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【ap job更新】 小堀哲夫建築設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と 秘書を募集中
【ap job更新】 小堀哲夫建築設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と 秘書を募集中
【ap job更新】 小堀哲夫建築設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と 秘書を募集中ROKI Global Innovation Center -ROGIC- ©Takahiro Arai

小堀哲夫建築設計事務所の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と 秘書募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

小堀哲夫建築設計事務所では、業務拡大のため、一緒に建築を丁寧につくっていただける方を募集します。

私たちは、人と自然と建築が融合し、機能的でありながらも心から感動する建築を創り出してきました。
その土地の価値や歴史、人間の営みや感性を最大化することで、時代を超える建築を作りたいと考えています。

現在、大学やオフィス、研究所、住宅、リノベーション、複合ビル、劇場、庁舎など、幅広い用途や規模のプロジェクトに取り組んでおります。
未知なる建築へ挑戦するために、新しい仲間を募集します。

皆さまからのご応募、お待ちしております。

【小堀哲夫建築設計事務所 受賞歴】
日本建築学会賞・作品選奨、日本建築大賞、BCS賞、Dedalo Minosse International Prize(イタリア)、The Architecture Master Prize(アメリカ)、ABB LEAF Award(イギリス)、International Design Award(アメリカ)、その他多数。

ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「house of many faces」。事務所と倉庫だった二つの建物を家に改修する計画。ファサードの“黒い点のグリッド”で構造体を理解し易くして形状も定義。広大なリビングの中でキッチンとモニュメンタルな暖炉が“家庭的な性質”を示唆する
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「house of many faces」。事務所と倉庫だった二つの建物を家に改修する計画。ファサードの“黒い点のグリッド”で構造体を理解し易くして形状も定義。広大なリビングの中でキッチンとモニュメンタルな暖炉が“家庭的な性質”を示唆する photo©rory gardiner
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「house of many faces」。事務所と倉庫だった二つの建物を家に改修する計画。ファサードの“黒い点のグリッド”で構造体を理解し易くして形状も定義。広大なリビングの中でキッチンとモニュメンタルな暖炉が“家庭的な性質”を示唆する photo©rory gardiner
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「house of many faces」。事務所と倉庫だった二つの建物を家に改修する計画。ファサードの“黒い点のグリッド”で構造体を理解し易くして形状も定義。広大なリビングの中でキッチンとモニュメンタルな暖炉が“家庭的な性質”を示唆する photo©matilde viegas
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「house of many faces」。事務所と倉庫だった二つの建物を家に改修する計画。ファサードの“黒い点のグリッド”で構造体を理解し易くして形状も定義。広大なリビングの中でキッチンとモニュメンタルな暖炉が“家庭的な性質”を示唆する photo©francisco ascensao

ファラが設計した、ポルトガル・ポルトの住宅「house of many faces」です。
事務所と倉庫だった二つの建物を家に改修する計画です。建築家は、ファサードの“黒い点のグリッド”で構造体を理解し易くして形状も定義しました。また、広大なリビングの中でキッチンとモニュメンタルな暖炉が“家庭的な性質”を示唆します。


こちらは建築家によるテキストの翻訳です

オーバーサイズの家は、かろうじて家です。非常に細長い敷地には、以前はみすぼらしいオフィスと広々とした倉庫がありました。恐れを知らぬクライアントは、この散らかった空間を家に変えることを目的としました。もうすぐリビングルームになる部屋には、簡単に数十台の車が駐車できます。

既存の建物のストラクチャーは、2つの部分に分かれていることを示唆しています。通りに面した従来の正面は、くすんだファサード、2階建て、バラバラの部屋という、それ自体がオブジェで、奥の部分は重い木の梁に支えられた切妻屋根の下の広大な空間となっています。

このプロジェクトは、長大な周縁部を横断する一連の切り込みとして構想されています。5つの面が再評価され、広大な空間を秩序づけるために導入されます。2つの部分は現在、中庭で隔てられています。正面の建物は、小さなアパートメントをいくつも取り込み、わずかなジェスチャーで空間を区切っています。適切なキッチンとモニュメンタルな暖炉だけが、不確かで家庭的な性質の唯一のヒントとなっています。

5つの面はエレベーションの一団として扱われます。それぞれに個性があるが、明らかな共通点を持っています。黒い点のグリッドはコンクリートのストラクチャーを理解しやすくする試みであり、ファサードの形状を定義しています。繰り返される窓のペア、黄色のドア、緑のシャッター、ガラスブロックの表面は、複雑な部屋に対応し、緊張感のある構成とカリスマ的な人格を生み出しています。かつての倉庫は、さまざまな顔を持つ家なのです。

PERSIMMON HILLS architectsによる、埼玉・春日部市の「妙善寺本堂」。本堂を建替える計画。地域住民に“門戸を開く”存在を目指し、寺院の“閉鎖的な印象を払拭”して“機能的にも空間的にも連携”をとれる建築を志向。過去と連続させながらも現代の素材と構法で新しい使い方を喚起
PERSIMMON HILLS architectsによる、埼玉・春日部市の「妙善寺本堂」。本堂を建替える計画。地域住民に“門戸を開く”存在を目指し、寺院の“閉鎖的な印象を払拭”して“機能的にも空間的にも連携”をとれる建築を志向。過去と連続させながらも現代の素材と構法で新しい使い方を喚起外観、旧街道より見る。 photo©田中克昌
PERSIMMON HILLS architectsによる、埼玉・春日部市の「妙善寺本堂」。本堂を建替える計画。地域住民に“門戸を開く”存在を目指し、寺院の“閉鎖的な印象を払拭”して“機能的にも空間的にも連携”をとれる建築を志向。過去と連続させながらも現代の素材と構法で新しい使い方を喚起外観、参道から見る。 photo©田中克昌
PERSIMMON HILLS architectsによる、埼玉・春日部市の「妙善寺本堂」。本堂を建替える計画。地域住民に“門戸を開く”存在を目指し、寺院の“閉鎖的な印象を払拭”して“機能的にも空間的にも連携”をとれる建築を志向。過去と連続させながらも現代の素材と構法で新しい使い方を喚起本堂 photo©田中克昌
PERSIMMON HILLS architectsによる、埼玉・春日部市の「妙善寺本堂」。本堂を建替える計画。地域住民に“門戸を開く”存在を目指し、寺院の“閉鎖的な印象を払拭”して“機能的にも空間的にも連携”をとれる建築を志向。過去と連続させながらも現代の素材と構法で新しい使い方を喚起本堂から既存庫裏側を見る。 photo©田中克昌

柿木佑介+廣岡周平+池谷浩樹 / PERSIMMON HILLS architectsが設計した、埼玉・春日部市の「妙善寺本堂」です。
本堂を建替える計画です。建築家は、地域住民に“門戸を開く”存在を目指し、寺院の“閉鎖的な印象を払拭”して“機能的にも空間的にも連携”をとれる建築を志向しました。また、過去と連続させながらも現代の素材と構法で新しい使い方を喚起しています。

埼玉県春日部市、妙善寺の本堂を建て直す計画です。

現代では檀家の数が減っていく中で、いまだ関係を持っていなかった地域の住民に対して新しく門戸を開いていくため、寺院建築が持つ閉鎖的な印象を払拭し、機能的にも空間的にも連携をとっていけるあり方を提案しました。

建築家によるテキストより

寺院建築は和小屋によって屋根の自由度を上げ、照り屋根を作ってきた歴史があり、壁や少ない開口部によって、耐震性と光を限定することによる本尊への象徴性をもたらしてきました。一方で日常生活において宗教に対する意識が薄くなる中、その暗く、閉ざされた印象が敷居の高さを生んでいます。僕らが提案したのは現代的な素材や構法によって、今までの宗教建築の形としての連続しながらも、新しいイメージや使い方を喚起する空間です。

建築家によるテキストより

寺院建築が檀家のための祈りの空間だけでなく、地域住民にとっても活動の場となる新しい在り方です。本堂の斜め壁は、仏画の絵解をしたり、プロジェクターで投影して映画を見たり、活動の起点となります。無柱で段差のない本堂は平面的に余白が十分にあるため、コンサートを行ったり、地域活動の舞台として本堂を使用することができます。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と3Dモデリングオペレーターを募集中
【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と3Dモデリングオペレーターを募集中
【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と3Dモデリングオペレーターを募集中L’Arbre blanc ©Iwan Baan

藤本壮介建築設計事務所の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と3Dモデリングオペレーター募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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藤本壮介建築設計事務所では、設計スタッフ、3Dモデリングオペレーターを募集しております。

現在、国内で多くの実施プロジェクトが進行しています。住宅から公共施設まで多種多様なプロジェクトがあり、これまでの経験が発揮できるプロジェクトを担当していただきます。

【ap job更新】 島田陽が主宰する「タトアーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 島田陽が主宰する「タトアーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 島田陽が主宰する「タトアーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中サンポチカ

島田陽が主宰する「タトアーキテクツ」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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ぼくたちタトアーキテクツでは共に建築を作っていく仲間を探しています。

新規設計スタッフ(新卒・経験者、計2名程度)

スタッフとアイデアを出し合って建築を創造していくので、何よりも熱意のある方を探しています。
ともに成長していくために展覧会、セミナー等の参加費は事務所で全額負担します(事前申請などは不要)。
入社1-2年は基本的に小さなプロジェクトを僕と一対一で進め、以降はチームで大きなプロジェクトを進めることが多いです。

事務所は神戸北野町の異人館を抜けた先にあり、北野町の住居2内にあります。

スタッフは2024年4月段階で9人の予定(男性5人、女性4人-うち2名テレワーク)
ランチは持ち回りで作り、皆で食べます。

規模も小さく、アットホームな雰囲気で、自由に提案ができる充実した職場環境を目指しています。

関西を中心に全国や海外で、住宅や図書館などの公共建築、商業建築から、自分たちで設計した建築の運営まで様々な規模のプロジェクトに日々取り組んでいます。

今年はチームで数年設計を進めてきた図書館がついに着工しました。

プロジェクトを率いてくれる経験者の方は、随時募集しています。

新卒の方は3月頃からトライアルを実施する予定ですが、ぜひお早めにご応募ください。

五十嵐淳建築設計事務所による、北海道・札幌市の「6坪の小さな飲食店」。繁華街のビル内での計画。集客に貢献できる“建築の可能性”を模索し、来訪者に“空間体験の記憶を朧げに残す”空間を志向。半円、円、むくった柱、あわい緑色などの“記号”と“色”を店内に散りばめる
五十嵐淳建築設計事務所による、北海道・札幌市の「6坪の小さな飲食店」。繁華街のビル内での計画。集客に貢献できる“建築の可能性”を模索し、来訪者に“空間体験の記憶を朧げに残す”空間を志向。半円、円、むくった柱、あわい緑色などの“記号”と“色”を店内に散りばめる出入口 photo©IKUYA SASAKI
五十嵐淳建築設計事務所による、北海道・札幌市の「6坪の小さな飲食店」。繁華街のビル内での計画。集客に貢献できる“建築の可能性”を模索し、来訪者に“空間体験の記憶を朧げに残す”空間を志向。半円、円、むくった柱、あわい緑色などの“記号”と“色”を店内に散りばめる厨房とカウンター photo©IKUYA SASAKI
五十嵐淳建築設計事務所による、北海道・札幌市の「6坪の小さな飲食店」。繁華街のビル内での計画。集客に貢献できる“建築の可能性”を模索し、来訪者に“空間体験の記憶を朧げに残す”空間を志向。半円、円、むくった柱、あわい緑色などの“記号”と“色”を店内に散りばめる客席から出入口を見る。 photo©IKUYA SASAKI

五十嵐淳建築設計事務所が設計した、北海道・札幌市の「6坪の小さな飲食店(火曜日のタエコ)」です。
繁華街のビル内での計画です。建築家は、集客に貢献できる“建築の可能性”を模索し、来訪者に“空間体験の記憶を朧げに残す”空間を志向しました。そして、半円、円、むくった柱、あわい緑色などの“記号”と“色”を店内に散りばめました。店舗の公式サイトはこちら

札幌の繁華街のビルの5階に位置する6坪ほどの小さな飲食店のインテリアデザインである。
小空間でローコストではあるが集客に貢献できる建築の可能性を模索した。

建築家によるテキストより

6坪の約半分が厨房スペースとなり残り半分が客席スペースとなる。厨房を囲うようにL型にカウンターを配置し、その奥に4人席としても使える空間をつくる。

建築家によるテキストより

飲食店は結局のところ食事内容やサービスの質で集客が決まるのだが、空間体験の記憶を朧げに残すことも集客の貢献につながると考えた。そこで記憶に定着しやすい記号と色をつかうことを考えた。

半円、円、むくった柱、あわい緑色を空間の中にささやかにちりばめた。これらが記憶の補助線となり繰り返し空間へ誘うキッカケになればと考えている。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/1/29-2/4]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/1/29-2/4]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/1/29-2/4)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる
  2. 北澤伸浩建築設計事務所による、東京・練馬区の「小川邸」。クラシックカーに乗る施主家族の住宅。“車の中”と“家の中”の体験の連続を求め、車庫と居室が同じ形式の中で共存する建築を志向。各階のセットバックと四周のバルコニーは室内だけでなく周辺環境の向上にも寄与
  3. 後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅改修「船越の家」。木造家屋の2階のみを改修し二世帯の住まいにする計画。“適切な距離感”の構築を目指し、世帯間を繋ぐ“階段室”を再考する設計を志向。上下で分割した壁を“ずらして設置”して“視線の抜け”等のバランスを操作
  4. 加藤渓一 / スタジオピースによる、東京・八王子市の店舗「TOKYO FARM VILLAGE」。地域循環にも取り組む牧場に計画された店。施主の理念への応答も意図し、自然や動物が持つ“操作できない”要素を取り込む設計を志向。地域住民を巻き込んだ“土壁”や地域産の端材を使った“野地板”を建築に導入
  5. 鈴木理考建築都市事務所による、東京・小平市の「天神町テラス」。障がいを持つ人々が表現する為の劇場。幸福に繋がる“媒介者”の様な存在を目指し、通りに接する二面に“吹き放ち”の空間を配した建築を考案。安心できる距離感で内外を接続し“生き生きとした活動”の舞台を作る
  6. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の住宅「2700」。3m×16mの細長い角地に計画。柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出。上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性も作る
  7. 関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」。庭のある家で育った施主家族の為に計画。住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案。内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出す
  8. 長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」。二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリー。名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向。主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作る
  9. 最先端の“木造耐火技術”を採用した、東京都江東区の複合商業施設「豊洲 千客万来」の完成見学セミナーが開催。床面積が約3万3千㎡あり、飲食物販の“食楽棟”と湯処などの“温浴棟”からなる施設。見学に加え“木造耐火技術”についても設計担当者が解説
  10. 乾久美子や小堀哲夫が審査員に名を連ねる、東京・世田谷区の「恵泉女学園 講堂 建替えプロポーザル」の応募要項が公開
  11. 武田幸司 / Ginga architectsによる、宮城・仙台市の「館のリノベーション住宅」。軽量鉄骨造の二世帯住宅の2階部分を改修。既存の“ダイナミック”な天井架構から着想して、新設した各部屋が“天井で繋がる”構成を考案。一世代分のサイクルを終えた住まいを現代の生活様式や要求に適合させる
  12. 妹島和世による、2021年の東京大学入学式での祝辞の全文
  13. 安藤忠雄による、1981年竣工の「小篠邸」の現在の様子を伝える動画。メキシコの建築家が訪問し収録して公開したもの
  14. トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「CABaN AZABUDAI」。麻布台ヒルズの中の広場を見渡せる角の区画。眼前の風景を活かす為、諸機能をコンパクトにまとめて開口部の前に“大きなオープンスペース”を設ける構成を考案。窓幅一杯のハンガーパイプで眺望と商品の陳列を両立
  15. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  16. 石上純也が、2024年のフレデリック・キースラー建築芸術賞を受賞
  17. 長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う
  18. 諸江一紀建築設計事務所による、愛知・豊田市の「道の家」。特徴的な道が多い街のT字の交差点に面する敷地。道の通行だけでない多義性に着目し、内部に複数の“道の様なもの”を通す構成を考案。近隣との交流や採光通風をもたらす役割を担って“住まいと街”に潤いを与える
  19. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  20. 伊庭野大輔と藤井亮介による、東京・渋谷区の「ディアゴナルの住宅」。住宅密集地に計画。空間の“繋がり”と風景との“結合“を求め、全体をスキップフロアで連続させた上で床・壁・家具の操作で周囲との多様な関係性を構築。各要素を外部の形態と近似させて建築の“都市化”も意図

能作文徳と常山未央が、自身のTOTOギャラリー・間での展覧会「都市菌 — 複数種の網目としての建築」を解説している動画

能作文徳常山未央が、自身のTOTOギャラリー・間での展覧会「都市菌 — 複数種の網目としての建築」を解説している動画です。アーキテクチャーフォトでは、この展覧会を特集記事として詳細に紹介しています。

以下は、公式の展覧会概要です。

TOTOギャラリー・間では、「能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)― 複数種の網目としての建築」を開催します。

能作、常山両氏は、建築設計や論考執筆に加え、国内外の大学を拠点に、建築と都市と生態系の関係性リサーチを続けてきました。自宅兼事務所の「西大井のあな」では、鉄骨造の中古住宅に光と熱が循環する孔を開け、コンクリートで覆われた外構を自分達の手ではつり、土中改善を行うなど、エコロジカルな視点で改修しています。そこは他で得た学びを実験し、次のプロジェクトへと展開させる実践の場となっています。彼らが「URBAN WILD ECOLOGY」と呼ぶ、こうした都市の中に野生を取り戻す取り組みに加え、近年では石場建てや木組などの伝統知、藁や土壁といった土に還る素材を積極的に設計に取り入れています。

彼らは都市を、「人間の手が入った多様な生物が暮らす居住域」だと言います。課題を抱える現代の都市の一部を分解し、その養分を吸収し、菌(きのこ)のように成長する。そんな腐敗と再生の網目の結節点として建築を捉え、野生や伝統知を手に、網目に切り込みを入れつなぎ直すことにより、複数種のネットワークを構築しようとしています。

本展は、「西大井のあな」のさらなる改修案や、最新作「秋谷の木組(秋谷スマートハウス E棟)」をはじめとするプロジェクトの断面図や模型などを通じて、網目をつなぎ直すために誰もが真似できる小さな試行錯誤を共有する試みです。その先に、人新世と呼ばれる時代における建築の可能性やビジョンを感じ取っていただければ幸いです。

リリーステキストより
松隈洋やケン・タダシ・オオシマも参加したシンポジウム「吉村順三の建築 ―アメリカと日本― アメリカ編」の動画。GALLERY A⁴ での吉村展に合わせて公開されたもの(2024/5/7までの限定配信)

ケン・タダシ・オオシマ、田中厚子、シャーロット・レーモンド、ウィリアム・ウィテカー、松隈洋が参加したシンポジウム「吉村順三の建築 ―アメリカと日本― アメリカ編」の動画です。GALLERY A⁴ での吉村展に合わせて公開されたもの。2024年5月7日までの限定配信となっています。

建築家・吉村順三の眼(まなざし) ーアメリカと日本ー
シンポジウム「吉村順三の建築 ―アメリカと日本― アメリカ編」(期間限定配信)

講師:ケン・タダシ・オオシマ(ワシントン大学教授) 
   田中厚子(建築史家)
   シャーロット・レーモンド(写真家、レーモンド・ファーム・センター 共同ディレクター)
   ウィリアム・ウィテカー(ペンシルベニア大学建築アーカイブ キュレーター)
   松隈洋(神奈川大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授)
進行:岡部三知代(ギャラリーエークワッド館長、主任学芸員)
配信期間:2024年2月2日(金)~5月7日(火)18:00まで

【ap job更新】 ハイエンドな住宅や、国内外の商業施設を設計する「株式会社アイケイジー」が、設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)と CADオペレーターを募集中
【ap job更新】 ハイエンドな住宅や、国内外の商業施設を設計する「株式会社アイケイジー」が、設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)と CADオペレーターを募集中
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ハイエンドな住宅や、国内外の商業施設を設計する「株式会社アイケイジー」の、設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)と CADオペレーター募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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一級建築士事務所 株式会社アイケイジーは、設計スタッフ(経験者・2024新卒・2025新卒)、CADオペレータースタッフを募集しています。

国内、海外の商業・オフィスをはじめとする内装設計から、スーパーハイエンドな戸建て住宅の建築・マンションのインテリアデザイン、モデルルームまで、多岐にわたる業務を手掛け、多くの国内外の賞を受賞しています。

建築、インテリアから家具、アート、備品までトータルにディレクションしています。そのため、社員教育にも力を入れ、一丸となって良いデザインへの挑戦のためあなたの力が必要です。

現在は、コロナ禍が明けて開発を伴うような超大型住宅や、海外でのカフェなどの案件も多くきているところで、急遽、スタッフを増員していきたいと思っています。

私たちは、チームでプロジェクトを進めていきクライアントとだけではなくスタッフ間のコミュニケーションを大切にしています。
様々なことを一緒に楽しみながら業務ができる、明るく前向きな人材を求めています。

【ap job更新】 “空間で人を豊かにすること”を目指し、様々な用途の設計に取り組む「333architects」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)、不動産スタッフ、アルバイトを募集中
【ap job更新】 “空間で人を豊かにすること”を目指し、様々な用途の設計に取り組む「333architects」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)、不動産スタッフ、アルバイトを募集中
【ap job更新】 “空間で人を豊かにすること”を目指し、様々な用途の設計に取り組む「333architects」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)、不動産スタッフ、アルバイトを募集中ISECHO NEST(オフィス外観)

“空間で人を豊かにすること”を目指し、様々な用途の設計に取り組む「333architects」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)、不動産スタッフ、アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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私たちは、“空間で人を豊かにすること”を目的に様々な用途の新築やリノベーションなどの設計活動をしています。

そこにお住いの方だけに限らず、利用する方や近隣の方も対象にして、何がそこに求められているか、どんなものがあったら良いか、ということを常に考えています。それが、時間的価値をつくることにつながると信じています。

その活動は規模を問わず、用途を限らず挑戦していますので、発想する段階から工務店の方とコミュニケーションを取りながら完成するまで一人で担当していただくこともありますし、大きなプロジェクトではオフィスのみんなや外部の業務委託契約を結んだパートナーと一緒に取り組むこともあります。

施工や不動産と非常に関わりが強い職種ですので、そういった仕事に関しても興味のある方・経験のある方でしたら一緒にその活動を広げていきたいと考えております。

自由な空気感が流れているオフィスですが、いつでも見学可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

時代は急速に揺れ動いています。10年単位で職業を考える時代から、数年単位、あるいはもっと短いスパンで生き方を考える時代になっていると感じます。

建築設計は奥が深く、多くの能力が必要とされるので、1人でプロジェクトを遂行できるようになるまでには多くの時間が必要になります。そのため、建築を生業にしたい思いと、生き方を考える上で悩む人も多くいらっしゃると思います。

しかしその分、得るものも大きいのも事実です。
弊社で培った経験を活かして、新たな世界にチャレンジしたり、さらにそこで得た経験や知見を活かして、また弊社で一緒に建築に携わる仕事をしたりする人もいます。

先が読みにくい時代で、共に試行錯誤をして人を豊かにするための新しいことにチャレンジしていく。
そんな未来を描けるように、弊社はサポートしていきます。

ぜひ、志高い方のご応募をお待ちしております。

2024年1月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40
2024年1月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40

アーキテクチャーフォトで、2024年1月に注目を集めた記事をランキング形式でご紹介します。


  1. 安藤忠雄による、1981年竣工の「小篠邸」の現在の様子を伝える動画。メキシコの建築家が訪問し収録して公開したもの
  2. 高橋沙耶 / saya architectureによる、埼玉・南埼玉郡の「小さく暮らすための家」。家族3人が暮らす設計者の自邸。自分たちの“適切な延床面積”の検討から出発し、共用部の一体化と複数の居場所作りで“必要最小限”で暮らせる住宅を考案。敷地内に設けた余白は光と風をもたらし周辺環境にも寄与
  3. ライトの、パナソニック汐留美術館での建築展「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」。“帝国ホテル二代目本館”等の設計で知られる近代を代表する建築家の展覧会。最新の研究成果を踏まえ、多様な文化との交流や先駆的な活動を明らかする内容。精緻なドローイングの数々や原寸モデルも展示
  4. 乾久美子や小堀哲夫が審査員に名を連ねる、東京・世田谷区の「恵泉女学園 講堂 建替えプロポーザル」の応募要項が公開
  5. VUILDによる、東京・渋谷区の「笹塚駅のベンチ」
  6. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  7. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の住宅「2700」。3m×16mの細長い角地に計画。柱で“コンクリートの箱”を持ち上げる構成とし、外部環境をダイレクトに取込む“多様に変化する”内部空間を創出。上階は対比的な“籠れるような空間”で引立て合う関係性も作る
  8. 2023年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
  9. 吉田裕一建築設計事務所による、東京・世田谷区の「大蔵・HOUSE・U」。様々な条例のある地域の擁壁下の敷地。緑化や壁面後退を行った“建築可能な範囲”に、各用途の空間が“ベン図”の様に重なり合う立体的な構成の建築を考案。環境と呼応する量塊の操作で風景に加え光や風も取り込む
  10. 西沢立衛が、建築家を目指す人に向けたアドバイスを語っている動画
  11. 吉野優輔 / YYAによる、兵庫・神戸市の「西神中央の家」。家族を持った施主の為に幼少期から過ごした住宅を改修。施主固有の本質からの創造を目指し、既存外壁から着想して類似する色の“十和田石”を用いた空間を考案。未来への価値の担保の為に“普遍的な空間性”も意図
  12. ライトの、パナソニック汐留美術館での建築展「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」の入場チケットをプレゼント
  13. 相坂研介設計アトリエによる、東京・世田谷区の「代田の住宅」。間口が狭く隣地から見下ろされる敷地。明るさや広さの最大化を求め、反射光を呼込む“ライトコート”を含む“大小4つの外部空間”を援用する建築を考案。植栽や屋根の形状等で周囲の視線からプライバシーも守る
  14. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、福島の二世帯住宅「柱群の家」。家々に囲まれ裏に山を背負う敷地。環境に対し閉じつつも開かれた状態を目指し、視線を遮る為の“壁”を立て“高窓”を全周に配置する建築を考案。内部では90角の柱を林立させ“人工と自然の間”の様な空間を作る
  15. 2023年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10(第10回 ap賞 発表)
  16. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  17. 諸江一紀建築設計事務所による、愛知・豊田市の「道の家」。特徴的な道が多い街のT字の交差点に面する敷地。道の通行だけでない多義性に着目し、内部に複数の“道の様なもの”を通す構成を考案。近隣との交流や採光通風をもたらす役割を担って“住まいと街”に潤いを与える
  18. Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」
  19. 早坂直貴+斧田裕太 / 邸宅巣箱と五十嵐悠介による、神奈川の「庭園緑地の邸宅」。“都市と自然の狭間”にある300坪超の敷地。環境の“多面性”を活かした在り方を求め、“開放感と親密さ”のバランスを再構築する建築を志向。居間に貫入する“5つの個室ヴォリューム”を周辺を読み解いて配置
  20. 関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・知多郡の住宅「素材暮らし」。庭のある家で育った施主家族の為に計画。住み手と共に“変化し育っていく庭”を追求し、茶室における“寄付”の様な公私が混在する庭園空間を持つ建築を考案。内と外の一般的な在り方を反転させて一体感も生み出す
  21. 元木大輔 / DDAAによる「NOT A HOTEL ANYWHERE」。車両を改修したホテルとしても利用可能なモバイルハウス。“移動可能な新しい暮らし”を想定し、車体毎に別の機能を与え“5台でひとつの居住空間”となる仕組みも考案。建築的な“車両”として様々な工夫を込める
  22. 彦根アンドレア / 彦根建築設計事務所による、神奈川の住宅「365°」。海と山を望む高台の敷地。周囲の景色を取り込みつつ強風に対策する為、中庭を囲む様に諸室を配置した“円形”の平面構成を考案。詳細な設備計画や自然エネルギーの活用等で“自立した生活”環境も構築
  23. キノシタヒロシ建築設計事務所による、鳥取市の「屋内庭のある家」。降水量が多く雪も降る地域での計画。気候に適した“庭”の在り方を求め、屋根の全面が半透明素材の“屋内庭”を備えた住宅を考案。入れ子状に設けた居室の壁面で“断熱”と“気密”を確保して快適な暮らしも実現
  24. 建築家の千葉学と西澤徹夫の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第9回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、アルド・ファン・アイク、吉村順三、OMA、香山アトリエ/環境造形研究所の作品の写真を題材に、建築と写真の関係性や可能性を議論
  25. 鹿内健+渡辺裕貴 / Sデザインファームによる、東京の「アウトドアルームのある家」。住宅街にある奥側の環境が良好な敷地。高気密高断熱と共に“自然の変化”の享受も求め、性能担保した内部空間と庭の間に“アウトドアルーム”を設ける構成を考案。“生き物としての感覚”を繋ぎ止める建築を作る
  26. 遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視
  27. 長坂常 / スキーマ建築計画による、福島・会津若松市の「Human Hub Tenneiji Soko」。工房・カフェ・コワーキング等を併設する店舗。伝統工芸を手掛ける施主企業の“継承”への想いの下、徒弟制度ではない方法で若い世代が制作と販売を行える場として構想。旧倉庫を既存や風合いを残しつつ改修を行う
  28. ファラによる、ポルトガル・ゴンドマルの住宅「house within three gestures」。 郊外の“ありふれた”環境での計画。傾斜・湾曲・破壊の3つのジェスチャーで建築を構築して、其々のヴォリュームに様々な色彩を付与。あらゆる面を考慮した“精巧な交差点の結果”としての家
  29. 佐藤可士和 / SAMURAIと竹中工務店による、神奈川の「GLP ALFALINK相模原」。総延床約67万㎡の物流拠点施設。存在意義の再定義と既存イメージの刷新を目指し、建物をブランディングの重要な“メディア”と捉えた設計を志向。情報や建築を開いて地域と企業に好循環を生む“共創”の場を作る
  30. 山田誠一による、プリズミックギャラリーでの建築展「a flash of light 感覚のゆらめき」。数々の住宅作品で知られる建築家の展覧会。言葉の前に湧き起る“感覚の作用”を主題とし、普段の仕事のように“会場を貫く什器”を設計して空間に配置。展示する模型群に合わせ“其々の作品を表象する台座”も制作
  31. 隈研吾建築都市設計事務所による、東京・江戸川区の「魔法の文学館」。童話作家の角野栄子の名を関した児童文学館。花びらが広がるような屋根“フラワールーフ”を外観の特徴とし、景観との調和や内外の連続性も意図。くぼしまりおによる内装は角野の著作の世界観をイメージ
  32. 能作文徳と常山未央による、TOTOギャラリー・間での建築展「都市菌 ― 複数種の網目としての建築」。現代都市と生態系を主題に“批評的な建築実践”を行う建築家の展覧会。建築を“複数種の網目”として捉え、野生や伝統知を用いた“菌”の様な弱い力での再組織化を志向。図面や模型を通して試行錯誤の共有を試みる
  33. 赤池一仁 / ARED ARCHITECTSと冨永識による、東京・世田谷区の住戸改修「Material Waltz」。ワルツの創作過程を設計手法に取り入れた計画。改修における“装飾の舞踏”の表現を求め、既存の規則を“楽譜”と捉え“斜めの空間軸”で新たな“譜面”を構築。“音符”として素材を扱い機能を超えた造形を与える
  34. 長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・ソウルの「Arario Gallery Seoul」。二つの歴史的建築に隣接するビルを改修したギャラリー。名作を尊重した創造を模索し、内部の“シークエンスの体験”で印象付ける設計を志向。主要素の白・コンクリート・レンガの組合わせで用途に応える空間を作る
  35. 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の「藤井寺の家」。分譲地の奥行きのある区画。敷地特徴を活かし“増幅する”設計を意図し、内部に“著しい距離感”を生み出す“ジグザグ”の平面構成を考案。特徴的な形態は“複数の外部空間”も作り出して風や光の導入も可能にする
  36. 「北川啓介教授が能登半島地震の被災地へ屋内用インスタントハウスを届けました」(名古屋工業大学)
  37. スノヘッタによる、ノルウェーの水中レストラン「アンダー」の現在の写真。竣工3年で建築が自然に包まれた様子を撮影。海中の様子を眺望できる窓を備えた全長34mのコンクリートの建築物。時間と共に環境に溶け込むよう意図して設計
  38. ピーター・ズントーの建築展「Architectural Models from the Atelier Peter Zumthor」。自身が設計した建築を会場に開催。40個の模型を建物の内外に展示。建築に“アトモスフィア”を与える為の接合と組み合わせの論理を示す
  39. 成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による「common furniture / Partition」。メーカーとコラボした事務所等の為のパーティション。現代の“多様な働き方を可能にする空間”に応える為、様々なフレーム・パネル・カラーから組合せ可能な製品を考案。飲食や物販の商空間でも使える意匠性も意図
  40. 安藤忠雄による、オーストラリア・メルボルンの「MPavilion 10」。建築家が招聘されパヴィリオンを造る企画の10番目の作品。人々の記憶に永遠に残る存在を求め、古代からの秩序をもたらす手段“原初の幾何学形態”を用いた建築を考案。人間の想像の原点となる“余白”を生み出す

トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「CABaN AZABUDAI」。麻布台ヒルズの中の広場を見渡せる角の区画。眼前の風景を活かす為、諸機能をコンパクトにまとめて開口部の前に“大きなオープンスペース”を設ける構成を考案。窓幅一杯のハンガーパイプで眺望と商品の陳列を両立
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「CABaN AZABUDAI」。麻布台ヒルズの中の広場を見渡せる角の区画。眼前の風景を活かす為、諸機能をコンパクトにまとめて開口部の前に“大きなオープンスペース”を設ける構成を考案。窓幅一杯のハンガーパイプで眺望と商品の陳列を両立共用通路から店舗全体を見る。 photo©長谷川健太
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「CABaN AZABUDAI」。麻布台ヒルズの中の広場を見渡せる角の区画。眼前の風景を活かす為、諸機能をコンパクトにまとめて開口部の前に“大きなオープンスペース”を設ける構成を考案。窓幅一杯のハンガーパイプで眺望と商品の陳列を両立共用通路から店舗を見る。 photo©長谷川健太
トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「CABaN AZABUDAI」。麻布台ヒルズの中の広場を見渡せる角の区画。眼前の風景を活かす為、諸機能をコンパクトにまとめて開口部の前に“大きなオープンスペース”を設ける構成を考案。窓幅一杯のハンガーパイプで眺望と商品の陳列を両立オープンスペース photo©長谷川健太

トラフ建築設計事務所が設計した、東京・港区の店舗「CABaN AZABUDAI」です。
麻布台ヒルズの中の広場を見渡せる角の区画での計画です。建築家は、眼前の風景を活かす為、諸機能をコンパクトにまとめて開口部の前に“大きなオープンスペース”を設ける構成を考案しました。そして、窓幅一杯のハンガーパイプで眺望と商品の陳列を両立させました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

2018年にトゥモローランドより誕生したオリジナルブランドCABaNの銀座店に次ぎ、麻布台ヒルズ店の内装計画を手掛けた。
中央広場を見渡せる北東角の区画に、銀座店のデザインコードを継承しながら、麻布台ヒルズという立地にふさわしい新たな店舗空間が求められた。

建築家によるテキストより

豊かな眺望を活かすよう設備コア寄りに必要機能をコンパクトにまとめ、自由にレイアウトが可能なオープンスペースを大きくとる構成とした。2つのフィッティングルームとバックヤードをまとめたコア壁面には、商品が並ぶ長さ4mの、象徴的な掘込みの陳列棚を設けた。回遊性を生む円形什器が点在するオープンスペースには、ラグのように敷きこんだカシミアカーペットやソファセット、絵画を設置し、リビングのような居心地の良さを備える。

建築家によるテキストより

内装は色鮮やかな商品の背景となるようウォームグレー色で統一し、ブランドイメージである深緑色で空間全体を引き締めた。アーチ状のフィッティングルーム入口や、壁面棚、アクセサリー什器など、厚みのあるラワン集成材の縁取りが緩やかなカーブを描き、空間に上質さを与える。

建築家によるテキストより
石上純也が、2024年のフレデリック・キースラー建築芸術賞を受賞
石上純也が、2024年のフレデリック・キースラー建築芸術賞を受賞Junya Ishigami photo©Chikashi Suzuki

石上純也が、2024年のフレデリック・キースラー建築芸術賞を受賞しています。


こちらはリリーステキストの翻訳です

第13回オーストリアン・フレデリック・キースラー賞の建築・芸術部門は石上純也に決まる

オーストリアン・フレデリック・アンド・リリアン・キースラー私設財団は、日本の建築家・石上純也が、建築と芸術の分野で最も資金提供された国際賞のひとつであるフレデリック・キースラー賞を受賞したことを発表します。

1974年に神奈川県で生まれた石上純也は、国際的な建築シーンで最も卓越した才能の一人です。プリツカー賞を受賞した妹島和世のSANAAに長年勤務した後、2004年に自身の事務所junya.ishigami+associatesを設立しました。彼の作品のユニークさと型破りなプロジェクトへの取り組み方は、瞬く間に認められ、多くの賞を受賞することになりました。2009年には史上最年少で日本建築学会賞を受賞、2010年にはヴェネツィア・ビエンナーレ建築展で金獅子賞を受賞、2019年には新設されたオベル・アワードの初代受賞者となりました。2010年から東北大学で教鞭をとり、2014年にはハーバード大学デザイン大学院(米国)で丹下健三デザインクリティックに任命されました。

石上にとって建築とは、人生のあらゆる領域に広がる無限の可能性を秘めたオープンフィールドであり、あらゆる必要不可欠な問題を提起するものであり、芸術的であると同時に科学的な観点から考察されるべきものでなのです。一見、建築のルールや制約から解き放たれたように見える石上は、主に自然の中に自身のプロジェクトの文脈を見出しています。そして、ランドスケープと建築の境界の再解釈に焦点を当て続けています。彼のコンセプチュアルな思考は、建築と “自然 “を織り交ぜ、デザイン、建築、環境の間の既存の境界線を伸ばしたいという衝動によって形作られています。その集中性、透明性、シンプルさを特徴とする先見性のあるデザインで、石上は、社会の生活が有機的な原理に従って構成されるような、未来の建築の全体的な探求に乗り出しています。

石上の主なプロジェクトには、神奈川工科大学KAIT工房(厚木、日本、2008年)、コペンハーゲンのHouse of Peace(2014年)、山東省の谷の教会(中国、2016年)、ボタニカルガーデンアートビオトープ「水庭」(栃木、日本、2018年)、サーペンタイン・パヴィリオン(ロンドン、2019年)などがあります。

私は、尊敬されるフレデリック・キースラー賞(建築・芸術部門)を受賞できたことを光栄に思うと同時に、財団と審査員の方々に心から感謝の意を表したいと思います。この評価は、卓越性を追求するため、建築の限界に挑戦し続ける私を鼓舞するものです、と石上純也は最初の声明で述べています。

【ap job更新】 様々な環境や条件のプロジェクトに、“建築を作ることの可能性”を議論して取り組む「矢野建築設計事務所」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 様々な環境や条件のプロジェクトに、“建築を作ることの可能性”を議論して取り組む「矢野建築設計事務所」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 様々な環境や条件のプロジェクトに、“建築を作ることの可能性”を議論して取り組む「矢野建築設計事務所」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中フクヤ建設社屋

様々な環境や条件のプロジェクトに、“建築を作ることの可能性”を議論して取り組む「矢野建築設計事務所」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社矢野建築設計事務所では設計スタッフ(正社員)を募集しています。

僕たちは建築、インテリア、家具、ランドスケープと幅広く設計をする会社です。

現在、東京と高知(四国)の2拠点で設計活動をしており、都市部と地方都市での仕事を同時に進めています。

経済状況や自然環境、施工体制の異なる条件で建築を考え、それぞれの場所で建築を作ることの可能性について皆で議論をしながら、プロジェクトを実現してきました。ここ数年は、高知では他業種と共に、まちづくりや既存ストックの活用プロジェクトに取り組みながら、建築以外の方法でもローカルにおけるコモンズの可能性を模索しています。

様々な内容の建築の設計・提案の機会が増えているため、スタッフを1~2名程度募集します。2月からトライアルを実施する予定ですが、ぜひお早めにご応募ください。

スタッフは1年目から担当プロジェクトをもち、基本設計、実施設計、現場監理まで主体的に関わることができます。
アルバイトに来てくれる方も随時募集しています。

石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる
石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる鳥瞰 photo©Arch-Exist
石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる鳥瞰 photo©Arch-Exist
石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる外観 photo©Arch-Exist
石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる多目的廊下 photo©Arch-Exist
石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくるカカオ豆の焙煎スペースからカカオ研磨展示スペース側を見る photo©Arch-Exist

石上純也建築設計事務所が設計した、中国・山東省の「水の美術館」です。
湖の上の約“1km”の建築です。建築家は、中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向しました。そして、湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくりました。

茫漠とした広大な風景は、中国で建築を考えるうえでとても重い課題である。

建築という矮小な存在では中国という巨大な環境に対して、対等な関係を築くことが難しい。小さな住宅であっても、大きな建物であっても、なにか防御的に感じて、環境から切り離し閉じざるを得ないというような諦めのような雰囲気を感じてしまう。巨大な環境の中で孤立するように建つ中国の建築は、どこか寂しげである。この印象は、街の中でも、街から離れた環境であっても同様に思うことだ。だからこそ、建築と周辺環境との間に良好な関係を築くという、あたりまえのことが中国ではとても難しい問題になるのだ。

中国においていかにして、環境と建築を対等な存在として捉えることができるか。できるかぎり環境と建築を近付け、できるかぎりその境界のあり方を曖昧にし、できるかぎり僕たち人間にとって自然を優しい存在にしていけるのか。このことがプロジェクトの主題である。

建築家によるテキストより

これは、中国山東省日照市の開発地域に計画する展示スペースとビジターセンターとショップなどを兼ねた複合施設のプロジェクトである。現在、展示スペースにはチョコレートとそれに関連するアート作品を展示しているが、将来はその内容を自由に変えられるように計画している。

敷地は開発地域のエントランスに近いエリアの人工湖の水上で、この場所を訪れる人びとは、まず、この建物を通り、開発された地域に向かうことになる。延床面積は約20,000㎡。

建築家によるテキストより

敷地である湖の上に、湖と同じ1kmほどの長さで、端から端まで、その水面にそっと触れるように、建築と環境を新たに同時に静かに延ばしていく。湖という透明な水平面を建築の内側に引き込み、水面という人間が歩くことが叶わない環境に、まるでその湖面を滑るかのように延びていく床面を新しい陸地として想像する。水の中に沈んで建つ列柱とその上に帯のように浮かぶ屋根面。その内側に引き込まれる新しい水面と地面との境界。これらのことを同時に想う。等間隔に反復する柱は新しい水面を規定し、その水面がつくり出す水際は新しい地面を規定する。建築の内側に新しい外側が生まれる。

僕たちと優しく寄り添うことができる新しい自然が建築の内側に現れるのである。

建築家によるテキストより

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