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加藤直樹 / N.A.Oによる、東京・八王子市の住宅「HOUSE-N」
加藤直樹 / N.A.Oによる、東京・八王子市の住宅「HOUSE-N」 photo©花岡慎一

加藤直樹 / N.A.Oが設計した、東京・八王子市の住宅「HOUSE-N」です。

この住宅には、2つの課題があった。1つ目は「コスト」である。土地・建物を合わせて2900万と予算に大きな制限があった為、敷地選定の段階から全体のコストバランスを見極め、計画を進めていく必要があった。敷地は、ロケーションを売りにしている高台に面した新興住宅分譲地だが、冷静に見るとそのロケーションがそれ程魅力的ではない。それならば、敢えて高台に面していない価格を低く設定している区画の中で、日照条件や法的条件が有利な敷地を選択した。

2つ目の課題は「距離感」である。クライアントは、家族同士の距離感を大切にしており、非常にオープンな家庭環境であった。単純に個室がそれぞれ用意されているのでは閉じ過ぎている。だからといって全てをオープンなワンルームのようにしてしまうのも乱暴過ぎる。この家族にとって心地良い距離感を保つ為には、どのような空間構成が望ましいのかを思案するべきだと考えた。

土地を1100万で購入した為、1800万で建物の計画を進める必要があった。そこで、まず、設計の初期段階にコストの観点から建坪を25坪以下と制限を掛けた。やや狭小寄りになったこの住宅に広がりを持たせる為、7枚の床レベルをランダムにスキップさせた2階建のワンルームのような構成としている。

建築家によるテキストより
デイビッド・チッパーフィールドの設計で完成した、中国・上海の「西岸美術館」の写真など

デイビッド・チッパーフィールドの設計で完成した、中国・上海の「西岸美術館」の写真と図面が19枚、チッパーフィルドの公式サイトに掲載されています。

石川素樹建築設計事務所による、東京・杉並区の住宅「南荻窪の家」
石川素樹建築設計事務所による、東京・杉並区の住宅「南荻窪の家」 photo©西川公朗

石川素樹建築設計事務所が設計した、東京・杉並区の住宅「南荻窪の家」です。

「南荻窪の家」の敷地はもともと南側の隣地と一体の土地で、古い日本家屋が建っていた。建主に住んでいた頃の話を聞くと、周辺は昔から大きめの区画で庭と緑があるほどよい密度の街並みであり、多少なりともの姿形を変えども現在に継承されていることがわかった。そのような場所性から、一間で続くかのようなゆったりとした空間を簡素な屋根と矩形で包むことにした。敷地の高低差を活かし、高い部分の中心に家族が集う場を据え置き、低い部分に半地下を設け、その上階に屋根裏のような空間をつくっている。

建築家によるテキストより
アアルトの自邸の一部をARで再現もする建築展「アイノとアルヴァ 二人のアアルト 建築・デザイン・生活革命」が、ギャラリーA4で開催

アアルトの自邸の一部をARで再現もする建築展「アイノとアルヴァ 二人のアアルト 建築・デザイン・生活革命」が、東京都江東区のギャラリーA4で開催されます。会期は2019年12月20日~2020年2月27日。

世界的建築家のアルヴァ・アアルトとその妻、アイノ・アアルトが1920年から1930年にかけて追及した、小さくとも豊かに生活するための、住宅デザインに焦点をあてます。アアルト夫妻は「日常の暮らしにこそデザインが必要である」という思想から建築設計だけでなく、家具、グラスウェアなど現在も使われ続ける名品を多く残しました。また、機能的で衛生面を重視したキッチン設計はアイノ・アアルトが行動力学を追求した効率的なデザインのさきがけとなりました。会場には、1930年にアアルト夫妻が展示した最小限住宅展の再現や、自邸の一部をMITの協力のもとAR(拡張現実)で再現する空間構成としています。

田根剛へのインタビュー『謙虚に耳を澄ませば、建築はやがて「未来の記憶」になる。』

田根剛へのインタビュー『謙虚に耳を澄ませば、建築はやがて「未来の記憶」になる。』が、wired.jpに掲載されています。

ODS / 鬼木孝一郎による、東京・渋谷区の、ロート製薬のコンセプトサロン「ROHTO QA SALON」
ODS / 鬼木孝一郎による、東京・渋谷区の、ロート製薬のコンセプトサロン「ROHTO QA SALON」 photo©太田拓実

ODS / 鬼木孝一郎が設計した、東京・渋谷区の、ロート製薬のコンセプトサロン「ROHTO QA SALON」です。場所は東急プラザ渋谷4階。

ロート製薬初のコンセプトサロン「ロートQuality Agingサロン」の空間デザイン。

東急プラザ渋谷にオープンした当サロンは、充実した年の重ね方「クオリティエイシジンクグ」の実現に向けて、健康や美にかかわる商品やサービスを提供する場所となっている。

中央什器は主力商品である目薬が30種類並ぶシンボルツリーのようにデザインし、その上部にはロート製薬のテレビCMでおなじみの「ハト」を幾何学図形で表現したオブジェを天井より吊り下げた。1つの四角形と6つの正三角形の板で構成されたオブジェは、6ヶ所の折り目の角度を変えることによってハトの羽ばたく動きを段階的に作っている。シンボルツリーの両側にはカウンセリングカウンター、奥には施術スペースを設け、健康習慣等について学ぶことができる場とした。

シンボルツリーとそこから飛び立っていくハトの群れを中心に展開し、ロート製薬の生き生きとした世界観を空間的に表現することを目指した。

建築家によるテキストより
建築物や内装が、特許庁の意匠登録の対象になる、2020年4月施行の「改正意匠法」について簡易的に解説している記事

建築物や内装が、特許庁の意匠登録の対象になる、2020年4月施行の「改正意匠法」について簡易的に解説している記事が、MONOistに掲載されています。リンク先は、建築設計に関する部分のページです。最初から読みたい方はこちらからどうぞ

五十嵐太郎による連載・反東京としての地方建築を歩く の5回目「建築のユートピア・アイランド、直島」

五十嵐太郎による連載・反東京としての地方建築を歩く の5回目「建築のユートピア・アイランド、直島」 が公開されています。

【ap job更新】 泊まれるシアター・TheaterZzzを開発・運営している「蒼樹株式会社」が、設計・デザイン、企画営業、運営管理のスタッフを募集中
【ap job更新】 泊まれるシアター・TheaterZzzを開発・運営している「蒼樹株式会社」が、設計・デザイン、企画営業、運営管理のスタッフを募集中
【ap job更新】 泊まれるシアター・TheaterZzzを開発・運営している「蒼樹株式会社」が、設計・デザイン、企画営業、運営管理のスタッフを募集中

泊まれるシアター・TheaterZzzを開発・運営している「蒼樹株式会社」の、設計・デザイン、企画営業、運営管理のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

SNS・メディアで話題の泊まれるシアター「TheaterZzz」を開発・運営している蒼樹株式会社が、2020年に向けたホテル開発案件と組織拡大のため新たに募集を開始しました。

蒼樹株式会社は、東洋建築の基礎である、木の建築の考え方を基に、「すべての人が人生の主役になれる舞台を創る企業」として、
私たちは人生のステージにおける様々なシーンをクローズアップできるように時間と空間を編集していきます。

ホテルや民泊施設、アパートメントやスタートアップ向けオフィス、商業施設などのプロデュースから設計デザイン、運営までトータルに行っています。
大規模なリノベーション、用途変更、耐震改修等を用いて自社で4棟、新しいコンセプトの宿泊施設や、地域とつながる場所の提供・運営をしてきました。
2020年~2021年には新たに5棟以上の新規ホテルやアパートメントの開発を予定しております。
設計やデザインだけではなくブランディング~オペレーションまで一貫して自社で行うトータルプランニングを基本としている会社です。
飲食事業の立ち上げやアパレル・グッズ事業の立ち上げを全て自社内で行っており、様々な業務を横断的に行っています。
また、弊社は2018年に創業したばかりのベンチャー企業ですので、メンバー同士、フラットな関係の上で新しいアイデアを次々に生み出しています。

自社開発案件 泊まれるシアター「TheaterZzz」
https://theaterzzz.com/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000044979.html

プロデュース案件「R-HOTELS & RESORTS」
https://r-hotelsandresorts.jp/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000044979.html

その他案件
https://soowood.co.jp/projects/

今回スタッフを募集しているのは、開発部、営業部、運営部です。
開発部は現在新規ホテル、リノベーションホテル、新築戸建、マンションリノベーションにおける、企画提案、デザイン設計、設計監理、ディレクション等を主導しています。
リノベーション案件の他、新築物件の企画も増えております。来年には自社開発案件も企画しております。

隈研吾による、東京の「鶴川フェリシア保育園」の写真

隈研吾のウェブサイトに、東京の「鶴川フェリシア保育園」の写真が5枚掲載されています。

既存のRC躯体の中に、繊細な木のフレームを挿入して、親密なスケール感を持つ保育園をデザインした。
「子供たちの活動が継ぎ目なく連続し、様々な場が生まれる空間」をめざし、木のフレームは緩やかに空間を仕切りながら、園生活を支える多様な機能も組み込まれている。

【ap job更新】 space fabricが、建築設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 space fabricが、建築設計スタッフ(正社員)を募集中
【ap job更新】 space fabricが、建築設計スタッフ(正社員)を募集中

space fabricの、建築設計スタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【space fabricでは建築設計スタッフ(正社員)の募集をしています】

個人住宅や小規模の集合住宅・保育園・店舗・事務所ビルの設計を行っている設計事務所です。
個人の住宅の仕事がメインです。
ホームページにて設計事例などご覧ください。
http://www.space-fabric.net
ご応募お待ちしています。

クライアントとの打合せからはじまり、法令確認、基本設計・実施設計の図面作成、建築確認申請、現場監理の一連の業務を積極的におこなっていただく方を募集します。
現在、設計事務所で設計を勉強中の人もご応募ください。
※建築士の資格(一級、二級)お持ちの方、経験者、優遇いたします。
※少人数で運営している設計事務所ですので将来独立を検討しているかたにとって経験の詰める場だと思います。

鈴木知悠+鈴木陽一郎 / +ticによる、静岡・磐田市の美容室「curtain」
鈴木知悠+鈴木陽一郎 / +ticによる、静岡・磐田市の美容室「curtain」 photo©+tic

鈴木知悠+鈴木陽一郎 / +ticが改修を手掛けた、静岡・磐田市の美容室「curtain」です。お店の公式サイトはこちら

6坪にも満たないとても小さな美容室を設計した。

元々は物置小屋として使用されていた、木造二階建ての1階倉庫部分を美容室へと改修したプロジェクトである。
飲食店ほどの厳格さではないが、美容室の開業にも保健所への申請が必要だ。6坪未満ともなると、動線や収納、法規的な規程などを考慮したシビアな平面計画上の工夫が求められた。

限られた床面積を最大限有効活用するのであれば、全ての要素を四周壁付とし、なるべく中央のクリアランスを広く取ることが定石だろう。しかしここではまず鏡台を空間の中心に配置し、その周囲に各要素を展開している。

倉庫ゆえの3m強あった天井高を利用して、鏡台自体は電動ウインチによる昇降式、上部に格納できるかたちにした。

建築家によるテキストより
荒木信雄 / アーキタイプによる、東京・渋谷区の美術館「The Mass」
荒木信雄 / アーキタイプによる、東京・渋谷区の美術館「The Mass」 photo©PHOTOGRAPHER/SHIMIZU KEN

荒木信雄 / アーキタイプが設計した、東京・渋谷区の美術館「The Mass」です。施設の場所はこちら

今回のロケーションは、表参道から裏に1本入った住宅街にある、キャットストリート沿いに存在する。

4つの敷地からなる1つの街区を、1敷地ずつ4段階に分けて計画していくプロジェクトの、1期目にあたる。

全体のコンセプトは、都市のすき間を意識し、拡張していくランドスケープとしての建築計画である。

建築家によるテキストより
乾久美子・青木淳・中川エリカ・長谷川豪・福島加津也が審査する、東京建築士会主催の「住宅建築賞2020」の応募受付が開始

乾久美子青木淳中川エリカ長谷川豪福島加津也が審査する、東京建築士会主催の「住宅建築賞2020」の応募受付が開始されています。提出期限は、2020年1月31日(金)。リンク先ページの末尾に、以前の受賞作品と審査員の講評をまとめたPDFが掲載されているのですが、その内容が非常に率直で興味深い内容です。

住宅建築賞について

「住宅建築賞」はすでに新人建築家の登竜門として定着しており、その入賞作品を通して住宅建築に対する理解をさらに深め、近年多様化している「すまい」の新しい可能性を見出そうとするものです。 この住宅建築賞の入賞作品を公開展示することにより、建築に携わる方々への新鮮な刺激とし、より多くの人々に建築文化を広げる機会となればと考えています。

応募作品は原則として最近3年以内に竣工し、東京圏に建つ一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅等(大幅な増改築、公共の建築も含む)の作品を募集しています。書類による第一次審査と現地審査による第二次審査により受賞作品を決定します。

住宅建築賞の主旨

【住宅から見出す希望】

住宅は、住まい手が、環境を選びとり、建て、住まうといった一連の行為の総体として現れるものだと思います。それは生きることと同義となるぐらい迫力のあるものだと思います。また、建てることとは希望をつかみとるような行為なのかと思います。

しかし、近代を経て、建てることが産業の世界へと取り込まれてからというものの、建てることと生きることのつながりは薄くなり、建てることの多くは、車やテレビなどの消費財を選ぶこととあまり変わらなくなってしまったように思います。施主が住宅に希望するものは先回りして、用意されたメニューから選ぶようなものへと変質してしまっているわけです。

東京建築士会の住宅建築賞の応募作品に確認したいのは、施主が建築家と共に、どのような希望を見出し、それを住宅へと定着していったかです。住宅をつくることを通して、生きることの迫力や厚み、ユニークさが、現代においてどのように達成されているのかを見たいと思っています。住宅を通して発見される私たちが生きる世界の魅力とはどういうものなのでしょうか。骨太な作品に出会えることを楽しみにしています。

審査員長 乾 久美子

ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回で、ズントーが世界的に知られる以前の最初期に手掛けた住宅等をレポートした記事「蕾の時期」

ピーター・ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回で、ズントーが世界的に知られる以前の最初期に手掛けた住宅等をレポートした記事「蕾の時期」が公開されています。コルビュジエやミースが自身の建築を確立する以前に、その時代性や地域性が強く反映された住宅を手掛けていることはよく知られていますが、このズントーの作品群を見ても共通する感覚があるのではと思います。

長坂常と色部義昭に、彼らが手掛けた「東京都現代美術館 サイン什器・家具」 について聞いているインタビュー動画

長坂常色部義昭に、彼らが手掛けた「東京都現代美術館 サイン什器・家具」 について聞いているインタビュー動画です。

諸設備の改修と利便性の向上を図るためおよそ3年にわたる休館を経て、より開かれた美術館を目指し 2019年3月29日にリニューアル・オープンした東京都現代美術館。パブリックスペースリニューアルに際し、美術館を隅々まで楽しんで頂くための新たなサイン什器を設置しました。サイン什器設計、サイン計画に携わったお二人のインタビュ-動画です。

サイン什器設計:建築家 長坂常(スキーマ建築計画)
サイン計画:アートディレクター 色部義昭 (株式会社日本デザインセンター 色部デザイン研究所)

本プロジェクトに関して、アーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介しており、写真の閲覧ができます

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