


岡田宰 / 2id Architectsが設計した、静岡・浜松市の店舗「PAO」です。
飲食店と物販店からなる計画です。建築家は、人・地域・文化を包む拠点を求め、ホールを中心に全ての店舗を配した“新たな出会いへと繋がる”空間を志向しました。また、其々のカウンターには街の“レトロさ”と呼応する“タイル”を用いました。店舗の場所はこちら(Google Map)。
PAOは、静岡県浜松市にあるレトロな雰囲気が残る卸本町に計画された、フードホールとセレクトショップからなる「カルチャーデパートメントストア」である。
新たな人、まちを見つめ直す好奇心、文化を育む暮らしのアイデアと出逢う拠点となるように設計された。
各店舗は、ホールを囲うように配置され、フードコートのような賑わいを作り出している。すべての店舗がホールへと繋がり、店舗同士の繋がりを生み、新たな出会いへと繋がる。イベント時にはフードホールが、広場のような空間へと変化し、様々な催し物が行われる。
各店舗のカウンターには、街全体のレトロさと呼応するような普遍的なセラミックタイルを使用した。全体の統一感を確保しつつ、店舗の個性に合わせ、色味や形状を変化させている。
また特徴的なピザ釜は、一段高くしたPizza Stageに置き、空間全体から見渡せるコーナーに配置した。計1.5万枚のミラータイルを一枚一枚手作業で貼った“ミラーボールピザ釜”は、お店の象徴的な存在となっている。イベント時にはピザ釜にムービングライトが当てられ、本当のミラーボールへと変貌する。