photo©中村絵写真事務所
中西ひろむ建築設計事務所+荻原雅史建築設計事務所による、熊本・錦町の「にしき ひみつ基地ミュージアム」 photo©中村絵写真事務所

中西ひろむ建築設計事務所荻原雅史建築設計事務所が設計した、熊本・錦町の「にしき ひみつ基地ミュージアム」です。

本計画はかつて存在した人吉海軍航空基地跡に位置します。
滑走路跡や地下壕跡と共に地域全体をオープンエアミュージアムとして捉え、展示やガイドツアー、VR体験を交えて戦争の歴史を伝えています。

拠点施設は翼のような軽快な木架構からなり、施設足元に広がる滑走路跡や、周辺に点在している遺構を浮かび上がらせることを意図しています。拠点施設の面積が限られる中、そこでの展示はミュージアム全体への導入と捉え、約20人ごとにレクチャーやVR展示、地下壕ガイドツアーを行うことを想定しています。

建築家によるテキストより
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureによる、滋賀の「坂本の住宅」
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureによる、滋賀の「坂本の住宅」 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureによる、滋賀の「坂本の住宅」 photo©塩谷淳

奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureが設計した、滋賀の「坂本の住宅」です。

滋賀県の比叡山坂本に建つ一戸建て住宅の計画です。

琵琶湖と比叡山が近く、敷地をマクロな視点で見ると、湖から山へと坂道が続く滋 賀湖西の特徴的な地形と言えます。坂本町は比叡山ふもとの日吉大社の門前町として栄えた歴史的な町であり、昔から日吉大社への参拝者や観光者がこの町の坂道を往来していました。
坂道には、坂の上を見上げたり、坂から下を見下ろしたり、そこに居る場所とそこからの風景を楽しめる魅力があります。

緩やかに傾斜した地形を建築にオフセットするように、住宅内に緩やかなレベル差を与え、比叡山から琵琶湖への動線と環境の軸を生み出します。

建築家によるテキストより
中西ひろむ建築設計事務所による、福井・大野市の、築120年超の木造古民家を耐震補強・改修した現代美術館「COCONOアートプレイス」
中西ひろむ建築設計事務所による、福井・大野市の、築120年超の木造古民家を耐震補強・改修した現代美術館「COCONOアートプレイス」土間。 photo©中村絵写真事務所

中西ひろむ建築設計事務所による、福井・大野市の、築120年超の木造古民家を耐震補強・改修した現代美術館「COCONOアートプレイス」です。施設の公式サイトはこちら。

福井県大野市の旧市街地に位置する築120年超の木造古民家をコンバージョンし、市民所有のアートワーク展示を主とした現代美術館としました。

ここでは、かつての「小コレクター運動」で残されたアート作品や、展開された運動を伝えています。
また、周辺市街地では空洞化が問題となっているため、作品展示だけでなく、教育や飲食、物販等の活動を通し地域の拠点としています。

構造補強にあたり、90角超の地産杉材を並べた「壁柱工法」により、既存架構の柔軟性の維持と構造強度の確保を両立させています。

建築家によるテキストより
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureによる、兵庫・淡路島の「淡路の工場」
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureによる、兵庫・淡路島の「淡路の工場」 photo©塩谷淳
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureによる、兵庫・淡路島の「淡路の工場」 photo©塩谷淳

奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureが設計した、兵庫・淡路島の「淡路の工場」です。

経済的な大空間を確保するために、テント倉庫等に使われる骨組膜構造をベースに、トラスを45度振ったクロスビームトラス構造を開発し、ジグザクな形状(プリーツ)をもつ、48m×27m×H20mの無柱膜空間を獲得。また、施工的にもプリーツにより組柱は自立し、半年を切る短工期の竣工を可能にした。

建築家によるテキストより
岩橋翼建築設計事務所による、千葉の薬局「森の薬舎」
岩橋翼建築設計事務所による、千葉の薬局「森の薬舎」 photo©太田拓実
岩橋翼建築設計事務所による、千葉の薬局「森の薬舎」 photo©太田拓実

岩橋翼建築設計事務所が設計した、千葉の薬局「森の薬舎」です。

地方の駅近くの住宅街

健康なときから、健康をテーマに集まれる場所を目指し、新しく薬局がつくられました。
食事や栄養のこと
日々の生活での健康に関すること
健康に暮らせる秘訣など
会話やお話し会を通して直接伝えることで、その人の健康な生活に役立てられる、町の通りに開けた場所として。

自然の森のなかでは、
植物が森を浄化し、空間を爽やかに保っています。

柔らかな光
木の香り
程よく整理された情報
癒される空間…

森に入ったときに感じる、安らぎと爽快感を、薬局に再現したいと考えました。
森の中で植物自身がそうであるように、
町の中で暮らしを浄化してくれる、そんな場所を目指しています。

建築家によるテキストより
井上岳+棗田久美子+赤塚健 / BORDによる、東京・調布市の「つつじが丘の文化複合施設」
井上岳+棗田久美子+赤塚健 / BORDによる、東京・調布市の「つつじが丘の文化複合施設」 photo©高野ユリカ

井上岳+棗田久美子+赤塚健 / BORDが設計した、東京・調布市の「つつじが丘の文化複合施設」です。

壁は人の活動を制限する。その役割を保ちつつも、その場所での多彩な活動をつくりだすことはできないだろうか。

つつじが丘の文化複合施設では、壁になりきれないものをつくることで、そこに多義性を生み出し、使い手の活動を支えることを行った。空間を隔てていた壁たちは一度分解され、くぐることができる枠となり、透過する薄いガラスとなり、また部屋へとつづく扉となり、揺らめきながら稼働する銀色のカーテンとなる。さらにこれらの壁のようなものたちには色が付けられ、利用者が開けたり、くぐったり、ひっくり返したり、引っ張ったりすることで、身体とそれらの動きが強調される。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 新たなチャレンジに寛容な空気のある「島根県」が、建築・機械の2021年度採用の職員を募集中
【ap job更新】 新たなチャレンジに寛容な空気のある「島根県」が、建築・機械の2021年度採用の職員を募集中
【ap job更新】 新たなチャレンジに寛容な空気のある「島根県」が、建築・機械の2021年度採用の職員を募集中若手建築職員提案による県庁ライトアップイベント「結いとうろ」

新たなチャレンジに寛容な空気のある「島根県」の、建築・機械の2021年度採用の職員募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

建築系公務員 ~ さまざまな「権限」を持つ仕事

私たち島根県の建築関係職員の業務は、県民の生活と密接に関わり、その内容は多岐にわたります。
公共建築工事の発注者としてプロジェクトの企画段階から関わり、設計・監理を担当しながら公共建築を造り上げることは、私たちの主要な業務の一つです。
また、法令に基づき建築物の安全性の確保や秩序あるまちづくりに関する許認可、審査、指導等を行うことも、公務員に特有の重要な仕事です。
その他にも住宅政策や県有施設のファシリティマネジメントなど幅広い業務を担当しますが、そこに共通するのは予算の執行や法令等に関するさまざまな「権限」を持つことです。権限には大きな責任が伴い、地域に根ざす私たちは、そこに建築と人々の暮らしがある限り、その責任と向き合わなければなりません。
だからこそ、私たちの関わった公共建築やまちづくりが地域の人々に受け入れられたときの喜びと安堵感は、言葉に尽くせないものがあります。

 
新たなチャレンジに寛容な空気

役所は「前例のないことに消極的」などと言われ、”お堅い”イメージがつきまといますが、むしろ私たちの職場では、全国トップクラスの少子高齢化や人口減少等の困難な課題に直面し、新たなチャレンジに対して寛容な空気があります。
実際に職員のチャレンジが実を結んだ事例の一つに、島根県庁ライトアップイベント「結いとうろ」があります。これは若手職員グループのアイデアを職場全体で支援して実現したイベントで、国の有形文化財に登録されている「島根県庁舎」をライトアップしてその建築的価値をPRするとともに、中心市街地の夜間人口増加に貢献することを目的として、毎年10月に開催しています。市民団体の協力を得て庭園で野外ライブやカフェの出店を行うなど、官民が連携して実施するイベントは多くの来場者の皆さんから高い評価を得ています。

 
私たちのワークライフバランス ~ 一人ひとりの「休み方」を尊重する職場

一般的に、公務員は休みを取りやすい職場と言われますが、これは仕事が楽だからではなく、労働に関するコンプライアンスがしっかりしているからです。
地域社会が健全に持続していくためには、公務員もまた一人の県民として余暇を楽しみ、家庭を守り、地域活動に積極的に参加することが大切であると私たちは考えています。そしてその認識は職場全体で共有され、実践されています。
人の「働き方」を決めることは、「休み方」を決めることと表裏一体です。すべての職員が自分にふさわしいワークライフバランスを実現し、公私共に地域社会に貢献できるよう、私たちは職員一人ひとりの「休み方」を尊重しています。

 
人材育成とサポート体制

社会人経験のない新卒の皆さんにとって、公務員の仕事の面白さや、仕事を通じてどのようにスキルアップできるのかといったことをイメージするのはなかなか難しいことではないかと思います。民間企業等からの転職を検討されている経験者の方であっても、役所特有のルールや手続きになじむことができるか不安を感じていることでしょう。でも心配はいりません。
私たちは、特に採用から間もない職員の声に耳を傾けながら、専門技術研修プログラムや資格取得支援(一級建築士、建築基準適合判定資格者等)を企画・実施するなど、若手の人材育成に力を入れています。
また、本県の約90名の建築関係職員のうち、3割程度が民間企業等(設計事務所、ハウスメーカー、地方ゼネコン等)の勤務経験者ですが、先輩職員のサポートを受けながら公務員の仕事に慣れ、それぞれの培ってきた経験を活かして業務と向き合っています。

皆さんが持っている建築的な技術と視点は、まちづくりの現場でとても大きな強みとなります。その強みを活かして私たちと一緒によりよい島根をつくっていくことのできる、意欲ある仲間を待っています。

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