
町秋人建築設計事務所が設計した、静岡・袋井市の、コンビニにも採用されるプレファブ工法で新築したカフェ「This Is Café 袋井店」です。お店のウェブサイトはこちら。
この建物はコンビニにも採用されているプレファブ工法にて新築したカフェである。
現場効率やコストに優れ、あらゆることが「規格化」されている工法である。一般的な概念とは別に、その工法はある意味清々しいものであり、
それらを無理にコントロールしようとせずに受け入れることからはじまった。
そもそも規格化されている工業製品にとっては、その存在や成り立ち自体が自然な状態とも言える。
自然素材と既製品(工業製品)という分け方をするのでなく素材自体を注意深く観察し
それぞれに適したおさめ方や構成を与えられるかにかかっている。場所は新しくオープンした体育館敷地内にあり、体育館施設全体の統括企業の建物をベースに
要望を伝え、設計を進めた。内部はカフェのオーナーが自ら現場監督をする分離発注にて工事を行った。それぞれの構法にはそれぞれの異なる空間の方向性があるが、軽量鉄骨造の良さとはなんだろうか?
物理的には勿論、感覚的にも軽やかさと自由さ、そして分かりやすさを感じるところだ。
それは現場組立という作業優先で考えられているが故に
パーツ自体の「独立性」が高いからだと言える。