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アトリエ・ワンによる、千葉・香取の薪炭供給施設「栗源第一薪炭供給所(1K)」の写真

アトリエ・ワンのウェブサイトに、千葉・香取の薪炭供給施設「栗源第一薪炭供給所(1K)」の写真が掲載されています

アトリエ・ワンのウェブサイトに、千葉・香取の薪炭供給施設「栗源第一薪炭供給所(1K)」の写真が12枚掲載されています。
東京工業大学塚本研究室のブログに施設の説明がありました。この作品の他にも2017年に完成した4作品の写真も追加されています。

展示は、千葉県香取市に計画中の薪炭供給施設「栗源第一薪炭供給所(通称1K)」に関する取り組みについて紹介するものです。
栗源地域の山々では、もともと杉・ヒノキを中心とした林業が盛んでしたが、現在手入れをする人が減ってしまい、山が荒れたまま放置されているという問題があります。こうした山でも、間伐をすれば、その材を燃料源として地域に供給することができます。また、継続的に間伐を続けていけば、将来的には建築材となる良質な木材を得ることができるようになる可能性を秘めています。

1Kは、こうした栗源の林を維持管理し資源化することで、職を得られず社会的弱者にされてしまいがちな高齢者・障がい者に働く場を供給するというプロジェクトの、拠点となる施設です。
1Kでは、栗源の里山の間伐材を薪に加工し、燃料として地域に供給します。
こうした薪割りなどの作業には危険が伴いますが、安全に行えるようにするため、空間とプロトコルのデザインを行っています。

「旧都城市民会館問題と今後の対応について」(宮崎県都城市)

「旧都城市民会館問題と今後の対応について」というページが、宮崎県都城市のサイトにあります

「旧都城市民会館問題と今後の対応について」というページが、宮崎県都城市のサイトにあります。「旧都城市民会館」は菊竹清訓の設計です。外観などはこちらで

神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太

神田篤宏+佐野もも / コンマが設計した、東京の住宅「隙間の家」です。

建築を考える際にある種の「平等性」がつくれたらよいな、と考えている。それはどのような人に対しても一律なものではなく、それぞれ違う人や、事柄に対する最適解の集合体のような建築だ。
法規や慣習、利用者の生活や使い方、周辺の影響や施工合理性など、それぞれの次元を取り上げてみるとそれらは、連動することもあれば時に相容れず並行を辿ることもある。建築をそうした様々な独立した論理や理屈の集合体だと考えると、これらを統合しそのものの全体性でコントロールして完結するのではなく、独立した論理の集まりとして捉え直すことができる。

トラフによる、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真

トラフのウェブサイトに、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真が19枚掲載されています。店舗の場所はこちらで

国内外のモード、ストリートカルチャーを融合させ新たなトレンドを発信するセレクトショップ、NUBIAN原宿店の移転に伴う内装計画。原宿・竹下通りから脇道を入った閑静な場所にある3階建ての既存建物の1階、265m2のスペースに、イベントにも対応できるフレキシブルな店舗が求められた。

エレベータコアを取り囲むコの字型平面の店内は、特定のブランドがイベント的に使うポップアップのエリア、メインの売場となる中央エリア、店内奥の高額商品を扱うエリアの3つに分かれる。ひとつの大きな空間でありながら、高低差やマテリアル、照明などでエリアごとに性格を変えることで奥へと客を導く。
色や形の違う商品群が店内で雑然と見えないように、幾何学形状の什器でフレーミングする計画とした。28mm角のフレーム什器は、粗い磨きのステンレスを基準に、カラーフレームを組み合わせて構成し、いくつかはNUBIANの文字をかたどり、店内にプレイフルな印象を与えている。カウンターバックの大きな壁面には、素材感のあるマテリアルの上に、スタンプを押したようなテキストでパターンを描く。中央のエリアは構造を見せるスケルトン天井とし、間接照明を仕込んで空間全体を柔らかい光で満たした。売場中央にあるウーファー内蔵のカウンターと、什器と同じフレームを使ったオリジナルスピーカーは空間の象徴となる。

商品を美しく見せることに加え、その商品と出会う体験そのものをデザインしたいと考えた。

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、東京・千代田区の「番町教会」の写真
手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、東京・千代田区の「番町教会」の写真 photo©japan-architects.com

 
手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所が設計した、東京・千代田区の「番町教会」の写真がjapan-architects.comに掲載されています

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所が設計した、東京・千代田区の「番町教会」の写真が30枚、japan-architects.comに掲載されています。

トラフによる、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真

トラフのウェブサイトに、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真が16枚、掲載されています。

建材の販売や建設事業などを手掛ける、野原グループ本社ビルの1階外来スペースと、8階社内ワークスペースの内装計画。1階の外来スペースには来訪者を迎えるエントランスと会議室、8階のワークスペースは、社員がアイデアを生むためのクリエイティブな働き方のできる場が求められた。

1階の外来スペースは、外光の入る通りに面した側に打ち合わせブースや待合のベンチを配置し、反対側には会議室を配置した。奥まで続く長い壁面には、同社で展開をしている壁紙、「WhO」の同柄で色違いのものを、会議室を跨いで連続して貼ることで空間に一体感を与えた。床のフローリングもパターン張りにすることで、空間にリズムを与えている。オープンな待合いとミーティング席、半クローズなブース席、個室の会議室などでスタイルに合わせた使い方ができる。
8階のワークスペースは、働き方に合わせて選択的に使えるよう、形状や個性の異なる大きな家具でゾーニングし、空間を特徴づけた。階段状の家具や、一段上がったステージ上のブース席、背を低い壁で囲われたL型のソファ席、背の高いラックを取り囲むハイカウンターなどで構成している。通常は下地材として使用されるパーティクルボードを素材として用い、異なる家具に共通性を持たせた。大きな家具がラグの上に乗っているように、フローリングの貼り方と色を切り替え、家具にまとまりを与えている。また同社のプロダクト開発にも関わった、リング状の天井装飾材カールトンクラウドで空間にアクセントをつけた。

同社の扱う建材を随所に用いながらも、ショールームのような見せ方ではない、色々な働き方を許容する空間を目指した。

トラフによる、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真

トラフのウェブサイトに、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真が20枚、掲載されています。店舗の場所はこちらです。

ヘアサロンを手がける「boy」の新店舗、「boy Tokyo」の内装計画。原宿の閑静なエリアに飲食店として設計された、屋上と吹き抜けを持つ2階建てのビルの、1、2階をヘアサロン、中2階をエステルームとして改装する。何度も改装が繰り返された内部空間を、建築自体の特徴を引き出すようにスケルトンにし、boy設立以来の35年間で集められた家具や照明、ステンドグラスなどのboyのコレクション品を取り込んで、記憶をつなげていくような計画とした。

1階には、レセプションカウンター、クローク、ワークカウンターなど、様々な機能の什器が求められたため、それらを一体にした大きな家具で、施術エリアと待合スペースをゆるやかに分けている。既存のコンクリート床は磨いてエポキシ樹脂でコーティングした。ダムウェータ―を撤去した開口には内部に照明器具を仕込み、照明ボックスとして生まれ変わらせる。2階では、映画上映会やレクチャー、ワークショップなどが予定されており、それらのイベントの際に床を広く使えるよう、壁や柱に取り付けた什器以外は、全て可動式の什器で構成した。床は既存のパターン貼りフローリングに磨きと染色を施して仕上げ、中2階の床は、5.3mの天井高さを活かして、天井から吊り下げる構造で増床を行い、エステルームの個室をつくった。2層分の高さの大きな窓には、既存の黒いサッシュに合わせて、黒いリボンで縁取ったカーテンを製作し、外光を柔らかく取り込む。それら既存躯体へ慎重に手を加え、ヘアサロンとしての機能を備えた空間に、boyのコレクション品が彩りを与えている。

boyのカット技術「HAZUSHI(ハズシ)」にならい、完成させすぎない、クリエイティヴで変化を予感させるような空間を目指した。

【ap job 更新】 髙橋一平建築事務所が、スタッフを募集中
【ap job 更新】 髙橋一平建築事務所が、スタッフを募集中
【ap job 更新】 髙橋一平建築事務所が、スタッフを募集中

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

髙橋一平建築事務所の、スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

髙橋一平建築事務所では
新たに複数名のスタッフを募集します。
現在2名のスタッフがおりますが、
プロジェクトも増えてきたため、
事務所を拡張し環境を整えながら、
これからの建築像を模索し意欲的なチェレンジを続けます。
新卒の方のほか実務経験のある方も募集します。

noiz・豊田啓介へのインタビュー「建築学の再編成──情報技術がもたらす新たな建築教育の可能性」

noiz・豊田啓介へのインタビュー「建築学の再編成──情報技術がもたらす新たな建築教育の可能性」がBUILDに掲載されています

noiz・豊田啓介へのインタビュー「建築学の再編成──情報技術がもたらす新たな建築教育の可能性」がBUILDに掲載されています。聞き手は、中村健太郎(NPO法人モクチン企画)です。

「カニエ・ウェストが建築事務所の設立を宣言」(HYPEBEAST)

「カニエ・ウェストが建築事務所の設立を宣言」という記事が、HYPEBEASTに掲載されています

カニエ・ウェストが建築事務所の設立を宣言」という記事が、HYPEBEASTに掲載されています。カニエは音楽分野だけでなく、ファッションブランドを設立していたりもします。

【特集:建築家のためのウェブ発信講義】中身プレビュー(4)「豊田啓介さん:テクノロジーの今を伝え、隣接分野を巻き込むパイオニア」
【特集:建築家のためのウェブ発信講義】中身プレビュー(4)「豊田啓介さん:テクノロジーの今を伝え、隣接分野を巻き込むパイオニア」

建築家のウェブ発信の方法を指南する書籍『建築家のためのウェブ発信講義』の中身連続プレビューの4回目です。今回は「豊田啓介さん:テクノロジーの今を伝え、隣接分野を巻き込むパイオニア」をプレビューします。amazon及び全国の書店で発売中です。
amazonの販売ページはこちらです。
書籍の概要は以下。

分析対象建築家:
藤村龍至さん(RFA) / 堀部直子さん(Horibe Associates) /連勇太朗さん(モクチン企画) / 伊礼智さん(伊礼智設計室) / 佐久間悠さん(建築再構企画) / 豊田啓介さん(noiz architects) / 渡辺隆さん(渡辺隆建築設計事務所) / 相波幸治さん(相波幸治建築設計事務所 / シモガモ不動産) / 川辺直哉さん(川辺直哉建築設計事務所)

ゼロから仕事をつくるためのプロモーション、社会を巻き込む建築理論の構築、施主候補との信頼関係を築くコミュニケーション。
建築家9名がウェブ上で打ち出す個性的な実践を手掛りに、読者各々の目的に合った情報発信の方法を丁寧に指南。
建築メディアに精通する著者によるSNS時代ならではの新しい「建築家」行動戦略!

建築家・青木淳さん推薦!
今や、建築のデザインに着手するより前に、あなたにとっての「建築家」をデザインできる。もはや「建築家」の型はひとつではない。人はみな、驚くほど違っているので、あなたがあなたらしく生きていける「建築家」がある。では、どうやってその「建築家」をデザインすればいいか。一人で建築サイトarchitecturephotoを立ち上げて以来10年の後藤連平さんが、そのヒントを教えてくれる。

中身のプレビューは以下からどうぞ。

佐藤総合計画による、新潟県柏崎市の新庁舎の実施設計の概要書が公開

佐藤総合計画による、新潟県柏崎市の新庁舎の実施設計の概要書が公開されています(PDF)

佐藤総合計画が設計している、新潟県柏崎市の新庁舎の実施設計の概要書が公開されています。2016年6月に佐藤総合が最優秀者に選ばれたことが公開されていました。

新庁舎建設事業については、基本設計に引き続き、詳細な仕様を決定する実施設計を進めてきました。このたび、実施設計が完了しましたので、その内容をお知らせします。
今後は、平成32年度内の完成を目指し、施工事業者の選定の手続きをすすめ、平成30年度秋ごろに工事に着手する予定です。(via city.kashiwazaki.lg.jp

最も注目を集めたトピックス [期間:2018/4/30-5/6]

アーキテクチャーフォト・ネットで、先週(期間:2018/4/30-5/6)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、石上純也が設計して建設が進められている、山口のレストラン兼住宅の写真

2、石本・千葉学による、新潟県の「魚沼市新庁舎」の実施設計(概要版)と模型写真が公開

3、宮晶子による、埼玉・深谷の「食堂の壁のはなれ、屋根と窓のある家」

4、隈研吾がデザイン監修した、東京・赤坂の高層集合住宅「パークコート赤坂檜町ザタワー」の写真

5、海法圭による、南青山のプリズミックギャラリーでの建築展「モダリティと泡」の会場写真

6、アトリエ・ワンによる2017年に完成した、京都の「理科まちや」の写真

7、+ticの設計施工による、スペースシャワーネットワーク社のためのアパレル工房兼ギャラリー「skin」

8、阿佐ヶ谷アートストリート建築展「The Think of Locality and Life 地域と生活を考える」が開催

9、【特集:建築家のためのウェブ発信講義】創造系不動産・高橋寿太郎によるレビュー『「在り方」についてのビジネス思想』

10、宮晶子による、埼玉・深谷の食堂「食堂の壁|wall behavior」

11、チャオ・ヤンによる、中国・大理市の、中庭と路地から各部屋にアプローチするコンクリートと木製建具の素材感が印象的なホテル「sunyata hotel in dali old town」の写真など

12、西沢立衛も審査員に名を連ねる「金沢美術工芸大学」設計プロポの募集概要が公開

13、長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷の音楽レーベルのオフィス「Toy’s Factory」

14、海法圭、美術家・飯田竜太、門脇耕三(モデレータ)によるギャラリートーク「建築と美術のモダリティについて」がプリズミックギャラリーで開催

15、ジャコメッティが、1927年から1966年の亡くなるまで使用したパリのスタジオを360°閲覧できるようにした動画

16、藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボの会場構成による「岡本太郎の写真」展の写真

17、チッパーフィールドによる、カナダ・モントリオールの、ファッションネットショップ・SSENSEの実店舗の写真

18、ローラン・ネイによる、長崎の「出島表門橋」に関するドキュメンタリーの上映会が開催。豊田啓介らも出演するトークも同時開催

19、SANAA、藤本壮介、坂茂・松田平田、SUEP、日建・タカネが、新香川県立体育館設計プロポで一次審査を通過

20、フランシス・ベーコンの、ロンドンの32m2のアトリエの内部を360°閲覧できる動画


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

ジャコメッティが、1927年から1966年の亡くなるまで使用したパリのスタジオを360°閲覧できるようにした動画

アルベルト・ジャコメッティが、1927年から1966年の亡くなるまで使用したパリのスタジオを360°閲覧できるようにした動画です。バーエラー財団美術館での展示に合わせて制作公開されたものです。広さは25m2だったそう。

フランシス・ベーコンの、ロンドンの32m2のアトリエの内部を360°閲覧できる動画

フランシス・ベーコンのロンドンの32m2のアトリエの内部を360°閲覧できる動画です。バイエラー財団美術館が展覧会に合わせて制作・公開したもの。1961年から1991年に亡くなるまで使われていたそうです。

坂茂らによるボランタリーアーキテクツネットワークと大阪府が災害協定を締結したそう

坂茂らによるボランタリーアーキテクツネットワークと大阪府が災害協定を締結したそうです

坂茂らによるボランタリーアーキテクツネットワークと大阪府が災害協定を締結したそうです。坂の公式サイトに掲載されています。リンク先に「災害時協定を締結した自治体」のリストと、活動実績も掲載されています。

2018年4月27日に大阪府とボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)は避難所用間仕切りシステムの供給に関する災害協定を締結しました。

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